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最初はしっかり構成を考えて制作したホームページも、年月が経てば、コンテンツの量は膨大になってきます。日々の業務に追われながら、急いでコンテンツを増やしているうちに、置き場所をよく検討しないままにコンテンツを追加してしまうのはよくあることです。
このように、ページや写真・画像のカテゴリーをよく検討しないまま増やすと、コンテンツがホームページのあちこちに散乱して整理がつかなくなります。
継ぎ足し継ぎ足しで増やしてしまった結果、サイト構造はどんどん複雑に、いびつになってしまうのです。
複雑化してしまったら、ちょっとした整理では修正できません。一度すべてのコンテンツを洗い出して、カテゴリーをイチから切り直し、サイトマップを新しく作るなど、大きな改修、つまりリニューアルが必要になってきます。
デザインの見た目が悪い、古い
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ホームページデザインのトレンドは、目まぐるしく変わります。制作から数年経てば、トレンドとズレて、デザインが古臭く見えてしまうのは、仕方のないことです。
一般的には4~5年程度で、トレンドとのズレが大きく感じられてしまうようです。
ここ数年を見ると、デザイン変化の最も大きな理由は、通信環境や閲覧環境の変化でしょう。
例えば、通信速度が上がり、データ量の上限を気にしなくて良い通信料金のプランが増え、動画発信がユーザーに受け入れられやすくなったことで、画像や動画を豊富に使うホームページのデザインが急速に増えました。
また、パソコンでの解像度が高まったためホームページ幅が広がり、幅広1カラムのものが主流になっています。
さらにはスマホでの閲覧が急激に増えたことで、パソコンとスマホ両方で、快適に閲覧できるデザインが求められるようになってきました。
スマホでの閲覧が増え、スマホで表示されなくなった「ほぼフラッシュ」は姿を消しています。
このように技術の進歩・変化がホームページのデザインには絡むため、トレンドの移り変わりのサイクルがとくに早く感じられるのでしょう。
思ったように売上・問合せがとれない
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ホームページを公開したものの、期待していた通りの売上が出せない、問合せがとれないケースも多いです。
売上・問合せがとれない理由は様々ですが、「更新できない」というのは、大きな理由の1つです。ホームページは更新しないと、本来の力を発揮できません。
また、コンテンツを追加しているのに結果が出ないケースは、そもそものサイト構成に問題があることがほとんどです。コンテンツの設計を間違えている、UIが悪いなどが原因の場合、部分的な対応では対処ができません。
これらのような根本的にホームページの機能や構成を見直す必要があるケースの場合、ホームページのリニューアルが必要になってきます。
更新ができない
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ホームページが更新できない理由はさまざまです。なかでも、のちの運用まで考えずにホームページを制作してしまった結果、更新できない状態を招いてしまうことが多いです。
「更新代行費用が高い」「専門知識がなく自分では更新できない」「更新に手間がかかって時間が割けない」「Web担当者が辞めてしまった」など、思い当たる節はないでしょうか。
ホームページは適切なタイミングで頻繁に更新することが大切なので、自社でスピーディーに更新できる状態がベストです。
最近では、専門知識がなくてもホームページを作成・更新できるCMS(コンテンツ管理システム)といったシステムが登場しています。
更新ができていないという場合は、ホームページをニューアルの際に、こうしたシステムの導入を検討してみると良いでしょう。
スマホ対応できていない
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数年前にホームページを制作した場合、スマホ表示に対応していないケースはまだまだ多いです。しかし現在、ホームページのスマホ対応は必須と言えます。
数年前に比べ、スマホでのインターネットの閲覧は格段に増えました。インターネットに接続する端末の利用率を見ると、2017年時にはスマホが59.7%と最も高く、パソコンを上回っています。
またLINE社の調べによると、スマホによるネット閲覧が85%、スマホのみでインターネットを利用している層が46%とあり、スマホでのネット閲覧が増えていることをデータが物語っています。
こうした時代に、スマホ対応していないと、見込み客と接する機会を大きく損なってしまうことが考えられます。
モバイルファーストインデックス(MFI)の流れもあるので、スマホ対応をしていないと、SEOの順位も心配です。スマホ対応がまだの場合は、早急にリニューアルを行った方が良いでしょう。
参考:平成30年版 情報通信白書|総務省
検索結果の上位に出てこない
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検索エンジンの検索結果にホームページが出てこない場合、様々な理由が考えられます。
