「サイトのCVRが競合に比べて低い」「直帰率が高い」などのお悩みを抱えていませんか?
サイトの訪問者により良い体験を提供したいのなら、チャットシステムを導入するのがオススメです。チャットシステムとはWebサイト上でユーザーとの対話を実現し、スピーディにユーザーの悩みを解決できるツールです。
この記事ではそもそもチャットシステムとは何か?ということから、代表的なチャットシステム7つを比較しています。
なお、重要度を客観化するために既存のチャットシステムを紹介したサイト8個を調査し、出現頻度をスコアリングしました。出現頻度の高い順に掲載しているので、この記事を読めば効率よくチャットシステムを探せます。
チャットシステムとは、チャット画面を使ったWeb接客ツールのこと
チャットシステムは、チャット型のお問い合わせフォームです。サイト内に表示され、ユーザーがテキストボックスに問い合わせたい内容を書き込むと、即時にオペレーターから回答が得られます。 従来のメールや電話でのお問合せのようにユーザーが待たされることはありません。購入を考えているユーザーは、実店舗で接客されているかのようにリアルタイムでコミュニケーションできます。 最近ではオペレーターに人工知能が採用され、24時間体制で素早い対応ができるようなケースも増えてきました。チャットシステムを選ぶ際に着目すべき4つのポイント
具体的なチャットシステムの比較に入る前に、選ぶ際に着目すべきポイントを4つ説明します。ポイント1:チャットボットか?対人型か?
チャットシステムには、チャットボットが自動応答するものと、オペレータによる有人で対応するものがあります。 また有人対応と自動を切り替えられる、ハイブリッド式の運用形態のシステムもあります。ユーザーに24時間365日サポートを提供できるように、平日9:30~17:30まではオペレータによる有人での対応、17:30以降や休日・祝日はチャットボットでの自動応答に切り替わるといった運用もできます。 24時間365日サポートを提供できるといつでも顧客接点を持てるため、利用者の信頼感を得られます。予算と合わせて検討してみてください。ポイント2:自社の業務に特化した機能があるかどうか?
チャットシステムには、チャット機能だけではなくクーポン発行・お知らせの配信などの機能があり、訪問者の状況に合わせて自動的に提供してくれるものがあります。 自社の業務に特化した機能のあるシステムを選びましょう。ポイント3:ユーザー側の画面をカスタマイズできるか?
ユーザーの使いにくい画面であったり、自社のホームページに合わないデザインであったりすると利用しにくくなります。 ユーザーから見える画面を自由にカスタマイズできる機能があるかどうか確認しましょう。カスタマイズ性は有料版にのみ含まれる機能である場合もありますので、予算を含めて検討してみてください。ポイント4:LINEとの連携は可能か?
チャットシステムの中には、LINEと連携できるものがあります。 LINEユーザー向けにサービスを提供して、気軽に問合せをしてもらえるようになるのが期待できます。問い合わせ数を増加させたい場合は、必ずチェックしておきたい機能です。代表的なチャットシステム7個をご紹介
1. Zendesk製品との連携ができる「Zendesk chat(旧Zopim)」
Zendesk chat概要
Zendesk Chat(旧Zopim)は、シンプルで導入しやすいチャットシステムです。チャットのほか、電話、メール、ソーシャルメディア経由での問い合わせを同一の管理画面から対応でき、クラウド上で一元管理できます。 サイト訪問者の閲覧行動を取得できますので、受注確度の高い見込み顧客が見極められます。特徴
- チャットのほか、電話、メール、ソーシャルメディア経由での問い合わせを同一の管理画面から対応できます
- サイト訪問者の閲覧行動を取得できます
- 他のZendesk製品と連携できます
価格
- 無料プラン(チャット数は1度に1件)と3つの有料プランがあります。有料プランは$14/月/人からとなっており、チャット数の制限がなくなり、カスタマイズやサポート機能等が追加されます
- 無料トライアルあり(30日)
導入実績
楽天株式会社を始めとした、40,000社以上こんな方にオススメ
Zendesk製品をすでに使っている方、又はこれから導入予定の方2. 営業サポート機能が充実している「Calling chat」
Calling chat概要
チャットボットが自動応答するため、ユーザの満足度、社員の業務効率向上に役立てられるチャットシステムです。このチャットボットには、インバウンド(営業・サポート)用と、社内向け(社内のコミュニケーション)用の2種類があります。 インバウンド向けは、SNS・LP・お問合せにすぐ対応でき、離脱を減らせます。特徴
- チャットボットによる自動受付の後、担当者とユーザーの直接のコミュニケーションが可能です
- 同社の「Sales」機能と組み合わせて、場所や時間に縛られずに、オンライン上での商談が可能になります
価格
料金・ユーザー数・無料トライアル等についてはお問合せ下さい導入実績
非公開こんな方にオススメ
オンライン上での商談を検討している方3. 従量課金なしの低価格で豊富な機能を備えた「チャモ」
チャモ概要
「自動話しかけ機能」「管理用アプリ」「SSL暗号化されたチャット通信」など、豊富な機能を兼ね備えており、カスタマイズ性も充実しています。特徴
- 訪問者の滞在時間、滞在ページ訪問者の状況に合わせて自動で対応します
- 15日間または、チャット10回までなら全機能無料で利用できます
- 価格は固定で、従量課金が発生しません
価格
- 4,980/月/人からの有料プランが2つあります。チャット回数等はどちらのプランも無制限です。 プレミアムプランになると、チャット履歴のエクスポート、サポートなどの機能が付加されます。
- 無料トライアルあり(15日)
導入実績
株式会社ビックカメラを始めとした、2,900社こんな方にオススメ
