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ECパッケージ徹底比較|大手6社+無料パッケージ【2016年版】

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EC-package
ECパッケージは、新たに自社のECサイトを立ち上げたい場合や、既存のECサイトのASPからのステップアップのために、検討されることが多いECサイトを構築するシステムです。 しかし、さまざまECパッケージがあるものの、サービスページをみても、いまいち自社にとってどこがいいのかわからない、なんてことはありませんか? そこで今回は、ECパッケージ市場の売上上位企業を中心に、筆者が7年間300社の企業様と接する中で、安定したサービスを提供されていると感じた6社を解説するとともに、オープンソースのECパッケージとしてもっともメジャーな「EC-CUBE」についても解説します。

ECパッケージを選ぶための3つ基準:「担当者」「機能」「コスト」

自社の行いたい事を考えると細かな要件がでてきますが、ECパッケージを選ぶための基準を大別すると以下3つに分けられます。 ①担当者:初期構築時はもちろん、運用時の窓口担当者がだれなのか? ②機能 :自社特有の課題に応えてくれるか? ③コスト:イニシャルコスト、ランニングコスト、システム更新時費用はいくらか?

①担当者:窓口担当者は誰か?

窓口を営業が担当する場合は、技術的な質問だとすぐに回答できない場合があり、確認の時間がかかる場合があります。 システムエンジニアが担当する場合は、問題が発生した時の解決が一番スムーズです。しかしシステムエンジニアの数は限られているので、運用時にどのように保守してくれるのか確認しましょう。 カスタマーサポートがある場合は、スタッフが技術的事項に精通していなかったり、また画一的な対応をされたりする可能性があります。そのため、会社規模、人員配分を参考にする事を推奨します。

②機能:自社のやりたい事が実現できるか?

パッケージを導入する最大のメリットは一社一社にあわせてカスタマイズができるという点。 極端に言えばどのパッケージでも、費用をかければやりたい事は大抵できます。 そのため、パッケージ各社の強みを元に、一番自社のやりたい事を行うのに、追加費用が発生しづらいサービスを見つける事が重要です。

③コスト:初期費用だけでなく、長期的なランニングコストに注目するべき。

パッケージは、カスタマイズが可能ですがシステムが古くなるという大きな問題があります。 パッケージを導入する際は、将来のリプレイス予算や、システム改修費及び時期を前もって計画しておきましょう。

ECパッケージの6社を比較!

実際に今回、取り上げたのは下記6社です。 1.ecbeing 2.えびすマート 3.EC-Orange 4.コマース21 5.SI Web Shopping 6.COMPANY-EC 番外:EC-CUBE それぞれのサービスと、その特徴などをまとめました。 EC比較表

1.ecbeing

1ec-being www.ecbeing.net

〇メリット

・初期構築後のEC運営コンサルティング迄ワンストップ提供が可能。 ・開発に携わった担当SEが、そのまま保守を担当してくれる安心の体制 ・業界随一の営業体制 ・900社の実績に裏付けられた安定したシステム運営

×デメリット

・追加改修のカスタマイズ費用が高い ・標準対応の決済システムが限られている

◆こんな会社に向いている

・中規模~大規模企業 ・選定にはまず実績が重要だという企業 ・細かな営業対応が選定時に欲しいという企業

◆こんな会社には向いていない。

・独自の受注フローを持つBtoBの企業 ・独自機能を多く利用したい企業

2.えびすマート

えびすマートトップページ http://www.ebisumart.com/

〇メリット

・カスタマイズできるクラウド型パッケージ ・クラウドゆえにシステムが常に最新状態。週に1回のバージョンアップを実施 ・クラウドサーバーの為、短期間のアクセス集中でもサーバーダウンしない ・システム更新しないで済む為、数年に一度発生するシステム改修費用が掛からない

×デメリット

・他の大手ECパッケージ会社に比べると事例300社程度と多くない ・クラウドシステムの為ソースコードは開示しない

◆こんな会社にお勧め

・中規模~大規模企業 ・中期でのEC運営コストを削減していきたい企業 ・こちらから要請しないでも、機能を最新にしてほしいという要望を持つ企業 ・ベンチャーならではの機動力を生かした体制を望む企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・クラウドシステム自体が会社としてNGという企業

3.EC-Orange

3EC-Orange http://ec-cube.ec-orange.jp/

〇メリット

・ECとPOSの在庫データ連携が可能。オムニチャネル対応 ・EC-CUBEで構築されている為、ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・EC-CUBEで構築されているため、EC-CUBE特有の問題には対応できない  例)EC-CUBEでセキリティ―問題発生した時は、同時に影響あり

◆こんな会社にお勧め

・中規模~大規模企業 ・店舗とECの連動を行いたい企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・自社に技術力がなく、オープンソースであるEC-CUBEのリスクに対応できない企業

4.コマース21

4コマース21 http://www.commerce21.co.jp/

〇メリット

・大手企業支援で構築された安定したシステム。大量アクセス・大量データ対応可能 ・技術力が有り、機能の自由度が非常に高い ・ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・高機能である事の相対として費用は高め

◆こんな会社にお勧め

・規模の大きい企業 ・選定にはまず実績が重要だという企業 ・独自機能を多く持ちたい企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・小規模~中規模企業 ・費用面で制限の多い企業

5.SI Web Shopping

SI Web Shopping http://www.sint.co.jp/products/siwebshopping/

〇メリット

・東証一部上場の安心感 ・コールセンターなどの業務センターの実績が豊富 ・データベース、ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・日本を代表する企業が導入するシステムである一方、費用は高め。

◆こんな会社にお勧め

・大規模企業様 ・選定にはまず実績が重要だという企業様。 ・取引先は会社規模を重視する企業様。

◆こんな会社にはお勧めできません。

・小規模~中規模企業様 ・費用面で制限の多い企業様

6.COMPANY-EC

COMPANY-EC http://company-ec.worksap.co.jp/

〇メリット

・豊富な標準機能。最新トレンドを基本機能として無償追加してくれる事。 ・ERPシステムCOMPANY-ECとの連携がスムーズ。 ・カスタマイズの自由度が高く機能が充実している。

×デメリット

・日本を代表する企業が導入するシステムである一方、費用は高め。

◆こんな会社にお勧め

・大規模企業様 ・既に自社がCOMPANY-ECを利用している企業様。 ・取引先は会社規模を重視する企業様。

◆こんな会社にはお勧めできません。

・COMPANY-ECとの連携を前提としない企業様。

番外:EC-CUBE

EC-CUBE http://www.ec-cube.net/

〇メリット

・20,000社の導入実績の安心感。 ・ライセンス費用無料で自社ECを構築する事ができる事。 ・豊富なプラグインで、必要な機能だけを追加する事ができる。

×デメリット

・自社内に余裕のある開発体制が無いと導入が難しい事。 ・フリーで公開している為、システムの問題が発生しても自己責任となる事。

◆こんな会社にお勧め

・社内に信頼できる技術者がいて、自社でECを運営をしたい企業様

◆こんな会社にはお勧めできません。

・自社に技術力がなく、システム開発をベンダー企業にお願いしたい企業様。

まとめ

いかがだったでしょうか?ECパッケージの選択はその後数年にわたる大きな決断です。 上述の比較をご参考にまずはお話を聞いてみることで、自社にとって良い選択ができることを願っております。

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