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ステマって何?|5分で分かるステマの意味と有名事例6選

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20141007_02マーケティング用語としてよく使用される「ステマ」ですが、いまいち意味が分からない、と思ったことはありませんか?
あるいは、「ステマ」の意味は知っていても、具体的な事例までは知らない、という方もいらっしゃると思います。
そんな方に、この記事では5分で簡単に分かるステマの意味と有名事例6選をご紹介します。

過去に起きたステマの事例を知ることで、よりマーケティングについての知識を深めることができます。自社のマーケティングを行う際などに、少しでも参考にして頂ければと思います。

「ステマ」って何?

ステルスマーケティングとは、マーケティングの手法のうち、それが宣伝であると消費者に悟られないように宣伝を行うことである。

ステルスマーケティングは、中立的な立場での批評を装ったり、当の商品と直接の利害関係がないファンの感想を装ったりして行われる。商品の特長の紹介や、評価システム上の評価をつり上げるなどの行為により、多くのユーザーの目に触れさせ、またユーザーの商品に対する印象を上げることが主な目的とされる。

インターネット上では、ショッピングサイトのユーザー評価の投稿欄や、ブログ上の体験記、口コミ情報サイトなどがステルスマーケティングに利用されやすい。有名人などがブログでお気に入りの商品を紹介する記事の中にも、ステルスマーケティングに該当する例があるとされる。

ステルスマーケティングを行うことで、バイラルマーケティングやバズマーケティングを意図的に引き起こすことが期待できる。ステルスマーケティングはそれが宣伝であることを意図的に隠すやり方であり、一般的にはモラルに反するとされる。ステルスマーケティングを行っていることが発覚した場合、非難の対象となる場合が多い。

引用:Weblio辞書|ステルスマーケティング

2つのよくあるステマ手法

よくあるインターネット上のステマ手法としては、以下の2パターンがあります。

1. 一般消費者になりすまして、口コミや記事を書く
2. 一般人、芸能人のブロガーに宣伝を依頼する
参照: 業界No.1Webサイトを創る WEBマーケティング.com|ステルスマーケティング

有名なステマの事例6選

【ウォルマート】PR会社 が実施した偽ブログが炎上

発覚経緯
・小売チェーンのウォルマートは、米国内の自社ブランドイメージを改善させるため、PR会社 のエデルマンに打開策を依頼した
・エデルマンは一般人カップルの旅行ブログを立ち上げて、ウォルマートに肯定的な記事ばかりを投稿
・それに対して、 Business Week誌とウォルマートに批判的な消費者団体が、このカップルは雇われており、すべての旅行費の出処はエデルマン であると暴露した
・続けて、そのカップルは実在せず、カップルになりすましていたうちの1人は有名新聞社の
カメラマンであるという事実も明らかになった
・上記のような事実が発覚したことで、エデルマンとウォルマートへ批判が集まり、ブロガーたちの非難の書き込みも広まったことで、スキャンダルに発展した

その後の対応
・エデルマンは、スキャンダルの発覚後、5日間も沈黙を保っていた。
・エデルマンはクチコミマーケティング団体の倫理規定の作成にも関わっており、企業がブログ内容に関係する場合は、それを明示する透明性が必要だと主張していた本人だったことや、しばらくの間沈黙していたことで、批判を拡大させてしまった

結果
・当初ウォルマートが非難されていたこのスキャンダルは、エデルマンの信用問題へと進展
・この偽ブログの企画・実行と、スキャンダル発覚後の対応の悪さに関して、ブロガーたちからはエデルマンへの批判の声が集まった
・最終的には、5日間の沈黙の後、エデルマンCEOは自身のブログ上で、ウォルマートの偽ブログへの関与を認め、謝罪した

参照:日経ネットマーケティング ONLINE|第6回 ウォールマートのFlog(やらせブログ)事件にみるメディアとしてのブログ

【Zipatoni社事件】
PSP宣伝のための架空個人ファンサイトが炎上

発覚経緯
・マーケティング会社のZipatoniは、米ソニーコンピューターエンターテイメントの商品であるPSPを宣伝するために、この商品のファンを装い、個人ファンサイトを立ち上げた
・「all I want for xmas is psp(クリスマスにはPSP以外いらない)」という名前のそのサイトでは、
ファンの男になりすまして商品を絶賛し、PSPを持っていない友達といとこのために、親にPSPを買わせる方法を紹介していた
・その男は若者を装ってはいたものの、スラングやネット用語など言葉の使い方が明らかに不自然だった。
それに加え 、親に読んでもらえるように作ったという印刷可のコンテンツは、一般人が作ったと思えないような、サイトに見合わない出来だった
・このサイトを怪しく思ったユーザーが、ドメイン情報検索サービスのwhoisを使って調査したところ、Zipatoni社がサイトの登録者や連絡先として上がってきたことで、ステマが発覚

その後
・インターネット掲示板のSomethingAwfulにステマが報告されたため、他のメディアでも一斉に報道が起き、架空サイトにコメントが殺到し、炎上した

結果
・この事態に対して、米ソニーコンピューターエンターテイメントは、上記サイト上に謝罪文を掲載
・謝罪文の中で、これからは製品作りに専念し、同サイトはPSPについての事実のみを伝えるために
使用する、と述べた

参照:
Engadojet|ソニーまたヤラセ:PSP絶賛の偽「ファンサイト」で炎上
ニコニコ大百科(仮)|ステルスマーケティング

【デビッド・マニング事件】
映画評をねつ造し、損害賠償の請求へと発展

発覚経緯
・米ソニー・ピクチャーズエンタテインメントは、2001年に自社映画作品の宣伝として、
コネティカット州の週刊誌リッジフィールド・プレス上に、評論家からの映画の推薦コメントを掲載
・デビッド・マニングというこの映画評論家は、「ロック・ユー!」主演ヒース・レジャーを「今年最もホット」な俳優だとコメントし、「インビジブル」が「最高の恐怖体験」であるなど、同社の映画を褒めちぎるレビューを執筆した
・しかし実際は、このデビッド・マニングという評論家は存在せず、上記のコメントは米ソニー・ピクチャーズのねつ造であったことが、ニューズウィーク誌のジョン・ホーン記者によって告発された

その後の対応
・この事実の発覚に対して、米ソニー・ピクチャーズは経営陣のうち2名を一時停職とし、これ以降の宣伝活動においては監視体制の強化を行うことを述べた

結果
・しかし、その後、映画評のねつ造によって被害を受けたと主張する映画ファンらから、損害賠償を求める訴訟が起きた
・この裁判は和解に至ったが、ソニーは訴訟を申し立てた観客1人につき5ドルで、合計150万ドル(約1億6000万円)の賠償金を支払うこととなってしまった

参照:
映画.com|ソニー、映画評ねつ造で150万ドルの賠償金
THE MUSEUM OF HOAXES |Dave Manning,2001

【Dr. Pepper/7up】
有名ブロガーたちへの宣伝依頼が発覚、不買運動へと発展

発覚経緯
・ティーンと20代前半をターゲットとしたミルク飲料「Raging Cow」の発売キャンペーンの一環で、Dr. Pepper/7upはブログを活用することにした
・影響力のある10代のブロガー6人に対し、商品やプロモーショングッズなどを手渡して、各自のブログで商品についての記事を投稿するように依頼。 その際に、ブロガーたちにはRaging Cowとの関係を隠すよう指示をした
・それぞれがブログに投稿した内容が不自然だったため、ブログの商業利用を嫌うユーザーから指摘が入るようになり、Raging Cowのブログ上においてもDr. Pepper/7upのやり方に対して批判のコメントやトラックバックが殺到した

その後の対応
・Raging Cowのマーケティング担当者は、Raging Cowのブログ上の批判をすべて削除。最終的にはコメント・トラックバックができないように変更を行った

結果
・上記の対応が火種となって、今度はRaging Cowブログ自体がいかにひどいサイトであるかが話題となり、当初は不明だったサイト著作者もDr. Pepper/7upであることが判明した
・オンラインマガジンのSlateが、ブロガーの内1人にインタビューを依頼したところ、Dr. Pep-per/7upのPRから電話があり、3者でインタビューを行うことになった。その際に、ブロガーはPR担当者のような態度だったことが広まって批判された
・また、あるSEOマーケティング関係者が、自身のブログでRaging Cowの不買運動を開始し、その進展の様子をブログ上で追いかけた。最終的に、このブログは「Raging Cow」を検索すると2位になるまでに検索結果ランキングで上昇
・このような経緯があり、Raging CowブログもRaging Cow単独のサイトも削除されてしまったが、
キャンペーン批判の意見は多くウェブ上に残り、Dr. Pepper/7upは、ブログキャンペーンで失敗したブランドとして広く知られてしまった

参照:nikkei BP net|Webマーケティングの近未来 第26回~欧米での企業ブログのケーススタディ(その6)

【マイクロソフト】
動画投稿を依頼し、指摘を受けた

発覚経緯
・米マイクロフトの「Xbox One」は、米ソニーの「プレイステーション4」と、ゲーム機市場におけるシェア争いを行っていた
・そこでマイクロフトは、販売促進のために、Xbox Oneを使用している30秒以上の動画を投稿すれば、視聴回数1000回につき3ドル(約300円)を支払うというキャンペーンを実施
・このキャンペーンが、ある動画サイトのユーザーに対してメールとTwitterで周知されたことで、ステマが発覚した

その後
・米国の連邦取引委員会のガイドラインでは、商品の宣伝を行う場合、広告主との関係性を明示するという規定がある。また、英国広告基準局には、報酬を受け取って商品を宣伝しているブロガーは、
その事実を読者に明らかにしなければならないというルールがある
・Xbox Oneで遊んでいる動画を投稿して報酬を貰うこと自体は、広告手法として問題はないが、今回のキャンペーンは、米マイクロフトではなく第三者が広告として投稿を行っていることを隠していると認識できるようなものだった
・これに対し、ニュースサイトのArs Technicaは、今回作成された動画はキャンペーン終了後も公開され続けるため、動画の投稿者に対して追加報酬なしでプロモーションを行うことになるため公平ではない、という見方を示した

結果
・上記動画サイトが送信したメール文には、米マイクロフトが動画キャンペーン費用として3750ドル(約39万円)を支払うという記述があったが、マイクロフトがそれ以外の報酬を支払ったかどうかは不明確なままとなっている

参照:
Gigazine|マイクロソフトが「Xbox One」のプロモーションでステルスマーケティングを行っていることが判明
  the guardian|Microsoft Xbox One prompts outrage after YouTube stealth-marketing stunt

【サムスン】
アカデミー賞授賞式での使用について、指摘を受けた

発覚経緯
・2014年のアカデミー賞では、電子機器メーカーのサムスンが授賞式の中継スポンサーになっていた
・そのアカデミー賞で司会をしたエレン・デジェネレスは、ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、メリル・ストリープ、ブラッドリー・クーパーなどの人気ハリウッドスターたちとの自撮り写真を、サムスンのスマートフォンを使って撮影し、Twitterに投稿した
・その自撮り写真は、投稿から1時間で100万リツイート、2日後の時点で320万リツイートを超え、
世界最高のリツイート数を記録
・その司会者は、授賞式の放送中にもサムスンのスマートフォンを使用し、ツイートされた自撮り写真もサムスンで撮っていたが、自身はiPhoneユーザーであり、授賞式での他の写真はiPhoneで撮影・送信されていたことが発覚し、指摘を受けた

その後の対応
・サムスンはその投稿写真について、撮影に自社のスマホが使用され、リツイートされて多くの人の話題になったことは喜ばしいことである、という見方を述べた

結果
・この反響に喜んだサムスンは、自撮り写真のリツイート1回を1ドルとして合計300万ドルを、
デジェネレスさん希望の2つのチャリティに寄付した。

参照:THE HUFFINGTON POST |アカデミー賞 320万回RTの「自撮り写真」はサムスンのPRだった。しかし…

ステマ6選を終えて

ステマの意味と有名事例6選はいかがでしたでしょうか?
この記事の情報が、少しでもマーケティングや日常生活でお役に立てば幸いです。


スマホのメニューデザインに悩んだらこれを見る 徹底収集36選!

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20141009_00スマホはメニューバーが命!!

スマホでもっとも重要な動作は「タップ」ですが、その重要な役割を引き受けるのがメニューアイコンやリストです。ユーザが求めるコンテンツにスムーズにつなげられるよう、最適化していくことが必要です。
ただそのデザイン、「なんとなく」のものになっていませんか? 違和感なくスムーズにコンテンツにつなげるためには、最適なデザインを選択する必要があります。
今回は100のスマホサイトを調査し、その中で代表的な36サイトから7つのメニューデザインに分類し、まとめてみました。
自分のスマホサイトの性質を考えながら、もっとも適切なメニューを探していきましょう!

100のスマホサイトから見る、
スマホメニューの人気ランキング

20141009_01
上図は、100のスマホサイトをランダムに抽出し、それぞれのサイトで採用されているメニューの割合を調査した結果になります。この結果によれば、一位が圧倒的な割合で「ドロップダウン」になり、その次に「スライドメニュー」「ヘッダーメニュー」と続いていきます。
以下でそれぞれのメニューの詳細をまとめました。

▼メニュー
1. ドロップダウン
2. スライドメニュー
3. ヘッダーメニュー
4. モーダルウィンドウ
5. タブメニュー
6. スプリングボード
7. ドリルダウン

1. もっともポピュラーなメニュー
ドロップダウン(56%)

メニューのタップによってそのメニューに属するコンテンツを展開させる、もっともメジャーなデザインです。ドロップダウンできる事が分かるように、三角のマークや、下記のような「3連ドット」のマークを添えることが多くなっています。

20141009_02
こころまち

適している場合

「ほぼ」万能に対応!
記載できるメニューの数が多いため、たくさんのメニューを載せたいと思うときに有効です。また、少ない場合でも必要な分だけ下部に伸ばせばよいため、メニュー量に関係なく導入することもできます。もっとも使いやすいメニューバーと言ってもよいでしょう。

適さない場合

主要コンテンツから大きく異なるページに飛ばしたいとき
「メニュー」や「三連ドット」などのラベルから中身を推測してもらうことになります。よって、コンテンツの内容から予測できないようなメニューや、別ページに大きく飛ばしたいメニューを設置する際には推測が難しくなるため、適さないデザインになります。

その他の例

20141009_03 20141009_04
左:ウェブクリエイターボックス
右:NO SHORTCUTS DESIGN

20141009_05 20141009_06
左:mcgarrybowen
右:入試ナビ

20141009_07 20141009_08
左:My bottle drink drop
右:リプトン

2. シンプルなトップ画面が作れる
スライドメニュー(16%)

通常画面では隠しておき、必要時にスライドさせるメニューです。
メニュー表示時でも、メインコンテンツの簡単なスクロールが可能であることが多くなっています。

20141009_09
カップヌードル

適している場合

シンプルな画面設計を設計したいとき
メイン画面と同じ程度のサイズ感でメニューを立てに羅列することができるため、メインコンテンツではメニューが殆どない、シンプルな画面を設計したいときに適しています。
また、多くのメニューを設置することができるため、ユーザの目的がひとつではなく複数あるようなサービスのサイトでも有効です。

適さない場合

メニュー数が少量のとき
大きく画面に表示されるため、少しのメニュー数であると下部に無駄な空白が生まれてしまいます。また、プルダウンのメニューと同様ラベルの中身が見えないため、主要コンテンツ以外のページへ飛ばしたいときは適していません。

その他の例

20141009_10 20141009_11
左:CONVERSE
右:ココア特別サイト

20141009_12 20141009_13
左:クックパッド
右:カヤック

20141009_14 20141009_15
左:村上農園
右:UNIONNET

3. 王道デザインといえば
フッター&ヘッターメニューバー(12%)

PCサイトではもっとも一般的に見られる、フッター・ヘッターの位置でのメニューバーです。「ドロップダウン」のようにメニュー項目が隠されていないため、容易にメニュー項目を把握することができます。

20141009_16 20141009_17
左:NIKE WOMEN’S STYLE GUIDE
右:栄光ハイスクール

適している場合

メニュー数が少ないとき
メニュー数が少ない場合であれば、コンテンツを邪魔することなく配置することができます。また、多少多い場合でも上図の「NIKE WOMEN’S STYLE GUIDE」のようにアイコンを利用することにより短くまとめることも可能です(おすすめのフリーアイコンまとめサイトはこちら)。

適していない場合

メニューが多い場合
メニュー数が多い場合、主要コンテンツを妨げる要因となってしまうためあまり適していません。あまりに盛り込んでしまうと頭でっかちな印象のサイトとなってしまう可能性があります。

その他例

20141009_18 20141009_19
左:北欧、暮らしの道具店
右:日本科学未来館

20141009_20 20141009_21
左:UNIONNET ※フッターメニュー
右:えいごであそぼ

4. 注目度NO1!
モーダルウィンドウ (5%)

一時的に画面いっぱいに新しいウィンドウを表示します。ユーザに何らかのアクションを求めたり、警告を表示したりしますが、メニューバーでも注目を強く引くために利用されることがあります。

20141009_22
STARBUCKS

適している場合

ユーザにメニュー画面でしっかり検討をしてもらいたいとき
画面いっぱいにメニューを表示するため、次に何をしたらよいか分からないユーザに対して具体的な次の行動を強く示すことができ、細かな入力にも適しています。

適さない場合

ユーザの行動をなるべき遮りたくないとき
元画面が全く見えなくなり、メニュー操作以外の自由な行動が縛られてしまうため、スムーズなページ間の移動が遮られてしまう可能性があります。

その他の例

20141009_23 20141009_24
左:ハーゲンダッツ
右:ZOZOTOWN

5. ユーザにとっての使いやすさNO1
スプリングボード (4%)

グリッド状にアイコンをフラットに並べるメニュー形式です。画面いっぱいにメニューを設置し、一覧で把握してもらうことができます。またボードのデザインもサイトにより様々です。

20141009_25 20141009_26
左:YEBISU GARDEN PLACE
右:大阪経済大学メッセージサイト つながるブログ

適している場合

各メニューの利用頻度が均質に近いとき
各メニューボタンの利用頻度が同程度に多い場合、ユーザにとって、どのコンテンツでも探しやすくなります。また画面全体にメニューを広げるため、サイトのサービスを印象づけたいときにも有効です。

適さない場合

サイトの目的が1~2つのみであるとき
サイトの目的が少数しかない場合であると、あまり意味のないメニューページが毎回開かれてしまうことになり、リピートユーザにとってはストレスの原因となります。またトップ画面いっぱいに利用されるため、そのページの情報量は必然的に少なくなってしまいます。

その他の例

20141009_27 20141009_28
左:TAKEMEFISHING.org
右:Mobile Web

20141009_29 20141009_30
左:東京スカイツリー
右:GAP

6. 瞬時にコンテンツを入れ替える
タブメニュー (4%)

トップ画面から別画面に簡単に移動できるのがタブメニューです。
移動しやすいだけでなく、サイト全体のイメージもしやすいため、ユーザにとって利用しやすいメニューです。

20141009_31 20141009_32
左:ことりっぷ
右:CONVERSE

適している場合

メニュー数が少なく、構成がシンプルなサイト
メニューの項目として、2~5つ程度であればタブメニューのメリットである「移動しやすさ」と「一覧性」を活かすことができます。

適していない場合

メニュー数が多いサイト
上記とは逆に、メニュー数が多いと各タブが小さくなりすぎたり、段になって場所を取り過ぎるなどしてサイトの可読性、操作性を下げてしまうことがあります。

その他の例

20141009_33 20141009_34
左:ユナイテッド・アローズ
右:ANA

7. 最適な情報に的確に導く
ドリルダウン(3%)

メニューを複数の階層に分け、いくつかの選択肢から一つを選択してもらうメニューです。
トップ画面で利用されることは稀ですが、下図の「住宅販売」のように多数の選択肢がある際は利用されることがあります。

20141009_35
三井のリハウス

適している場合

複数の情報の中から適切な情報にたどり着いてほしいとき
ユーザの最終的な目的地を、複数の階層に分けて選択してもらうことにより、たどり着いてもらいます。これにより複雑な検索をせずとも、スムーズに的確な情報にたどり着けるようになります。

適していない場合

情報量が多くないとき
ドリルダウンの形式では、階層を深くすればするほどタップの回数が多くなってしまい、その分ユーザが離脱する可能性もあがってしまいます。情報量がそこまで多くないときは、ドロップダウンなどの形式を検討することも必要です。

その他の例

20141009_36
食べログ
20141009_37
SUUMO

まとめ

いかがでしたでしょうか。メニューデザインにはそれぞれ適する場合と適さない場合があります。
それらをしっかり踏まえた上で、もっとも成果の出るメニューデザインを採用していきましょう!