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リニューアルのメリットは、ホームページの構造から見直せるので、多くの問題を一気に改善できることです。
また、コンテンツの取捨選択を行って設計し直すとともに、のちの運用も考えてリニューアルを行えば、きちんと更新できるホームページが仕上がります。
ホームページの構造から根本的に見直すため、ユーザビリティの向上も期待でき、SEOの順位向上、コンバージョン数のアップにもつながります。
具体的には、以下のようなメリットを得られるでしょう。
ホームページの再設計による、ユーザビリティの向上。
デザイン性を向上させ、反応改善ができる。
問合せ・注文など、コンバージョンを改善する。
自社更新が可能になり、コストダウンもできる。
サイトの機能向上(モバイル対応など)。
SEOの順位アップ。
次からホームページのリニューアルを行うメリットについて、簡単に説明していきます。
ホームページの再設計による、ユーザビリティの向上
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リニューアルの際に、構造を見直し、コンテンツのカテゴリ分けなどを行って再設計をすると、ユーザーにとっても閲覧しやすいホームページにできます。
ホームページを再設計する際は、「ユーザーが使いやすいホームページにすること」を意識しましょう。ユーザビリティが向上すれぱ検索エンジンからの評価も高くなり、SEOにも良い影響をもたらします。
長年ホームページを運用していると、ページ数が増えて、コンテンツ構成はどうしても複雑になってしまいます。しかし複雑な状態では、ホームページに辿りついたユーザーが、ホームページの中から自分の欲しい情報をなかなか探し出せません。このような状況では、せっかくのホームページも宝の持ち腐れです。
リニューアルのメリットは、こうした複雑化した構造を分かりやすく組み替えられること、ホームページの目的・方針を1つに絞り、整理整頓ができることにあります。
デザイン性を向上させ、反応改善ができる
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リニューアルではデザインを刷新し、流行のデザインに見た目を変えることができます。
デザインのブラッシュアップは、単に見た目をよくするだけではなく、売上やお問合せ数にも間接的に関与します。たとえば、同じようなサービス・商品内容のものがあったら、お客様はデザインの良い競合他社を選んでしまうでしょう。
デザインが古臭いと思ったら、そのまま放置せずにデザイン性の向上に努めるのがおすすめです。ホームページの幅を広くしたり、2カラムを1カラムにしたり、配色を変えてみたりすると印象はガラリと変わります。
また、写真や画像も、デザイン性アップには重要なポイントです。写真・画像を解像度の高い綺麗な画像、今風の建物や人物に入れ替えるだけでも、古臭く感じられたホームページの印象を大きく変えることができます。
問合せ・注文など、コンバージョン改善
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「思ったように問合せや注文などの反応がとれない」というのは、リニューアルを検討する理由の1つです。リニューアルをすれば、問合せ・注文などのコンバージョンを改善できます。
反応が取れない原因は、そもそもホームページにアクセスが集まっていないか、ホームページの訴求力が弱いかのどちらかです。
SEOの改善に取り組み、コンテンツ構成やUI、デザインを見直すことで、検索結果の順位を上げ、ホームページの訴求力を高めれば、「問合せ」「資料請求」「お申込み」などのゴールへつなげやすくなります。
自社更新が可能になり、コストダウンもできる
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ホームページを自社で更新できるようリニューアルすることは、大幅なコストダウンにつながります。
このコストダウンは、CMS(コンテンツ管理システム)の導入で実現可能です。
CMSは専門知識がなくてもホームページを更新できるシステムで、代表的なものにはWordPress(ワードプレス)があります。
このCMSを導入できれば、更新代行を頼んだり、更新するためのWeb担当者を置いたりする必要がありません。自社で更新できるようになるので更新費用の負担がなくなり、更新しようと思ったタイミングですぐに作業にとりかかれます。
CMSを導入すれば、更新代行費用の差削減はもちろん、更新時間の短縮、更新の手間を省いて人件費のコストダウンもできます。
CMSの構築や導入には費用と時間がかかりますが、今後の運用を考えたら、導入しておきたいシステムです。
スマホ対応
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スマホでのネット閲覧が増え、モバイルファーストインデックスも順次開始されたため、スマホに対応することはホームページの最重要事項となってきました。
とくに若いユーザーは、パソコンを持たない人も多く、スマホでのネット閲覧が主流です。30代・40代でも、年々スマホの利用率は増えています。ホームページをスマホ対応すれば、そうしたユーザーと出会う機会損失を防ぐことができるのは明らかです。
