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QRコード決済で国内顧客だけでなくインバウンド対策も!主要サービス5社を徹底比較

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qr決済 比較
キャッシュレス化の促進に合わせて、QRコード決済の導入がマストとなる時代が近づいています。しかしQRコード決済を利用したいと思っても、いろいろなサービスがあって迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。 QRコード決済を利用して利益を高めるためには、いち早く導入することが大切です。今回はQRコード決済サービスの選び方について解説したうえで、国内の主要5社を比較しました。 [toc]

QRコード決済サービスの選び方

QRコードを利用した決済サービスの種類は増えているため、どれを選べばいいかわからないという方も少なくありません。選定する際に確認すべき項目をおさえておきましょう。

キャッシュレス・消費者還元事業の対象か

「キャッシュレス・消費者還元事業」は政策の1つで、キャッシュレス決済を推進するための政府の動きです。この政策では中小・小規模事業者のキャッシュレス決済の導入支援を行っています。 支援の内容は以下の通りです。
  • 会計の5%を還元するので集客率に影響を与えられる
  • 端末費用や導入費用の負担なし
  • 決済手数料3.25%以下(期間中はさらに3分の1を国が負担)
参考:キャッシュレス決済端末の支援について 中小・小規模事業者にとって導入のハードルが下がるので必ず利用したい政策ですが、この支援は当事業に参加している決済サービスのみに適応されます。事業に参加し、支援の対象となっているサービスを選ぶようにしましょう。今回紹介する5つはどれもキャッシュレス・消費者還元事業の対象なので安心してください。

サービスの特徴

QRコード決済サービスは、当然それぞれに特徴があります。自社のニーズと照らし合わせて、最適なものを選びましょう。 例えば今回紹介する主要5社は、以下のようなニーズと対応しています。
  • コストを抑えたい方 ⇒ PayPay・LINE Pay
  • 中国観光客向けに導入したい ⇒ PayPay・LINE Pay
  • 楽天ユーザーを集客したい ⇒ 楽天ペイ
  • ドコモユーザーを集客したい ⇒ d払い
  • クーポンなどを利用したい ⇒ Origami Pay

コスト

コストは導入時にかかる初期費用だけではなく、店舗側が負担する手数料などもあわせて確認しましょう。ただ現在は無料導入できたり、期間限定で手数料がかからないものもあります。とりあえず導入したいという方は、無料のものから試してみると良いでしょう。

利用ユーザー数・加盟店数

どれだけの人数が利用しているのかは指標の1つです。利用ユーザー数が多いほど、数多くのユーザーにアプローチをかけることができます。また加盟店数の数も、そのサービスの信頼を図るうえで重要です。

QRコード決済サービスの主要5社をご紹介!

それでは実際にQRコード決済サービスの種類について解説していきます。 今回はキャッシュレス・消費者還元事業の対象となるサービスに限定し、その中でも特に主要とされる国内サービスを5つを厳選してご紹介しています。
サービス 主な特徴 店舗手数料 必要端末 利用ユーザー数/加盟店数
LINE Pay ・国際的なセキュリティ認証を獲得している ・決済手数料:無料
※条件付きで2021年7月まで
LINE Pay 据置端末、プリントQR、LINE Pay 店舗用アプリ、StarPay端末など 約3,000万人/約100万ヶ所
・LINEの友達同士で送金、決済ができる
PayPay ・手数料無料で導入できる 2021年9月30日まで無料
※2021年10月以降は未定
加盟店売上管理ツールにアクセスできる端末(PC、スマホ、タブレットいずれか) 約900万人/約70万ヶ所
・スマホとバーコードだけで決済可能
楽天ペイ ・楽天のサービスで利用できる 決済手数料率:3.24%~3.74% アプリ、カードリーダー 非公開/非公開
・楽天ポイントが貯まる
Origami Pay ・国内145万ヶ所、海外1,000万ヶ所が加盟 決済手数料2019年11月30日まで無料
※条件つき(通常は3.25%)
ステッカーQRスタンド 非公開/国内145万ヶ所、海外1,000万カ所(2019年末予定)
・割引クーポンが多い
d払い ・約7,500万人のドコモユーザーにアプローチできる 要問合せ 要問合せ 約1,500万人/約4万3,000店舗
・暗証番号で簡単に支払いできる

1. LINE Pay(ラインペイ)

LINE Pay LINEが手掛ける「LINE Pay」は2021年7月まで決済手数料が無料です。3,000万人以上のユーザーが登録していることも魅力で、どれを選べばいいか迷っている方は、とりあえずLINE Payの導入がおすすめします。

店舗側の導入メリット

  • 決済手数料が無料(2021年7月まで、条件あり )
  • 業態に合わせて自由に決済方式を選択できる
  • LINEよる集客支援が受けられる
  • Wechat payの決済も可能

導入コスト

無料 ※LINE Pay据置端末を利用の場合、1500円/月

決済手数料

無料(2021年7月まで) ※LINE Pay据置端末、プリントQR、LINE Pay店舗用アプリを利用することが条件

入金サイクル

当月末締め、翌月末払い

利用ユーザー数

約3,000万人

加盟店数

約100万ヶ所 参考:LINE Pay 株式会社資料|LINE Pay 株式会社

2. PayPay(ペイペイ)

PayPay キャンペーンなどで注目を集めたPayPayは、LINE Payと同様に導入コストや決済手数料が無料であるという点が特徴です。

店舗側の導入メリット

  • 手数料無料で導入
  • フリーコールで相談可能
  • スマホとバーコードだけで決済が完了
  • Alipayの決済も可能

導入コスト

無料

決済手数料

無料(2021年9月30日まで)