ポジショニングを変えるだけで売上8倍?! 事例で学ぶポジショニングの活用手順

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三谷TOP一度は耳にしたことがある「ポジショニング」。
しかし、他の人にうまく説明できない。活用方法はもちろん、自分で使うにしても少しあやしい…。
そんな方が多いのではないでしょうか。

今回は、複数の事例とあわせ、ポジショニングの決め方をご説明します。
普段使っている身近な商品が市場でどんなポジショニングのものなのかを知るのは、
とっても面白いです。

実践的に使える知識を楽しみながら身につけていきましょう。

▼目次
1. ポジショニングを変えるだけで売上が8倍?!
2. ポジショニングってなんだろう?
3. ポジショニングの決め方
4. ポジショニングで成功!8つの事例紹介

1.ポジショニングを変えるだけで売上が8倍?!

ポジショニングの威力を知っていただくために、シーブリーズの事例をご紹介します。

資生堂が展開する「シーブリーズ」というボディケア製品のブランドがあります。海に行ってシャワーを浴びたあとなどに使用して、ひんやりするデオドラントが主軸です。
このシーブリーズが2、3年前、マーケティング戦略を大幅に変更しました。かつては20代から30代の男性市場を狙っていました。ところが次第に海に行く人も少なくなり、
ブランドも高齢化して、時代遅れのブランドになってしまっていた。
そこで資生堂は考えたはずです。事業を止めてしまうのか、てこ入れをして継続するのか。意思決定をしなくてはいけません。
そのときに出した結論は、「シーブリーズというブランドは生きている」。そこで完全なリ・ポジショニングに乗り出しました。ターゲットとしてはティーンエージャーを狙うことにした。宣伝をご覧になった方もいると思いますが、これまでの「海」「夏」といったイメージから、日常シーンでの使用に訴求ポイントをもってきました。街の女子高生を
ターゲットに変えていたのです。こうした目算は成功裏に終わり、売上は低迷期の8倍にも達しました。

引用:PRESIDENT Online┃事例から学ぶマーケティング概論(第3回)

つまり、シーブリーズは次のようにポジショニングを次のように変更しました。
・20~30代男性が海で使用する商品

・女子高生が日常シーンで使用する商品

これにより、なんと売上が低迷時の8倍にもなったそうです。

2.ポジショニングってなんだろう?

ポジショニングの威力、感じていただけましたか?
ポジショニングってとても大切なんです。でも、そもそもポジショニングってなんなのでしょうか?
用語集で調べるとこう載っています。

ポジショニングとは、ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうことで、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている。

引用:グロービスMBA用語集┃ポジショニング

つまり、ポジショニングは、マーケティング戦略の一部で、「ユーザにその商品・サービスをどのように認識してもらうのか」を決めることです。
次に、ポジショニングを決める手順をご説明します。

3.ポジショニングの決め方

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参考:『MBA マーケティング』数江良一監修 株式会社グロービス著 ダイヤモンド社

【ポジショニング決める前に】
ポジショニングを決める前に、環境分析・市場機会の発見、セグメンテーション、ターゲティングを
する必要があります。
まず、市場ボリュームを定量的に把握し、市場の特性やニーズを把握します。
ユーザがその商品・サービスを購入するときに何を重要視しているかを考えます。
次に、市場を細分化して、どういったユーザの塊があるかを整理します。

セグメンテーションについては、当ブログ下記記事をご参照下さい。
【LISKUL】セグメンテーション|3つの有名事例から5分で活用方を身に受ける

さらに、どのセグメントを狙うかを決定します。(ターゲティング)

【ポジショニングの決め方】
ここで、ポジショニングの出番です。
ポジショニングを決めるには、「この商品○○で1番なんです。」「この商品は○○と比べて良いんです。」という○○の部分を決める必要があります。つまり、どの軸で他商品と差別化を図るのかということです。
軸を決める視点は様々あり、次のようなものがあります。

【ポジショニングの軸の例】
(1)顧客視点で見るとどうなのか
(2)競合と比較してどうなのか

(1)-1. 特定の製品属性
→ 例えばマクドナルドは「低価格」、モスバーガーは「材料の品質や高級感」

(1)-2. 製品が提供するベネフィット
→製品が満たすニーズのこと、つまり「自分流にカスタマイズできる」DELLのパソコンや、
「デザインに強い」 apple社のマック

(1)-3. 製品が使用される機会
→「出張など持ち運びに便利な」パナソニックのレッツノート
→「安全な幼児用」から「刺激が少ないシャンプーが必要な大人向け」にリポジショニングした
ジョンソン&ジョンソンのシャンプー

(2)-1. 競合製品との関係
→VISAは広告の中で、競合であるアメリカン・エキスプレスと比較。
「受け付けてもらえない」アメリカン・エキスプレスより「どこでも使える」VISAカード

(2)-2. 競合製品と距離
→セブンアップは長年、自社製品を「コーラではない飲み物」、
コカコーラやペプシとは別の爽やかさで、のどの渇きをいやす飲み物であるとポジショニング

(2)-3. 製品の種類
→例えばマーガリンには、バターと比較してポジショニングされているものもあれば、
調理油との比較でポジショニングされている
→「料理に使うもの」ではなく、「冷蔵庫や生ごみの脱臭剤」としたアーム・アンド・ハマーの、重曹(タンサン)

【注意点】
2軸を選定する際には、それぞれ相関性の高い軸を選定しないように注意します。
例えば、「価格」と「高級感」。
高級感あれば、価格が高くなるのは、当然のことだからです。
このように相関性が高い軸を設定してしまうと、2つの軸を作った意味がなくなってしまい、
意味のないポジショニングになってしまいます。

ポジショニングの決め方はわかりましたか?
最後にポジショニングで成功した8つの商品・サービスの事例でポジショニングの活用方法を再確認しましょう。

参考:『コトラーのマーケティング入門』フィリップ コトラー著 ピアソンエデュケーション出版

4.ポジショニングで成功!8つの事例紹介

【事例1】レッドブル

三谷②

出典:PhotoAC

 

コンビニに行き缶の横を見てください「こころ、からだ、みなぎる」と書いてあります。
リポビタンDを参考にしながらもポジショニングを変えています。
リポビタンDは疲労回復飲料、すなわち「マイナスをゼロにする」という
ポジションです。
一方レッドブルは、同じタウリンを使いながら「エナジードリンク」と称してスポーツの結果を残したいとき、試験勉強で頑張るとき、クラブで朝まで踊るときなどパフィーマンスをUPしたいときに飲むものという定義付けをしました。つまり「ゼロをプラスにする」というポジションです。

引用: アットオフィスの社長のブログ┃レッドブルのポジショニングに学ぶ

疲労回復飲料というと、リポビタンD、ユンケル、キューピーコーワ、アリナミン、エスカップ、チオビタなど様々あります。これらは「疲れた体を回復します」という商品です。
それに対してレッドブルは「力を発揮したい時に飲む物」というポジショニングで、差別化を図っています。
先行商品のたくさんある市場では、ポジショニングを変えることが大きな意味を持ちます。

【事例2】すき家

三谷③

従来の「吉野家」を含めた牛丼業界の「ターゲット特定(STP)」は「セグメンテーション」…吉野家をトップとする牛丼市場。「ターゲティング」…働くオトコを中心とした一人客。「ポジショニング」…早く、安くを中心に胃袋を満たす。これが従来の
牛丼業界の「ターゲット特定(STP)」でした。
では牛丼業界のトップを逆転する「すき家」のマーケティング戦略は、どのように考えられていたのだろうか…。「セグメンテーション」…近年成長している外食市場の
中食市場。「ターゲティング」…ファミリー層、女性客を大幅に拡大。「ポジショニング」…楽しい食卓を家庭の外で気軽に実現。

引用:経営コンサルタント戸塚友康の推進力ブログ|牛丼「すき家」のマーケティング戦略

すき家はセグメンテーションから既存市場と差をつけたことで、牛丼業界だけでなく中食業界で戦うことが出来ました。
「できたての食事を楽しく食べたいファミリー、女性」をターゲットとし、ターゲットの頭の中に
「マクドナルド」や「ファミレス」と並ぶ選択肢として「すき家」をイメージさせることに成功しました。

【事例3】カクヤス

三谷④

酒類の量販チェーンです。店舗販売で一般顧客向けにも小売をしていますが、飲食業の店舗への配達も行っています。
Segmentation(セグメンテーション)
カクヤスはまず顧客店舗への卸及び配達と、自店舗での小売を分割しました。
Targeting(ターゲティング)
そして、飲食店、特にバーやクラブなど大量に酒類の購入が見込める酒場をターゲットとしたのです。
Positioning(ポジショニング)
その上で、電話一本でビール一本からでも配達するという体制を作り、お酒が足りなくなったらすぐに調達できる店というポジションを確立しました。

引用:U-NOTE|【STPマーケティングの成功事例】企業が成功した裏には企業の絶え間ない努力があった

高級クラブなどは、1本20万以上するワインや200万のドンペリなどを在庫として持っているとリスクがあります。しかし、在庫を減らして品切れになってしまっては売上がに影響がでます。そこで、
カクヤスは「1本でもすぐに配達してくれるお店」というポジショニングで成功したのです。

【事例4】ビリーズブートキャンプ

三谷⑤

少し前に大流行した「ビリーズブートキャンプ」を覚えておるかの?あれを支持した人たちは、多くのダイエット食品やプログラムを試した後で「やはり体を動かさない楽な
ダイエットは効果が出ない」と薄々考えていたセグメントなんじゃ。
何度もダイエットに失敗し、「やっぱ楽して痩せるわけはないわなぁ~」などと考えていた人にとっては軍隊式のハードなプログラムは最高のダイエットプログラムに映ったのじゃよ。

引用:マーケティングキャンパス|STPこそマーケターの基本中の基本:セグメンテーション

ビリーズブートキャンプは、「つらいダイエット」というポジショニングをとりました。
「つらい!」ダイエット」と「つらくないダイエット」、
あなたならどちらを選ぶでしょうか?もちろん「つらくないダイエット」でしょう。
では、「いろいろ試したけど、効果がでない。やっぱりハードな運動をしないとやせないんだ」
と思っているところに「自宅で気軽にできるつらいダイエットだよ!」と言われたら購入するかも知れません。
セグメント、ターゲットを考慮したポジショニングをすることが成功の鍵となるようです。

【事例5】ポカリスエット

三谷⑥

出典PhotoAC

ポカリスエットは、発売当初は、市場の殆ど無かったところに、「スポーツ飲料」としてポジショニングを行い、その市場で消費者の大きな支持を得ました。
しかし、スポーツ飲料市場に競合ブランドが増えたことで、市場規模が限定的なスポーツ飲料市場から、市場規模の大きな清涼飲料市場へ進出を始めます
その際、市場を変えても「イオン飲料、水分補給」という点は維持し、清涼飲料の中でも「健康によい清涼飲料」として、リ・ポジショニングすることで、他の清涼飲料との差別化を図っています。

引用:株式会社ディープインパクト|マーケティングの基本再考!リ・ポジショニングとは?

スポーツ飲料の市場では、アクエリアスに次いでシェアNo.2がポカリスエットですが、
2商品のポジショニングは大きく異なっています。
アクエリアスは、「スポーツ選手も飲んでいる、スポーツ飲料」というポジショニングで、
ポカリスエットは、「水分補給に適した、健康に良い清涼飲料水」というポジショニングです。
競合とは違うポジショニングをとることで、差別化を図っている例です。

【事例6】アサヒスーパードライ

三谷⑦

出典PhotoAC

「アサヒビールでは、それまでは製造部門のつくったものを営業部門は黙って売るだけであった」そうです。しかし、この消費者志向CIに則り、1985年に5000人の消費者嗜好調査を行い、消費者の好みが「口に含んだ時の味わいと喉越しの快さ」であることを発見しました。
これが、後に「コクとキレ」となりました。それまでは、「重くて、苦い」のが本格派のビールとされ、トップブランドのビールはこの傾向でした。酒飲みの中年向きのビールが本格派と思われていたのです。
アサヒがスーパードライを発売したときに、競争メーカーのある方は「あんな軽いビールは、売れないだろう」と酷評していました。しかし、当時(1984-85年)は酎ハイブームの直後であり、飲み口の軽い酎ハイになれた若年層は、軽くて苦くないスーパードライの方が飲みやすく、急速に普及しました。

引用:メルマガスタンド[メルマ!]|効く広告活動のヒント-29  ポジショニング-1

アサヒスーパードライは、キリンビールの「お酒の好きな中年向けの、重くて、苦いビール」というポジショニングに対して、アサヒスーパードライは「軽くてあまり苦くない」というポジショニングを
採用して成功したのです。

【事例7】NTTドコモ

三谷⑧

出典PhotoAC

NTTドコモは、2008年に価値観・ライフスタイル別に顧客を4セグメントに細分化し、
それに携帯端末シリーズを当てはめてラインナップを再編成した。具体的には、ファッション・デザイン志向(「スタイル」)、ビジネス機能志向(「スマート」)、映像・ゲーム・エンターテイメント志向(「プライム」)、最新デジタル技術志向(「プロ」)という分類である。そしてそのポジショニングマップが図表-1である。縦軸は「多くの機能を使う」か「通話やメールを中心に使う」という顧客の使い方・目的の分類である。また横軸は「実用的」か「感情・情緒・アクセサリー」という顧客の携帯端末についての意識・デザインということであろう。この2軸で4つの象限に分け、NTTドコモの携帯端末シリーズのポジションを示したのである。

引用:market scope Mizuno’s Scape|ポジショニングマップとイノベーション

これは自社商品の住み分けのためにポジショニングの考え方を利用した例です。
「携帯がほしい」と思っているユーザの中にどんな塊があるのか切り分け、(セグメンテーション)
それぞれの塊のニーズを満たせる商品を整理しました。
これによって、まだニーズを満たせていない塊が発見されたり、それぞれの塊に合わせた商品マーケティング施策ができるようになったりました。
それぞれの商品について、ポジショニングがはっきり決まっていると、4Pの施策をスムーズに決めることができます。

4Pについて詳しくは当ブログの下記記事をご参照下さい。
【LISKUL】事例で解説!マーケティングミックス(4P)とは

結論

今回はポジショニング事例と決め方の手順をお伝えしました。
ポジショニングを考える時には、マーケティング戦略の流れに沿っていること(ポジショニングを考える前に市場の特性やニーズを把握し、市場を細分化してユーザの塊を見つけ、ターゲットとする層が
決まっていること)が大切です。
この記事が、ポジショニングの理解の一助となれば幸いです。

A/Bテストで成果に直結するノウハウと勝ちパターン集

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141016_TOP

最近「グロースハッカー」といった言葉をよく聞くようになり、ウェブマーケティング業界では「A/Bテスト」の存在が少しずつ身近なものとなってきた今日この頃。
なんとなくA/Bテストのイメージは湧くものの、どんなページでどのようなA/Bテストを実施すれば効果的なのか、いまいち分からないという方も多いのではないでしょうか?

ウェブページと一言で言っても、サイトの1ページなのか、1枚きりのランディングページなのかでも、A/Bテストの効果は変わってくるものです。インパクトのないページに施策を打ち続けても効果が改善される見込みはかなり低いので、A/Bテストを行うページは最初にしっかりと見極める必要があります。

筆者はこれまでに数多くのA/Bテストをクライアントのサイトで実施してきたので改善した事例、改善しなかった事例を見てきました。そこで、どのようなページでA/Bテストを実施すると効果が上がりやすいのか、また効果が出づらいのかを経験ベースでご共有したいと思います。

ABテストで効果が上がりやすいのは
一枚モノのランディングページ

A/Bテストの効果が出る、出ないということを分かりやすく説明するために、まずは参考までに
これまでに実施してきたA/Bテストで改善した事例、改善しなかった事例を簡単にご紹介します。

キャッチコピーの変更だけで大幅改善
~医療クリニックサイトのケース~

医療クリニックサイトAでは、これまで流入したユーザーに対してファーストビューで「美しくなれること」を謳ったコピーを使っていました。そのため、A/Bテストではクリニックの技術力やアクセスの良さなどユーザーが気になりそうなことを前面に出したコピーに変更した検証をまず行いました。
その結果元のコピーよりもコンバージョン率が大幅に改善されました。
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強いキャンペーンの訴求を強調しても改善せず
~通販サイトのケース~

通販サイトBでは、ユーザーに対して初回登録で割引キャンペーンを提供していましたが、ユーザーにあまり気づかれない箇所にありました。そのため、A/Bテストでは割引キャンペーンを大きく目立たせるようにする検証を行いました。しかし、コンバージョン率もあまり改善されないような結果となりました。
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これらの事例はあくまで検証結果の1つではありますが、これまでやってきたA/Bテストの傾向を見る限りではサイトよりも1枚きりのランディングページでA/Bテストを実施した方が良い結果が得られていました。

理由の1つとして考えられるのは、ランディングページの方がA/Bテストを実施するページからコンバージョンまでの導線が短いということです。ランディングページは、1ページを見た後はすぐに
申込フォームなどに辿り着き、コンバージョンとなるためA/Bテストによる変更の影響を大きく受けます。

しかし、サイトで実施する場合、A/Bテストを行うページとは別のページに離脱要因が存在する可能性があるため、よほど良い施策で無い限りA/Bテストのインパクトが出づらいことがあります。
また、サイトのA/Bテストで良かったとされる施策は、大幅にページのレイアウトを変更するA/Bテストを行っていることもあり、それなりに工数を掛ける必要もあります。

ランディングページであれば、流入後視界に入る範囲の画像やコピーを変えるだけでも効果が出ることがあるため、初心者はランディングページから実践すべきでしょう。
141016_3

流入数のあるページでやらないと無意味な検証

A/Bテストを実施するにあたり、A/Bテストを実施するページにそれなりの流入数があるということが大前提としてあります。どれだけ良い改善ができたとしても、そのページに対してユーザーが訪問されなければ検証の良し悪しは全く分かりません。
理想としては、UU数で月間1万程度、コンバージョン数も少なくとも数十件は無いと、検証としても効果の無いものとなってしまうでしょう。もし、どうしても流入数の少ないページでA/Bテストを実施したいという方がいた場合は、計測対象をコンバージョン数に置かず、クリック数などが計測できる
ツールを使い、そちらを計測対象として置くのが望ましいです。

実施する期間は必ず1ヶ月に留める

A/Bテストを実施する期間ですが、結論から言うと1ヶ月程度の検証にすべきです。A/Bテストにおいて重要なのは、先程お伝えした「どれだけの検証サンプルがあるか?」ということと「結果に大きな差が出ていること」の2点が挙げられます。

基本的に少ない検証母数からは結果の優劣を判断することができないため、UUが貯まるまである程度の期間を確保する必要があります。ただ、すでに検証を繰り返して改善の余地が無くなっている場合や元々的外れな検証を行っている場合は、どれだけ期間を設けても結果が出ない可能性もあります。
そのため1ヶ月程度を目安に検証を切り上げて、次の施策を試した方が継続的な改善が
見込めるでしょう。

A/Bテストで実施すべきノウハウ一覧

では、A/Bテストで実施すべき内容はどんなものがあるでしょうか?今回はランディングページに
焦点を当てたA/Bテスト施策で比較的手軽にできるものをいくつかご紹介します。

ファーストビューのコピー変更

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コピーの変更だけで本当に効果が上がるのか?と思われる方もいると思いますが、ユーザーは
ファーストビューで約80%が離脱すると言われています。そのため、コピーで訴求する内容を変更するだけでもコンバージョン率が改善されることが多いです。

コピーはいかにユーザーが求めている情報を優先的に表示させるが改善のコツです。
ランディングページを見返してユーザーが一番求めている情報を伝えるようにしましょう。

ファーストビューの画像の差し替え

ユーザーは文字を「読む」よりも、図や画像で「見た」方が情報を早く取得します。また画像がユーザーに与える心理的な印象は大きいです。そのため、ユーザーに受け入れられる画像が何なのかを
検証することはおすすめです。

ABテスト

コンテンツの入れ替え

ランディングページなどのように長いページでは、下に行けば行くほどユーザーには読まれなくなる
可能性が高いです。ユーザーが求めている情報がページの下にあっても、読まれる前に離脱されてしまうということも考えられます。
ぜひユーザーが求めている情報を素早く見せることで、ページからの離脱率を下げるように
しましょう。

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導線ボタンの変更

導線ボタンの変更はA/Bテストにおいてよく実施される内容の1つです。「ご購入はこちら」、
「買い物カゴに入れる」など文言を変更するだけでも、ユーザーに対して与える影響は大きいものとなっています。また一般的に色を変えるだけでもコンバージョン率が変わると言われています。

「緑色」の導線ボタンが効果的と書いている記事もありますが、実際のところ業界や
元のデザインによっても多少変わってくるものではありますので、ひと通り試すことをおすすめします。

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権威付けアイコンの追加

ユーザーは「継続率95%」や「◯◯賞受賞」など、対象となるサービスに権威や実績などがあるとより強い関心を持つ傾向にあります。そのため、アピールできるものがある場合はファーストビューで
真っ先にそれらを伝えることでユーザーの離脱を防ぐことができます。
「ページの下の方で書いてあるから・・・」と思う方も、一度ファーストビューに権威や実績を載せたA/Bテストを試してみるとよいでしょう。
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まとめ

A/Bテストは、ページを大きく改修しないと改善しないと思われがちですが、実際にやってみると案外簡単にコンバージョン率を改善できる施策だと分かります。ページ改善において重要なのは、
いかにユーザーの求めていることを分かりやすく提示してあげるか、そして検証を継続し続けることです。

A/Bテストは1回きりのテストで改善するような施策ではありません。当然コンバージョン率が下がってしまうようなこともあるため、1回で諦めず結果が出るまで施策を行いましょう。

リスティング広告を始めようか迷っている方/運用初心者の方にオススメ!《厳選27記事》

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141020_TOPリスティング広告を始めようか検討しているけど、どういったものなのか分からない、始めるにあたってのメリット・デメリットって?とお悩みの方や、
リスティング広告をなんとか運用し始めたけど、わからないまま何となく出稿していて、概要がよくわからない、コツや良い手法ってないの?と日々感じている方は多いのではないでしょうか?