BtoBの場合はまだパソコンで閲覧されるケースの方が多いですが、BtoCの場合は完全にスマホ閲覧の方が主流となっています。BtoCの事業をしている場合は、早急にモバイル対応をした方が良いです。
BtoB事業の場合も、SEOを意識するのであれば、スマホ対応に取り組んだ方が良いでしょう。
SEOの順位アップ
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ホームページでのリニューアルでは、SEOの検索順位アップを狙えるのもメリットです。
ただ、リニューアルをすれば必ずSEOの順位が上がる訳ではなく、やり方を間違えると逆に順位が下がってしまうケースもあります。
リニューアルの際には、HTMLなどの記述をGoogle推奨のものにし、サイト構造を整理して分かりやすいホームページに土台から作り直しましょう。Google推奨の構造にすれば、検索エンジンで高い評価を得られる可能性は十分にあります。
Googleの評価基準は頻繁に変化し、技術も日々進歩していくので、その当時良かったものも数年も経てば通用しなくなることは珍しくありません。
SEOで順位アップを狙えるよう、HTMLやサイト構造の見直しは、定期的に行っていきましょう。
失敗しないホームページリニューアル 8つの成功ポイント
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以上お伝えした通り、リニューアルを行うメリットはたくさんあります。しかし、安易にリニューアルをすると、失敗してしまう可能性も。
とくにアクセスが減ってしまうなど、SEOの観点から悪い影響を及ぼすケースが多くあります。SEOの順位が下がれば、当然アクセスも減り、ホームページ経由のお問合せや注文も減ってしまうという事態に陥りがちです。
リニューアルで失敗しない、成功するためのポイントは、大きく分けて以下の8つがあります。
1.現ホームページの問題点を洗い出す。
2.リニューアルの方針を決める。
3.ドメインはできるだけ変更しないで、引き継ぐ。
4.タイトルタグを大幅に変更しない。
5.URLが変わる場合はリダイレクトで、コンテンツの情報を引き継ぐ。
6.ページを削除する場合は、トップページにリダイレクトせず、404を設定する
7.制作会社は価格だけでなく、提案内容で選ぶ。
8.制作会社変更の際は、画像・テキスト・ソースコードの権利関係を確認する。
次から、この8つについて、詳しくご説明していきましょう。
1.現ホームページの問題点を洗い出す
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リニューアルをする前に、リニューアルでどんな問題を解決したいのか、現状のホームページが抱えている問題点を明確に洗い出すのが、成功のポイントです。抱えている問題が漠然としたままでは、よい解決策も打てません。
ホームページの問題点は、アクセス解析ツールなどを使って具体的に洗い出すと良いでしょう。
Googleアナリティクスやサーチコンソール、ヒートマップツールなどをホームページに導入しておくと、感覚的ではなく数値で問題点を洗い出せます。
2.リニューアルの方針を決める
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リニューアルを成功させるには、必ず「どんなホームページにするのか」方針をしっかり決めてから取り組みましょう。
リニューアルの方針は、以下の3点を軸に考えると良いです。
・ホームページの役割(サービスサイト、ブランディングサイト、情報サイト)
・ターゲット(BtoB、BtoC)
・ゴールの設定(お問合せ・資料請求、購入・申込)
これらの方針が定まっていれば、制作時に何かで迷ったときも判断がつきやすく、ブレが生じません。
まず、ホームページの役割は大きく3つに分かれます。
会社のブランドイメージの構築を主とするブランディングサイト、商品の購入促進を目的とするサービスサイト、情報を発信してユーザーとのエンゲージメントを高める情報サイトです。
役割により、ホームページのゴールは変わってくるので、当然リニューアルの方向性も変わります。この役割は、必ず最初に決めておきましょう。
次に、ターゲットは誰か、ということです。誰をターゲットにするかにより、コンテンツの内容・構成は大きく変わります。企業相手なのか、個人相手なのか、性別、年齢など、絞れるところまで絞り込んでいきましょう。
ゴールの設定は、リニューアルをする際に最も大切な部分です。ホームページの最終目的が、企業のブランド化なのか、お問合せや資料請求をしてもらうことなのか、ホームページ上で購入まで完了させたいのか、きちんと決めましょう。
ゴールがどこに設定されているかにより、コンテンツの内容も構成も変わってきます。
3.ドメインはできるだけ変更しないで、引き継ぐ
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ホームページリニューアルの際、ドメインはできるだけ継続利用するのがベストです。
ドメインの変更がメリットとなるケースはほとんどありません。
