SEOをはじめてみようと思ったら、まずはじめにどのようなキーワードで対策をするかを決めるキーワード選定を行います。しかし、このキーワード選定は、非常に重要度が高いにもかかわらず、うまくできないケースが多いです。
【よくある失敗パターン】
・キーワード選定ができずに、ここから先に進めない
・誤ったキーワードを設定してしまい効果が出ない
自社のWebサイトでSEOをやってみたいと考えている経営者・Web担当者が、どういった視点で選べばいいのか把握できるように、今すぐ実行できるキーワード選びについて詳しく解説します。
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競合は何位くらいだろうか?を調べたい時に使えるツールです。また、狙っているキーワードでは、どういったサイトが上位に表示されているかを教えてくれるツールです。
キーワード選定はターゲットを定めるということ
そもそも、なぜキーワード選びが重要なのでしょうか?キーワードというのは「ユーザーのニーズ」であり、キーワード選びは「狙いを定める」ということです。 例えば「英会話」というキーワードの場合、 ・「英会話」の勉強法を探している ・「英会話」の教材を探している ・「英会話」の学校を探している 等、いろいろなニーズが考えられますが、 ・「英会話 札幌」 となった時点で、想定できるニーズは絞られてきます。 そして、札幌で英会話スクールを開校しているとしたら、「英会話 札幌」というニーズを持った人にサイトに来てほしいはずです。つまり「英会話 札幌」は狙えるキーワードになるわけです。 この狙いを定めることをしなかった場合、どうなるか?もちろん、キーワードによっては、わざわざ狙いを定めずとも検索結果の上位に表示されるということはありますが、例えば、「うちのスクールが提供しているサービスは、今まで英会話とは異なる新しいサービスなんだ。だから英会話という名称は使わない。」というコンセプトのもとWebサイトを作っていったら、「英会話 札幌」では上位に表示されない可能性があります。少し極端な例ではありますが、それでは来てもらいたいユーザーの目に留まらない結果になってしまいます。 お客様は誰で、自社をサービス/商品を見つける際にどういうキーワードを使うのか?をきちんと考えるというのが、まず重要となってくるのです。キーワードタイプは「情報型」「案内型」「取引型」の3つのタイプに分類される
みなさんも当たり前のように使う検索エンジン。検索エンジンに何らかのキーワードを入力し、検索をしますが、実はその「何らかの」キーワードには大きく分けると「情報型」「案内型」「取引型」の3つのタイプに分類されると言われています。1.方法を知りたい、悩みを解決したい、知ることが目的の「情報型」キーワード
「情報型」キーワードは方法を知ることや悩みを解決することが目的のキーワードです。英会話の例で見てみましょう。 「英会話 学習法」 「英会話 独学」 「英会話 コツ」 などのキーワードは情報型に分類されます。ユーザーの疑問や悩みを解決するためのキーワードです。2.アクションを起こすための「取引型」キーワード
「取引型」キーワードはユーザーが何かをほしい時、何らかの行動をしたい時に使うキーワードを指します。 「英会話 スクール」 「英会話 教材」 「英会話 札幌」 などは行動をするための情報を探しているキーワードです。3.Webサイト名、ブランド名などを直接検索する「案内型」キーワード
は既にWebサイト名、ブランド名、ショップ名を知っていて、その名称そのものズバリのキーワードを指します。 「シェーン英会話」 「イーオン」 「ベルリッツ」 指名キーワードとも呼ばれるものがここに分類されます。 もちろん全てのキーワードがこの3つに分類できるわけではありませんが、大まかにはこの分類によって施策が変わってきます。まずは「取引型」キーワードでSEO対策をする
キーワードには3つのタイプがありますが、まずは「取引型」のキーワードで対策をしましょう。「情報型」キーワードは対策に時間やお金などのリソースが必要になってしまうためです。「情報型」キーワードはコンテンツが必要
長期的に見れば「情報型」キーワードでの施策も必要です。しかしユーザーが情報を探しているときに使う「情報型」キーワードでSEOをやるためには、情報型のコンテンツを用意しなければいけません。 さきほどの「英会話」の例でみてみましょう。 もし自社のWebサイトに「英会話 学習法」「英会話 コツ」等の「情報型」コンテンツがない場合、それを作る(=ライティングする)ことをしなければなりません。 ・自社でやろうにも、じっくり書く時間が取れない、書き方がわからない ・外部に依頼したら、結構なお金がかかるし、どこに頼んだらいいかわからない ・ライティングだけでなく、ページのデザインやら、サイト構造も変えなきゃいけない やることがいろいろありすぎて、相当の覚悟がないと先に進めません。たいてい、ここで止まってしまいます。 「では、どうすればよいか?」「リソースもない、お金もない中小企業にSEOは向かないのか?」そんなことはありません。さきほどの「情報型」「案内型」「取引型」のキーワードのうち、「取引型」キーワードを狙いましょう。「取引型」キーワードはニーズが顕在化し、購入や申し込みにつながりやすい
「英会話 教室」「英会話 学校」などの「取引型」で検索しているということはニーズが顕在化しており、購入や申込みにつながりやすいからです。「取引型」の中でも検索数の多いキーワードは競争が激しいので、テールワードと呼ばれるような2語の組み合わせを狙います。ひとつひとつの流入数は多くはないですが、対策したキーワードと関連したキーワードでも上位表示されるケースも多々あります。地味ですが、ホームランを狙わず、ヒットを重ねることで確実に得点する方法を選びましょう。 「英会話」にあたる部分は、自社の基本サービスのキーワードになります。(英会話学校なら「英会話」)激戦区のキーワードの場合は、上記のような2語であっても戦いが厳しいので、その場合は3語にしたり、他のキーワードを探すという作業が必要になります。無料ツールを活用したキーワードの探し方
それでは具体的にキーワードをどうやって探したらよいか「英会話」を例に出しながら解説します。ありがたいことにネット上には様々な無料ツールがあります。これらツールをうまく使い分けることで選定ができます。【ステップ1】どんなキーワードが検索されているか知る
利用するツール:関連キーワード取得ツール
「英会話」で検索した時の画面イメージ
世の中では、どんなキーワードで検索されているか?を調べたい時に使えるツールです。関連キーワードだけでなく、「教えて!goo」などの情報も表示してくれるので、ユーザーがどういった情報を求めているかもわかります。