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【2020年最新】LINE広告(旧:LINE Ads Platform)スタートガイド!費用や効果、CPA相場や設定方法と詳細資料

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ここ数年で急速に整備され、ネット広告として存在感を増しているLINE広告。国内8400万人をこえる圧倒的なアクティブユーザーを持つLINEというSNSには、広告媒体として大きな可能性があります。 一方で、可能性を感じながらも変化のスピードが早く、キャッチアップしきれていない企業も多いのではないでしょうか。意欲・興味はあるものの実行に移せていない企業にとって、LINE広告を運用できていないことは大きな機会損失です。 特にBtoC商材を扱っている企業で、Yahoo!やGoogle、Facebookの広告運用実績があるなら、LINE広告でも効果を実感できる可能性が高いです。とはいえ、LINE広告の特徴を理解せずはじめてしまうと、効果が得られないまま予算を使い切るという事態も起こりえます。 LINE広告を効果的に運用するためには、まずは全体像を把握すべきです。今回はLINE広告をはじめようとする方向けに、参考にできる情報をまとめました。

成功&失敗事例から紐解く【LINE広告】攻略法(無料ダウンロード)

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2020年7月最新!LINE広告の種類と費用目安

LINE Ads Platformのおさらい

まずはLINE広告の前身であるLINE Ads Platformの情報について振り返りましょう。LINE Ads Platformの体系は大部分がそのままLINE広告に引き継がれていますので、基礎知識として覚えておくことをおすすめします。 LINE Ads PlatformはLINEアプリの各ページで広告配信ができるサービスです。LINE NEWSやタイムライン、LINE BLOG、LINEマンガ、LINEポイントなどでの広告配信が可能でした。

初期費用ゼロからセルフでも可能!

ここからはいよいよLINE広告について詳しく説明していきます。 まず費用の部分では、現在のLINE広告には最低出稿金額の制限がありません。もともとは100万円という最低出稿金額が設定されていましたが、2017年4月に緩和され、広告を出稿しやすくなりました。 成果報酬の最低単価としては、静止画広告ならCPC(クリック1回あたり)24円もしくはCPF(友だち追加1人あたり)50円で、動画広告ならCPM(表示1000回につき)400円となっています。 この金額はあくまで最低単価で、出稿側は日予算・月予算に合わせて自由に単価を調整することが可能です。 表示される広告の選出はオークション形式で行われ、最も高額なCPC・CPMを設定する企業がそれぞれの広告配信面を獲得できます。より高額な単価を設定すればするほど、狙う場所に狙うタイミングで広告を表示できるという仕組みです。 また、面倒な調整を省いて、LINE側アルゴリズムが自動で最適な単価を設定してくれる出稿方式もあります。単価設定のイメージがつかめるまでは、自動形式で広告を運用するというのも1つの方法です。

配信面のバリエーションは10種

次に広告を表示する配信面について紹介します。2020年10月現在、LINE広告を表示できる配信面は次の10タイプです。

Smart Channel

LINEアプリの中で、ユーザーのアクティブ性が最も高いトークリスト。その最上部に、トークリストと同じ形式の広告を表示できます。 <表示イメージ>
引用:Smart Channel|LINE for Business

LINE NEWS

月間アクティブユーザー数約7,500万人(※)という「ニュースタブ」のトップページや記事一覧ページに広告を表示します。 ※2020年4月時点。 <表示イメージ>
引用:LINE NEWS|LINE for Business

タイムライン

タイムラインの月間アクティブユーザーは6,800万人以上(※)。そのうち4,900万人(※)が月1回以上広告に接触します。ユーザーは男性よりも女性の方が多く、LINE公式アカウントのブロック状況を問わず、全ユーザーに広告を表示できる点も特徴です。 ※いずれも2019年8月時点。 <表示イメージ>
引用:タイムライン|LINE for Business

ウォレット

LINEが提供するさまざまな金融サービスのゲートウェイとしての役割を果たすウォレット。月間5,400万人(※)をこえるユーザーに利用されるページに広告を配信できます。 ※2020年2月時点。 <表示イメージ>
引用:ウォレット|LINE for Business

LINEマンガ

LINEマンガは2013年4月のサービス開始以降、アプリダウンロード数2,300万超(※)を記録しています。スマホマンガアプリダウンロード数ランキング1位の画面内に広告を配信することが可能です。 ※2019年4月時点。 <表示イメージ>
引用:LINEマンガ|LINE for Business

