プロジェクトを進めていく上で、「タスク管理が漏れてスケジュールが遅れる…」「効率的な仕事をするにはタスク管理が必須だけど、苦手だなぁ…」といったお悩みは尽きないはず。
そのようなお悩みを解決するツールがあれば、プロジェクトも円滑に進むでしょう。
本記事では、プロジェクト管理ツールを選ぶ際のポイントを記載し、無料で使用できる6つのプロジェクト管理ツールを解説しています。
それぞれのツールを比較した際のメリット・デメリットも明記しました。自分たちのチームにピッタリのツールを見つけて、ぜひ業務の改善に役立ててください!
プロジェクト管理ツールを選ぶポイント
使い勝手
管理者はもちろん、プロジェクトメンバーも日々使うツールなので、使いやすいかどうかは重要なポイントです。メンバーのリテラシーも考慮し、ストレスなく使用できるツールを選びましょう。コスト
プロジェクト全体の予算には上限があるので、ツールにかけられる費用もおのずと限られてきます。使用する人数に応じて費用が変わるツールもあるので、事前にチェックしておきましょう。セキュリティ
プロジェクトの内容を共有する機能を使用する場合、外部に情報が漏れないかどうかは繊細な問題です。セキュリティ対策が十分に取られているツールを選びましょう。マルチデバイス対応
パソコンからだけではなく、タブレットやスマートホンからもアクセスできると便利です。社外での仕事が多いメンバーとも、マルチデバイス対応のツールならば時差なくやりとりができます。海外製品については日本語対応をしているかどうか
海外製品にはプロジェクト管理機能が充実している優秀なツールが多数あります。操作性が優れており、英語表記でも使用していくうちに慣れるということもありますが、日本語対応していると一層使いやすくなるので、確認しておきましょう。あると便利なプロジェクト管理機能
ガントチャート作成機能
ガントチャートとはタスクの開始・終了日や担当者を示す表で、スケジュール管理に用いられます。ツールを使えばスムーズに作成でき、共有機能があれば更新・変更した場合も複数メンバーへ一度に伝えられるので便利です。工数管理機能
メンバーがどれくらいの作業を請け負っているのかが確認できる機能です。複数のプロジェクトを管理できるツールならば、参加者の工数をプロジェクトを横断して確認できます。進捗管理機能
スケジュールに対してどのタスクが完了/未完了なのかを把握できる機能です。遅れている項目が明確になるので、早めに対処するのが可能になります。タスク管理機能
タスクの完了/未完了を管理する機能です。取りこぼしをなくせて、プロジェクト全体の進捗の目安にもなります。各メンバーにとってはやるべきことが明確になるので、業務を円滑に進められます。wiki機能
プロジェクト内のルールやメンバーで共有しておきたい情報を整理できる機能です。要件が多かったり、参加メンバーが多かったりするプロジェクトに向いています。6つのプロジェクト管理ツールを徹底比較!
