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初心者でも大丈夫 コンバージョンタグの基礎を徹底解説

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20141110_00リスティング広告だけでなく、ウェブ広告の運用をするときに忘れてはいけない「コンバージョン」という概念。これは、広告がどれだけ成果に結びついたかを測る、大事な指標です。

今回は、YahooスポンサードサーチとGoogleアドワーズを例に取り、この「コンバージョンタグ」の使い方と仕組みについて解説いたします。
一見とっつきにくい話のように見えますが、実はそんなに難しいことはありません。一読いただければ、コンバージョンタグの設定は簡単に思えるはずです。

コンバージョンを取得するために必要な「コンバージョンタグ」をどうやって使えばいいのか分からない、効果測定がうまくいかないという方は、ぜひご参考ください。

コンバージョンタグの重要性

まず、コンバージョンタグの重要性についてですが、ウェブ広告の効果を測定するには必須となる、重要なものです。
なぜなら、このタグを設置したページが成果地点(コンバージョン地点)として認識されることになるので、このタグが反応した回数が、リスティング広告で成果を上げた回数になるからです。
逆に、このタグを設置しないと成果地点は「なし」となり、どんなにがんばっても「成果ゼロ」として計測されることになります。

ちなみに、そもそものコンバージョンの意味については下記記事にてご確認くださいませ。
【LISKUL】成果アップの第一歩!コンバージョンの意味を正しく理解し定義する

コンバージョンタグのメリット

コンバージョンタグは基本的に、ウェブ広告の公式の測定タグとして存在します。そのため、公式の管理画面で施策と成果の一元管理ができることがメリットです(このメリットを一番享受できるのがリスティング広告です)。

GAなどの解析ツールにも「コンバージョン」の概念はあり、実際に設定もできるのですが、施策と紐付けて見ることが難しくなっているため、公式のコンバージョンタグを使用することをおすすめいたします。

コンバージョンタグの発行・確認方法

それでは、ここからはコンバージョンタグを実際に使う場合の手順を解説いたします。
※代表的な【Yahooスポンサードサーチ】と【Googleアドワーズ】の画面で解説いたします

コンバージョンタグを発行・確認する

コンバージョンタグは、管理画面から発行することができます。

【Googleアドワーズ】

アカウントにログイン後、運用ツール→コンバージョントラッキングの項目をクリックします。
20141110_01

「+コンバージョン」ボタンをクリックします。
20141110_02

コンバージョン名を設定、設置したいソースを選択し「保存して次へ」をクリックします。このとき、設置したいソースは、通常であれば「ウェブページ」を選びます。
スマホからの電話でのコンバージョンなどの場合は、他のチェックになります。

20141110_03

各種設定を行い、保存します。
詳細は下記のようになりますが、ここでの設定は後からも変更できます。

・コンバージョン値
「値」とは、売上などのことを指します。
コンバージョンに伴って金額を取得したいなどがあれば設定します。また、この場合は、適宜カスタマイズが必要になります。
単純にコンバージョンの数を測定するだけであれば「値を設定しない」でOKです。

・カウント
「すべてのコンバージョン」か「ユニークコンバージョン」を選択します。
2つの違いは、コンバージョンの回数か、コンバージョンしたユーザ数か、の違いです。
基本的には「すべてのコンバージョン」でOKです。

・計測期間
広告クリックからコンバージョンまでの期限です。
該当の広告をクリックしたユーザが、ここで設定した日数以内にコンバージョンすると、コンバージョンが計測されます。
例えば「30日間」に設定すると、広告をクリックして31日目にコンバージョンをしても、それはコンバージョンとして計測されません。
デフォルトで30日間となっていますので、一旦はそのままで大丈夫です。

・コンバージョンカテゴリ
「購入/販売」「お申し込み」「販売促進」「主要なページの閲覧」「その他」の5種類から選択可能です。これらから、広告の目的に合わせ選択します。
基本的に、ECサイトであれば「購入/販売」に、資料請求や問い合わせが目的であれば「お申し込み」が相応しいです。

・マークアップ言語
タグを設置するページの言語を選択することになります。
通常のホームページであれば、デフォルトの「HTML」でOKです。

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以上の設定が完了すると、タグが発行されます。
タグが発行されるとコンバージョンアクションの一覧に、作成したコンバージョン設定が表示されます。

