ここ数年クラウドソーシングによる外部人材の活用が浸透して、多くの企業が生産性を改善させ、今まで手を出せなかった業務にチャレンジできるようになりました。
しかしまだ具体的にどうやって活用すればいいかわからない、使ってみたいがうまく活用できるか不安という方も多いと思います。そこで本記事では、クラウドソーシングを活用するメリットから活用する際のポイントを説明していきます。特に中小企業や地方の企業の方はクラウドソーシングを活用していくべきなので、ぜひ読んでみてください。
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引用:【事例】自前運用で効果なしのFacebook広告、プロに任せて約500いいね!もついた話|techloco
<おこなった施策>
・Facebook広告の運用
・商品のファンを増やすことを目標にし、Facebookページへのいいね獲得
<結果>
・運用期間1ヶ月、広告予算約3.6万円で500件近い「いいね!」がFacebookページにつく
・依頼前はほとんどつかなかった「いいね」が、広告を始めてから1つの投稿でも40件つくようになる
引用:ファッションECサイトを運営しているK社のTさんの場合|Shinobiライティング
<おこなった施策>
・ECサイトの商品ページに掲載する記事の作成
・重複したコンテンツを配信し、検索ページに表示されなくなってしまっていたので、執筆の際は他のコンテンツと重複している点はないか、表現に間違いはないかなども確認してオリジナルコンテンツを作成
<結果>
・オリジナルコンテンツを作成後、検索ページに表示されるようになった
・PV数が増えたこともあり、売上も徐々に伸びている
引用:三者いるからうまくいく! 制作会社コンシェルジュの重要性|WEB販促の窓口
<おこなった施策>
・サイトのスマートフォン対応
・アクセス数の多いランディングページの商品を見やすく変更。
・カート機能を向上させ、実際の店舗で買い物をするようにラッピングや箱を選べるようにした
<結果>
・スマートフォン対応(スマートフォンユーザーの割合が半数を超えたタイミングで)でEC部門の売り上げがアップ
引用:ゴールドカード会員獲得コストが10分の1以下に|Kaizen Platform
<おこなった施策>
・ランディングページの改善
・ABテストを繰り返し実施してUIの改善
<結果>
・A/B テストを開始してから獲得会員数は月に100件増加
・始める前と比べて獲得件数は月平均比1.3倍にまで伸びた
引用:写真投稿数200%へ激増!自撮りアプリ「 Agate(アゲート)」のYouTuber PR事例|BitStar
<おこなった施策>
・YouTuberが実際にサービスを使用しておすすめの使い方かなどを動画を通して伝える
<結果>
・動画の初回配信時は1週間でアプリのインストールは1,600超える
中小企業と地方企業こそクラウドソーシングを活用するべき
メリット1:不足している人材を必要な時だけ発注できる
クラウドソーシングを活用する一番のメリットは不足している人材を必要な時だけ発注できることです。中小企業だとなかなか人材を豊富に雇ったり、専任で雇用するのは難しいです。その際に必要な時だけ発注ができ、人材不足を補完することができます。メリット2:クラウドソーシングサービスでは受注者の評価機能もついているため、安心して依頼できる
中小企業向けにWebマーケティング支援を行っている会社も徐々に増えてきていますが、悪徳業者の存在に気を付けなければなりません。Webマーケティングに不慣れな中小企業に狙いを定める彼らは甘い言葉を囁きますが、いざ仕事を依頼したら事前の説明と発注後の対応が違った、ほとんど連絡がつかなくなったなど、悲しい話もよく耳にします。 この点、多くのクラウドソーシングサービスでは受注者への評価機能がついていて、これまで行ってきた仕事に対する評価・口コミが公開されています。自分たちと同じ立場の依頼主が書いた口コミは信頼できますし、受注者は評価が下がると次の仕事を依頼されにくくなるため誠実な対応が期待できます。(なお当たり前のことですが、依頼主側にも誠実な対応を心掛けていただく必要があります。)メリット3:都市部の知識のある人材を味方にするべき
続いて地方企業の場合は、周囲に頼れるパートナーがいないという深刻な問題があります。クラウドソーシングでは、基本的にはオンライン上ですべての業務が完結します。ですので、地方からでも都市部の知識のある人材に仕事を依頼することが可能です。クラウドソーシングを活用する際の5つのポイントを整理
しかし実際にクラウドソーシングを利用するとなると、依頼内容を書き起こすのが大変、応募者を選べない…など四苦八苦した経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。今回はWebマーケティング関連のクラウドソーシング運営会社が公開している事例から、クラウドソーシングを利用する際に心掛けたい5つのポイントを説明します。 ※クラウドソーシングの受注者については、各サービスで個別に呼び名を付けているかと思いますが、ここでは統一して「受注者」と呼びます。ポイント1:初期のコミュニケーションを大切に