そんなあなたのために、中小企業・成長企業向けのリスティング広告の運用に強みを持っている当社が、①リスティング広告を実施すべきか悩んでいる方②リスティング広告を運用し始めた方に向けた記事をご紹介致します!
この記事を読んで頂ければ、リスティング広告の概要やメリット、最初に押えておくべきコツや手法に関してご理解頂けるはずです。

記事の最後には当社の運用ノウハウが詰まった『リスティング広告スタートアップガイド』 をダウンロード頂けます。本記事と共に、是非御活用下さい。

▼目次
Ⅰリスティング広告の概要
Ⅱ、運用方法(初級)
Ⅲ、テクニック
Ⅳ、ディスプレイ広告
Ⅴ、代理店を選ぶポイント
Ⅵ、まとめ

Ⅰ、リスティング広告の概要

「リスティング広告」に関して聞いたことがあるか実際どういうものかわかっていない方、内容は知っているが導入を検討中の方に絞って、リスティング広告の概要に関して説明している記事をご紹介致します。

◆そもそもリスティング広告とは何?という方はこちらへ
リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎

この記事で知れること:
・リスティング広告と自然検索(広告ではない検索結果部分)との違い
・媒体(Yahoo/Google)に関して
・リスティング広告の課金システム

◆リスティング広告のメリット、デメリットを知りたい方はこちらへ
リスティング初心者必見!絶対知っておきたいリスティングメリット・デメリット

この記事で知れること:費用面や機能面でのメリット、デメリット

◆検索連動型広告に関して知りたい方はこちらへ
【誰でも最初はちょっと不安】最小限のリスクで始める検索連動型広告 】

この記事で知れること:
・検索連動型広告の概要
・検索連動型広告のメリット、デメリット

◆Yahoo!スポンサードサーチのリスティング広告に関して知りたい方はこちらへ
Yahoo!リスティングの基礎知識と、成果を上げるための全手順

この記事で知れること:
・Yahoo!スポンサードサーチの広告掲載場所、課金方法、掲載順位に関して
・リスティング広告の成果を上げる手法(キーワード施策、広告文施策、入札施策)

Ⅱ、運用方法(初級)

リスティング広告の運用をこれから始める方に絞り、まずは押さえておくべき初級の
運用方法に関しての記事をご紹介致します。

◆リスティング広告の関連用語に関して知りたい方、リスティング広告とはどのような要素が組み合わさって成り立っているのかを知りたい方はこちらへ
リスティング広告で効果を出すための7つの基本

この記事で知れること:
・リスティング関連用語
・リスティング広告の構成要素
・ざっくりとした効果改善手法の種類

◆リスティング広告運用の初動結果がイマイチだが、どこから手をつけていいか分からない方はこちらへ
リスティング広告の運用|最低限押さえておきたい運用7つのポイント

この記事で知れること:
・日々の運用で最低限気をつけるべきポイント(初級)
・注力すべきKWの選定方法
・予算配分の考え方
・「ムダ」の省き方

◆リスティング広告を始めてみたけれど思っていたほど効果が出ないとお悩みの方はこちらへ
プロが教えるリスティング広告の効果を100%引き出す超基本ポイント

この記事で知れること:
・PDCAサイクルを回し、効果を改善していく方法(4つ)

◆リスティング広告を開始したいが、予算の決め方に迷っている方はこちらへ
リスティング広告費用|売上を最大化するには、まずいくら必要!?
リスティング広告を始める際の最適な予算の算出方法

この記事で知れること:
・リスティング広告に割くべき予算の考え方、算出方法
・目標獲得単価の算出方法

◆Yahoo!スポンサードサーチにおいて、審査落ちしたが理由が分からない方はこちらへ
Yahoo!のリスティング広告で審査落ちした時の理由と解決方法一覧【2014年度版】

この記事で知れること:
・審査落ちする理由(広告文、KW)
・審査が通りにくい業種

◆どのKWを設定するかお悩みの方はこちらへ
キーワード選定で失敗しないための8つのポイント|リスティング広告

この記事で知れること:
・KW選定のコツ、ツール、考え方
・エリアやデバイスなど、配信対象を絞り込む方法

◆KWのマッチタイプ「フレーズ一致」に関して知りたい方、フレーズ一致を活用したい方はこちらへ
フレーズ一致|プロが教える、今さら聞けない意味と効果的な3つの使い方

この記事で知れること:
・フレーズ一致とは何か
・現場の人間が活用している、具体的なフレーズ一致の活用方法

◆KWのマッチタイプ「絞り込み部分一致」に関して知りたい方、絞り込み部分一致を活用したい方はこちらへ
絞り込み部分一致 |プロが教える「効果倍増」の使い方

この記事で知れること:
・絞り込み部分一致とは何か
・効果の出る、絞り込み部分一致にマッチタイプを変更する方法

Ⅲ、テクニック

リスティング広告の効果を改善するためのテクニックに関しての記事をご紹介致します。初心者の方でもすぐに実践できる内容の記事になっておりますので、安心してご活用下さい。

◆クリック率が低く、全然クリックされないと悩んでいる方、クリック単価を下げたい方はこちらへ
いいことづくめ! リスティングでクリック率を上げるための3つのポイント

この記事で知れること:
・クリック率の改善方法(短期的/長期的)
・品質スコアとクリック率の関係
・クリック率を改善することのメリット

◆そもそも検索クエリとは何か知りたい人、検索クエリを活用して運用に役立てたい人はこちらへ
検索クエリを見ずしてリスティングの効果改善なんてありえません。

この記事で知れること:
・検索クエリについて(概要)
・検索クエリの活用方法
・検索クエリを利用したKW除外、KW追加の方法

◆効果を上げる為に、どんなキーワードを登録したらいいのか悩んでいる方はこちらへ
リスティング広告の効果を劇的に改善するキーワード作成方法

この記事で知れること:
・検索クエリの活用方法(登録すべきKW、除外すべきKWの見つけ方)
・獲得の取れているKWの更なる改善方法

◆いいキーワードアドバイスツールを知りたい方、実際の使い方を知りたい方はこちらへ
プロが教えるキーワードアドバイスツール活用方法

この記事で知れること:
・使えるキーワードアドバイスツールに関して
・Yahoo!キーワードアドバイスツールの使い方

◆ユーザーの興味を引く広告文の書き方に関して悩んでいる方はこちらへ
リスティングの広告文で効果を上げるために役立つ5+1個の記事

この記事で知れること:
・広告文の役割に関して
・広告文を考える際に参考になるサイト

◆品質スコアが低く悩んでいる方、品質スコア改善の方法が分からず困っている方、クリック単価を下げたい方はこちらへ
品質スコアの改善ガイド|メリットと具体的施策

この記事で知れること:
・品質スコアについて(概要)
・品質スコアの改善方法
・品質スコアを改善することのメリット

◆Google Adwordsにおいて、広告が表示されていないが理由がわからない方はこちらへ
アドワーズ広告が表示されない?原因と対策手順一覧

この記事でわかること:掲載されていない場合、確認してみるべきポイント

◆リスティング広告の運用を始めたが、予算管理がうまく出来ず超過してしまった経験がある方、毎月予算超過しないかビクビク運用している方はこちらへ
安定運用!予算超過も防止できる、リスティング広告の予算管理のポイント

この記事で知れること:
・Yahoo!、Google別の予算管理のポイント
・Yahoo!、Google別の予算管理に関する便利機能

◆当社リスティング運用チームにアンケートをとって、本当に参考にしているサイトを5つに絞り込みました!運用に行き詰まった方はこちらへ
三ツ星代理店のリスティング広告運用担当者が本当に参考にしているサイト厳選5つ

Ⅳ、ディスプレイ広告

今まで見てきたリスティング広告ではリーチ出来ないユーザー層へリーチしたい方、ディスプレイ広告といわれる、画像の広告の出稿を検討している方に絞り、参考になる記事をご紹介致します。
今まで見てきたリスティング広告より少し難しいと感じる方もいらっしゃると思いますが、今回はディスプレイ広告の基本的な概念から説明してある記事をご紹介致しますのでご安心下さい。

◆リスティング広告ではリーチ出来ないユーザー層への接触にチャレンジしたい方はこちらへ
ディスプレイ広告を手堅く始める為の3ステップ

この記事で知れること:
・ディスプレイ広告とはどういうものか(特性、リスティング広告との違い)
・効果改善の方法
・ディスプレイ広告のプロダクト一覧
・ディスプレイ広告の使える参考サイト

◆GDNへの広告出稿を考えているが、始める前に概要を知りたい方はこちらへ
GDNを始める前に抑えるべき2つのポイント

この記事で知れること:
・GDNとはどういうものか
・GDNの配信種類一覧、各々の概要

◆YDNへの広告出稿を考えているが、始める前に概要を知りたい方はこちらへ
YDNでコンバージョンは獲れない!? 効果を出す為のYDNマニュアル

この記事で知れること:
・YDNとはどういうものか(概要、掲載面、広告掲載方法の種類と特徴)
・YDNの始め方
・YDNに向いている商材

◆リマーケティング広告を始めたい方はこちらへ
リマーケティング広告を始める人にこれだけは知っておいてほしい!2つのポイント

この記事で知れること:
・リマーケティング広告の概要
・リマーケティング広告の始め方
・リマーケティングリスト、タグの作成方法

※Googleはリマーケティング、Yahoo!はサイトリターゲティングと呼ばれていますが、ここではリマーケティング広告と統一させて頂きます。

Ⅴ、代理店を選ぶポイント

これまで見てきたけど、リスティング広告の運用を代理店に任せたい場合、どういったことを意識して選定したら良いのかのポイントに関しての記事をご紹介致します。

◆リスティング広告を開始したいが、どのように代理店を選べばよいか分からない方はこちらへ
リスティング広告代理店、成果を出せる代理店を選ぶ11個のポイント

この記事で知れること:
・代理店を選定するポイントや基準
・初回アポイントの時にチェックすべきポイント

◆リスティング広告の運用を開始することが決定し、どの運用代行業者に任せるのか悩んでいる方はこちらへ
リスティング広告|運用代行で失敗しないために絶対押さえたい9項目

この記事で知れること:運用代行業者を選ぶ際に気をつけるべきポイント

Ⅵまとめ

いかがでしたでしょうか。今回はリスティング広告を実施すべきか悩んでいる方、リスティング広告を運用し始めた方に向け、過去リスクルでアップされた記事を厳選してご紹介致しました。

リスティング広告の出稿をするかどうかの判断材用、また日々の運用のヒントにして頂けましたら幸いです。

【2014年版】アドテクの基礎用語と主要企業総まとめ

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141021_TOP_mini近年成長が著しいアドテク(インターネット広告関連のテクノロジー)。

多くのウェブメディアでは、下記のような広告を目にすることが多いかと思いますが、メディア側がこれらの広告を表示するには、多くのアドテクが関わっています。

アドテクをきちんと理解できれば、最新のマーケティング手法について知ることができます。
しかし、アドテクの分野では、DSPやSSP、3PASといった様々な専門的な用語が飛び交い、難しい!といったイメージをお持ちではないでしょうか。

今回は、各テクノロジーの代表的なサービスをまとめました。
各用語ごとに図解いたしますので、言葉だけではよく分からない、という方はぜひお読みいただければと思います。

基本的な用語をしっかり把握すれば、アドテクの理解は難しくありません。本記事にて、各アドテク用語の具体的なイメージをぜひ把握してください。

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出典 :Yahoo TOPサイト

アドテクに関連する登場人物の整理

テクノロジーの話に移る前に、アドテクに関連する3者の登場人物について整理しておきましょう。
アドテクに関連する人々について理解を深めることで、アドテクがどのような思いによって発展していったのかを理解することができます。

アドテクに関連するのは、①メディア(媒体)、②広告主、③ユーザです。

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メディアに広告が掲載されるまで
(メディア側に関するアドテク用語)

アドサーバとは

アドテクが発達していない頃は、広告を掲載したいと思った広告主は、メディアを探して、それらのメディアと取引を行い、メディア運営者が直接、広告掲載を操作しなければいけませんでした。
しかし、それでは広告を変更するのにもいちいちメディア運営者が操作しなければならず、手間がかかっていました。
そこで登場するのが、アドサーバです。

アドサーバとは、メディアに掲載する広告を管理するためのサーバのことを言います。
メディア運営者がアドサーバを導入することにより、広告主がアドサーバに広告素材をアップすれば広告を掲載できるようになりました。
また、アドサーバによって、複数の広告をローテーションで表示することや、広告表示回数やクリック数を計測して詳細なレポートを発行することも可能になりました。

▼アドサーバができる前
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▼アドサーバ導入後
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【アドサーバの代表的なサービス(提供企業)】
DoubleClick for Publishers(Google )
→Googleが提供する無料のアドサーバです。1ヶ月の広告表示回数が 9,000万以下であれば無料で利用できるため、広く使用されています。

iPS-X(DAC)
→DACが提供するアドサーバです。国内350社以上の媒体で使用されています。

アドネットワークとは

ただ、多くのメディアの場合、自分でアドサーバを用意し運営することは難しいですし、広告主としても、いちいち色々なアドサーバの広告素材をアップするのは面倒です。
それを解決したのが、アドネットワークです。

アドネットワークとは、ウェブ上の様々なメディアの広告枠をまとめて管理するネットワークのことを言います。
メディア運営者は、自分でアドサーバを構築しなくても、アドネットワークのタグを埋め込むだけで、広告を表示することができます。
また、広告主にとっては、どのメディアに広告が掲載されるかは不明確ですが、アドネットワークに広告素材をアップするだけで、いろいろなメディアに広告を掲載することが可能となりました。

▼アドネットワーク
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【代表的なサービス(提供企業)】
Google Adsense(Google)
Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(Yahoo!)

アドエクスチェンジ

ただ、アドネットワークでは、広告主としては、どのメディアに広告が掲載されるか分からず、どのメディアに広告が表示されても同じ広告料を払わなければならなかったため、不満に思い始めます。
また、メディア側としても、どの広告枠も同じ価格で取引されてしまうので、価値の高い広告枠はアドネットワークに提供したくないと思い始めます。
それらの問題を解決したのが、アドエクスチェンジです。

アドエクスチェンジとは、各媒体・各アドネットワークが抱える広告枠を交換できる仕組みのことです。
アドネットワークは複数の広告媒体サイトを束ねていたのに対し、アドエクスチェンジはさらにその複数のアドネットワークの広告枠をまとめて取引するシステムです。
アドエクスチェンジによって、広告主としては、アドネットワークではできなかった広告枠単位での入札を行うことが可能になり、メディア側としては、広告枠の在庫を一元的に集約し、売買することができるようになりました。

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【代表的なサービス(提供企業)】
OpenX Market Japan(サイバー・コミュニケーションズ) 

SSP(Supply Side Platform)

アドエクスチェンジができると、それを真似して多くのアドエクスチェンジが乱立するようになりました。
メディア側としては、どのアドネットワークやアドエクスチェンジを使えばいいのか、分からないと思うようになりました。
それらの問題を解決したのがSSP(エスエスピー)です。

SSPとは、メディアの最適な広告枠販売を管理・支援するツールのことです。SSPは、主に多くのアドネットワーク・アドエクスチェンジから最適な広告を自動的に選択し、メディアの収益性の向上を図る、といった仕組みが提供されています。
SSPとは、「Supply Side Platform」(サプライサイドプラットフォーム)の略です。広告枠を供給する(Supply)側のプラットフォームのため、そう呼ばれます。

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【代表的なサービス(提供企業)】
Fluct(adingo)

DSP(Demand Side Platform)

SSPが生まれると、広告主側にも、同じように複数のアドネットワークやアドエクスチェンジを管理するシステムが生まれます。
それがDSP(ディーエスピー)です。

DSPは、広告主の広告枠の買い付けから配信、ターゲティングなどを一括して管理できる広告配信プラットフォームのことです。
DSPによって、広告主としては、今までアドネットワークごとに調整をする必要があった広告費の調整なども、自動で最適化されるようになりました。

DSPとは、「Demand Side Platform」(ディマンドサイドプラットフォーム)の略です。広告枠を欲している (Demand)側のプラットフォームのため、そう呼ばれます。

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【代表的なサービス(提供企業)】
MicroAd BLADE(マイクロアド)
FreakOut(フリークアウト)

DMP(Data Management Platform)

DSPが登場すると、インターネット広告の配信は、ほとんど自動化できるようになりました。
DSPが広告主に代わって広告配信を一元的に管理できるようになったためです。
ここで広告主としてはさらに、より自分のDSPの自動配信の精度を高め、狙ったターゲットにのみ広告を配信して、広告の費用対効果を高めたいと思うようになります

そこで導入されたのがDMP(ディーエムピー)です。

DMPは、DSPやSSPにインターネットユーザの情報を提供することで、ターゲティングの精度を高めるプラットフォームのことです。
DMPによって、「この広告枠に広告を出したい」ではなく、「この人に広告を出したい」という広告主のニーズを満たすことができるようになりました。
DMPは、「Data Management Platform」(データマネジメントプラットフォーム)の略です。

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【代表的なサービス(提供企業)】
XrostDMP(Platform ID)

【補足】DMPとプライベートDMP
一般に、「DMP」と言った場合には、本項でご紹介したような広告配信対象を選定するのに利用するデータを一元的に管理するプラットフォーム・事業者のことを指します。
プライベートDMPとは、企業の独自のマーケティングデータを集約したプラットフォームのことです。
自社独自のPOSや営業販売データ、顧客データといった情報を含むデータを扱うプラットフォームであり、単にインターネット広告配信だけでなく、企業のマーケティング活動全体に利用される点で、アドテク用語としての「DMP」と異なります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
本記事を読んで、皆様のアドテクについての理解が促進されれば幸いです。

アーリーアダプターの重要性が5分で理解できる!【シリコンバレーの成功企業の3事例】

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141023_TOPアーリーアダプターってよくマーケティングの本に出てくるし、概念の理解はしているつもりだけど、重要性がいまいち理解できないという方は意外に多いのではないでしょうか。
エンジニア起業家が集まるシリコンバレーでは、
アーリーアダプターの獲得こそスタートアップにおける最重要課題と言われています。しかし日本ではアーリーアダプターの重要性はあまり理解されていません。
本記事では、「75%のスタートアップが失敗する」と言われているシリコンバレーにおいて、アーリーアダプターの獲得に成功した企業の事例を紹介いたします。ぜひ、アーリーアダプターへの理解を深めていただければと思います。
参考:THE WALL STREET JOURNAL

▼目次
・アーリーアダプターのおさらい
・シリコンバレーの成功企業の3つの事例
・3社のアーリーアダプターの獲得方法の分析

アーリーアダプターのおさらい

アーリーアダプターを簡単に一言で説明すると、新しい商品やサービスにすぐに飛びつくような人たちです。この概念は、アメリカの社会学者であるエベレット・ロジャースによって提唱されたイノベータ―理論の中ではじめて紹介されました。
アーリーアダプターの概念と企業にとっての重要性については、
セス・ゴーディンという有名な著作家(Yahoo!の元副社長)が分かりやすく説明してくれています。

“彼らは「オタク」という存在です。 これはとてもステキな日本の言葉です。 この言葉は熱狂的な欲望を持った人という意味です。 例えば、車で東京を巡って新しいラーメン屋に行くこと。 彼らはこだわりがあるから、こういう行動をするのです。 製品を制作したり、アイディアを売りだしたり、
解決したい問題を考えだしたりするときに、 それがオタクの支持を得ないものであれば、
成功することは まずないでしょう。逆に、あなたが言うことを必死に耳を傾けてくれるような
グループを見つけなければならないのです。“

引用:セス・ゴーディン(2007) スライスしたパン TED talk

シリコンバレーで成功しているような企業はどれも、セス・ゴーディンのいう「オタク」、
つまりアーリーアダプターの獲得に成功して現在の地位を築いています。
次の章では、彼らが一体どのようにして、アーリーアダプターを獲得しているのかをみていきます。

シリコンバレーの成功企業の3つの事例

4年足らずで世界35都市!超急成長中のUberの例

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引用: UBER

最初に取り上げる企業はUberです。Uberは、シリコンバレー(サンフランシスコ)で話題になり、
最近日本でも利用する人が出てきた、スマホでハイヤーやタクシーを呼べるサービスです。

Uberは自らのサービスのアーリーアダプターになり得るユーザーが、シリコンバレーのスタートアップで働く人々だと考えました。理由は2つありました。ひとつは、サンフランシスコがとてもタクシーがつかまりづらい街であったこと、もうひとつは、スタートアップで働くような人たちは
新しいテクノロジーに関して「オタク」であることです。

Uberはターゲットのユーザー層にサービスを使ってもらうため、シリコンバレーで開催されるテック系のイベントやベンチャーキャピタルのイベントのスポンサーとなって、参加者に対して無料でサービスを提供しました。
Uberの予想通り、イベントの参加者たちはサービスに飛びつき、SNSやブログで拡散してくれました。やがてテック系のメディアやSNS上で話題になるようになり、
結果としてUber は、4年足らずで世界35都市以上で展開するサービスにまで成長しました。

【参考】
・GrowthHackers
Uber — What’s Fueling Uber’s Growth Engine?