20141110_05

ここから、該当のコンバージョンを選択し、タブで「コード」を選択すると、コンバージョンタグを確認することができます。
20141110_06

【Yahooスポンサードサーチ】

ツール→コンバージョン測定の項目をクリックします。
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「+コンバージョン測定の新規設定」をクリックします。

各項目を設定します。設定の詳細は下記のとおりです。
ここでの設定は「コンバージョン種別」以外は、後から変更が可能です。

・コンバージョン名
任意の名称をつけてください。
ここで決めた名称で、一覧に表示されることになりますので、分かりやすい名前だと後々便利です。

・コンバージョン種別
「ウェブページ」「電話発信」「アプリダウンロード」から選択します。
コンバージョンタグを設置する先を選択するのですが、通常のサイトであれば、「ウェブページ」を選びましょう。

・コンバージョン測定の目的
「購入/販売」「お申し込み」「販売促進」「主要なページの閲覧」「その他」の5つからの選択となります。これらから、広告の目的に合わせ選択します。
基本的に、ECサイトであれば「購入/販売」に、資料請求や問い合わせが目的であれば「お申し込み」が相応しいです。

・該当ページの形式
ここは、「html」「xhtml」の2種類から選択することになります。
コンバージョンタグを設置するページと同様のものを選択しますが、通常であれば「html」を選択することになります。

・該当ページのセキュリティレベル
「http」か「https」を選択します。
これはコンバージョンタグを設置するページがどちらかで選択します。コンバージョンページURLの頭が「http」か「https」になっているかで判断しましょう。

・1コンバージョンあたりの売上金額
コンバージョンに伴って金額を取得したいという希望があれば設定します。Googleと同様に、コンバージョンした際に売上などの数値が発生する場合は、適宜カスタマイズが必要になります。
単純にコンバージョンの数を測定するだけであれば、ここは設定なしでOKです。

20141110_08
すべての設定が完了したら、ページ下部の「保存してタグを取得」をクリックします。

設定が完了すると、コンバージョン測定の一覧画面に、作成したものが表示されます。ここから、「タグを表示」をクリックすると表示されますので、ここで確認が可能です。

20141110_11

コンバージョンタグの設置

コンバージョンタグは、通常のタグと同様の扱いで、HTMLソース内に設置します。
このとき、コンバージョン地点(成果地点)となるページにだけ設置してください。コンバージョンタグを設置したページが成果地点として認識されるということですね。
ちなみに、コンバージョンタグは<body>~</body>内への設置となります。

タグマネージャーに設定したい場合

利用したいタグマネージャーが使いたい広告のタグをサポートしているかを確認してから設定に取り掛かりましょう。

例えば、Googleタグマネージャーはyahooスポンサードサーチのコンバージョンタグをサポートしていません。
設定したい場合は「document.write をサポートする」にチェックを入れるなどの対応が必要となります。また、動作保証がされていないので、対応をしても「絶対大丈夫」とは言えないのです。

タグマネージャーの基本的な操作は、以下の記事をご参照ください。
【LISKUL】Googleタグマネージャ使い方完全ガイド~初期設定編~
【LISKUL】工数も経費も削減可能! タグマネージャーを導入してみる

コンバージョンタグの仕組み

タグを発行、設置したはいいけど、このコンバージョンタグひとつで、なぜ広告の効果測定が可能になるのか。
それは、コンバージョンタグは、リスティング広告をクリックしたユーザを判別できるためです。

そのため、リスティング広告をクリックしたユーザが、コンバージョンタグが設置されたページに到達すると「リスティング広告でやってきた人が、成果地点(コンバージョンタグが設置された画面)に到達した」と認識、そして成果1とカウントしてくれるわけです。

成果のカウントを確認する

カウントされた成果数は、大抵は前述のとおり、管理画面で確認ができます。
GoogleアドワーズとYahooスポンサードサーチの場合は、下記の箇所で確認できますので、ご参考ください。

【Googleアドワーズ】

コンバージョンアクション一覧の「コンバージョン」
20141110_12

【Yahooスポンサードサーチ】

コンバージョン測定一覧の「ユニーク」または「総コン」
20141110_13

さいごに

コンバージョンタグについて、ひと通り説明させていただきました。
リスティング広告、ひいてはウェブ広告を実施する際に、効果を測るためには必須となります。もし設定していない場合は、ご確認と設定を実施いただくことをおすすめいたします。

それでは、失礼いたします。


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