依頼主は依頼業務に対する知識、受注者は依頼主のビジネスに対する知識がそれぞれ不足しているため、依頼業務の開始前に丁寧な情報収集と合意形成が必要となります。クラウドソーシングはメッセージなどでコミュニケーションが完結することもありますが、不安なことがあったら依頼業務の開始前にすべて確認しましょう。また、お互いの性格的な特徴についても把握しておくことが後のトラブルを避けるためにも重要です。 具体的には依頼する際に、使用する目的やターゲットについては最低限、詳細を確認し合う必要があります。サイト制作の場合、色やページ、素材のことなど確認する内容は多岐に渡ります。例えばネット広告の運用を代行する場合
ネット広告を始める際にまずは少額やスポットで活用したいと思っても、広告代理店ではなかなか対応してもらえないこともあります。社内の誰かに任せようにも、専門的で煩雑な仕事なので思うようにはいきません。そんな時こそクラウドソーシングの出番です。 下記の例は初動ではコミュニケーション頻度が高くなりつつも、そこでしっかりコミュニケーションをとっていたことで、その後はスムーズに進めていくことができた例です。使用目的やターゲット、ランディングページについては最低限話し合っておく必要があります。具体例 株式会社アッパーフィールド:自社運用で効果のなかったFacebook広告が予算約3.6万円で500件の「いいね!」を獲得
<感想> “初動ではどうしてもコミュニケーション頻度が高くなってしまったのですが、そこでつまずくこともなかったので、それ以降は非常にスムーズに進められました。限られた報酬にもかかわらず非常に高いコストパフォーマンスで、逆に恐縮したくらいです。” “またFacebook広告については、いきなり売上に繋がる広告を実施するのではなく、まずは商品のファンを増やすことにフォーカスする、と最初に目的をすり合せできたのでよかったです。自分でやっていたときは、目標をどこに置いていいのかさえあやふやなまま広告を出していましたから。” 引用:【事例】自前運用で効果なしのFacebook広告、プロに任せて約500いいね!もついた話|techhloco■事例で使用されたクラウドサービス ネット広告運用代行を中心とした中小企業向けWebマーケティング支援サービス『Draft』https://www.draft.partners
ポイント2:社内コストと比較する
新たな取り組みを始める際に、それを外注する場合には必要なコストが分かりやすく可視化されます。逆に社内のメンバーだけで行おうとする時には、どのようなコストが発生するのか冷静に判断する必要があります。 社内で発生するコストとは、単に時間当たりの人件費だけでなく、取り組みを始めるにあたり必要な知識・スキルを学習するのに必要な金銭的・時間的なコストや、業務の引継ぎにかかるコストなども含まれます。 こうしたことを考えたときに、多少の外注コストが発生するとはいえ、小ロットから早期に始められるクラウドソーシングは、リスクが低いと言えます。コンテンツマーケティングの場合
近年注目を集めるコンテンツマーケティングですが、社内でコンテンツ作成体制を構築するとなるとそれ相応の準備と投資が必要になり、また必ずしも短期的に目に見える成果が出るわけではないため、実行を躊躇している会社も多いように思います。 こうした時、記事作成に特化しているクラウドソーシングを活用すれば、様々な業種・領域に精通したライターを探し出し、要望に応じたコンテンツを作成することができます。まずは1記事から発注することもできるので最小の投資から始めることが可能です。具体例 ファッションECサイトのオリジナルコンテンツを作成したことで、PV数が伸び売り上げも増加
<感想> ““正直なところ、商品の説明文をライターが代わりに書いてくれるサービスというだけで、 人を雇うのと変わりないんじゃないか?とも思っていました。 だからと言って人員コストもかけられないし、計算をしてみてアルバイトに時給を払うよりお得だったのが決め手になりました。コンテンツに重複がないかの確認もしてもらえたのがよかったです。アルバイトでは同じ人が全く別のコンテンツを書き続けるのも大変だし、目視でいちいち書いたものをチェックするのも途方に暮れますからね。” 引用:ファッションECサイトを運営しているK社のTさんの場合|Shinobiライティング■事例で使用されたクラウドサービス 多様なジャンルのライターによる記事作成代行サービス『Shinobiライティング』 https://crowd.biz-samurai.com/
ポイント3:依頼主と受注者を繋ぐサポートスタッフを活用する
いざクラウドソーシングを使おうと思っても、課題が整理されていない、依頼の作法が分からない、などの理由で二の足を踏んでしまうこともあるかと思います。 これに対して各クラウドソーシング事業者は、サポートスタッフを配置し、電話やチャットで親身に相談に乗ってくれ、要望に沿った受注者を選定してくれるなど手厚いフォローを実現しています。取引開始後も第三者的な視点があることでトラブルなどを未然に防ぐことができ、依頼主も受注者も安心してサービスを利用することができます。Webサイト制作の場合