・TechCrunch
Google Ventures Puts $258M Into Uber, Its Largest Deal Ever

一日にシェアされる写真が3億5000万のSNS!Snapchatの例

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引用:Snapchat

次に取り上げる企業はSnapchatです。Snapchatは、SNS上のコミュニケーションを
より人間的なコミュニケーションにするため、送信したメッセージや写真が、受信者に見られてから
一定時間後(最大10秒)で消えたりするような機能を持っているSNSです。

当初Snapchatの創業者は、スタンフォード大学(創業者が当時在籍中)の学生の間で
サービスを広げようとしましたが、あまりうまくいきませんでした。
そんな時、創業者の母親が、たまたま、高校生のいとこにSnapchatの話をしました。
そのいとこがSnapchatをとても気に入り、地元の高校の友達に勧めたところ、
人気に火が付いたそうです。それから間もなくして、全米の高校生に一気に浸透しました。
高校生たちの口コミのおかげで、いまやSnapchatは、2600万人のユーザー(アメリカ)を抱える
一大SNSに成長しました。

【参考】
・GrowthHackers
Snapchat-How Did Snapchat Reach a Multi-Billlion Dollar Valuation?

・TechCrunch
Snapchat Now Sees 350M Photos Shared Daily, Up From 200M In June

・Forbes
Pew Study Suggests That Snapchat Has 26 Million U.S. Users

世界190ヶ国、1000万人の旅行者から愛されるAirbnbの例

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引用:Airbnb

最後に取り上げる企業はAirbnbです。Airbnbは、空き部屋を短期間で貸したい人、
旅行先で宿泊先がほしい人をマッチングさせる新しいサービスで、最近日本国内でも
話題になっています。
Airbnbは、自分たちのサービスのアーリーアダプターは、標準的なホテルには宿泊せず、
パンフレットに載っているような旅行の楽しみ方なんてしないような人たちだと考えました。
そして、そのようなユーザーは、Craigslist(アメリカで特に有名なクラシファイド型広告サイト)で
宿泊先を探すだろうと考えました。

このユーザー層を獲得するため、Airbnbのホスト(旅行者をホストしたいユーザー)が
Airbnbのアカウントを使って、Craigslistでも宿泊希望者を募集できる仕組みをつくりました。
物議を醸す一方、Craigslistの知名度を巧みに利用したこのやり方により、Airbnbはアーリーアダプターを獲得しました。そして2014年現在、世界190ヶ国、55万か所にホスト先があり、1000万人のユーザーを抱える巨大サービスに成長しています。

【参考】
・TechCrunch
A Brief History Of Airbnb

・GrowthHackers
Airbnb: The Growth Story You Didn’t Know

3社のアーリーアダプターの獲得方法の分析

今まで見てきた3社はシリコンバレーで成功しており、サービスも最新のITテクノロジーを活用したものであるという共通点がみえますが、アーリーアダプターの獲得方法はそれぞれ参入する市場の状況に
よって違うように思えます。

まずUberについてみてみましょう。Uberのサービスは、今まで世の中になかったものであり、
いわばブルーオーシャンでした。さらにユーザーがニーズに気付いていないという状況があったため、Uberは自らユーザーを啓蒙して市場を作り出していかなければいけませんでした。
そのため、アーリーアダプターの獲得方法は「営業力」がなければ達成できないようなものになって
いるかと思います。

次にSnapchatをみてみましょう。Snapchatはテキストや写真が一定時間後で消えるという、
当時としてはかなりユニークな機能を持ったSNSサービスでした。
しかし、SNS市場自体がレッドオーシャンであったことや、
最初にターゲットとした大学生のユーザーの間ではFacebookやTwitterが人気を博していたことを
考慮すると、アーリーアダプターの獲得にはかなりの営業力を要する可能性がありました。
結局、ラッキーな形でアーリーアダプターの獲得に成功できましたが、強運がなければ
実現できなかったことかもしれません。

最後にAirbnbを見てみましょう。Airbnbのサービスのビジネスモデル自体は新しいものでしたが、
新たなニーズをつくりだしたわけではなく、もともと旅行者にあったニーズを新しいビジネスモデルで解決したのです。だからこそ、あまり営業活動をせずとも、「技術力」を駆使し、
Craigslistからユーザーを巧みに奪うことで、アーリーアダプターの獲得が
できたのではないでしょうか。

こうい見ていくと、サービスが解決するニーズが市場に顕在化されている場合といない場合とでは、
アーリーアダプターの獲得の仕方は変わってくるのかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ここまで読んで下さった皆さんにとって、企業にとってのアーリーアダプターの獲得の重要性が、
より納得できるものになってくれていれば幸いです。

コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開

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141027_TOP最近、「コンテンツマーケティングやりませんか?」という営業電話がよくかかってきませんか?

Webマーケティング業界では今、コンテンツマーケティングが大ブームです。

外部リンクに頼ったSEOの効果が限定的となり、リスティング広告のクリック単価が上昇している中、次の手段として有望と言われていますが、実際のところは、どうなのだろう…と思っていませんか。

そこで、本記事では、当社が実際に2014年の1月から約10ヶ月の間コンテンツマーケティングに取り組んで体験してきたことを共有します。

一般的な成功事例ではなく、実際に自社で取り組んで失敗を重ねながら取り組んできた実体験をお伝えします。少しでもご参考になれば幸いです。

【結果①】開始10ヶ月で100万UU突破

まずは、結果を先にご覧ください。以下のグラフはご覧頂いているLISKULのUU数の推移です。

開始10ヶ月で累計100万UUを達成することができました。

【2014年1月27日~10月20日のデータ】
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ちなみに、直近の2014年9月はPVが34万UUが22万という結果となっており、当初想定していた以上の集客ができています。

【2014年9月のデータ】
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【結果②】「リスティング広告」でSEO1位※2014年10月27日時点

本記事執筆時点では、「リスティング広告」でGoogle検索するとLISKULの記事が1位に表示されています。

一時的なことかもしれないので、一概に喜べないのですが、リスティング広告を中心にWebマーケティングの支援を生業としている当社にとって「リスティング広告」は最も上位に表示したいキーワードです。

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この他にも、ランディングページで3位、キーワードプランナーで2位など、リスティング広告に関連するキーワードでのSEO上位表示ができています。
※いずれも2014年10月27日時点

 

【結論】サイトのパワーを高めて、質の高い記事を更新する

このような結果を実現した要因としては2つのポイントがあると分析しています。

(1)サイト自体のパワーを高める
(2)質の高い記事を執筆する

この2つのポイントは特に目新しいものでも何でも無く、SEO関係のブログを読めば、どこにでも書いてあることです。
しかし、それを愚直に実施することで、本当にSEOで上位が取れるようになるということを身をもって証明できたことになります。

【よくある質問】なぜSEOに注力したのか?

LISKULではコンテンツマーケティングを実施するのにあたりSEOによる集客に注力しました。

ソーシャルメディアが全盛で「ユーザが検索をしなくなっている」とも言われている中、なぜあえてSEOに注力したのかと疑問に思われるかもしれませんが、理由は簡単です。

せっかく役に立つような記事を書くのであれば数日で見られなくなるよりも、ずっと読んでもらえた方が嬉しいからです。

SEOで上位表示が実現できれば、過去に書いた記事でも検索エンジン経由でトラフィックが集まるので、一度書いてしまえばその後は、順位が下がらなければ安定的にトラフィックが集まります。

しかし、ソーシャルメディアに注力した場合、拡散しても2~3日でトラフィックが無くなってしまうため、賞味期限がとても短くなってしまいます。

したがって、ソーシャルにトラフィックを依存した場合には、毎日更新し続けなければトラフィックを維持することが難しくなります。ソーシャルメディアは「走り続けなければいけない」という覚悟が必要な手法です。

【手法①】サイト自体のパワーを高めるために毎日更新

サイトを立ち上げて最初にやったことは、毎営業日記事を更新することです。
LISKILのドメインは新規に取得したため、ドメインの評価も低く、サイトパワーが全くない状態でスタートしました。

サイトパワーを持つためには、一般的に2つの条件が必要だと言われています。

(1)更新頻度
(2)ナチュラルリンク/ソーシャルシグナルの獲得

そのため、毎日(正確には毎営業日)更新しながら、ある程度ソーシャルでの拡散を狙った記事を執筆していきました。
大半は空振りに終わりましたが、以下の記事が多くの「いいね!」や「リツイート」を獲得することができました。

◆サイト開始~3ヶ月の期間でソーシャルで拡散した記事
【2014年版】Webマーケティングに役立つ無料分析ツール厳選5つ
勝てるバナーレイアウト20選!│レイアウトに悩んだ時の虎の巻

【KPI①】Webマスターツールのクロール数

サイト開始~3ヶ月程度のサイトパワーが弱かった時期にウォッチしていたKPIは、GoogleWebマスターツールのクロール数です。

これも多くのSEO関係の記事などで言及されていますが、1日のクロール頻度が多いと上位表示されやすい傾向にあるようです。以下は立ち上げ当初~3ヶ月程度のクロール頻度の数値です。

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最初は0だったクロール数が、3ヶ月後には100を超えるようになってきました。なかなか目に見える結果の出なかった開始当初は、このクロール頻度の増加が励みとなりました。

そして、6ヶ月を超えた頃のクロール頻度の数値が以下です。

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クロール頻度も1000に近づき、この頃になると、過去更新した記事が、多くのキーワードで上位表示されるようになり、新しく書いた記事もすぐに1ページ目に上がってくるようになりました。

【体制】社内の有志9名を中心に執筆開始

この頃は社内の有志9名を中心に執筆していました。それぞれ担当業務を持ちながら空き時間を見つけて執筆していました。

毎営業日更新していたので、概ね2週間に1記事のペースです。私も主力としてバリバリ記事を書いていたのですが、記事を書いても検索上位に上がってくるわけでもなく、自分の書いた記事が良かったのかどうかもわからず、本当につらい時期でした。

この時期、業務が忙しい中、執筆してくれていた有志社員の皆さんには本当に感謝しています。

【よくある質問②】外部のライターは使っていないの?

LISKULでは外部のライター使っていません。

理由はWebマーケティングの専門知識を持ったライターの方が見つからなかったのと、率直に予算があまりなかったためです。そもそも自社のノウハウを発信することが目的だったので、あまり深く検討もしませんでした。

この後の記事の書き方の説明でも触れますが、やはり専門家が書いた記事なのかどうかは、読者、ひいてはGoogleにも見透かされてしまうのではないかと思っています。

また、当社がリスティング広告のサービスをお客様に提供しているという中、間違ったことやレベルの低い表層的なことを書いてしまうとお客様の信頼を失ってしまう、という事情もありました。元々意図せず結果的に完全内製となりましたが、今となっては内製したからこそ上手く行ったのではないかと考えています。

【手法②】質の高い記事を執筆する

サイトパワーが高まったら、あとは質の高い記事さえ執筆できれば検索結果の上位に記事が上がってきます。

記事の「質」というと定義がなかなか難しいですが、SEOに限定すれば「質」とはGoogleの評価だと言えます。

では、Googleはどういう記事を高く評価するでしょうか。Googleは、「検索しているユーザのニーズに応えている記事」を高く評価していると言われています。そのため、そのキーワードで検索しているユーザが何を求めているのか?を考えて記事を書くようにしています。

例えば、「カスタマージャーニー」で検索しているユーザは、「カスタマージャーニー」という言葉の意味や概念を手っ取り早く理解して、具体的に自社に適用するにはどうしたらいいか、というようなニーズを持っていると想像できます。

そのニーズに応えられるように書いた記事が以下です。

カスタマージャーニーを理解・活用する 3スライド+5サイトまとめ

今読み直すと、わかりにくい点も多い記事ですが、書いた当時は最もよくユーザニーズに応えられており、検索結果も1位表示されていました。
※その後、他のサイトで、もっと良い記事が執筆されたたためか、今現在は順位が下がっています。

【ポイント①】ユーザのニーズを捉えるためには、検索結果を分析する

検索しているユーザのニーズをどのようにして捉えるかというと、現時点の検索結果を参考にします。

今、特定のキーワードで検索して1位に出ている記事やページは、Googleが現時点で最もユーザのニーズに応えていると評価していると想像できます。

もちろん、サイト自体のパワーが圧倒的に高いことが理由で上位表示されていることもあるので、100%ではありません。それでも、上位20位くらいまでに上がっている記事やページを見ていくことで、検索しているユーザがどのような情報を欲しているのか概ね想像することができます。

【ポイント②】レベルの高い専門知識や経験を持った人が、素人にもわかりやすく書く

ユーザのニーズを捉えられたら、それに応えられるように記事を書きます。

その際、その分野に関する専門知識を持った人が素人にもわかるように書くことがベストだと考えています。

専門知識を持って経験も豊富な場合、過去の経験を引用し、事例を交えながら記事を書けるので圧倒的に強いと考えられます。

もし、専門知識があまりない場合でも、本を読みネットで情報を集めて、勉強しながら書くことで知識のなさを埋めています。しかし、その場合、執筆に通常の3倍程度の時間がかかってしまいます。

基本的には自社で持っている独自性のあるノウハウを出し惜しみせず、読み手にとって本当に役に立つことを書いていくことが重要だと考えています。

【ポイント③】売り込みをしない。持論を書かない。

ブログを読んでいる人に「これは企業の売り込みだ!都合のよいことばかり書いている!」と思われたら、信頼を失いニーズに十分に応えることが難しくなります。

そのため、記事では、自社の商品やサービスの売り込みはせず、100%ユーザのニーズに応えられるように書きます。

また、書いているうちに、自分の意見や持論を書き始めていることが多いのですが、それもNGです。

読み手は持論が聞きたいのではなく、自分の関心事が知りたいのです。運良く持論と関心事が一致すれば良いのですが、なかなか一致することはありません。その一方で記事の内容には独自性が求められます。このあたりのバランスがいつも頭を悩ますポイントです。

上記3つのポイントを押さえ、検索しているユーザのニーズに100%応えようとしながら記事を書いています。

【よくある質問③】コンテンツマーケティングのサービスはやらないの?

当社がリスティング広告を中心にネットマーケティング支援を提供していることもあり、コンテンツマーケティングに興味のあるお客様から数多くご相談を頂きます。

お取引のあるクライアント担当者の方からのご相談やご質問を無償で受けていますが、現段階では対価をもらう形でのサービスは実施していません。

理由は2つです。
(1)クライアントのサービスの専門家で無いため、良い記事が書けないし、評価することもできない
(2)ここに書いてあるノウハウが全てであり、他に説明することがない

せっかく結果が出て、ノウハウも蓄積されているのですが、ノウハウが蓄積されればされるほど、専門性が高くなければ良い記事が書けないとい現実を体験しているため、専門外の分野の監修をすることが非現実的という確信を持ちつつあります。

では、業種やサービスに依存しない部分の研修などのサービスを提供したらどうか、という意見もあるのですが、上記に書いてあることが全てであり、話すことがありません。

どちらかというとノウハウよりも、記事を愚直に執筆するなどの実行面がハードで、いかに実行をやり抜くかという体制や意志が重要だと考えています。

また、手がけているコンテンツマーケティングが自社の1サンプルしかないため、汎用性のあるノウハウかどうかも分からない状態であること。

実績が出ているのはあくまでSEOを中心とした集客部分でしかないため、責任を持ってコンテンツマーケティングというサービスを提供することが難しいと判断しています。

※現段階では、LISKULにスポンサード・コンテンツという形で、Webマーケティングに関連するサービスを提供している同業者の専門家の方にLISKULに記事を書いていただくというサービスのみ提供しています。
しばらく無料で提供していますので、ご興味のあるWebマーケティング関連企業の方はお問い合わせください。

【まとめ】手法は簡単。実行が難しいのがコンテンツマーケティング

いかがでしたでしょうか。

書いてある手法は、すでにSEOやコンテンツマーケティングのブログなどで数多く語られていることばかりです。目新しいものは1つもありません。

しかし、質の高い記事を執筆し、更新し続けることは想像以上に大変でした。もちろん、当社の取り組みが唯一の正解というわけではないので、もう少し楽に成功する方法もあるかもしれません。

当社の取り組みが少しでも参考になれば幸いです。


Webコンサルティングの診断資料を公開。事例で学ぶBtoBサイトの改善点

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OLYMPUS DIGITAL CAMERAWebコンサルティングに興味があるけど、実際にどんなアドバイスがもらえるのかイメージが沸かないと思っていませんか?