今回は無料でずっと使えることを条件に、下記の6つのプロジェクト管理ツールを比較してみました。 1.Asana 2.Trello 3.ToDous 4.Wrike 5.Producteev 6.Brabio! 各ツールの特徴を一覧表にまとめました。 ※2018年1月時点 各社HPより。空欄の情報はWebサイトに記載なし1.シンプルな操作性かつチームタスクが共有できる「Asana」
https://asana.com/ 元Facebookエンジニアが作成したポップで楽しいプロジェクト管理ツールです。メリット
- シンプルで高い操作性
- 他チームメイトのタスクも見えるため、チームのタスクが可視化される
- 投稿に対するリアクション機能(「いいね」など)がある
- SlackやChatworkでお馴染みのmention機能があり、メッセージやタスクに宛名を加えられる
- 連携させれば無料でガントチャートが使える
デメリット
- タスクに開始日を設定できない
- 日本語に対応していない
こんな会社におすすめ
15名以内で高機能プロジェクト管理ツールを探しているこんな会社にはおすすめできません
費用をかけずに多機能ツールを使用したい2.直観的に操作できる「Trello」
https://trello.com/ クリック&ドラッグで直感的に使える看板方式のタスク管理ツールです。メリット
- 自由度の高いタスク管理
- 説明なしでも使えるシンプルデザイン
- 無料版でだいたいの機能が使える
デメリット
- ボードをまたいでタスク管理ができない
- 連携しないとガントチャートは使えない
こんな会社におすすめ
小さなチームごとのプロジェクト管理をしたいこんな会社にはおすすめできません
大きなチームのプロジェクト管理をしたい3.グッドデザイン賞受賞「ToDous」
http://todous.jp/ 「使いやすさ」と「優しさ」にこだわり、グッドデザイン賞を受賞したタスク管理ツールです。メリット
- スタンプや「ありがとうボタン」の使用でメンバー間のコミュニケーションが円滑化する
- マニュアルのいらないシンプルなデザイン
- UIにこだわっており、ATMのような押しやすいボタンで使い勝手が良い
- 他メンバーの進捗状況が一目でわかる
デメリット
- カレンダーとタスクリスト以外の際立った管理ツールはない
- 大規模での使用にはやや不向き
- アップロード制限が1ファイルあたり50MBしかできない
こんな会社におすすめ
- タスク管理をできるツールを探している
- 楽しみながらタスクを消化させていきたい
こんな会社にはおすすめできません
- 大きなファイルのやりとりをプロジェクト管理ツール上でおこないたい
- 大人数でプロジェクト管理ツールを使用したい
4.機能性に優れた「Wrike」
https://www.wrike.com/ja/ 世界的に有名な高機能プロジェクト管理ツールであり、GoogleやAmazonといった大企業も導入しています。メリット
- シンプルなため操作性で迷うことはない
- プロジェクトごと、タスクごとにガントチャート化、テーブル化、ボード化、タイムライン化などが可能
- 他のツールでできて、Wrikeでできないことはないと言えるほど多機能。
- プロジェクトやレポートの目的に合わせたテンプレートが多数用意されている
- ツール内でメールの管理、ドキュメントの管理もできる
- ユーザーごとのタイムトラッキング機能があり、どの作業にどれくらいの時間を要しているのかが分かりやすい
デメリット
- 有料版が高額で、無料版の機能は限定的
こんな会社におすすめ
- 1つのツールでプロジェクトを一括管理したい
- タスクとそれにかかった工数を明確にしたい
- 報告書を作成する業務が日常的にある
こんな会社にはおすすめできません
- プロジェクト管理ツールにあまりお金をかけられない
- シンプルなツールを探している
5.無料で大人数のタスクを管理したいなら「Producteev」
https://www.producteev.com/ タスク管理に特化し、無料でも人数無制限で使える凄いお得なツールです。メリット
- ユーザー数に関わらず無料で使用できるタスク管理ツール
- タスクに日時指定ができ、リマインダー機能もある
- ラベルや優先順位の設定でタスクを管理しやすい
- タスクを分けるフィルター機能が強い
デメリット
- 英語製品であり、日本語対応していないので、メニュー名や説明文が英語表記になっている(プロジェクト名やタスクは日本語で入力可能)
- ガントチャートは初期設定に搭載されていない
こんな会社におすすめ
大人数でも無料でタスク管理ツールを使用したいこんな会社にはおすすめできません
- 日本語表記のツールを使用したい
- 多機能のプロジェクト管理ツールを探している
6.複数プロジェクトも管理ができる「Brabio!」
http://brabio.jp/ ガントチャートを中心とした管理体制で、複数プロジェクトの同時管理が得意です。メリット
- タスク担当者の状況がプロジェクトを横断して一目で分かる
- タスクをリンクさせられるので、複雑なプロジェクトも管理しやすい
- ユーザーのモードを選択するだけで、閲覧や編集できるエリアが限定できる
- 一覧性にすぐれていて、ガントチャートとカレンダーを同時に見ることができる
デメリット
- IP制限をかけられない
- クラウド版しかないのでオフラインでは使用できない
こんな会社におすすめ
- 5名以下のプロジェクトチームで無料のツールを探している
- ガントチャートを中心にタスク管理をしたい小規模のワークグループにおすすめ