入金サイクル

当月末締め、あるいは累計決済金額が1万円を超えた段階で入金申請可能 最短で翌々営業日に入金 ※ジャパンネット銀行は2019年10月より金額に関わらず翌日入金

利用ユーザー数

約900万人

加盟店数

約70万ヶ所

店舗側の導入メリット

  • 手数料無料で導入
  • フリーコールで相談可能
  • スマホとバーコードだけで決済が完了
参考:Pay Payユーザーが700万人を突破、加盟店舗数は60万店舗に|BCN    話題のスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」とは?特徴やメリット、使い方を紹介!|BD

3. 楽天ペイ

楽天ペイ 楽天ペイは楽天が手掛けるQRコード決済法です。楽天ショッピングでも利用可能で、利用することで楽天ポイントも貯まるので、楽天ユーザーにとっては多くのメリットがあります。楽天ユーザーの集客を目的とするのであれば、必ず導入すべきです。

店舗側の導入メリット

  • 実店舗でもオンラインでも導入可能
  • 業界最低水準の手数料で利用できる

導入コスト

キャッシュバックキャンペーンを実施中のため、実質無料 ※条件あり

決済手数料

アプリ決済: 3.24%

入金サイクル

指定銀行を楽天銀行にすると、365日いつでも翌日入金 その他の銀行の場合も、入金依頼をすれば翌日入金可能 ※1回の申請につき、210円の手数料がかかります

利用ユーザー数

非公開

加盟店数

非公開

4. Origami Pay(オリガミペイ)

Origami Pay Origami Payを提供している株式会社Origamiでは、消費者に向けてクーポンを配布するなど、豊富なキャンペーンが魅力です。また、「Origami for Business」というアプリは、後に紹介する「Alipay 」にも対応しているので、インバウンド対策の一手としても有効です。

店舗側の導入メリット

  • Alipayも導入可能
  • 支払い受付や売上管理がしやすい
  • 店舗情報を発信できる

導入コスト

無料

決済手数料

3.25% ※2019年7月末までに申し込みの場合、2019年11月末まで無料

入金サイクル

月2回支払い
  • 1日から15日:当月末日
  • 16日から当月末日:翌月15日

利用ユーザー数

非公開

加盟店数

国内145万ヶ所、海外1,000万カ所(2019年末予定) 参考:スマホ決済サービス「Origami Pay(オリガミペイ)」とは?特徴、使い方、仕組みを解説!|BD    スマホ決済の覇権は誰の手に!?主要10アプリの戦略を徹底比較!|STARTUP DB

5. d払い

d払い ドコモが提供する「d払い」は、ドコモのスマホ料金などと合わせて支払いができる点やdポイントがつく点などから、ドコモユーザーから厚い支持を受けているQRコード決済サービスです。ドコモユーザーに対する集客を考えるのであれば、d払いが最適です。ドコモが代金を立て替えて支払うので、代金未回収のリスクもありません。

店舗側の導入メリット

  • ドコモユーザー約7,500万人にアプローチできる
  • 代金未回収リスクがない
  • 4桁の暗証番号のみで決済できる

導入コスト

無料

決済手数料

3.24%

入金サイクル

月2回支払い
  • 15日まで:当月末日
  • 16日から当月末日:翌月15日

利用ユーザー数

約1,500万人

加盟店数

約4万3,000店舗(2018年12月時点) 参考:「d払い」とは?使い方・アプリ・キャンペーン・ドコモ払いとの違い|bit Wave    d払いを店舗に導入するには?約5,000万人が利用ターゲットに!|ピピッとチョイス

QRコード決済サービスは複数のサービスを導入するのもOK

QRコード決済サービスは、現段階だとほかの決済サービスよりも導入への負担が少ないです。そのため、あえて1つのサービスに限定する必要はありません。 複数サービスを導入することで決済の選択肢が増えるので、顧客満足度のアップにつながります。コンビニを始め、複数のQRコード決済サービスを導入している店舗も増えてきています。 もし特に懸念点が思い浮かばないのであれば、複数サービスを導入しても良いでしょう。今回紹介したサービスであれば認知度が高く利用者数も多いので、一度すべて導入してから精査するのもおすすめです。

まとめ

今回はLINE Pay、PayPay、楽天ペイ、Origami Pay、d払いといった主要5サービスについて解説しました。QRコード決済サービスは多くのサービスがありますが、最初は知名度が高いサービスから選んでいけば特に大きな問題はありません。 今回紹介した5つだけでも特徴が異なります。「インバウンド対策をとにかく進めたい」といった明確な目的やビジョンがあれば、ニーズに合ったものを選ぶのが良いでしょう。 「とりあえず使ってみたい」という場合はサービスを絞り込まず、主要サービスをすべて入れるのもおすすめです。

参考にしたサイト

LINE Pay 株式会社資料|LINE Pay 株式会社 Pay Payユーザーが700万人を突破、加盟店舗数は60万店舗に|BCN 話題のスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」とは?特徴やメリット、使い方を紹介!|BD スマホ決済サービス「Origami Pay(オリガミペイ)」とは?特徴、使い方、仕組みを解説!|BD スマホ決済の覇権は誰の手に!?主要10アプリの戦略を徹底比較!|STARTUP DB 「d払い」とは?使い方・アプリ・キャンペーン・ドコモ払いとの違い|bit Wave d払いを店舗に導入するには?約5,000万人が利用ターゲットに!|ピピッとチョイス

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