その内容はサービスを提供しているWebコンサルティング会社によって様々ですが、Web経由の売上を上げるために、サイトの改善点や改善方法についての指南をしているのが一般的です。

 

しかし、成功事例として結果が公開されているケースはあるものの、途中段階の指摘資料はあまり公開されていないのではないでしょうか。

そこで本日は、過去にWebコンサルティング会社でコンサルタントをしていたことのある私が、実際に改善指摘した資料を公開します。

Webコンサルティングとはどんなことをするのか、少しでもイメージしていただければ幸いです。

※本記事は無料診断のご要望を頂いた株式会社イノベーションにご了承いただいて公開しております。

今回の診断対象サイト

今回、診断したサイトは、株式会社イノベーションの「リストファインダー」というサービスの公式サイトです。診断依頼時にいただいていた情報は以下のみとなります。

改善対象ページ:リストファインダー(List Finder)でアクセス解析
対象ページの主な流入経路:SEO SEM メルマガ
特に見てほしいポイント:ブログページのUI セミナー案内、各資料ダウンロードページのCTA
※CVRを上げることが目的

なお、実際にWebコンサルティングを行う場合には、事前に詳細なヒアリングを実施します。
今回は実施前の簡易診断ということで上記以外の情報が一切ない状態で診断しています。

また、診断を実施したのは2014年10月のため、現在のサイト内容は診断時とは異なりますのでご注意ください。

まずは結論から

最初に診断結果のサマリです。診断結果を端的に示したのが以下のスライドです。

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冒頭にある一文が今回の診断の結論です。

「機能説明やメリット説明は分かりやすく、内容も充実している一方で、潜在層を中心としたユーザのモチベーションを上げていくためのシナリオが不在のため、メイン機能が即ベネフィットとなる顕在層以外は取り込みづらいサイトになっています。」

口頭で補足することを前提に作っている資料なので、何のことだかよく分からないと思います。
これから詳しく説明していきますので見て行きましょう。

考え方:3つのレイヤーで捉える

詳細を説明する前に、どういう考え方でサイトを診断したのかを示します。
以下のスライドは当社でもよく使用している、課題仮説のレイヤーの説明資料です。

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Webデザインの業界において有名な概念として「ギャレットが提唱している5階層のモデル」があります。
それを実践での使いやすさを踏まえて改変したものが上記のスライドで説明している概念になります。
ギャレットが提唱している5階層のモデルについて詳しく知りたい方は以下の書籍が参考になります。

ウェブ戦略としての「ユーザーエクスペリエンス」―5つの段階で考えるユーザ中心デザイン (Web designing books) 

サイトの課題を指摘する際に、そもそも狙っているユーザが違うことで、指摘が的外れになってしまうケースもあります。そのため、どのレイヤーの課題を指摘しているのかを明確にしながら、クライアントと課題認識をすりあわせていきます。

UIレイヤーの課題指摘

まずは、最も表層的なUIレイヤーの課題から指摘していきます。
UIレイヤーはコミュニケーションや対象顧客に関係の少ない、UIの指摘になります。

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UIについては原理原則があるので、それに則って指摘していきます。
ユーザの目線の流れやコントラスト(強弱)と言った、いわゆる人間の認知特性を踏まえた指摘です。

その際、気をつけているのは、UIの指摘の場合でも、達成したいゴールに対する意識を持つことです。
今回の例で言えば、資料請求や問い合わせというCVを獲得することが目的ですので、それにつながるようなUIの課題を指摘しています。

なお、UIについての理解をさらに深めたい方は以下の記事が参考になります。
【LISKUL】UIの基本と、設計方法│UI改善で成果6倍!

コミュニケーションレイヤーの課題

次に見ていくのは、コミュニケーションレイヤーの課題です。

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コミュニケーションの課題については、事前に想定した「シナリオ」が実現できているかどうか、という観点で見ていきます。

「シナリオ」というのはユーザがサイトに流入してから、サイトのゴールにたどり着くための道筋です。どこから流入してきた、どのようなニーズを持ったユーザが、サイトのどのページにたどり着いて、どういう順番で、どのページをみて、どのような情報を得ることで、意欲が高まり、不安が解消され、最終的なゴールにたどり着くのかという大まかな想定になります。

今回のリストファインターでは

「メルマガやリスティング広告・SEOから、トップページに流入したユーザが、ツールのメリットや使い方を理解して、価格も手頃なので十分ベネフィットがありそうだと思い、自社への導入を検討するため、資料を請求する」

という流れが大まかなシナリオです。

今回指摘した課題は、主に「どういう順番」でユーザに情報を与えていくのか、という観点が中心になっています。これは事前情報が不十分でユーザがどんな情報で意欲が高まるか、というようなことが想定しきれなかったためです。

そのためにはメインターゲットを特定する必要がありますが、今回のサイトではメインターゲットが不明瞭であることが最大の課題だと考えていたため、コミュニケーションレイヤーの課題はあまり深堀りしませんでした。

ターゲット・ベネフィットレイヤーの課題

最後に見ていくのが、ターゲット・ベネフィットレイヤーの課題です。

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サイトには様々なニーズや不安を持ったユーザが来訪する中で、特にどんなニーズを持ったユーザにどのようなベネフィットを与えるのか、という観点です。

この「リストファインダー」のサイトの一番大きな課題はここにありました。
リストファインダーは、様々な機能を持っているツールで、業種や業態によって使い方もベネフィットも変わるツールです。

しかし、ツールとしてのメインである機能を説明することに終始してしまい、業種によって違う使い方は、ユーザ側が「事例」や「活用シーン」と言ったコンテンツを能動的に読み解かなければ理解できないサイトになっています。

ユーザの主な関心事は「自分の会社で活用するとしたら、どんなベネフィットがあるのか?」であり、ツールとしての機能や特徴ではありません。

業種によってニーズが大きく異なるのであれば、業種別の振り分け導線を設けて個別にコミュニケーションできるようにする、などの工夫が必要になってきます。

診断結果:
パンフレットを読み上げるだけの新人営業マンのようなサイト

これまでの指摘をまとめて、改善の方向性を示したものが以下のスライドです。

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少し辛辣な表現になってしまっていますが、ターゲット/ベネフィットレイヤーで指摘した、ターゲットによって異なるニーズやベネフィットに十分に対応しきれていない、というのがサイトの大きな課題と総括しています。

できる営業マンは相手の業種に応じて説明する内容や順番を変えて柔軟に説明することができます。
一方、イマイチな新人営業マンはただパンフレットを読み上げるだけになってしまいがちです。

今回のサイトは、ただパンフレットを読み上げるイマイチな新人営業マンのようなサイトに留まっている、というのが課題だと指摘しました。

依頼者の感想:
分かっているが、実際なかなかそこまで手が回らない

実際に指摘を受けてどうだったのか依頼者の方に聞いてみたところ、以下のような回答を頂きました。

「私も元々営業現場でリストファインダーを売っていた経験があるため、頂いた指摘はごもっともだと感じました。リストファインダーは元々、その名の通り新規顧客開拓のためのリストを見つけるツールだったのですが、その後、機能追加されて様々なニーズに対応できるツールになっています。
営業現場では機能追加を活かした営業活動をしているのですが、サイトにその内容を反映しきれていない部分もあるのは、以前から薄々感じていました。

マーケティングは私一人ですべて担当しているので、実際にはそこまで手が回っておらず、どのような順番で改善してくのかについては今後の検討課題です。

今回の指摘を受けて改めて課題が明確になったので、優先順位をつけて取り組んでいきたいと思います。」

この後、さらにWebコンサルティングを続けていくのであればどのように進めていくか?

この指摘を踏まえ、実際にWebコンサルティングを進めていく場合にはどのようにしていくか、簡単に説明します。

まずは、UIの課題を中心に、すぐにできる改善を実装してABテストに着手していきます。
Googleアナリティクスなどでサイト全体を分析し、CVに貢献度の大きいボリュームゾーンから優先的に改善していきます。

今回で言えばトップページの「アクション導線をメインカラムに持ってくる」などの改善はボリュームも大きく、すぐにできて、比較的効果につながりやすい改善です。

特に今回のように「資料ダウンロード」のようなハードルが低めのCV地点がある場合には特に有効です。ダウンロードできる資料の中身を少し露出させたようなアクション導線を設置できるとCVRは高くなります。

並行して、「デキる営業マン」へのインタビューや、実際に導入されている顧客へのインタビューなどを通じて、リストファインダーのターゲットやベネフィットを整理していきます。

ここで整理した分類別に振り分け導線を設置することや、事例を集めていくことが想定されます。

もちろん、Webコンサルティングのやり方は、コンサルティング会社やコンサルタントによって大きく違いますので、あくまで一例です。すぐできる改善に着手しながら、抜本的な改善に近い部分に着手していく、というやり方は比較的多く取られている方法ではないでしょうか。

外部の視点からの課題指摘で新鮮な視点を得て「知りすぎのワナ」から脱却する

いかがでしたでしょうか。

正直な話をすると、事前ヒアリングもなく、アクセス解析データもない状態で、本当の意味でのWebコンサルティングはできません。しかし、どの辺に課題がありそうなのか? に当たりをつけることはできます。

今回は、クライアントとの議論の呼び水になるような診断資料を作成するという前提で、認知的ウォークスルーという手法を中心にしたヒューリスティック評価でサイトの課題指摘をしました。

所要時間は、資料作成も含めてだいたい1時間半くらいの簡易な診断ではありますが、今後の改善の大きな方向性の初期仮説程度は得られます。

このように外部のコンサルタントから指摘を受けることで、改めて客観的な視点から自社のサイトを見直すことはとても有用です。

私自身、自社のサイト運用を担当していますが、自社のサイトについては、様々な事情などを知りすぎてしまってどうしていいか分からない「知りすぎのワナ」に見事にハマって身動きが取れない状態になっています。
ぜひ、外部のWebコンサルティングを活用して、サイトの成果をこれまで以上に上げていってください。

無料簡易診断をご希望の方は…

当社ではLSIKULの記事化OKの場合のみ、本記事と同様の簡易診断を無料にて承っております。
お問い合わせはこちらのフォームからお願いします。
※診断するコンサルタントのリソース状況によってはお断りさせていただくこともございます。
予めご理解の上、お問い合わせください。

ウェブ解析士認定講座とは|ウェブ解析士マスターが全貌を公開

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20141030_00「ウェブ解析士認定講座」
知ってる人は多いけど、その全貌までを理解している人は少ないのではないでしょうか。

この講座を受講することにより、
・解析ツールで取得したデータから、現状を読みとることができるようになった
・集客戦略レベルから何をすべきか考えることができるようになった
・Webマーケティングを最適化する考えをまとめることができるようになった

など、「●●できるようになった」と自身のスキルアップにつながったと感じている受講者はたくさんいます。

今回は、このウェブ解析士認定講座で「何を学ぶことができるのか?」「講座を取得するメリットは?事例は?」「習得する難易度は?」といった疑問について、紹介させていただきます。

この情報が、少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。

※本記事は株式会社ラグランジュポイント提供によるスポンサード・コンテンツです

ウェブ解析士認定講座で何を学ぶことができるの

まずはじめに「ウェブ解析」についてご説明します。

「ウェブ解析」とは、一般社団法人ウェブ解析士協会(WACA)が認定するウェブ解析士の資格取得を目標とし、クライアントの事業成果を導くウェブ解析を体系立てて学ぶことができる講座で、累計受講者数は2014年8月の時点では、8,000人を突破している講座です。

ちなみに、「ウェブ解析」とはどのような領域だと思いますか?
ウェブ上で取得できるデータを元に、クライアントウェブサイトの課題を発見、改善策を立案すること、というお考えの方が多いのではないでしょうか。ウェブ上での課題を抽出して、ウェブ上の課題を解決する。これは、ウェブ解析ではありません。

ウェブ解析とは、ウェブサイト上のデータから課題を発見、改善策を立案することも、もちろんウェブ解析の中に含まれます。が、ウェブ上の話だけではありません。ウェブ以外のデータも捉え、クライアントの課題を抽出、課題を解決するスキルが求められます。

ウェブ以外のデータとは、営業マンの受注率や商談率、電話やFAXの件数、定性的アンケート調査など、ウェブ以外のデータ(オフラインデータ)も含めて、クライアントの課題を発見、改善策を立案し、クライアントの事業に成果をもたらす、これこそがウェブ解析です。

ウェブ解析士認定講座では、このウェブ解析を講座の中で習得していく過程で、ウェブマーケティング全般を基本から体型立てて学ぶことができる講座なのです。

そしてウェブ解析士は、3段階にレベル分けされた講座で、
「初級ウェブ解析士講座」「上級ウェブ解析士講座」「ウェブ解析士マスター講座」
の3つに分かれています。

それぞれの講座では、以下のようなことを学ぶことができます。(2014年10月現在)

初級ウェブ解析士講座

「ウェブマーケティングの用語の理解」「データ取得の仕組み」「集客手法の基礎知識」「アクセス解析指標の理解」などウェブマーケティング全般の幅広い知識を習得します。
これからウェブマーケティングに携わる方、ウェブマーケティングを学びたい方には最適な講座となっています。

上級ウェブ解析士講座

「コミュニケーション設計」、「ウェブマーケティング計画書を作成する」、「ウェブ解析レポートの作成」など、よりコンサルティング領域に沿った内容になっています。
すでに自社のウェブマーケティグ領域を担当しているものの、今後のウェブマーケティング戦略にお悩みの方や、クライアントのWebマーケティング領域を最適化する担当者にとっては、ウェブ解析戦略立案から課題発見、改善方法までを学ぶことができるカリキュラムになっているため、非常に有効な講座となっています。

※初級ウェブ解析士講座に合格しないと受講することができない

ウェブ解析士マスター講座

ウェブ解析士を育成する(ウェブ解析士を教える)スキルを学ぶためのカリキュラムとより充実したコンサルティングのためのレポート訓練を行います。
ウェブマーケティング領域における若手や新人の教育担当者やクライアントへの改善・提案を日々の業務で頻繁に行われているご担当者に最適の講座となっています。

※上級ウェブ解析士講座に合格しないと受講することができない

 

このように、ウェブ解析士認定講座は、ウェブマーケティング全般を体型立てて、基本から学習することができ、かつ、ウェブ解析戦略立案から、課題発見、改善方法までのコンサル領域、ウェブマーケティング領域の教育まで、幅広い領域を習得することができる講座となります。

ウェブ解析士を習得するメリットはなにか

次にこのウェブ解析士を取得するメリットについて、習得後のあるべき姿とそれぞれの立場や役割から見る習得後のメリットがどのようなものかについて、説明していきます。

それぞれの講座を習得したときにあるべき姿は以下を目標にしております。

◆初級ウェブ解析士講座
・ウェブ解析のデータを正しく判断することができる
・ウェブ解析レポートの読み・書きをすることができる

◆上級ウェブ解析士講座
・企業のウェブ解析コンサルティングをする基礎的な能力が身につく
・クライアントの事業分析を元にウェブ解析コンサルティングを行うことができる

◆ウェブ解析士マスター講座
・ウェブ解析士の教育指導を行うことができる
・企業のウェブ解析コンサルティングをすることがきる

講座内でこれらを習得することにより、これからWebマーケティングに携わる方から、すでにベテランの方も、Webマーケティング領域、ウェブ解析領域のスキルアップ、スキルセットの構築、知識のブラッシュアップを実現していきます。

では、日々の業務内において、実際にどのようなメリットが生じていくのでしょうか?
それぞれの立場や役割から、メリットについて以下の事例に沿って紹介します。

自社のWebマーケティング領域を担当している方
(自社Webサイトを運用している方)が習得した際のメリット

「解析ツールの「GoogleAnalytics」で、自社サイトのデータを取得しているものの、GoogleAnalytics内のそれぞれのデータが何を意味しているのか不明だったが、この講座を受講したことにより、それぞれのデータから自社サイトが現状どのような状況なのかを把握することができるようになった」

「自社サイトで成果を上げるためには、検索順位内で自社サイトを上位表示させればいいと考えていた担当者がこの講座を習得したことにより、自社Webサイトの集客戦略レベルから何をするべきなのかなど、考えることができるようになった」

「これまで、広告代理店担当者の意見を鵜呑みにしてきたが、自社のWebマーケティングを最適化していくための考えをまとめ、広告代理店担当者とディスカッションすることができるようになった」
・・・など

クライアントのWebマーケティング領域を担当している方が
習得した際のメリット

「Webマーケティング全般が弊社のサービス領域です」と言いつつも、自社サービスの知識、知見しかなかった営業マンがWebマーケティング全体を理解することができるようになり、クライアントへの提案領域が広がり、付加価値のある提案を行うことができるようになった」

「仰視的な視点でしか考えることのできなかったクライアントのWebマーケティング領域を、統合的かつ俯瞰的に考えることができるようになり、Webマーケティング最適化のための提案を行うことができるようになった」

「これまで独学でWebマーケティングを勉強してきたため、クライアントへの提案は勘と経験を当てに実施してきてしまってたが、この講座を受講したことで、改めて知識の整理をすることができた」
・・・など

ウェブ解析士を習得する難易度はどれほどか

ここまで、ウェブ解析士講座で何を学ぶことができるのか、習得するメリットはなにかということについて、説明して参りました。ここまでの説明でウェブ解析士がどのような講座なのかを理解することができたのではないでしょうか。

次に、ウェブ解析士として認定を受ける、習得するための難易度がどれほどのものかについてのご説明をいたします。また、3段階に分かれるウェブ解析士認定講座のそれぞれの「試験について」や「有効と考える学習法」もこちらにて紹介いたします。

また、ウェブ解析士協会が発行している2014年8月時点の合格率をご確認ください。
20141030_01

初級ウェブ解析士講座(2014年10月現在)

ウェブ解析士協会発行データより、意外にも合格率が一番低い講座は、初級ウェブ解析士講座でした。初級ウェブ解析士講座の合格率が一番低い要因は、学習範囲が広義である点だと考えられます。ウェブ解析関連用語(約350個)の意味や特性を理解しつつ、データ取得方法、分析方法、ウェブ解析をとりまく環境などまでをも理解する、といった学習範囲が広義である点が、合格率が上がらない要因でもあると考えます。

◆試験について
・インターネット経由PCで受験(CBT方式)
・60分、4択問題

◆有効と考える学習方法
・テキスト内容の理解をするための、テキストの徹底的な読み込み(講座前後)
・テキスト内にある、演習問題の攻略(理解できるまで挑戦する)

上級ウェブ解析士講座(2014年10月現在)

ウェブ解析士協会発行データより、合格率が一番高い講座は、上級ウェブ解析士講座でした。合格率が高い要因は、2つのことが要因だと考えます。

1つ目は、講座受講料が高額であること。上級講座を受講するためには必要な費用は、8万円(税別)。この高額な費用が自らを本気にさせているのではないでしょうか。自己投資する費用が高額であれば高額なほど、自身の血肉にしようと、必死に努力するからではと考えます。

2つ目は、合否の判定に、課題レポート(Webマーケティング計画書と修了レポート)が関わってくること。筆記試験ももちろん実施しますが、課題レポートで筆記試験での失敗分を取り戻すことができます。この筆記試験と課題レポートのバランスを調整することができることも、合格率が高い要因ではないかと考えます。

◆試験について
・筆記試験(60分 ※論述問題あり)
・Webマーケティング計画書(ある会社のウェブマーケティング計画書を作成)
・修了レポート(ウェブ解析士協会サイトのウェブ解析レポートを作成)

◆有効と考える学習方法
・上級講座内に出てくる各項目概要を理解する
(例えば「コミュニケーション設計」について説明できるようになる など)
・講座内に出てくる計算問題を理解する
・GoogleAnalyticsの学習(操作方法とレポートの理解など)

※修了レポートを作成する上で、GoogleAnalyticsをメインに活用する
上級ウェブ解析士講座内に、GoogleAnalyticsのカリキュラムは存在しない

ウェブ解析士マスター認定講座(2014年10月現在)

合格率は、初級講座とさほど変わりはなかったですが、私個人の意見としては、ウェブ解析士講座の中で、一番ハードな講座だと考えます。理由は、課題が非常にハードでそれらの課題に合格するまでは、再試験として合格するまで続くという点にあります。

また、ウェブ解析士マスターはウェブ解析士の教育指導も行うため、初級ウェブ解析士、上級ウェブ解析士の講座を理解し、教えるスキルも求められます。このような講師としての講義実技も含まれているため、ボリューム満点な講座内容となっています。

その分、取得する目的が明確であれば、自己を成長させるためには最適な講座となっております。

◆試験内容
・マクロレポート
・ミクロレポート
・講義実技

◆有効と考える学習方法
・初級ウェブ解析士、上級ウェブ解析士の講座内容を理解する
・レポート作成の手順
・プレゼンスキルの習得
・ロジカルシンキングの習得 など

※上記内容は、2014年10月現在を対象に記載しております
最新の試験内容については、一般社団法人ウェブ解析士協会サイトよりご確認ください。

まとめ

ウェブ解析士認定講座は、ウェブマーケティング全般を体型立てて、基本から学習することができ、かつ、ウェブ解析戦略立案から、課題発見、改善方法までのコンサル領域、ウェブマーケティング領域の教育まで、幅広い領域を習得することができる講座です。
これまで述べてきたように、ウェブマーケティングに関わるすべての人向きの講座でありまた、スキルアップや知識のブラッシュアップにもつながるであろう講座です。

また、ウェブ解析士の無料体験講座も頻繁に開催しているため、まずはそちらの講座に参加してみることも、おすすめします。

とはいえ、以前も述べた様に(今すぐとりたい! Webマーケティング関連資格のまとめ)、資格の取得が目的となってしまっては本末転倒になってしまいます。
自身が伸ばしていきたいスキル、身につけたいスキルはなにか、もう一度整理してから、この講座の受講を検討してみてはいかがでしょうか。

 



※本記事は株式会社ラグランジュポイント提供によるスポンサード・コンテンツです

リスティング広告の効果を上げるコツを解説!《厳選21記事》

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141105_TOPリスティング広告を運用しているけど、目標値をオーバーしてしまっている…。改善のコツや良い手法ってないの?と日々お悩みの方は多いのではないでしょうか?
私はリスティング広告の運用を1年間担当しておりましたが、目標値をクリアすることができず、先輩に何度も質問をし、試行錯誤しながら運用していた記憶があります。

日々運用しているけど、更に効果を上げる方法やコツがわからない…そんなあなたのために、中小企業・成長企業向けのリスティング広告の運用に強みを持っている当社が、目的別にリスティング広告の効果を上げるコツを解説した記事をご紹介いたします!
この記事を読んで頂ければ、リスティング広告の改善方法に関してご理解いただけるはずです。

記事の最後には当社の運用ノウハウが詰まった『リスティング広告スタートアップガイド』 をダウンロード頂けます。リスティング運用者の皆さんにとっては、気付きが多い内容になっております。本記事と共に、是非ご活用下さい。

▼目次
Ⅰ、無駄を省きたい
Ⅱ、広告文の変更をしたい
Ⅲ、品質スコアを改善したい
Ⅳ、コンバージョン率の改善をしたい
Ⅴ、リマーケティング広告
Ⅵ、アカウント構成を入れ替えたい
Ⅶ、リスティング広告+αの手法に挑戦したい
Ⅷ、知識(効率化、ツール)
Ⅸ、まとめ

Ⅰ、無駄を省きたい

リスティング広告は運用効果を見ながら改善していくことが出来る点が特徴と言えます。ただ闇雲に配信をするのではなく、無駄を省くことでリスティング広告の効率を上げることが可能ですので、日々改善に挑戦していきましょう。具体的に参考になる記事をご紹介いたしますので、是非ご活用下さい。

◆無駄コストを省き、アカウントの効率を上げたい方はこちらへ

google adwords広告|無駄コスト排除で効果が上がる6つのPoint

この記事で知れること:無駄コストの発見方法

◆「インプレッション」に関して概要から増減方法までマスターしたい方はこちらへ

インプレッションとは|「多ければ多いほど良い」は間違い!?