メリットとなるのは、今使っているドメインがペナルティを受けている場合のみです。ペナルティを受けている場合は、ドメイン変更でその状況を打開できる可能性があります。
しかしドメインがペナルティを受けているようなケースはあまりなく、基本的にはドメインを変更するとデメリットの方が大きいと考えられます。
ドメインを変更すると、せっかくこれまで積み上げてきた外部サイトからのリンクやホームページの評価がリセットされ、検索順位に悪影響が出ます。
新ドメインがいきなり検索上位に出ることはなく、アクセスの減少を招いてしまうので、特別な理由がない限り、ホームページのリニューアルではドメインを変更しないようにしましょう。
4.タイトルタグ・コンテンツ内容を大幅に変更しない
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タイトルタグ、コンテンツ内容を安易に変更すると、検索エンジンの順位に悪影響を及ぼし、リニューアルは失敗しがちです。
ホームページのリニューアルでは、大幅にコンテンツ構成が変わる可能性があるものの、成果の出ているコンテンツのタイトルや内容まで大幅に変更するのは、あまり良い方法ではありません。
タイトルやコンテンツの内容は、SEOの順位に大きく影響を及ぼします。
検索結果の上位に出ていないコンテンツであれば、タイトルや内容を大幅に変更してSEO改善を狙っても良いですが、検索上位に出ているコンテンツの場合は安易に変更しない法が無難です。検索エンジンの評価が変わって、順位が落ちてしまう可能性があります。
タイトル・内容を変えた方が良いコンテンツ、変えない方が良いコンテンツは、きちんと見極めるようにしましょう。そのために、現在のコンテンツが検索エンジンからどのような評価を得ているかは、把握しておくことが大切です。
5.URLが変わる場合は301リダイレクトで、コンテンツの情報を引き継ぐ
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301リダイレクトの設定を漏らしてしまうと、ホームページのアクセス数が減るなど、リニューアル失敗の要因になります。
コンテンツのURLが変わる場合は、301リダイレクトで旧コンテンツの情報を新URLへ引き継ぐようにしましょう。
新しいホームページができたときに、以前のコンテンツがそのまま残っていると重複コンテンツとなってしまいます。
だからと言って、重複コンテンツになるのを避けるために、単純に削除したのでは、これまでそのコンテンツが検索エンジンから受けていた評価も消滅してしまうことになります。
評価が消滅するということは、該当コンテンツが検索エンジンで上位に表示されていたとしても、その状態はリセットされてしまう、つまり順位が下がってしまうということです。
以前のコンテンツを新しいホームページへ移行させる場合には、旧コンテンツを削除して移すのではなく、301リダイレクト処理をして情報を引き継がせることが大切です。
またリダイレクト漏れは、SEO順位が下がってしまうだけでなく、他にも大きな機会損失を招きます。
たとえば、そのページをブックマークしていたユーザーがアクセスできなくなったり、旧URLの検索結果からアクセスできなくなったりなど、ユーザーがホームページに辿りつくのが困難になってしまうケースです。
せっかくのユーザーとの接触機会を逃すことになってしまうので、旧URLから新URLへきちんと情報を引き継ぐようにしておきましょう。
301リダイレクトや404エラーについて詳細を知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
サイトリニューアルしてもアクセス数を減らさないSEO対策まとめ
6.トップページにリダイレクトせず、404エラーを設定する
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リニューアルでは、コンテンツの取捨選択・統廃合などを行うため、必ずしも新しいホームページに対応するページが残るとは限りません。なかにはコンテンツを削除してしまうこともあります。
対応するページがなくなった場合は、そのまま放置したり、トップページにリダイレクトしたりするのはやめまょう。
ベストなのは、404エラーを返すことです。
単純にコンテンツを削除してしまった場合、ホームページのコンテンツが減少したことになりますが、コンテンツの減少はSEOの悪化を招きがちです。
また、トップページにいきなりリダイレクトしてしまうと、ユーザーは「コンテンツが削除されたのか」「誤ったページに飛んでしまったのか」の判断がつきません。
「間違ってきてしまった」と思ったら、せっかく来てくれたユーザーは離脱してしまいます。
コンテンツを削除して対応するページがなくなった場合は、トップページにリダイレクトせず、404を設定しましょう。その上で、「コンテンツがなくなったこと」「他のおすすめコンテンツ(類似コンテンツ)」などを提示してあげると親切です。
404をただのエラーページにせず、企業イメージに合ったユニークなデザインにしたり、別のページへ誘導したりなど、工夫を凝らしている企業は多くあります。
せっかくホームページへ来てくれたユーザーを逃さないために、404ページには、ぜひ工夫を凝らしてみてください。
