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Googleタグマネージャ使い方完全ガイド~初期設定編~

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Webマーケやサイト制作界隈で次第に認知されてきている「タグマネージャー」。Yahoo!タグマネージャーやGoogleタグマネージャなどがありますが、「どのタグマネージャーを使えばいいのか分からない」「導入するといいことがあるの?」「そもそも使い方が分からないから手を出しにくい」と、精神的な導入障壁がとても高いのではないでしょうか。

今回は、タグマネージャーの中でも無料で使用でき、解析ツールなどとも相性のいい「Googleタグマネージャ」について、解説させていただきます。

いくつかの導入を経て、この導入障壁の高さを感じてきましたので、まずは導入までを噛み砕いて解説いたします。

今後、導入を検討されている方の判断、導入の一助になればと思います。

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※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。

※本記事は2014年8月7日に公開された記事をLISKUL編集部にて再編集したものです。

Googleタグマネージャとは

Googleが提供するタグマネージャーのことです。
タグマネージャーは、ひとつのタグを介して複数のタグを動かすことができるツールです。
このタグをウェブページに設置することにより、管理画面で様々なタグを設定し、稼働させることができます。

図にするとこのような形です。
20140807_01

タグマネージャーでなにができるのか

実は、弊社のコーポレートサイトもタグマネージャーを使用しており、Googleアナリティクスなどを稼働させています。

本来Googleアナリティクスは計測する全ページにタグを設置しなければいけませんが、タグマネージャーを導入していたので、管理画面に設定しただけで導入完了となりました。
Googleタグアシスタントなどで見ていただくと、弊社コーポレートサイトでしっかりとGoogleアナリティクスが動いているのがご確認いただけます。
※ソースを見ても、Googleアナリティクスのコードはありません

また、Googleの公式ページでは実際に使用した企業の記事が掲載されています。
株式会社 LIXIL Google タグマネージャとリマーケティングの導入事例

この記事では工数削減だけでなく、工数削減によるPDCAサイクルの効率化など、タグマネージャーが及ぼした影響についても知ることができます。

設置が完了したらサイトの解析・改善が容易に行うことができます

タグマネージャーを設置することで、管理画面から一気に全ページへのタグの埋め込みなどを行えるようになり、様々なツールの導入を容易に行うことができます。
良いサイトを作るには継続的な解析や改善が必要不可欠です。最近では課題箇所の分析から改善提案までを行うツールなども登場していますので、様々なツールを活用し効果的な改善を繰り返しましょう。

参考:Google Analyticsのデータを元に、自動でわかりやすい改善案をお届け|AIアナリスト(登録無料)

タグマネージャーが不要な状況

とはいえ。
もうすでにサイト全ページに必要なタグは埋まってます! しかもハードコーディングです! みたいな状況ですと、逆にタグマネージャーを導入するほうが手間になってしまいます。そのため、そのような状況の場合はタグマネージャーの導入はおすすめしておりません。
また、GoogleタグマネージャはYahooタグマネージャーと違い、動作保証しているタグがGoogleのものに限られます。そのため、Google以外のタグを設定し、そこで不具合が起きてしまうと解決が難しい場合があります。
ここに不安を覚える場合も、避けたほうが良いと思います。

Googleタグマネージャの使い方

それでは、ここからはGoogleタグマネージャの設定方法を解説していきます。
※Googleタグマネージャを発行、webサイトへ設置。設定するタグはGoogleアナリティクス、という前提にて解説いたします

Googleタグマネージャの発行準備

※GoogleタグマネージャはGoogleアカウントを取得していることが使用条件になります

まずタグマネージャーの公式サイトからログインします。
Googleタグマネージャー

ログインすると以下の画面に遷移します。

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Googleタグマネージャはひとつのアカウントの中に複数の「コンテナ」という枠を作ることができ、この「コンテナ」が変わると、管理画面やタグが変わります。
つまり、1コンテナ=1タグマネージャーと考えていただいてOKです。

このコンテナを新規作成するところから、Googleタグマネージャーの発行・設定はスタートです。

コンテナの新規作成

画面左の「新規作成」という赤いボタンから行います。
「コンテナ」と「ユーザー」がプルダウンされるので「コンテナ」を選択してください。

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コンテナの初期設定画面に遷移しますので、各項目を埋めていきます。
コンテナの使用場所にアプリがあったりしますが、今回はウェブページを対象とします。
項目を埋めたら、保存をします。

