Googleアナリティクスはとても便利!だけど、どんどん増える機能に使い方がよく分からないという方も多いのではないでしょうか。今回はGoogleアナリティクスの機能について、具体的な使い方を交えつつおさらいをしたいと思います。
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※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。
※本記事は2014年5月12日に公開された記事をLISKUL編集部にて再編集したものです。[toc]
Googleアナリティクスはこう使う!売上につながる使い方5選
1.オーガニック検索ソースを追加し、さまざまな検索エンジンから検索されているキーワードを知る
以前のGoogleアナリティクスでは、Google、Yahoo、MSNなどのデフォルトで設定されている検索エンジンからのアクセスは、レポート上でOrganic Search(オーガニック検索)として表示されますが、デフォルトで設定されていない検索エンジンからのアクセス、So-net、nifty、ocnなどはReferral(リファラー)として表示されてしまいます。リファラーとして表示されていると何が問題なのかというと、どんな検索キーワードで流入して来たのかが測定できないことです。オーガニック検索ソースを追加することで、さまざまな検索エンジンから検索されているキーワードが分かります。 もし、So-netやniftyなどからどんなキーワードで流入して来ているのか知りたいという方は、設定から検索エンジンを追加してオーガニック検索トラフィックに表示されるように変更させましょう。
【設定方法】
アナリティクス設定 > トラッキング情報 > オーガニック検索ソース > +検索エンジンを追加
「+検索エンジンを追加」ボタンを押すと次のような画面が出てくるので、ここに登録したい検索エンジンの情報を入力します。
入力する情報についてはこちらのサイトに詳しく書かれているので、参考にしていただければと思います。
参考:Google アナリティクスのオーガニック検索ソースのデフォルトのリストに検索エンジンを追加しました
【使い方の例】
例えば、新しくPCを購入した際にSo-netなどでプロバイダ契約をして、ネット検索はGoogleやYahooなどの検索エンジンを使わずPCにインストールされているSo-netをそのまま使っているユーザーがいるとします。
そのユーザーはネットリテラシーがそこまで高くない高年齢層であると仮定した場合、So-netからの検索キーワードは高年齢層ユーザーのニーズであるということが分かります。
その検索キーワードに関連した高年齢層ユーザー向けの分かりやすいコンテンツを用意してあげることで、獲得数を増やすことが可能になります。
2.時間帯によって割合が変化?リアルタイムサマリーでデバイス毎の傾向をつかむ
デバイス毎の割合がリアルタイムにわかります。時間帯による全体訪問数やデバイス毎の訪問数の割合の傾向をつかむことができるので、より効果的な広告配信が可能です。
【使い方の例】
朝の通勤や夜の退社する時間帯にスマホからの訪問の割合が多いようであれば、その時間帯はリスティングの広告予算をスマホのキャンペーンに寄せてみてはいかがでしょうか。
3.コンテンツに合わせてセッションとキャンペーンのタイムアウトを設定する
例えば動画系のコンテンツであったり、コンテンツの情報量が多いサイトでは、1ページに滞在している時間が長くなり途中でセッションが切れてしまう可能性があります。そのような場合でも、ユニバーサルアナリティクスでは管理画面上で簡単にセッションのタイムアウト時間を設定できます。
【設定方法】
アナリティクス設定 > トラッキング情報 > セッション設定
・セッションのタイムアウト
→1分以上~4時間以内
・キャンペーンのタイムアウト
→2年以内
上記の範囲内で設定が可能です。
【使い方の例】
普段そんなに変更することはないかも知れませんが、もしあなたのサイトに30分以上ある動画コンテンツがある場合には変更した方がよいでしょう。その動画を見たユーザーがコンバージョンに深く関与していたのにも関わらず、レポート上の数値で離脱が多いと判断してしまい、ページを改悪してしまうということもあるかも知れません。
4.User-IDにより同一ユーザーのデバイスをまたぐ測定をする
User-IDという匿名のトラッキングIDを付与できます。この機能により、サイト内で保持している会員情報と紐付けることで、サイトへスマホから来た場合、PCから来た場合などの異なるデバイスからの訪問を一貫して計測することが可能になります。 カスタマージャーニーの全体像をより深く理解するのに大変役立ちます。カスタマージャーニーについては、下記記事をご参考ください【LISKUL】カスタマージャーニーを理解・活用する 3スライド+5サイトまとめ
また、デバイスをまたいで発生したコンバージョンを計測したり、異なるデバイスで重複して見られているコンテンツはどれかという割合が分かる、クロスデバイスレポートを閲覧できるようになります。
【使い方の例】
ECサイトや会員サイト等を運営していて、「PCとスマホの両方から訪問しているユーザー」を優良なユーザーと仮定した場合に、そのユーザーに対してリマーケティングを行ない効率よく獲得を狙う、というようなことも可能です。
5.カスタムディメンション・カスタム指標を設定してより深堀った分析をする
カスタムディメンションを設定しておくと、セカンダリディメンションやカスタムレポート、カスタムセグメントを作成する際に独自の情報を見ることができます。例えばレポートを作成する際に男性ユーザーに絞ったり、女性ユーザーに絞ったりすることができるようになります。(サイト上に男性、女性などを選択するような仕組みがある事が前提)
また、カスタム指標の例として、会員数を指標に設定して会員ユーザーと非会員ユーザーの総数を把握できるようになります。(こちらもログインページなど会員、非会員を区別する仕組みがある事が前提)【設定方法】
アナリティクス設定 > カスタム定義 > カスタムディメンションまたは指標
【やること】
・新しいカスタムディメンション、指標をクリックし必要項目を入力
・表示されたコードを書き換え
metricValue:名前と同じ文字に変更
123(値):任意の数字を入れる(このコードを貼ったページヘのアクセスがあった時に与える値になります)
metric1:作成毎に1からつけていけばOK(インデックス番号になります)
・書き換えたコードを計測対象ページにコピペします
【使い方の例】
ECサイトで性別を絞って分析し、女性ユーザーのコンバージョン率が高い商品を発見することができた場合に、TOPページで「女性の人気商品はこちら」というリンクを設置して女性ユーザーの遷移数を増やすことで更なる売上の向上が見込めます。
実施が難しい場合にはプロに意見を聞いてみましょう
ここまで色々な使い方を紹介しましたが、もし実施に壁を感じている方は直接プロに聞いてみるのがよいでしょう。最近では、Googleアナリティクスに連携するだけで課題箇所や改善提案まで出してくれるツールなども登場しました。課題解決のためには、第三者の意見を積極的に取り入れましょう。
参考:Google Analyticsのデータを元に、自動でわかりやすい改善案をお届け|AIアナリスト(登録無料)
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