この記事で知れること:
・インプレッションについて(概要)
・無駄なインプレッションの見分け方、削減方法
・インプレッションを増やす方法

Ⅱ、広告文を変更したい

広告文はリスティング広告がクリックされるか否かを左右する重要なポイントになります。クリック率を改善し、少しでも多くのユーザーをサイトへ誘導するために参考になる記事をご紹介いたします。

◆ユーザーの興味を引く広告文の書き方に関して悩んでいる方はこちらへ

リスティングの広告文で効果を上げるために役立つ5+1個の記事

この記事で知れること:
・広告文の役割に関して
・広告文を考える際に参考になるサイト

◆広告運用のPDCAを回すために広告文の変更を考えている方はこちらへ

効果が3倍あがる! コピーライティングのテクニック【完全保存版】

この記事で知れること:
・コピー作成にすべき前準備
・コピー作成の法則
・+αのテクニック

Ⅲ、品質スコアを改善したい

品質スコアを高められると、低クリック単価でページ上位に広告を掲載できたりと、運用上でプラスになることばかりです。品質スコアを改善することで効果を改善したい場合に参考になる記事をご紹介いたします。

◆品質スコアが低く悩んでいる方、品質スコア改善の方法が分からず困っている方、クリック単価を下げたい方はこちらへ

品質スコアの改善ガイド|メリットと具体的施策

この記事で知れること:
・品質スコアについて(概要)
・品質スコアの改善方法
・品質スコアを改善することのメリット

◆サイトリンクを出稿し、品質スコアの改善に活かしたい方はこちらへ

公開! 狙ったとおりにサイトリンクを出す方法】

この記事で知れること:
・サイトリンクを設定することのメリット
・Yahoo!スポンサードサーチ、Google Adwordsでのサイトリンクの違い(拡張サイトリンク含む)
・Yahoo!スポンサードサーチ、Google Adwordsでのサイトリンクの出稿方法

◆クリック率が低く、全然クリックされないと悩んでいる方、クリック単価を下げたい方はこちらへ

いいことづくめ! リスティングでクリック率を上げるための3つのポイント

この記事で知れること:
・クリック率の改善方法(短期的/長期的)
・品質スコアとクリック率の関係
・クリック率を改善することのメリット

Ⅳ、コンバージョン率の改善をしたい

リスティングの運用者にとって気になるコンバージョン率。もちろん商品の魅力によるところももちろんありますが、リスティング広告運用やランディングページを改善することで効果が良くなる部分も大いにあります。

コンバージョン率定低下を何とかしたいけど原因がわからない場合に是非参考にしていただきたい記事をご紹介いたします。

◆コンバージョン率が低下してしまったが、原因が分からないと悩んでいる方はこちらへ

コンバージョン率の目安はどのくらい?通常1%。ブランドワードは10%

この記事で知れること:
・コンバージョン率の相場感(指名KW、一般KW)
・コンバージョン率が低迷する主な要因

◆コンバージョン率を改善するために、ランディングページの改善を検討している方はこちらへ

リスティング広告のLPで効果3倍!5分でわかる改善のコツ

この記事で知れること:
・リスティング広告を起点にした、ランディングページ作成の考え方
・ランディングページ改善の6つのコツ

Ⅴ、リマーケティング広告

ディスプレイ広告を始めるにあたり、まず開始を検討するのがリマーケティング広告だと思います。
今回は概念ではなく、運用する上で抑えておきたいポイントや効果が出ない時に押さえるべきポイントに関し記載している記事をご紹介いたします。

◆リマーケティング広告を運用する上で最低限抑えたいポイントをズバリ知りたい方はこちらへ

【事例公開】リマーケティング広告で確実に成果を出す5つの方法

この記事で知れること:リマーケティング広告を運用する上で最低限抑えたいポイント

◆リマーケティング広告の運用はしているが、イマイチ効果が出ていない方でお悩みの方はこちらへ

リターゲティングで絶対抑えなければならない4つのポイント

この記事で知れること:リマーケティング広告の改善方法

◆リマーケティング広告で何か良い手法はないか、ネタが欲しい方はこちらへ

【事例公開】コンバージョン数20%UP! 今すぐ始められるリターゲティングクロスセル

この記事で知れること:
・クロスセルの考え方
・リマーケティング広告においてのクロスセルの考え方、設定方法

Ⅵ、アカウント構成を入れ替えたい

リスティング広告の効果の良し悪しは、アカウント構成で決まると言っても過言ではありません。日々の運用でイマイチ成果が上がらない、1キャンペーン内に色々な要素が混ざっていて運用上のミスが多発するなどの場合、アカウント構成を見なおしたほうが良いかもしれません。アカウント構成の作成方法や既存の構成の改善方法をご紹介している記事をご紹介いたしますので、是非参考にしていただければと思います。

◆リスティング広告を始めるにあたり、効果を出せるアカウント構成を作りたいが具体的な方法が分からない方はこちらへ

これで大丈夫!リスティング広告のアカウント構成で注意すべき6つのポイント

この記事で知れること:
・アカウント構成について(構成要素)
・アカウント構成各要素に関して押さえるべきポイント

◆リスティング広告の効果を上げるために日々試行錯誤しているものの、なかなか効果が良くならないと悩んでいる方はこちらへ

リスティング広告の効果を劇的に改善させるアカウント構成の4ポイント

この記事で知れること:
・グルーピング変更による効果の改善方法(キャンペーン、グループ、KW)
・除外KW設定のコツ

Ⅶ、リスティング広告+αの手法に挑戦したい

リスティング広告は一通り実施していて、何か別の手法を試してみたいとお考えの方は多いのではないでしょうか?日々進化しているネット広告業界ですので、聞き慣れない新商材は続々リリースされています。今回は基本的なリスティング広告より一段階進んだ、商材に関して記載している記事をご紹介いたします。リスティング広告+αの手法に挑戦したい方は是非参考にしていただければと思います。

◆動的検索広告の概要が知りたい方、導入を考えている方はこちらへ

動的検索広告を実施する前に抑えるべき3つのポイント

この記事で知れること:
・動的検索広告を導入したことによる改善事例
・動的検索広告の概要、実施方法

◆そもそもサーチターゲティングに関して知りたい方、出稿にチャレンジしたい方はこちらへ

サーチターゲティング|YDN「サーチターゲティング」の事例と3つのポイント

この記事で知れること:
・サーチターゲティングについて(概要)
・サーチターゲティングの設定方法
・サーチターゲティングの運用方法

◆そもそもRLSAに関して知りたい方、出稿にチャレンジしたい方はこちらへ

RLSAで8倍以上の獲得率!? 3つの運用事例と知っておくべき4つのポイント

この記事で知れること:
・RLSAについて(概要)
・RLSAの運用事例
・RLSAとGDNリマーケティング広告の違い
・RLSAの設定方法

◆ECサイトの運用を担当しており、商品リスト広告をまだ未導入の方はこちらへ

ECサイトは絶対やるべき!?「商品リスト広告(PLA)」で得られるメリットって?

この記事で知れること:
・商品リスト広告について(概要)
・Googleマーチャントセンターについて(リンクの紹介)
・データフィードについて(概要、フォーマットと更新方法)

Ⅷ、知識(効率化、ツール)

リスティング広告を運用する上で、使用したほうが良いツールやちょっとした豆知識に関しての記事をご紹介いたします。簡単なことですが、知っているのと知らないのとでは作業効率がかなり違いますので是非マスターしていただければと思います。

◆運用者には必須のAdwords Editorに関しての意外と知られていない便利機能を知りたい方はこちらへ。これは目からウロコです!

知れば得するAdWords Editorの更なる時短可能な便利機能6選!

◆Adwordsのキーワードプランナーの使い方について基本的な使い方や、更に踏み込んだ活用方法を知りたい方はこちらへ

【徹底図解】2014年版キーワードプランナー使い倒し術

◆当社リスティング運用チームにアンケートをとって、本当に参考にしているサイトを5つに絞り込みました!運用に行き詰まった方はこちらへ

三ツ星代理店のリスティング広告運用担当者が本当に参考にしているサイト厳選5つ

Ⅸ、まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は目的別にリスティング広告の効果を上げるコツを解説した記事をご紹介いたしました。日々の運用のヒントにご活用いただけましたら幸いです。

生データ初公開!ヒートマップ活用事例3選【解説付】

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20141106_00ヒートマップを使用してみたいけれども、「実際にどうやって使うのかが分からない」「導入後の分析が難しそう」といったお悩みをお持ち方も多いかと思います。

今回は、弊社で実施したヒートマップ3つの実例を踏まえて、ヒートマップをどのように活用すればよいかを解説いたします。

実際にあったデータ・分析結果をありのままにご紹介するため、ヒートマップの導入イメージや使用方法が理解しやすいかと思います。ぜひご参考ください。

▼目次
訴求したいコンテンツがまったく見られていない~再生住宅・リプライスの事例~
ユーザの視線が一極集中!?~大学進学情報サイト・フロムページの事例~
新規or既存ユーザでの行動の違いが明らかに~衣料販売業リデアの事例~
まとめ

訴求したいコンテンツがまったく見られていない
~再生住宅・リプライスの事例~

対象となるURLはこちらです。
http://reprice.co.jp/aichi/

事前仮説

ヒートマップを有効に活用するには、事前仮説をしっかり持っておくことが重要です。
仮説がなければ検証が曖昧となり、ヒートマップから得られたデータを改善施策に活かしにくくなってしまいます。

再生住宅の販売を行うリプライスの事例でたてた仮説・検証ポイントは以下の通りです。

(1)愛知県エリアのトップページとして、各物件ページへユーザを振り分けることができているか?
(2)リプライスの強みである「再生住宅」のコンテンツは、ユーザに見られているか?
(3)ユーザはどのような要素を見ているのか?(興味・関心はどのような点にあるのか?)

これらについて、ヒートマップのデータを見ながら検証していきましょう。

プレビュー

20141106_01
http://reprice.co.jp/aichi/

検証結果

ヒートマップの導入結果は下記の通りでした。
次に各仮説・検証ポイントについて詳しく見ていきます。
20141106_02

(1)愛知県エリアのトップページとして、
各物件ページへユーザを振り分けることができているか?

20141106_03

マウスヒートマップ・ルッキングヒートマップを見ると、グローバルナビゲーションの「物件一覧」とファーストビューの写真と価格がよく見られていることがわかります。

このことから、各物件一覧ページへユーザを振り分けるという、サイトの目的は達成できていたことが分かりました。

また、グローバルナビゲーションに何を配置するかについて再考することで、サイト改善のヒントが得られるのではないか、という示唆を得ることができました。

■補足
目の動きとマウスの動きは84~88%一致すると言われています。
そのため、マウスヒートマップによって、ユーザがどのような要素を見ているのかを可視化することができます。

(2)リプライスの強みである「再生住宅」のコンテンツは、ユーザに見られているか?

20141106_04
こちらも上記のマウスヒートマップ・ルッキングヒートマップを参照して検証すると、ファーストビュー下部にある「再生住宅」のコンテンツは、ユーザにほとんど見られていないことが分かります。

考察としては、ページに遷移してきたユーザがすぐに物件一覧ページへ遷移してしまっていること、ファーストビューの画像と価格表示の部分がユーザの目を引きやすいので、結果として、その下にあるコンテンツが見られなくなってしまったことが考えられます。

「再生住宅」のコンテンツはビジネス上強みとなるため、ユーザの目に入るように配置やデザインにする等、改善の余地があると言えるでしょう。

(3)ユーザはどのような要素を見ているのか?
(興味・関心はどのような点にあるのか?)

20141106_05
さらにマウスヒートマップのページ下部に着目すると、新たな発見点が得られました。
ページ下部にある「メルマガ登録」の部分が意外にも見られているのです。

この要因としては、メルマガ登録ボタンの上に記載されている「一品モノ」といった文言がユーザの目を引いたのではないかと考えられます。

「一品モノ」訴求をユーザの注意を引くことができるのではないか、という仮説がたてられます。

ユーザの視線が一極集中!?
~大学進学情報サイト・フロムページの事例~

対象となるURLはこちらです。
http://telemail.jp/shingaku/pc/index_pc.php

事前仮説

大学進学情報サイトを運営するフロムページの事例では、下記のような事前仮説・検証ポイントを設定しました。

(1)「大学進学に関する情報の資料請求」というサイトの目的が達成されているか?
(2)その他、どのようなコンテンツがターゲットの視線を集めているのか?

これらについて、ヒートマップのデータを見ながら検証していきましょう。

プレビュー

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http://telemail.jp/shingaku/pc/index_pc.php

検証結果

ヒートマップの導入結果は下記の通りでした。
次に各仮説・検証ポイントについて詳しく見ていきます。
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(1)「大学進学に関する情報の資料請求」というサイトの目的が達成されているか?

20141106_09
マウスヒートマップ・ルッキングヒートマップを見るとユーザの視線が資料請求番号と大学名入力欄の一点に集中していることがよく分かります。
サイトの目的は資料請求を促進することにあるため、その点においては、スムーズに資料請求へユーザを誘導できているため、ユーザビリティの高いサイトだといえます。

(2)その他、どのようなコンテンツがターゲットの視線を集めているのか?

20141106_10
スクロールヒートマップを見ると、他の一般的なサイトと比較してもスクロールが少なく、ファーストビュー以下は全く見られていないことが分かります。
ビジネス上、資料請求以外のコンテンツも見せたいという意図がある場合には、改善の余地のある結果であると言えるでしょう。

新規or既存ユーザでの行動の違いが明らかに
~衣料販売業リデアの事例~

対象となるURLはこちらです。
http://camicianista.com/

事前仮説

衣料販売業を行うリデアのケースでは、下記のような仮説・検証ポイントを設定しました。

(1)ユーザはどのようなコンテンツを注視しているのか?
(2)新規ユーザとリピートユーザでページ内の行動に違いがあるのではないか?

ECサイトでは、新規ユーザとリピートユーザで求める情報が違うのではないかと考えたため、(2)の検証を行います。

それでは、ヒートマップのデータを見ながら検証していきましょう。

プレビュー

20141106_12
http://camicianista.com/

検証結果

ヒートマップの導入結果は下記の通りでした。
次に各仮説・検証ポイントについて詳しく見ていきます。
20141106_13

(1)ユーザはどのようなコンテンツを注視しているのか?

20141106_14
マウスヒートマップを見ると、赤くなっている部分がなく、ユーザの視線は分散していることが分かります。

ユーザがどのようにして商品を探しているのかを検証するために、左側のナビゲーションに注目すると、上の2つ、「サイズから探す」か「シャツタイプから探す」に集中し、他は見られていないことが分かります。

また、右側のナビゲーションやおすすめ商品より下のコンテンツはほとんど見られていません。
このことから、右側ナビゲーション部分に記載されている「送料無料」や「新規会員登録で500ポイント進呈」といったメリットがユーザに十分に伝わっていない可能性が示唆されます。

(2)新規ユーザとリピートユーザでページ内の行動に違いがあるのではないか?

20141106_15 20141106_17
左:新規ユーザ
右:リピートユーザ

次に新規ユーザとリピートユーザでのヒートマップの違いについて見ていきましょう。
こちらを見比べてみると、新規ユーザはグローバルナビゲーションを見る傾向にあり、比較的スクロールする一方、リピートユーザは「サイズから商品を探す」を見る傾向にあり、スクロールもしなくなる、ということが分かります。

このことから、既存ユーザは「探す」ことに集中しており、探す動線の左側ナビゲーションは上から見られるため、その配置が重要であると言えるでしょう。
「サイズから探す」が最上位であることがベストなのかは検証の余地があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

ヒートマップを導入することで事実をベースとしたサイトの改善施策を考えることが可能となります。
皆様もぜひヒートマップをご活用ください。

ヒートマップ分析サービスにご興味がありましたら、こちらをご参考ください。

初心者でも大丈夫 コンバージョンタグの基礎を徹底解説

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20141110_00リスティング広告だけでなく、ウェブ広告の運用をするときに忘れてはいけない「コンバージョン」という概念。これは、広告がどれだけ成果に結びついたかを測る、大事な指標です。

今回は、YahooスポンサードサーチとGoogleアドワーズを例に取り、この「コンバージョンタグ」の使い方と仕組みについて解説いたします。
一見とっつきにくい話のように見えますが、実はそんなに難しいことはありません。一読いただければ、コンバージョンタグの設定は簡単に思えるはずです。

コンバージョンを取得するために必要な「コンバージョンタグ」をどうやって使えばいいのか分からない、効果測定がうまくいかないという方は、ぜひご参考ください。

コンバージョンタグの重要性

まず、コンバージョンタグの重要性についてですが、ウェブ広告の効果を測定するには必須となる、重要なものです。
なぜなら、このタグを設置したページが成果地点(コンバージョン地点)として認識されることになるので、このタグが反応した回数が、リスティング広告で成果を上げた回数になるからです。
逆に、このタグを設置しないと成果地点は「なし」となり、どんなにがんばっても「成果ゼロ」として計測されることになります。

ちなみに、そもそものコンバージョンの意味については下記記事にてご確認くださいませ。
【LISKUL】成果アップの第一歩!コンバージョンの意味を正しく理解し定義する

コンバージョンタグのメリット

コンバージョンタグは基本的に、ウェブ広告の公式の測定タグとして存在します。そのため、公式の管理画面で施策と成果の一元管理ができることがメリットです(このメリットを一番享受できるのがリスティング広告です)。

GAなどの解析ツールにも「コンバージョン」の概念はあり、実際に設定もできるのですが、施策と紐付けて見ることが難しくなっているため、公式のコンバージョンタグを使用することをおすすめいたします。

コンバージョンタグの発行・確認方法

それでは、ここからはコンバージョンタグを実際に使う場合の手順を解説いたします。
※代表的な【Yahooスポンサードサーチ】と【Googleアドワーズ】の画面で解説いたします

コンバージョンタグを発行・確認する

コンバージョンタグは、管理画面から発行することができます。

【Googleアドワーズ】

アカウントにログイン後、運用ツール→コンバージョントラッキングの項目をクリックします。
20141110_01

「+コンバージョン」ボタンをクリックします。
20141110_02

コンバージョン名を設定、設置したいソースを選択し「保存して次へ」をクリックします。このとき、設置したいソースは、通常であれば「ウェブページ」を選びます。
スマホからの電話でのコンバージョンなどの場合は、他のチェックになります。