7.制作会社は価格だけでなく、提案内容で選ぶ
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リニューアル費用はできるだけ安いにこしたことはないですが、あまり価格ばかりにこだわると失敗します。
大事なのは、設定したゴールに向かって、問題が解決できるホームページにリニューアルできるかどうかです。
リニューアルを頼む制作会社は、価格だけを判断基準にしないで、提案内容を踏まえて考えることをおすすめします。
ホームページのリニューアル額は、各制作会社によって大きく異なり、決まった相場がありません。どういったリニューアルを行うかは、企業によっても全く異なるので、一定の相場が出ないのも当然です。
一般的な相場は気にせず、現状の問題点が解決できる提案内容で、それに見合った価格設定がされているかを吟味して選ぶようにしましょう。
そのためには一社だけで判断せず、複数の制作会社に問合せてみることも大切です。
8.制作会社変更の際は、画像・テキスト・ソースコードの権利関係を確認する
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ホームページの画像や写真、テキスト、ソースコードの権利の所在は、リニューアル時にトラブルになりがちな部分です。
ホームページを制作した会社と、リニューアルを頼む制作会社を変える場合は、権利がどこに帰属するのかを早い段階で明らかにしましょう。
既存ホームページの画像・写真・テキスト、ホームページそのものの権利がどこにあるかの確認は重要です。
なぜなら制作会社を変えたら、写真やテキストが使えなくなるといったケースもあるからです。また、契約を解除したらホームページそのものがなくなってしまったというケースもあります。
ホームページがなくなってしまう前に、中身の写真やテキストは他へ移せるのかどうなのかなど、トラブルにならないよう、権利関係を明確にしておきましょう。
ホームページリニューアルにかかる費用
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さて、以上ご説明してきた通り、リニューアルは本格的にやろとすると、ホームページの構造から再設計しなければならないほど大掛かりです。
そうなってくると気になるのがリニューアルにかかる費用ではないでしょうか。結論から言えば、ホームページのリニューアルにかかる費用の相場感は、初めてホームページを制作したときの相場感とほとんど変わりません。
20万円でホームページを制作したなら、リニューアルにも最低20万円の制作費用がかかると考えておくと良いでしょう。
もちろんリニューアルの内容によっては、既存のホームページの制作費用よりも高くなる場合も少なくありません。
例えばスマホ対応していなかったものを、スマホ対応にする、もしくはスマホサイトを作るなどという場合。この場合は、既存ホームページ制作費用に、スマホサイトの制作費用が上乗せされるといった感じです。
また、CMSを導入する際も同様で、これまでなかったものを追加する場合は、費用が増えると考えておけば間違いありません。
かかる費用は、ホームページの構成、ページ数、デザインなどによって異なってくるので、まずはホームページをリニューアルして何を達成したいのかを明確にすることが先決です。
サイト構造を見直して、どれだけのコンテンツ・機能が必要なのか、デザインをどうしたいのかを考えてみてください。
参考:【相場早見表つき】ホームページ制作の相場と損しない3つのポイント徹底解説
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リニューアル費用を安く抑えるポイントは、複数社から見積もりをとって提案内容も含め、比較検討することです。
ホームページのリニューアル費用の相場はあってないようなものなので、一社だけの見積もりで決めたら損をします。
見積を出してもらうときには、抱えている問題が解決できる提案が盛り込まれているかどうか、きちんと確認しましょう。
どんなに安くても、抱えている問題を解決できないのでは、リニューアルする意味がありません。提案内容は十分に吟味してください。
見積書を掲げて値段交渉するのはマナー違反です。相見積をとっていることだけを伝えて、適正な価格で提案してもらうようにしましょう。
2.既存のホームページのコンテンツを活かす
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ホームページのリニューアルをできるだけ安く抑えるには、既存のホームページのコンテンツを活かすことがポイントです。
新たにコンテンツを作成すれば、それだけ費用が上乗せされます。リニューアル後も使えるテキストや写真・画像素材は、できるだけ使い回しましょう。
3.コンテンツの取捨選択をする
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本当に必要なコンテンツはどれか、取捨選択するのがリニューアル費用を抑えるコツです。
ホームページのページ数が増えれば増えるだけ、リニューアル費用はかさみます。
長年運用してきたホームページをリニューアルしようとすると、そのページ数も膨大となっているケースも多いです。