LINE BLOG

LINE BLOGはアーティスト・タレントなど著名人や公式ブロガー2500組以上(※)がブログを開設し、情報発信やファンとのコミュニケーションツールとして活用しています。発信される情報への興味・関心が高いユーザーが訪れる場に広告の表示が可能です。 ※2019年8月時点。 <表示イメージ>
引用:LINE BLOG|LINE for Business

LINEポイントクラブ

LINEポイントクラブは、「友だち追加」、「動画視聴」、「ミッション」などの指定条件をクリアすることでユーザーがポイントを獲得できるサービスです。閲覧数は月間3.7億PV(※)で、非常に高いリーチ力があります。 ※2020年4月時点。 <表示イメージ>
引用:LINEポイント|LINE for Business

LINEショッピング

LINEショッピングは、250社・1億点をこえる商品をLINEアプリ上から購入できるサービスです。2017年6月にスタートし、2019年9月には会員登録数3,000万人を突破しました。購買意欲の高いユーザーにリーチできます。 <表示イメージ>
引用:LINEショッピング|LINE for Business

LINEチラシ

LINEチラシは、地域の店舗のセール情報を閲覧できるサービスです。この面に表示される広告はユーザーが店舗での買い物を検討している際に閲覧する可能性が高く、購買意欲の高いユーザーにアプローチが可能です。 <表示イメージ>
引用:LINEチラシ|LINE for Business

LINE広告ネットワーク

LINE広告ネットワークは2019年8月のサービスローンチによって、従来の配信面に加えて外部アプリメディアへの配信が可能になりました。ライフスタイルやマンガアプリなど多くのジャンルのメディアを網羅し、幅広いユーザーに広告配信が可能です。 <ネットワークイメージ>
引用:LINE広告ネットワーク|LINE for Business

多様なユーザー属性にターゲティングが可能

幅広い層のユーザーに使用されているLINEだからこそ、ユーザー属性はいろいろな形で分類・設定できます。細かくターゲティングできる点もLINE広告の魅力だといえるでしょう。 具体的には、ユーザーの性別や年齢などをみなし属性で振り分けられます。また、過去に購買に至ったユーザーに類似したオーディエンスを作成することもでき、効率的な広告配信が可能です。
引用:LINE Business Guide 2020年7月-12月期|LINE

2020年6月の最新機能はLINE Moments

LINE Momentsとは、2020年6月に新たに加わったLINEのブランディング動画広告配信メニューです。LINE Momentsの追加によって、動画広告を目的に合わせて柔軟にカスタマイズできるようになりました。

LINE Momentsが備える4つの特徴

  • 良質な配信先と自動再生フォーマットでブランディング強化できる。
  • LINEに蓄積されたデータで類似配信やシークエンス配信ができる。
  • クリエイティブ分析および3rdParty計測ツールに対応し、効果を多角的に分析できる。
  • リーチ/視聴完了/ブランドリフトなど、ブランディングKPIに合わせた配信ができる。
<LINE Moments概要>
引用:LINE Business Guide 2020年7月-12月期|LINE
LINE Momentsの費用面のポイントは「リーチ」、「視聴完了」、「ブランドリフト」など各種ブランディングKPIに合わせた設定が可能という点です。下記料金比較の通り、LINE広告の動画メニューの中において、低価格帯でのキャンペーン設計ができます。
引用:LINE Business Guide 2020年7月-12月期|LINE

公式媒体資料はこちら

LINE広告についてのより詳細な情報は下記公式媒体資料にまとめられています。 LINE Business Guide 2020年7月-12月期|LINE

【成功事例】CPAを大幅に改善したBtoC企業例3つ

LINE広告を継続的に運用し、CPAを大幅に改善した企業を紹介します。今回は特にBtoC商材を扱う企業の事例に着目します。

CPA257%改善を達成した男性用化粧品会社の事例

男性用化粧品を取り扱う株式会社バルクオムでは、LINE広告を活用してCPAを大幅に改善しています。 あらゆるSNSや広告媒体に出稿していたなかで、チャットボットを活用した会話広告をLINE上で運用。自社のLINE公式アカウントの友だちを獲得し、獲得した友だちとのコミュニケーションを深め、商品購買につなげる方法をとりました。 結果として、CPFでの定期購入のCPAが、過去に行ったインフィード広告配信時と比較して257%改善。潜在ユーザーとして多くの友だちを獲得できたことで、長期的なエンゲージ メント施策が考えられるようになりました。 参考:CPAが257%改善!LINE広告とチャットボット活用によるナーチャリング施策|LINE for Business