20141110_03

各種設定を行い、保存します。
詳細は下記のようになりますが、ここでの設定は後からも変更できます。

・コンバージョン値
「値」とは、売上などのことを指します。
コンバージョンに伴って金額を取得したいなどがあれば設定します。また、この場合は、適宜カスタマイズが必要になります。
単純にコンバージョンの数を測定するだけであれば「値を設定しない」でOKです。

・カウント
「すべてのコンバージョン」か「ユニークコンバージョン」を選択します。
2つの違いは、コンバージョンの回数か、コンバージョンしたユーザ数か、の違いです。
基本的には「すべてのコンバージョン」でOKです。

・計測期間
広告クリックからコンバージョンまでの期限です。
該当の広告をクリックしたユーザが、ここで設定した日数以内にコンバージョンすると、コンバージョンが計測されます。
例えば「30日間」に設定すると、広告をクリックして31日目にコンバージョンをしても、それはコンバージョンとして計測されません。
デフォルトで30日間となっていますので、一旦はそのままで大丈夫です。

・コンバージョンカテゴリ
「購入/販売」「お申し込み」「販売促進」「主要なページの閲覧」「その他」の5種類から選択可能です。これらから、広告の目的に合わせ選択します。
基本的に、ECサイトであれば「購入/販売」に、資料請求や問い合わせが目的であれば「お申し込み」が相応しいです。

・マークアップ言語
タグを設置するページの言語を選択することになります。
通常のホームページであれば、デフォルトの「HTML」でOKです。

20141110_04

以上の設定が完了すると、タグが発行されます。
タグが発行されるとコンバージョンアクションの一覧に、作成したコンバージョン設定が表示されます。

20141110_05

ここから、該当のコンバージョンを選択し、タブで「コード」を選択すると、コンバージョンタグを確認することができます。
20141110_06

【Yahooスポンサードサーチ】

ツール→コンバージョン測定の項目をクリックします。
20141110_07
「+コンバージョン測定の新規設定」をクリックします。

各項目を設定します。設定の詳細は下記のとおりです。
ここでの設定は「コンバージョン種別」以外は、後から変更が可能です。

・コンバージョン名
任意の名称をつけてください。
ここで決めた名称で、一覧に表示されることになりますので、分かりやすい名前だと後々便利です。

・コンバージョン種別
「ウェブページ」「電話発信」「アプリダウンロード」から選択します。
コンバージョンタグを設置する先を選択するのですが、通常のサイトであれば、「ウェブページ」を選びましょう。

・コンバージョン測定の目的
「購入/販売」「お申し込み」「販売促進」「主要なページの閲覧」「その他」の5つからの選択となります。これらから、広告の目的に合わせ選択します。
基本的に、ECサイトであれば「購入/販売」に、資料請求や問い合わせが目的であれば「お申し込み」が相応しいです。

・該当ページの形式
ここは、「html」「xhtml」の2種類から選択することになります。
コンバージョンタグを設置するページと同様のものを選択しますが、通常であれば「html」を選択することになります。

・該当ページのセキュリティレベル
「http」か「https」を選択します。
これはコンバージョンタグを設置するページがどちらかで選択します。コンバージョンページURLの頭が「http」か「https」になっているかで判断しましょう。

・1コンバージョンあたりの売上金額
コンバージョンに伴って金額を取得したいという希望があれば設定します。Googleと同様に、コンバージョンした際に売上などの数値が発生する場合は、適宜カスタマイズが必要になります。
単純にコンバージョンの数を測定するだけであれば、ここは設定なしでOKです。

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すべての設定が完了したら、ページ下部の「保存してタグを取得」をクリックします。

設定が完了すると、コンバージョン測定の一覧画面に、作成したものが表示されます。ここから、「タグを表示」をクリックすると表示されますので、ここで確認が可能です。

20141110_11

コンバージョンタグの設置

コンバージョンタグは、通常のタグと同様の扱いで、HTMLソース内に設置します。
このとき、コンバージョン地点(成果地点)となるページにだけ設置してください。コンバージョンタグを設置したページが成果地点として認識されるということですね。
ちなみに、コンバージョンタグは<body>~</body>内への設置となります。

タグマネージャーに設定したい場合

利用したいタグマネージャーが使いたい広告のタグをサポートしているかを確認してから設定に取り掛かりましょう。

例えば、Googleタグマネージャーはyahooスポンサードサーチのコンバージョンタグをサポートしていません。
設定したい場合は「document.write をサポートする」にチェックを入れるなどの対応が必要となります。また、動作保証がされていないので、対応をしても「絶対大丈夫」とは言えないのです。

タグマネージャーの基本的な操作は、以下の記事をご参照ください。
【LISKUL】Googleタグマネージャ使い方完全ガイド~初期設定編~
【LISKUL】工数も経費も削減可能! タグマネージャーを導入してみる

コンバージョンタグの仕組み

タグを発行、設置したはいいけど、このコンバージョンタグひとつで、なぜ広告の効果測定が可能になるのか。
それは、コンバージョンタグは、リスティング広告をクリックしたユーザを判別できるためです。

そのため、リスティング広告をクリックしたユーザが、コンバージョンタグが設置されたページに到達すると「リスティング広告でやってきた人が、成果地点(コンバージョンタグが設置された画面)に到達した」と認識、そして成果1とカウントしてくれるわけです。

成果のカウントを確認する

カウントされた成果数は、大抵は前述のとおり、管理画面で確認ができます。
GoogleアドワーズとYahooスポンサードサーチの場合は、下記の箇所で確認できますので、ご参考ください。

【Googleアドワーズ】

コンバージョンアクション一覧の「コンバージョン」
20141110_12

【Yahooスポンサードサーチ】

コンバージョン測定一覧の「ユニーク」または「総コン」
20141110_13

さいごに

コンバージョンタグについて、ひと通り説明させていただきました。
リスティング広告、ひいてはウェブ広告を実施する際に、効果を測るためには必須となります。もし設定していない場合は、ご確認と設定を実施いただくことをおすすめいたします。

それでは、失礼いたします。

【2014年】Google広告まるわかり!主要プロダクト16 種類(解説つき)

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20141112_00リスティング広告の運用を担当しているけど、Google広告はすさまじいスピードで変化しており、正直ついて行けない・・・でも、なんとか活用して成果を上げていきたいとお悩みの方は多いのではないでしょうか。

そんなあなたのために、1500社以上のリスティング広告運用実績のある当社で、特によく用いられているGoogle広告を厳選し、10年の運用実績のあるエキスパートが事例を交えて紹介いたします。

この記事を読めば、特に効果がある主要なGoogle広告の手法が理解できます。
各記事に飛べば具体的な活用法や事例も掲載されているため、すぐに実践可能です。
運用初心者の方もベテランの方も、参考にしていただけるまとめになっておりますので参考にしていただければ幸いです。

▼目次
1. 検索連動型広告
2. GDNとは(概要)
3. リマーケティング広告
4. コンテンツターゲット
5. インタレストカテゴリ
6. アプリ面広告
7. 類似ユーザー
8. RLSA
9. PLA
10. 動的検索広告
11. 動的リマーケティング
12. 広告表示オプション
13. 住所表示オプション
14. 電話番号表示オプション
15. サイトリンク
16. 拡張サイトリンク
まとめ
※8以降は、どう出すかのオプションとして区分したプロダクトになっております

1. 検索連動型広告(アドワーズ広告)

ユーザーが検索したKWに合わせて広告を掲載してくれる検索連動型広告。
具体的なユーザーのニーズに合わせて広告を表示できるため、購入意欲の高いユーザーを集客出来る効率的な広告手法のひとつとされています。
Web広告を運用していない人は、まずこの検索連動型広告からスタートしてみましょう。

【5 分でわかる Google AdWords アドワーズ広告】※Google公式動画
この記事で知れること:
・アドワーズ広告の概要
・アドワーズ広告の仕組み

リスティング広告の基礎に関して紹介している、下記の記事もよろしければご参考ください。
【LISKUL】リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎

2. GDNとは(概要)

GDNのプロダクトを見ていく前に、まずは「GDN」や各プロダクトの概要に関しておさらいしましょう。
GDNをこれから運用し始める方にとっては、どのプロダクトから始めれば良いのかを提示し、GDNを運用している方にとっては改めて復習していただけたら幸いです。

【LISKUL】GDNを始める前に抑えるべき2つのポイント
この記事で知れること:
・GDNの概要
・各プロダクトに関しての概要

3. リマーケティング広告

GDNを始めるといえば最初に思い浮かべるのが、リマーケティング広告だと思います。
簡単にいうと、一度自社のランディングページやサイトに来た「モチベーションの高いユーザー」に対し広告を配信できるプロダクトになります。
リマーケティング広告を実施していない人は、これを機会に、ぜひはじめていただければと思います。

リマーケティング広告を始めたい方

【LISKUL】リマーケティング広告を始める人にこれだけは知っておいてほしい!2つのポイント
この記事で知れること:
・リマーケティング広告の概要
・リマーケティング広告の始め方
・リマーケティングリスト、タグの作成方法

リマーケティング広告の運用はしているが、イマイチ効果が出ていない方

【LISKUL】リターゲティングで絶対抑えなければならない4つのポイント
この記事で知れること:
リマーケティング広告の改善方法

リマーケティング広告を運用する上で最低限抑えたいポイントを知りたい方

【LISKUL】【事例公開】リマーケティング広告で確実に成果を出す5つの方法
この記事で知れること:
リマーケティング広告を運用する上で最低限抑えたいポイント

リマーケティング広告で何か良い手法はないか、ネタが欲しい方

【LISKUL】【事例公開】コンバージョン数20%UP! 今すぐ始められるリターゲティングクロスセル
この記事で知れること:
・クロスセルの考え方

4. コンテンツターゲット

リスティング広告は一通り運用しているけれど、リスティング広告でリーチできていない層に広告を配信したいとお思いの方は多いのではないでしょうか?
GDNを始める際、リマーケティング広告の次に配信を考えるであろう「コンテンツターゲット」に関し、紹介いたします。

【LISKUL】コンテンツターゲット|獲得件数を4倍にした広告活用テクニック
この記事で知れること:
・コンテンツターゲットの基本概要
・獲得件数4倍を実現した事例
・実践テクニック

5. インタレストカテゴリ

インタレストカテゴリ広告とは特定のカテゴリのサイトにアクセスするユーザーにのみ広告を配信する手法であり、この配信方法は、取扱商品やサービスがある特定の興味・関心のあるユーザーに偏っている場合におすすめです。
コンテンツターゲット同様、リマーケティング広告の次に配信を考えるであろうプロダクトですので、実施されていない場合は、ぜひ検討してみてください。

【LISKUL】GDNを始める前に抑えるべき2つのポイント
この記事で知れること:
・インタレストカテゴリに関しての概要
・インタレストカテゴリのカテゴリ一覧

インタレスト カテゴリを使用したキャンペーンの作成※Google公式ヘルプページ
・インタレストカテゴリの出稿方法

6. モバイルアプリ面広告

スマートフォンやタブレット端末のユーザー数が増加するに比例し、アプリ数も増え続けています。
Google Adwordsを使用すれば、ネット上だけでなく、アプリ面での広告配信も可能になります。
モバイルアプリ面への広告配信に関しての概要が知りたい方、設定方法を知りたい方はこちらをご覧ください。

モバイルアプリ面への広告配信※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・モバイルアプリ面広告の概要
・モバイルアプリ面広告の事例(交通系/ゲーム)
・モバイルアプリ面広告の設定方法
・アプリ内コンバージョントラッキングに関して

7. 類似ユーザーターゲティング

リマーケティング広告を実施しており、配信ターゲットを広げたいなと思っている場合、ピッタリな方法が類似ユーザーターゲティングになります。
既存のリマーケティングリストを元にして自動的に生成されるので、手間はかかりません。
興味のある方は、こちらの記事をご覧になり、是非実践してみてください。

類似ユーザーの導入成功事例 – 新規ユーザーにリーチし、リマーケティングのコンバージョン数を増加させることに成功※Googleadwords公式ブログページ
この記事で知れること:
・類似ユーザーターゲティングの概要
・類似ユーザーターゲティングのメリット
・事例

既存ユーザーに類似するユーザーにアプローチする※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・類似ユーザーターゲティングの設定方法

8. RLSA

RLSAと聞いたことはあるけど、実際どのように活用すればいいのか分からない、そんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?
RLSAに関して知りたい方、出稿にチャレンジしたい方はこちらをご覧ください。

【LISKUL】RLSAで8倍以上の獲得率!? 3つの運用事例と知っておくべき4つのポイント
この記事で知れること:
・RLSAについて(概要)
・RLSAの運用事例
・RLSAとGDNリマーケティング広告の違い
・RLSAの設定方法

9. PLA(商品リスト広告)

「商品リスト広告(PLA)」を知ってはいるが、手間などがネックになってなかなか導入に至っていない方は多いのではないでしょうか。
結論から申し上げると、ECサイトなら「商品リスト広告は絶対にやるべき」です。
ECサイトの運用を担当しており、商品リスト広告をまだ未導入の方はぜひご覧ください。

【LISKUL】ECサイトは絶対やるべき!?「商品リスト広告(PLA)」で得られるメリットって?
この記事で知れること:
・商品リスト広告について(概要)
・Googleマーチャントセンターについて(リンクの紹介)
・データフィードについて(概要、フォーマットと更新方法)

10. 動的検索広告

様々なインターネット広告の中で、それほど利用されていないけど、やり方次第で今まで得られなかった効果を得られる広告、それが動的検索広告です。
広告配信の仕組みも分からず、どんな効果が出るかも分からないという人はまだまだ多いのではないでしょうか。動的検索広告の概要が知りたい方、導入を考えている方はこちらをご覧ください。

【LISKUL】動的検索広告を実施する前に抑えるべき3つのポイント
この記事で知れること:
・動的検索広告を導入したことによる改善事例
・動的検索広告の概要、実施方法

11. 動的リマーケティング

リマーケティング広告は実施している方も多いと思いますが、動的リマーケティングを出稿している方はまだまだ少ないのではないでしょうか。
名前だけ聞くと難しそうと思われる方も多いと思いますが、最初の設定をきっちり行えばかなり有効な手段になりえます。

動的リマーケティングの概要が知りたい方、設定方法を知りたい方はこちらをご覧ください。
動的リマーケティングを利用してサイト訪問者ごとにカスタマイズされた広告を表示する※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・動的リマーケティングのメリット
・動的リマーケティングの導入事例

動的リマーケティングの設定ガイド はじめに※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・動的リマーケティングの設定方法

12. 広告表示オプション(全体概要)

上位表示された時にページの占有率が上がったり、品質スコアが改善されたりといいことづくめの広告表示オプション。今回は、広告表示オプションを設定していない方が、手早く始められる項目に絞り、紹介いたします。

他のGDNに比べ実施するのに手間がかからないのが、広告表示オプションの特徴です。
配信していない方は、これを機にぜひ実施してみてください。

広告表示オプションで広告に追加情報を表示する※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・広告表示オプションの仕組みや表示方法などの概要
・広告表示オプションの設定方法

13. 住所表示オプション

住所表示オプションは小売店や飲食店など、顧客が直接来店するビジネス形態の場合に有効な手法になります。

住所表示オプションを使用してローカル ビジネス情報を表示する※Google公式ヘルプページ
この記事で知れること:
・住所表示オプションの仕組みや表示方法などの概要
・住所表示オプションの設定方法

上記記事で紹介されていた、Googleマップですが、過去にGoogleマップに関する記事を投稿しておりますので、合わせてご覧ください。

【LISKUL】Googleマップ 登録完全マニュアル!
この記事で知れること:
・Googleマップに自分のお店を登録するメリット
・Googleマイビジネスの登録方法
・Googleのローカル検索の掲載順位を上げる3つのポイントと5個のプラス、マイナス要因
・もし移転して住所変更した場合の対応方法

14. 電話番号表示オプション

電話番号表示オプションは、飲食店や美容室など、特に顧客が直接予約や問い合わせを行うビジネス形態の場合に有効な手法になります。

広告に電話番号を追加する※Google公式ヘルプページ
【LISKUL】リスティング広告運用中級者は必ず実施している3つの運用手法
→「電話件数の増加に電話番号オプション」をご覧ください
これらの記事で知れること:
・電話番号表示オプションの仕組みや表示方法などの概要
・電話番号表示オプションの設定方法
・電話番号表示オプションを導入しての実績

15. サイトリンク

サイトリンクは、TD部分のメインリンクの他にリンク先を設定できるので、ユーザーは直接求めている情報のページにアクセスできます。プレミアムポジションのページ含有率も上がりますので、設定されていない場合はすぐに設定することをおすすめします。

公開! 狙ったとおりにサイトリンクを出す方法
この記事で知れること:
・サイトリンクを設定することのメリット
・Yahoo!スポンサードサーチ、Google Adwordsでのサイトリンクの違い(拡張サイトリンク含む)
・Yahoo!スポンサードサーチ、Google Adwordsでのサイトリンクの出稿方法

16. 拡張サイトリンク

拡張サイトリンクは、1位表示できることが大前提になりますが、表示させることができるとかなりのページ含有率ですので、指名KWでの登録をオススメします。

公開! 狙ったとおりにサイトリンクを出す方法
→「半端ない画面占有率! 拡張サイトリンクとは?」をご覧ください
この記事で知れること:
・拡張サイトリンクの概要
・拡張サイトリンクの掲載条件

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回、特に効果がある主要なGoogle広告をご紹介致しました。
Google広告を出稿するかどうかの判断材用、日々の運用のヒントにして頂けましたら幸いです。

広告関係者なら知っておきたい!広告にまつわる 法律・ルールまとめ10選

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20141113_00どんな業務でも、頭を悩ませることが多いのが「ルール」。つまり法律などによる制約なのではないかと思います。これらを知らなかったがために、法律違反・罰則に至ってしまった例もなかには存在します。

例えば、LP制作ひとつとってみても、化粧品のLPであれば薬事法、なんらかのキャンペーンがあれば景表法。使用する画像にしても、様々なルールが存在します。

今回は、「ルール・法律」に関してまとめました。こちらを読めば、必要なことは網羅できるはずです。業務中に出てくる「この売り方は大丈夫?」「こう書いていいんだっけ?」「この画像ってどう使えば安全なの?」といった疑問にもお答えします。また、広告に関わる当社の法務担当が「まずはこれをおさえてほしい」と話す法律にも触れています。
ぜひご参考ください。


▼目次
・キャンペーンをしかけよう! そんなときは景表法に注意
・ネットで薬品を売りたい! 気をつけるべきは販売のルール
・表現はどこまでOK? 知っておくべき薬事法
・デザイナー必見! 著作権とCC(クリエイティブコモンズ)
・広告業界にいるならおさえておきたい法律5つ

キャンペーンをしかけよう!
そんなときは景表法に注意

割引キャンペーンや、懸賞など、消費者を惹きつけるために、多くの企業が魅力的なキャンペーンを展開しています。
そのときに必ず注意しておきたいのが「景表法」です。

【LISKUL】<景表法>これだけは知っておきたい! 広告関係者は必見! NG事例集
法律である景表法は、原文を読み解くのはなかなか時間がかかります。この記事では、噛み砕いて各項を解説します。また、NG事例もまとめていますので「やってはいけないこと」が明確になります。
記事の最後にはチェックリストもありますので、キャンペーンをお考えの際は、ぜひご参考ください。

ネットで薬品を売りたい!
気をつけるべきは販売のルール

今年はネットでの一般医薬品販売が解禁されるという、センセーショナルとも言える出来事がありました。
それに伴い、改めて確認しておきたいのが一般医薬品の販売ルール。
以下の記事では一般医薬品の販売ルールを確認することができます。

【LISKUL】【最低限知っておきたい】薬ネット販売のルール&メリデメまとめ
ネットで一般医薬品を販売する際のルールをまとめた記事です。
法律を読もうとすると項目が多く覚えきれない、ということになりがちですので、この記事ではチェックリスト方式で解説をしています。
ネット販売の基本的な知識を確認したい方におすすめです。

表現はどこまでOK? 知っておくべき薬事法

制作を進めるにあたって頭を悩ませることのひとつである薬事法。化粧品などにも適用されるため、これを理解しているといないでは業務スピードがまったく違います。以下の薬事法の記事では、当社の制作の経験からWeb広告・LPの事例を踏まえて解説しています。