20140807_04

タグの発行が完了

画面中央にタグが表示されます。これが、Googleタグマネージャのタグになります。
この画面では左下の「後でタグを追加」を選び、先に進みましょう。

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管理画面の使い方

これで、コンテナ、タグおよび管理画面が発行されました。

管理画面では左カラムにメニューが並びますので、それをまず解説します。

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・【管理】GTMのインストール
先ほど表示された、Googleタグマネージャのタグを表示させることができます

・【管理】コンテナ設定
コンテナの名前やタイムゾーンなどを変更できます

・【ドラフトコンテナ】サマリー
現在設定されているタグの一覧を表示します

・【ドラフトコンテナ】タグ
タグの設定をします

・【ドラフトコンテナ】ルール
タグが発動するルール(URLなど)を設定します

・【ドラフトコンテナ】マクロ
タグが発動するイベントを設定します

・【バージョン】
Googleタグマネージャは更新のたび、ここにその状態が保存されます。変更のログをとっているようなもので、ここを使用することで過去の設定内容に戻すことも可能です

タグ、ルールの設定

ここから、タグを発動させるための設定を行っていきます。
基本的にタグと、それを発動させるためのルール(URLなど)を設定する形になります。

まず、画面中央付近の「新規作成」をクリックします。
タグ、ルール、マクロがプルダウンされるので、作成したいものを選びます。

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【タグ】
タグを選択すると、タグ名(任意)とタグの種類の選択が求められます。
タグの種類は、下記画像のように展開していきます。

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今回はこの中から「ユニバーサルアナリティクス」を選びます。
※Googleタグマネージャで公式にサポートされているのは、この選択肢に出てくるもの、すなわちGoogleのタグのみです。他は「カスタムHTMLタグ」か「カスタム画像タグ」で設定することになります

「ユニバーサルアナリティクス」を選ぶと、下記画像のように項目が現れます。
この項目を埋めていくことで設定が完了します。

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項目の横に(オプション)とついているものは必須項目ではありません。
今回は、必要最低限の項目を埋めて保存します。

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【ルール】
次に、タグ発動のルールを設定します。
先ほどの新規作成から、「ルール」を選択すると、タグのときと同じように、ルール名と、ルールの設定項目が現れます。

ルールの設定は、基本的にURLでの設定となります。
その場合、「含む」「等しい」「前方一致」などがありますので、状況によって使い分けましょう。今回は当ブログのURLを含むもの、という設定を行いました。
これも、項目を埋めて保存します。

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タグとルールを合わせる

これで、Googleアナリティクスのタグとそのタグを発動させるルールの設定が完了しました。この2つを組み合わせ、タグが発動する状態に設定していきます。
この操作は、タグの画面から行うと分かりやすいので、今回はそこから進めていきます。

まず、先ほど設定したタグを選択します。

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タグの画面右上に「配信のルール」という項目があります。ここの「+追加」をクリックします。すると、ルールの選択画面が表示されます。

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ここで、先ほど作成したルールにチェックを入れ、保存します。

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タグの画面に戻った後、再度その画面で保存をしてください。

これでタグとルールの設定が完了しました(サマリー画面でタグとルールが並列して表示されます)。

バージョンを作成・公開する

タグとルールの設定が終わっても、Googleタグマネージャ自体の稼働にはもう一手間が必要となります。
それが、バージョンの作成と公開です。
バージョンの作成は、いわゆるセーブ機能です。これをしないと今までの設定が「確定」とならず、本番環境に反映させることができません。

バージョンの作成は、画面右上の「バージョンを作成」から行います。

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バージョン作成に成功すると、画面上部にテキストが表示され、左カラムにバージョンが追加されます。

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そのままの画面で、右上の「公開」をクリックすれば、画面に表示されている設定が本番環境へと反映されます。

公開されているバージョンを確認する

公開されているバージョンは、左カラム「バージョン」の「サマリー」から確認が可能です。

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ここで「公開中のバージョン ID」に記載されているものが、現在公開されているバージョンとなります。

昔に戻りたい

設定を繰り返していく中で、昔の設定に戻したいと思うこともあると思います。
そういう時は、バージョンを選択し、その画面から「公開」をクリックします。
これで、そのバージョンの設定に戻すことができます。

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さいごに

以上、Googleタグマネージャの解説でした。当然ではありますが、GoogleタグマネージャはGoogleアナリティクスがもっとも早くサポートされるタグマネージャーになります。現在Googleアナリティクスを使用していてタグマネージャーを導入したいとなったときは、他のタグマネージャーに比べ、安心して導入することができます。自社サイトの状況を鑑みた上で、導入可否、そしてどのタグマネージャーを使用するか、ご判断いただければと思います。

ちなみに、Yahooタグマネージャーはこちらをどうぞ。
【LISKUL】工数も経費も削減可能! タグマネージャーを導入してみる

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