普段からテレビCMなどでよく目にしているキャッチコピー。
どれもセンスにあふれていて、すごく魅力的に思えます。
ただ、いざ自分でキャッチコピーを考えようとすると、なかなかいいアイデアは浮かんでこないもの。高い成果を出すキャッチコピーとなるとなおさらです。
しかし、例えセンスがなかったとしても、いくつかのポイントを押さえるだけでキャッチコピーはグッとユーザーの心に刺さりやすくなります。
本記事では、キャッチコピーの作り方について書かれた25個のエントリーを徹底調査し、最も頻繁に紹介されていた7つのテクニックをピックアップしました。
あわせて、サイトのキャッチコピーを変更しただけで成約率がUPした事例もご紹介いたしますので、参考にしていただければ幸いです。
どれも今すぐ取り入れられるテクニックになっていますので、ぜひキャッチコピー作りのヒントにしてみてください。
▼目次
1 【事例】キャッチコピーを変えただけで、成約率が140%UP!
2 今すぐ使えるキャッチコピー7大テクニック
2.1 ターゲットを明確にする
2.2 恐怖や不安をあおる
2.3 数字がもつ具体性を活用する
2.4 メリットではなくベネフィットを示す
2.5 簡易性が伝わる表現にする
2.6 好奇心をあおる
2.7 ノウハウを伝える
3 最後に
【事例】キャッチコピーを変えただけで、成約率が140%UP!
キャッチコピーはユーザーとあなたのサイトとの最初の接点となります。そのため、出会ったその一瞬でユーザーの心をとらえることが、クリックしてもらえるか、サイトを読み進めてもらえるかの分かれ目となります。
例えばキャッチコピーを変更したことで、コンバージョン率が140%も伸びた事例があります。この事例では、画像やデザインの変更はせず、サイトのトップページのキャッチコピーを変えることで、大幅なコンバージョン率の改善に成功しています。
(引用元)A/Bテスト事例:キャッチコピーの変更でコンバージョン率(CVR)はどれくらい変わるのか、テスト内容と結果を公開
https://www.analyse-seo.jp/blog/casestudy-abtest/
今すぐ使えるキャッチコピー7大テクニック
1、ターゲットを明確にする
キャッチコピーを作る際に、まず考えなければいけないのがターゲットです。誰からも好かれるキャッチコピーを作ろうとすると、結局は誰の心にも届かないものです。
ターゲット像は具体的に、そして明確に設定するようにしましょう。
ターゲットを明確にする際に押さえておきたいポイントが2つあります。それは、「悩みを明示すること」と「緊急の問題に応える」です。
例
×誰でも基礎が身について、TOEIC650点がとれる勉強方法
○英語が苦手な新入社員でも1か月でTOEIC650点がとれる勉強方法
誰でも→英語が苦手な新入社員 (悩みの明示)
基礎が身について→1か月で (緊急の問題に応える)
としてあげることで、ユーザーの心に刺さりやすいキャッチコピーになります。
2、恐怖や不安をあおる
キャッチコピーを作成する際、いい面ばかりをアピールしていませんか?実は一般的に言って、人間は「新たな利益を得る」ために行動するよりも、「現在の損失を回避する」ための行動をとる傾向があります。これは、プロスペクト理論といって学術的にも知られています。キャッチコピー作成のテクニックとしては、あえて問題点を指摘することで、ユーザーに「損失」をイメージさせます。商品を手にしなかったがために「失われてしまう未来」をイメージさせるのです。また、疑問を投げかけられると人は自然と考えてしまうため、キャッチコピーを疑問形にするというのも有効です。
例
あなたは大丈夫?新入社員が間違いやすい基本のビジネスマナー
(正しいと自分で思っていたビジネスマナーの知識に、もしも間違いがあったらどうしよう、と不安な気持ちにさせます。)
3、数字がもつ具体性を活用する
キャッチコピーに数字を入れることで、具体性がアップします。その結果、ユーザーが明確なイメージをもてるようになります。明確なイメージをもたせるというところが非常に重要です。
また、数字には人の目線を引き付ける力があります。
以下の例を見比べてみてください。
例
×売り上げが急激に伸びたキャッチコピーの秘密
○売り上げが137%伸びたキャッチコピーの秘密
どうでしょう?キャッチコピーを読む前から、自然と137という数字に目がいってしまったのではないでしょうか?このように、数字には人の目を引き付ける力があります。
また、例のように数字を細かく刻むことで数字によりリアリティーを出すことができます。こうすることで、もう一段階、キャッチコピーの具体性をアップさせることができます。
4、メリットではなくベネフィットを示す
商品の特徴だけを並べたキャッチコピーはいけません。なぜならば、機能や特徴などの商品のメリットそのものにユーザーは魅力を感じないからです。ユーザーは自分の悩みや問題が解決されるのか?という点に最大の関心があります。
そのため、商品により悩みや問題が解決されることで、いったいどんな未来が訪れるのか、を示してあげることが重要になります。ユーザーに、商品を使うことで素晴らしい未来が手に入ることをイメージさせるのです。
例
×吸引力が3倍のサイクロン型掃除機(メリットの提示)
○吸引力が落ちず、どんなほこりも取りこぼさない掃除機(ベネフィットの提示)
×菌・カビを99%除去する洗濯洗剤
○菌・カビからあなたの子供を守る洗濯洗剤
5、簡易性が伝わる表現にする
いくら商品やサービスが優れていても、手間がかかったり大変だったりするとなかなかユーザーの心は動きません。そこで、「めんどくさい」「私には続かない」といった、行動にブレーキをかける要素を取り除いてあげる必要があります。つまり、簡易性を伝えるのです。
例
×3年間私がコツコツ勉強して英語を話せるようになった方法
○1日30分英語を聞き流すだけで、あなたも英語がぺらぺらに
6、好奇心をあおる
読者を「えっ!」と思わせるような意外性を表現することができれば、キャッチコピーは刺さりやすくなります。思わず目がとまってしまうような、そんなキャッチコピーを目指しましょう。そのためのテクニックとしては、ギャップを見せることが効果的です。常識ではありえないような結果や成果については、誰でも知りたくなってしまうものです。ギャップをうまく演出して、ユーザーの好奇心を刺激することができれば、反応率は高くなります。ただ、事実とは異なった、あまりに過激な表現はしないことをおすすめします。
例
1日3食好きなだけ食べても痩せる方法
学年ビリだった私が半年で全国模試1位をとった勉強方法
7、ノウハウを伝える
ユーザーが何らかの悩みを抱えているのならば、その解決方法を探しているはず。悩みを抱えたユーザーには問題を解決するためのノウハウを与えてあげましょう。~の方法、~のひみつ、~のテクニックと書くことで、役に立つ情報であることをダイレクトに伝えることができます。
例
No1営業マンが教える、売れるセールストークのひみつ
たった2週間でTOEICスコアを150点アップさせる方法
結論
今回の記事では、キャッチコピー作りに使える7大テクニックをご紹介しました。特に広告においては、キャッチコピーに選んだ言葉しだいで売り上げや成果が大きく変化します。
この記事にある7つのテクニックを最大限に活用して、読者を「おっ!」と思わせるようなキャッチコピーを作ってみてください。