できるだけページ数を抑えて、費用を下げたいところですが、「ページ数の多い法が検索順位に上がる」と言われているため、ページ数を減らすのも勇気がいるでしょう。
しかし「コンテンツは多ければ多いほど検索の上位に上がる」といった認識は誤りです。いくらコンテンツが多くても、ホームページの構造が複雑になっていてはユーザビリティが悪く、探している情報になかなか辿りつけません。
そうしたユーザーにとって使いにくいホームページでは、検索エンジンの評価も下がります。
また、コンテンツの数が多いと言っても、そのほとんどが質の悪いコンテンツではマイナスにしかなりません。
リニューアルを機に、本当に必要なコンテンツ、必要のないコンテンツを取捨選択し、ホームページの構造を整理しましょう。ユーザーが迷わない、分かりやすい構造にするのがおすすめです。
削れるページを削っていけば、ページ数を減らした分、リニューアル費用も抑えられます。
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ホームページをリニューアルをしたら、お客様や取引先にお知らせをしましょう。URLの変更を伴わないリニューアルであれば、それほど重要度は高くありませんが、URLが変更になった場合は必須です。
お知らせの手段としては、メールやメルマガ、SNS、ニュースレターなどがあります。
単に「リニューアルをした」というお知らせだけでも構いませんが、ブランドイメージの刷新や確立が狙いなのであれば、リニューアルのコンセプトや理由、将来への展望などと合わせて発信できると効果的です。
また、リニューアルに合わせてキャンペーンや企画を行ったり、リニューアルのコンセプトや理由、将来への展望などを語れたりするのであれば、プレスリリースを打ってみるのもおすすめです。
名刺、チラシなど紙媒体の見直し、修正
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リニューアルで、ホームページのURLが変更になった場合は、名刺・チラシ・パンフレットなど、紙媒体を見直して修正する必要があります。
ホームページのURLが記載してあった部分は、差し替えるようにしましょう。
紙媒体の見直しは意外に見落としがちなところなので、十分に気を付けてください。
メールのシグネチャ変更
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メールのシグネチャは変更するのも簡単なので、URLが変わる・変わらないにかかわらず、リニューアルオープンした旨をお知らせをすると良いでしょう。
リニューアルでどの部分を刷新したか、少しでも伝えられると、ホームページに来てもらえる可能性が高まります。
アクセス解析ツールで効果検証
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リニューアルした結果良かったのか悪かったのか、きちんと効果検証を行いましょう。ホームページを公開するときと同じで、リニューアルが終わったら終わりではありません。
目的やゴールを設定して取り組んだリニューアルも、必ずしも思った通りの結果が出るとは限りません。アクセス解析ツールで効果検証をしながら、設定したゴールに近づけるよう修正をしていくことが必要です。
リンク切れチェック
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ホームページのリニューアルでは、URLが変わったり、コンテンツ構成が変わったりします。結果、どんなにチェックをしていても、リンク漏れが発生する可能性は往々にしてあります。
リニューアルしたホームページは公開した後も、リンクの張り間違いがないか、リンク切れがないかはこまめにチェックするようにしましょう。
サイトマップの送信
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ここでいうサイトマップは、通常のサイトマップではなく、検索エンジンロボット(クローラー)向けのサイトマップです。
リニューアルをするとホームページの構造やコンテンツが変わり、URLも変わることがあります。そうした場合は、検索エンジンに早く認識してもらうため、クローラーにサイトマップを送ることが必要です。
「sitemap.xml」という形式でサイトマップを作成し、グーグルサーチコンソールから送信すると、クローラーがリニューアルしたホームページを見つけやすくなります。
まとめ
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ホームページのリニューアルは、ただ「何となく変更したい」「新しくしたい」では失敗してしまいます。
デザインだけにこだわってしまったり、目的を決めないでリニューアルを始めてしまったりすると、リニューアルをしたいのに何も問題点が改善されないことになりかねません。
リニューアル前に、「どんな問題点があるのか」「リニューアルで何を達成したいのか」を必ず明確にするようにしましょう。
目的達成のために必要な機能、ユーザビリティ、UI、リニューアル後の運用まで意識して、効果的なリニューアルを行ってください。
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