CPAを40%抑えつつ新規顧客の獲得に成功した脱毛サロングループの事例

脱毛サロンを展開する株式会社ミュゼプラチナムでは、CPAをおさえながら新規顧客の獲得に成功しています。 2020年1月に行った新規顧客向けのキャンペーン告知に、Smart Channelに動画広告を表示するTalk Head Viewを採用しました。 Talk Head Viewは、1日1社限定の動画広告サービス。LINEのトークリストの最上部(Smart Channel)に静止画と動画を掲載でき、1日で5,000万UU以上、特に若年層にフォーカスすると15〜29歳の90%にリーチが可能です(2019年6月実績)。 Talk Head Viewはキャンペーン立ち上げの告知や大規模なリーチ獲得などの用途で利用されます。ミュゼプラチナムはTalk Head Viewの動画広告によって、「主要ターゲットへのリーチしきれていない」という課題を解決しようとしました。 結果として同社のキャンペーンでは、LINE広告を併用して多くの新規顧客を獲得し、CPAを約40%抑制することに成功しました。 参考:Talk Head Viewの大規模リーチとLINE広告でCPA40%抑制!ミュゼのLINE活用|LINE for Business

LINE広告が向いている業種・業態と向いていない業種・業態

LINEの公式ページではLINE広告の活用事例が紹介されています。それらの事例をいくつかの観点で分析していきます。

BtoCのなかでもECでは大きな効果をもたらすことも

前述の3つの事例を含め、LINE広告はBtoCに有効です。特に、そのままネットでの購入に誘導できるECでは高い効果が期待できます。 実際の事例としてはECサイト「ていねい通販」を運営する株式会社生活総合サービスが新規顧客獲得のためにLINE広告を導入。LINEプロモーションスタンプとLINEセールスプロモーションのキャンペーン施策で合計930万人の友だちを獲得しました。 その後、友だちに対するメッセージ配信で商品購入を促し、新規獲得件数は目標に対して180%、約1.5億円の売り上げアップを達成しました。 参考:930万人の友だち獲得から売上増へ!通販会社の横断的なLINE活用法|LINE for Business

若者だけじゃない、BtoCでは高年齢層も取れる

食品・飲料メーカーのカゴメ株式会社は、自社通販「カゴメ健康直送便」で販売している野菜飲料「つぶより野菜」の販促にLINE広告を活用。コアターゲットが50代~70台という同商品で、CVR向上を実現しました。 実施施策はコンバージョンユーザー類似拡張配信を採用。機械学習を促進するため、セグメントを広く保って運用した結果、広告配信の最適化が実感できるものになったといいます。LINE広告でリーチできるユーザーボリュームは新規顧客獲得に不可欠なものになりました。 参考:新アルゴリズムに寄り添った運用で獲得効率向上を目指す!カゴメのLINE広告活用法|LINE for Business

BtoBはまだまだ黎明期。訴求等に工夫が必要

BtoB企業によるLINE広告の導入事例は2015年時点で29.7%、そこからさらに多くの企業が導入を進めています。具体的な事例が見つかるのはBtoC商材を扱う企業が中心ですが、BtoBの分野でも今後ますます活用が進むことが予想されます。 参考:【調査データ公開】330人のBtoB企業Webマーケターに聞く! ソーシャルメディアの活用率は?|Social Media Lab by Gaiax

向いていない、という業種はない?攻略できてないだけ?