この数年でスマートフォンからインターネットにアクセスする人が急増し、今やWebサイトがスマートフォンに最適化されているか否かが検索結果の表示順位にも影響を与えるようになりました。 これを機にWebサイトの作り直しを検討する企業も増えているようですが、費用相場が不明瞭、制作会社の得意不得意を判断できないなどの理由から発注を躊躇している会社も少なくないとのこと。こうした時に、両社の間に入って発注時の不安を解消し、ミスマッチをなくす中立的なマッチングのサービスが登場してきました。具体例 年号ワイン.com :スマホ対応・UI改善によりEC部門の売上アップ
<感想> “依頼者と制作会社の間に、ニフティがコンシェルジュ的な立場で入ってくれることがすごく助けになりました。依頼者と制作会社、2社だと綱引きになりやすいのです。でも、ハブとなる第三者(ニフティ)がいてくれると関係が壊れにくかったです。” 引用:三者いるからうまくいく! 制作会社コンシェルジュの重要性|WEB販促の窓口■事例で使用されたクラウドサービス 全国の優良制作会社のマッチングサービス『@nifty WEB販促の窓口』 https://hansoku.nifty.com/
ポイント4:独自機能があれば+αで活用する
いくつかのクラウドソーシングにおいては、独自のシステムを構築することにより、専門家のスキルをより効果的に活用できるようにしています。専門家のスキルと便利なツールとの掛け合わせによって、生産性を劇的に高めることができるのもクラウドソーシングの見逃せないメリットです。Webサイト改善の場合
Webマーケティングで重要なことは、分析、発見、仮説立て、実行、検証という循環を絶えず繰り返すことでパフォーマンスを最適化していくことです。Webサイトについても制作してからそのままにするのではなく、仮説検証による改善を行う必要があります。Webサイト改善の代表的な手法としては、デザインやレイアウトなど複数の変更案を交互に表示して反響の良し悪しを確認する『A/Bテスト』があります。 例えばKaizen Platformでは、SaaS型式のA/Bテストが行えるツールの提供と『グロースハッカー』と呼ばれるサイト改善の専門家集団のスキルをセットにして、大掛かりな改修を行わずともWebサイトの継続的な改善ができるような仕組みを整えています。具体例 株式会社クレディセゾン:カードの会員獲得コストは広告の10分の1以下に
<感想> “このときの目標は、UI改善のPDCAサイクルを社内で確立することでした。これまでは、改善しようとすれば、改善案を自ら考え、外部の制作会社に提示し、製作してもらっていたため、1ページ変更するのに相当の時間がかかっていた。簡単にUIを変えられなかったので、ランディングページはここ何年もそのままでした。Kaizen Platformを利用することで、メッセージ1行、ボタンの色1つでいいから自分たちでアイデアを出し、A/Bテストを実施しながら、Webサイトの品質を上げていくことができました” 引用:ゴールドカード会員獲得コストが10分の1以下に|Kaizen Platform■事例で使用されたクラウドサービス SaaSツールとグロースハッカーによりサイトの継続的な改善を実現する『Kaizen Platform』 https://kaizenplatform.com/ja/
ポイント5:自社顧客像に近い視点を取り入れることもできる
クラウドソーシングでは、主婦・シニア世代・大学生などが仕事を受けており、自社商品・サービスのユーザーに限りなく近い個人をマッチングすることも可能です。発注企業では気づけないユーザー視点を手早く調達して、商品・サービスの価値を“共創”していくのが新しいマーケティングの在り方ではないでしょうか。YouTube プロモーションの場合
2015年8月に(株)サイバーエージェントが行った調査によると、日本の10代においてはスマートフォンからのオンライン動画接触率は80%で、これはテレビ接触率85%にも迫る勢いです。オンライン動画の中でも圧倒的なシェアを誇る動画投稿サービスYouTubeには、多くのファンを獲得している“YouTuber”と呼ばれる投稿者がいます。 多くのYouTuberは“●●●●してみた”と題した体験型の動画を投稿していますが、動画内で商品やサービスを取り上げると大きな反響があるようです。今ではタレント事務所のようにYouTuberを束ねて企業とマッチングするサービスも増えてきているので、その中から事例を1つピックアップしました。具体例 株式会社moba:人気のYouTuberがアプリの使い方を動画配信し、1週間で1,600のインストールを超える
<感想> “初めての試みということもあり「自社サービスの紹介にマッチする方がいるのか」そして「サービスの情報を的確に伝えて頂けるのか」という不安もありましたが、事前に参加希望のYouTuberの方をご紹介頂き、動画制作の依頼するかどうかをこちら側で判断出来たり、動画制作の段階でどういう事を伝えるかを詳しくヒアリングして頂けたので安心して取り組むことが出来ました。” 引用:写真投稿数200%へ激増!自撮りアプリ「 Agate(アゲート)」のYouTuber PR事例|BitStar■事例で使用されたクラウドサービス YouTuberと企業のマッチングプラットフォーム『BitStar』 https://bitstar.tokyo/