カスタマーサポートが必要だが、低コストで抑えたい方4. お客様の状況に合わせて最適でリアルな接客をしてくれる「flipdesk(フリップデスク)」
flipdesk(フリップデスク)概要
Flipdeskは、ネットショップでリアル店舗のような接客体験を実現してくれるチャットシステムです。クーポン発行やお知らせの配信、チャット対応などを、訪問者の状況に合わせて自動的に提供してくれます。 運用の代行やコンサルティングもしているため、Web接客ツールの導入から運用まで依頼できます。特徴
- メッセージ、バナー、クーポン、チャットなど、お客様の状況に合わせて最適な接客をしてくれます
- 訪問者が「どこから来たか」「何を見ているか」「過去に何を買ったか」などの情報を自動で収集してくれます
- 接客のパターンをリアルタイムでレポートとして確認できるので、高速で改善サイクルを回せます
価格
- 10万PVごとに5,000円が課金される、従量課金制です。また、月間PV数(Flipdeskタグが埋め込まれたページの表示回数)によって、初期費用が異なります
- 無料トライアルについてはお問合せ下さい
導入実績
株式会社ビームス、株式会社メガネスーパーなどこんな方にオススメ
リアル店舗のような接客を希望される方5. サイトへの訪問者をリアルタイムに可視化する「KARTE」
KARTE概要
KARTEは、サイトへの訪問者をリアルタイムに可視化し、会員登録や購買につなげるためのWeb接客を可能にしてくれるチャットシステムです。 アクセス情報、来訪パターン、ユーザー情報(会員情報や購買履歴)等がリアルタイムに更新されますので、常に最新の状況を確認できます。 実店舗で一人ひとりへの対応が異なるように、ネットショップにおいても、一人ひとりの細かいデータを分析し、それぞれの要望に合わせて個別に対応できるようにしてくれます。特徴
- ユーザーの購買履歴、閲覧履歴、SNS情報、利用デバイスなどのデータを可視可できます
- 可視化した来訪者に対して「適切な接客」を「適切なタイミング」で接客できます
- 接客のパターンは、多くのテンプレートがあり、専門的な知識不要で、簡単操作で設定できます
- LineやFacebookと連携してメッセージを送れます
価格
- ¥98,000/月からのプランのみで、サイトの月間UU数に応じて月額の基本料金は変動します。各種オプション料金が必要に応じて加算されます
- 無料トライアルなし。有償トライアルを提供できる場合があるようなのでお問合せください
導入実績
ミズノ株式会社、株式会社楽天などこんな方にオススメ
ユーザー情報をしっかりと把握し、それぞれのユーザーに合った対応をしたい企業6. コールセンター、サポートセンター運用に必要な機能が充実した「M-Talk」
M-Talk概要
M-Talkは、コールセンター、サポートセンター運用に必要な機能が充実したチャットサポートシステムです。 LINEとの連携によってお客様と双方向のコミュニケーションが実現できました。企業がキャンペーンや新商品の案内、セールやクーポンなどの広告を配信した時に、そのメッセージに対してお客様が返信できます。特徴
- マニュアルがいらない簡単操作となじみのあるチャットで、心理的・能力的負荷が少なくオペレーターの採用・定着化につながります
- ダッシュボードで、オペレーターの応対目標の管理ができるなど、運用から管理・教育・評価までの機能が充実しています
- 日本国内のデータセンター、専有・共有クラウドを自由に選べます
価格
初期費用500,000円〜、月額費用15,000円〜/月(1ライセンス)となります。 お客様の環境に合わせた提供となりますため、個別見積が必要となります。無料トライアルについてもお問合せ下さい。導入実績
株式会社千趣会、株式会社再春館製薬所などこんな方にオススメ
コールセンター、サポートセンターでの運用を考えている方7. チャット画面も管理画面もシンプルな「Olark(オラーク)」
Olark(オラーク)概要
Olarkは、チャット画面、管理画面共にシンプルなチャットシステムです。ユーザーの情報を分析し、ユーザーがどのページを見て、何を購入しようとしているのかをリアルタイムで分析監視できます。 そのため、絶妙なタイミングで話しかけられて、成約率を高められます。管理画面は英語ですが、簡単な仕組みになっています。特徴
- GoogleアナリティクスやZendeskと同期できます
- Webサイトへの訪問者の情報表示(閲覧履歴や会話履歴)が可能です
- 日本語に対応していません
価格
- $12/月/人からの有料プランが3つあります。契約期間によって金額が異なります
- 無料トライアルがあり(14日)
導入実績
海外企業中心こんな方にオススメ
簡単に利用できるシンプルな管理画面・チャット画面を希望される方まとめ
Webサイトにチャットシステムを導入して簡単にチャット機能を付け加えられます。無料トライアル期間用意されているツールも多いので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。 Web接客による顧客満足とコンバージョン率の向上のためのツールをお探しの方は「M-Talk」「flipdesk」、訪問ユーザーの情報が欲しい方は「KARTE」、自動化による対応削減とコスト削減をお求めの方は「チャモ」「Calling chat」がよいでしょう。 顧客とより良いコミュニケーションをして、長期的で良好な関係を築いていきましょう。おまけ:出現頻度が低かったチャットシステム一覧
- Sprocket
- sinclo
- GoQSmile
- Rebot
- AI.BiS
- Gyro-n Action
- LiveAgent
- LiveCall
- Intercom
- Mobify Webプッシュサービス
- FlexPhoneクラウド
- CT-e1/SaaS
- bellFace
- TAGS
- Userlike
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- purechat