LINE公式の事例紹介ページはあらゆる業種の事例が紹介されています。製造、金融、小売、旅行……また、自治体や学校といった公共サービスにおいても活用事例があり、LINE広告には向いていない業種はないといえるでしょう。

ここに注意!LINE広告で失敗しがちな落とし穴

LINE広告特有の「クセ」は非表示機能

LINE上に表示される広告には「非表示」ボタンが存在します。あまり頻繁に広告を配信すると、ユーザーにネガティブな印象を与え、広告を非表示にされてしまいます。また、広告が非表示になっている間はPVやLPへの遷移数も伸び悩む恐れがあります。 短期的に広告効果を判断すると過剰な広告配信に繋がり、効果が出にくい状態のまま配信量だけが増加していく恐れがあります。

LINE広告で効果を出すための3つのコツ

コツ1:設定

広告の配信設定を行う際に特に重要になるのは、登録キーワードの設定です。登録キーワードが適切に盛り込まれていること・マッチタイプ(部分一致、完全一致など)が適切に設定されていることはインプレッション数に直結します。

コツ2:ターゲティング

LINE広告は性別や年齢、居住地などを組み合わせ、的確なターゲティングができるという特徴があります。狙った層にしっかりと広告を届けていくために、ペルソナを詳細に組み立て、ターゲティングを細かく設定することが重要です。

コツ3:動画

まだまだ静止画広告が多いLINE広告において、動画広告は強い存在感を示します。成果を求める場合は、動画広告でLINEユーザーに訴求することで高い効果を期待できます。一方で動画は静止画よりもCPMが高額なため、計画的に活用すべきです。

(応用編)LINE公式アカウントと連携させて効果をさらにアップ

2019年12月にLINE公式アカウントおよびLINEポイントADと、LINE Ads Platform(現LINE広告)はデータ連携が可能になりました。各サービス間でデータを相互利用することで、広告配信の最適化・効果最大化を目指せます。 LINEの運営サイドはこのような連携体制をクロスターゲティングと呼び、今後さらに強化していく方針です。LINE広告を効果的に運用していくため、まずはLINE公式アカウントとの連携が欠かせません。
引用:LINE、広告サービスにおける横断的データ活用によって最適な広告配信を実現する機能「クロスターゲティング」の提供を開始|LINE Business
クロスターゲティングの公式情報ページでは、公式アカウント側で取得したデータをLINE広告側に連携することで得られる効果を下記のように紹介しています。
  • メッセージ未開封のユーザーを対象にリーチを広げる
  • 商品を購入する可能性が高いユーザーへの広告配信
  • 類似拡張による優良な友だちの獲得および公式アカウントへのCPF配信
なお、クロスターゲティング設定はLINE広告側の管理画面で行えます。 ※クロスターゲティングについての詳しい情報は公式ページをご覧ください。

(補足)社内?それとも代理店?それぞれのメリット・デメリット

LINE広告の運用を社内で行うか、代理店に任せるかは多くの出稿元が導入前後に頭を悩ます問題です。それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。

LINE広告を社内で行うメリット・デメリット

社内運用の大きなメリットはコストを抑えられる点です。広告予算を無駄なく活用したい場合は自社運用がおすすめです。また、各種設定を自社のタイミングで細かく変更できるので、意思決定後のラグが発生しないという点も代理店運用にはないメリットでしょう。 一方で、社内にノウハウを持つ人がいなければ運用が難しいという点がデメリットです。他のSNS広告やリスティング広告の運用経験者が不在の状態で、イチからLINE広告をスタートしようとすると効果を出しにくいでしょう。

代理店のメリット・デメリット

代理店に広告運用を任せるメリットは、多くのLINE広告を運用してきた代理店の知見に基づいた運用が期待できることです。自社と同じ業種・近い事業規模を支援した実績を持つ代理店に依頼すれば、自社内で運用するよりも高い効果を期待できるでしょう。 しかし、代理店に運用を依頼すれば、社内で完結するよりもコストがかかることは避けられません。また、すべての代理店が実績豊富なわけではありません。自社の要望とマッチした実績を持つ代理店をしっかりと見極めなければ、期待する成果を感じられないでしょう。

まとめ

今回はこれからLINE広告を活用したいと考える方向けのスタートガイドをお届けしました。さまざまな配信面があり、細かくユーザー設定ができるLINE広告は、的確に目指す属性のユーザーにリーチできます。 高い効果が期待できる媒体だからこそ、現時点で多くの企業に導入されています。さらに今後は、公式アカウントとのデータ連携を行うクロスターゲティングの充実が見込めるなど、ますます運用するメリットが高まっていくことでしょう。 一方で、LINE広告を運用するためには配信面や広告タイプ、配信設定についての知識と経験が求められます。自社単独での導入に不安がある場合には、実績豊富な代理店に任せる方法も検討すべきでしょう。

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