【LISKUL】【完全保存版】ネット広告における薬事法の表現|OK/NGのフレーズ集
ネット広告代理店である当社の経験を基に、化粧品などの制作物で気をつけるべき点をまとめました。化粧品などで使用される代表的な単語について、使用可否を○×で解説いたします。
また、表記のチェックに使えるツールの紹介もございますので、薬事法勉強の第一歩におすすめです。

デザイナー必見! 著作権とCC

制作の中でもっとも悩みどころとなるであろう、画像の使用方法についてのルールです。
Web上に多くあるフリー素材は、便利ですが一歩間違えれば法律に抵触する危険もはらんでいます。

以下の2つの記事では、フリー素材、無料で使用できる素材に絞って解説しています。

【LISKUL】知らないと危険! 著作権【初心者講座】フリー写真・イラストの落とし穴
フリー素材を使う際に気をつけたいことが網羅されています。加えて、著作権の基本的な考え方を噛み砕いて解説しています。
また、補足として自社デザイナーが制作したものは?複数の制作者がいる場合は?など、細かい疑問にもお答えします。

【LISKUL】クリエイティブコモンズ|商用利用でトラブルを避ける全知識
flickrやInstagramなどの写真も対象となるものがある「クリエイティブコモンズ」。非常に便利な仕組みですが、両可能範囲がアイコンで表示されているなど、初見では難しく感じることもあります。この「クリエイティブコモンズ」の画像を利用する際のルール、注意点をまとめています。
使い方に関して、OK例、NG例も出して解説しています。

広告業界にいるならおさえておきたい法律5つ

以下で紹介する法律は、インターネットビジネスやWeb制作を行っていく上で、絶対に理解しておきたいものとなります。今後、当ブログでも取り上げていきたいと考えていますが、まずは紹介いたします。

特定商取引法

特定商取引に関する法律
インターネットにおける通信販売も対象となるため、そのような事業をする際には必ず理解しておきたい法律です。通販ページに必ずある「特定商取引法に基づく表記」は、この法律によって表記することが定められています。

迷惑メール防止法

特定電子メールの送信の適正化等に関する法律のポイント(PDF)
取引対策課 | 消費者庁
営業目的でメールを送信する場合はあらかじめ本人からの承諾が必要なのですが、この営業目的のメールが「迷惑メール」となってしまうことを防止するための法律です。
PDF内には広告宣伝メールの書き方(表示の決まり)も解説されていますので、メールを出す前にまず目を通しましょう。

個人情報保護法

個人情報の保護に関する法律
特に最近、一般消費者から厳しく見られているのが、この個人情報保護法です。インターネットビジネスと行う場合、データベースなども関わってくることが多く、必ず理解しておきたい法律です。

下請法

ポイント解説 下請法
下請け業者を保護するためのもので、いわゆる「買い叩き」が発生しないようにする法律です。
Web制作などで外注を行う際は、自社と外注先の資本金によっては適用されますので、上記資料の一読をおすすめいたします。

金融商品取引法

金融商品取引法
インサイダー取引などといった、不正な取引を排除したり、株式にまつわるルールなどが決められています。

また、インターネットビジネスに関わる法令がまとめられたものがありますので、全体観を知りたい方はこちらをご参考ください。(PDFで350ページ超あります)
電子商取引及び情報財取引等に関する準則

さいごに

いかがだったでしょうか。
これらが、みなさんの疑問解消の一助となれば幸いです。

また、制約と捉えがちなルールと法律ですが、意味を紐解いていくと、一般消費者や事業者を守るための側面があることが分かります。気持ちよく仕事を進めるためにも必須となりますので、頭の片隅に置きつつ、制作などを進めていかれることをおすすめいたします。

それでは、失礼いたします。


Webデザインで迷ったらこれ!厳選まとめサイト13選~Web広告編~

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梅木_2014117_TOPデザイナーとして仕事をこなしていると舞い込んでくるバナー制作やランディングページ制作の依頼。いざバナーやランディングページのデザインを考えようとしても、なかなか良いアイデアが浮かばないことってありませんか?
そんな時には、いったん色々なデザインを見てインスピレーションを得てみましょう。

 

Web広告といってもランディングページやバナー、Facebook広告など様々な広告の形態があります。
そこで今回はそれぞれの制作に役立ちそうなサイトを集めてみました。ぜひデザインの参考にしてみてください。

▼目次
1.ランディングページ(PC)
2.ランディングページ(スマホ)
3.バナー広告
4.Facebook広告
5.まとめ

1.ランディングページ(PC)

ランディングページ集めました。

1117_ 01

サイトURL:http://lp-web.com/

ランディングページのまとめサイトと言えばここです。更新頻度も高く、色の系統や業種ごとに
デザインを閲覧できるようになっています。真っ先に見るランディングページの参考サイトとしておすすめです。

 ランディングページデザインリンク集

1117_ 02

サイトURL:http://www.landingpage-link.jp/

化粧品や健康食品のランディングページに特化しているサイトです。コラーゲン、ヒアルロン酸といった業界の中でも小カテゴリーごとにまとめられているので、それら2つのデザインを中心に見たい人向けのサイトとなっています。

縦長ページのデザイン 集めました

1117_ 03
サイトURL:http://e-32.net/

ランディングページの中でもセールスレター風のものに特化したデザインを紹介しているサイトになります。このサイトも業種、色別に検索できるようになっているので、求めているデザインが探しやすくなっています。

Land Book(海外)

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サイトURL:http://land-book.com/

海外のスマホアプリやWebサービス系のランディングページが数多くまとめられています。
スタイリッシュなデザイン・UIが多く、そのようなデザインを求めている方にはおすすめの
サイトです。

ONE PAGE LOVE(海外)

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サイトURL:http://onepagelove.com/

こちらも海外のランディングページを中心にまとめられているサイトです。5000ページ以上のデザインがあるので、あらゆるジャンルのランディングページを見ることができます。

2.ランディングページ(スマホ)

スマートフォンサイト集めました。

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サイトURL:http://sp-web.jp/

スマートフォンのランディングページ以外に通常のサイトも載っていますが、更新頻度も高く業種、
色別にカテゴリーが分けられているので、とても参考になるサイトです。

LANDINGPAGE DESIGN BOOKMARK SMARTPHONE

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サイトURL:http://smartphone-landingpage.info/

カテゴリーが、美容、健康、不動産などと一部のカテゴリーに限られていますが、ランディングページを多く取り揃えているので、合わせて見ておくと良さそうなサイトです。

iPhoneデザイン見るゾウ

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サイトURL:http://iphone-design.digital-farm.com/

タイトルの通りiPhoneを始めとしたスマートフォンサイトが数多くまとめられています。
一般的なランディングページとはまた違ったデザインのものもありますが、デザインとしては良いものがまとめられています。

Mobile Awesomeness(海外)

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サイトURL:http://www.mobileawesomeness.com/

海外のスマートフォンサイトを取りまとめたサイトです。ユーザーがそれぞれのデザインに対して評価しているので、海外で気に入られるデザインを調べるには良さそうなサイトです。

3.バナー広告

バナーデザイン専門ギャラリーサイト | レトロバナー

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サイトURL:http://retrobanner.net/

目的のサイズや色、業種からテイストまであらゆる絞りこみができるバナーデザインサイトです。
それぞれのバナーが見やすいように工夫もされているので、簡単に探しているバナーを見つけることができます。

バナーデザインギャラリー

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サイトURL:http://www.banner-design-gallery.com/

こちらもサイズや色で検索ができるまとめサイトになります。比較的小さいサイズのバナーが揃っているので、そのようなバナーを作成する予定の方にはおすすめです。

Banner Ad Gallery(海外)

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サイトURL:http://www.bannerreport.com/html/gallery.php

海外のバナーがまとめられているサイトです。サイトの見た目とは裏腹にバナーサイズで選択すると、サイズごとにバナーが閲覧できるようになっているので、海外バナーは見やすいサイトです。

4.Facebook広告

ガイアックスソーシャルメディアラボ-記事「思わずクリックしたくなる!Facebook広告369事例のイメージ画像とタイトル、総まとめ」

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サイトURL:http://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/064

Facebook広告を作成する上では、外せないのがこの記事です。広告を作成する上で注意すべきポイントと合わせて、300を超える広告を公開しているので、ぜひFacebook広告を作る前に一度見ておくべきでしょう。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?ランディングページやバナー広告を作る上で参考になったサイトはありましたか?普段自分の得意なデザインに寄りがちな方も、これらのサイトを参考に様々なデザインに挑戦してみるのも良いかもしれないですね。

5分で分かる「マーケティング3.0」と成功事例

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山田_141118_TOP_mあなたは「マーケティング3.0」という言葉を聞いたことがありますか?これはマーケティングの神様と言われるフィリップ・コトラーが提唱した概念であり、マーケターや広告関係者の間でトレンド・ワードとなっています。

しかし「マーケティング3.0」という言葉自体は知っていてもそれを他人に説明できる人は少ないのではないでしょうか。

そんな方のために私が今回「マーケティング3.0」とは何かを事例を用いて詳しく紹介します。また最後に最近提唱された「マーケティング4.0」にも触れていますので、興味がある方はそちらもお読みください。

<目次>
1.マーケティング3.0の目的は「世界をよりよい場所にすること」である
2.マーケティング1.0とマーケティング2.0との違い
3.なぜ今マーケティング3.0なのか
4.マーケティング3.0を語る上で欠かせない「3i」
5.マーケティング3.0の考え方を実践している企業の事例~Apple、マザーハウス
6.そして時代は「マーケティング4.0」へ
7.まとめ

1.マーケティング3.0の目的は「世界をよりよい場所にすること」である

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「マーケティング3.0」は「どういう社会をつくるのか」や「世界をよりより場所にする」などコンセプトになっています。
現代は地球温暖化や貧困を初めとする社会課題が叫ばれ、市場もめまぐるしく変化するとともに個人の価値観も大きく変化し多様化しています。そのような現代では単に自分のニーズを満たす製品やサービスではなく、製品の裏側にあるストーリーや特定の製品や人に対する共感の追求が重要になってくるとコトラーは述べています。

またニューウェーブの技術とはface bookやtwitterといったSNSを指し、製品のストーリーや製品に込められた想いへの共感がネット上で拡散され、他者へとシェアされることで製品が購入されるということです。

2.マーケティング1.0とマーケティング2.0との違い

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下記の図を見てください。
マーケティング1.0とマーケティング2.0の違いが明確に理解できると思います。根本的な違いはマーケティング3.0の考え方には「社会貢献」が意識されていることです。これまでのマーケティング1.0とマーケティング2.0では単にターゲットを選定し製品を販売することに留まっていました。

それがマーケティング3.0になって初めて「社会」や「世界」といった社会性のある言葉が使用され、人間の精神部分に訴える考えが重視されています。

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出典:Web Marketing Diary┃ マーケティング3.0とは?事例と概念を再確認

3.なぜ今マーケティング3.0なのか。

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しかし今マーケティング3.0の考えがトレンドとなっているのでしょうか。主な理由はSNSの発達、社会的課題の顕在化、市場の成熟の3つが挙げられます。

まずは「SNSの発達」に関してですが、face bookやtwitterなどのSNSの発達により製品やその製品を提供する企業の情報がネット上に溢れ、ポジティブな情報からネガティブな情報までが消費者に届くようなったのです。そのためそのようなネット上の情報が製品購入に影響を及ぼす可能性が大きくなったのです。

2番目の「社会的課題の顕在化」です。地球温暖化をはじめとする環境問題や国内外における貧困問題、または少子高齢化進展したことで「他者あるいは社会・世界のために自分に何ができるか」を考えるようになったのです。

最後に市場の成熟です。例えばカメラ1つにしても同じようなデザインや機能を持った何十種類も店頭に並んでいます。もう表面上のデザインや機能レベルでは競合他社と差別化できなくなっているのです。そのため製品のストーリであったり、その製品のイメージやブランドレベルでの差別化が求められているのです。

4.マーケティング3.0を語る上で欠かせない「3i」

ここでマーケティング3.0を語る上で欠かせない「3i」についてご紹介します。マーケティング3.0では「ブランド」「ポジショニング」「差別化」の三角形のバランスが重要だと言われています。(下記の図参照)それぞれ見ていきましょう。

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「ブランド・アイデンティティ」

「ポジション」「ブランド」から成り立ち、ブランドを消費者のマインド内にポジショニングすることを指します。

「ブランド・イメージ」

「ブランド」「差別化」から成り立ち、消費者に良好な印象を与え、感情的なニーズを満足させることを指します。

「ブランド・インテグリティ」

「差別化」「ポジショニング」から成り立ち、ブランドに対する誠実さを意味します。

これらの3要素をバランスよくきれいに形作ることがマーケティング3.0では重要だと
言われています。

5.マーケティング3.0の考えを実践している企業例~Apple、マザーハウス~

ここでマーケティング3.0の考え方を実践している企業例を見てみましょう。

【Apple】

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いまやAppleを知らない人はいないでしょう。私達はなぜAppleにいつも注目し魅力を感じているのでしょうか。それは彼らがwhyにこだわっているからだと言われています。なぜ僕らは働くのか、なぜこのような価値観を大切にするのかなど精神的な価値を重要視しているそうです。これはまさに上記の表でいうと、マーケティング3.0の主なマーケティング・コンセプトである企業ミッション、価値にあたります。

参考動画:Youtube┃サイモン・シネックの『優れたリーダーはどうやって行動を促すか』

【マザーハウス】

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マザーハウスはバッグや小物を販売する企業です。しかしただのモノづくり企業ではありません。彼らのミッションは「途上国から世界に通用するブランドを作る」です。バングラデシュやネパールなどの途上国を拠点とし、現地で採れる特殊な素材を使用してオシャレで上品な製品を作っています。

「途上国」という言葉で一括りにされた場所にも素晴らしい資源と可能性があることを伝えたいという想いを持っています。これが消費にどのように影響するかというと、私達がこのマザーハウスの製品を購入することで、社会貢献している気分になれるのです。私達消費者はモノの裏側にあるストーリーを買っていると言われますが、マザーハウスの例が1つの代表的な例だと言えます。

6.そして時代は「マーケティング4.0」へ

最近、コトラーによってマーケティング4.0が提唱されました。マーケティング4.0では何が重視されるのでしょうか。それは一言で言うと自己実現を目指すマーケティングを指します。社員一人一人が何をしたいのかを考え、それを会社全体で共有する。それをベースに会社としてのビジョンを作り上げる。それが実現できれば社員全員が心から作りたい製品が生まれるし、それがひいては良い社会を作りたいという想いに近づくと言われています。

ここでは自己実現の参考となるイギリスの例をご紹介します。
イギリスでは医療費の増大しており、それをどう抑制するかが国として大きな問題となっていました。その解決方法として予防医療が挙げられていましたが、なかなか国民に浸透しません。また意識の高い医師が薦めたとしてもそれが給料に反映されません。これでは自己実現のジレンマです。

そこで国は患者の健康を維持すると医師にポイントがつく制度を開始しました。改善する患者の割合が増えるほどポイントも増えるポイントを導入したのです。その結果、ポイントによる医師の収入は多い人で15%にも及びました。これは国全体の話ですが、これを会社だと考えればまさに自己実現だと言えます。医師本来の信念が具現化された好例です。

7.まとめ

いかがでしたでしょうか。マーケティング3.0の特徴・実例、そしてマーケティング4.0の具体的な内容が理解できたかと思います。最後に1つだけ注意点として伝えたいことが、あくまでもマーケティング1.0や2.0の考えを引き継いだ上にマーケティング3.0が存在していることです。

マーケティング3.0が製品のコンセプト、企業ビジョンを重視しているからといって、これまでのSTPや差別化などマーケティングの基本となる考え方を否定したり、忘れてはいけません。これらの考えを無視し、製品のコンセプトや企業ビジョンだけしっかりしていてもモノは売れないのです。そのことを忘れずに今後の企業活動に生かして下さい。

イノベーションの意味と身近なイノベーション事例7選

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山田_141120_TOP_m本やネットでよく耳にする「イノベーション」。
もはやビジネス現場では聞かない日はないくらいに飛び交っている言葉の1つです。しかしあなたは「イノベーション」という言葉の意味をしっかり理解した上で使用していますか?

今回は「イノベーション」という言葉について説明に加え、身近なイノベーションの事例をご紹介します。ぜひこの記事を読んで「イノベーション」についての理解を深めてください。

▼目次
1.イノベーションとは
2.身近なイノベーション事例
・Apple
・Facebook
・クレジットデビットカード
・リブセンス(成功報酬型のジョブセンス)
・e-Education Project(途上国の子ども達へ教育支援)
・JINS
・AKB48
3.まとめ

1.イノベーションとは

物事の「新結合」「新機軸」「新しい切り口」「新しい捉え方」「新しい活用法」(を創造する行為)のこと。一般には新しい技術の発明と誤解されているが、それだけでなく新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する。つまり、それまでのモノ・仕組みなどに対して全く新しい技術や考え方を取り入れて新たな価値を生み出して社会的に大きな変化を起こすことを指す。
(※Wikipediaより抜粋)

Wikipediaをはじめ、イノベーションの意味をネットで検索すると小難しく説明されている事が多いです。しかし分かりやすく一言で言うと「ありそうでなかったもの」と定義できるのではないでしょうか。ではなぜそう言えるのか、イノベーションの具体的な事例を紹介します。

2.身近なイノベーション事例

【キーボードをなくしたことで電話を再発明したiPhone】

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Appleに魅了され、iPhoneを持っている方は多いと思います。今までのガラケーと根本的に違う点は「キーボード」をなくし画面だけにしたことでしょう。「指で画面操作する」という誰でも簡単に操作することができる点を採用したことでこれまでのスマートフォンとは異なる斬新なデバイスを開発したのです。
既存のものから何かを引き算するという考えから生まれたイノベーションの例です。
参考:Youtube┃iPhoneを発表するスティーブ・ジョブス(日本語字幕)

【友人の友人を可視化したことで世界を小さくしたfacebook】

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「スモールワールド現象」という言葉をご存知でしょうか?これはネットワーク論の1つで「平均6人以上の友人を介すと世界中の誰とでも間接的な知り合いになれる」という仮説です。

この現象を可視化したものが今やユーザー数10億人を誇るface bookです。Face bookは「自分と相手の共通の友人やその人数」を表示してくれます。そのため自分がつながりたいと思う人を検索した時に、その人との共通の友人が表示されるとどこか親近感を感じますよね。このようにFace bookは友人の友人を可視化したことで世界を小さくしたのです。

「実名であること」「実際に出会った人としか友人にはなれない」というルールを課したことでイノベーションが生まれた例と言えるでしょう。

参考:バズ・マーケティング 自信があるならクチコミで売れ┃ミルグラムの「スモール・ワールド実験」とは

【人々行動様式を逆に利用するクレジットデビットカード】

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クレジットデビットカードをご存知でしょうか?他のクレジットカードと何が違うのかというと購入時に口座からすぐ引き落とされるカードです。しかも端数分を繰り上げ、きりのいい額で精算してくれます。つまり15,300円の商品を購入すると16,000円が引き落とされます。そして差額の700円が貯金口座に振り込まれる仕組みとなっています。

これがアメリカ中下層に大ヒットしたのです。その理由がアメリカでは貯金できない人の行動を分析したところ、購買機会が多いことが発見されたのです。

デビットカードはこの購買機会が多い人ほど貯金が貯まる仕組みにしたところです。貯金するためにお金を使うことを抑制するのでなく、人々の行動様式を逆に利用することがまさにイノベーティブと言えるでしょう。

【業界初めて成功報酬型ビジネスモデルを市場に持ち込んだJobSense】

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タウンワークやフロムエー、anなどの紙媒体のビジネスモデルは求人を紹介する広告の枠の大きさによって掲載費が異なります。しかしそもそも求人を記載する広告枠の大きさによって広告効果が異なるのか?そう疑問を持ったのがJobSenseを運営しているLIVESENSEです。

バイト求人を記載する企業は採用が決まることを期待しているからこそ掲載費を事前に払うという前提があります。しかし求人に対して応募がなかった場合は投資した広告に対して見返りを回収することは不可能です。求人を掲載する企業からすればこれがネックとなっていました。リブセンスは採用が決定した時に初めて掲載料を支払う成功報酬型の導入することでこの不満を解消しました。

このモデルを採用することで企業もリスクが完全になくなったのです。またユーザーに対して祝い金制度を導入したこともユニークなアイデアです。この制度を導入したことでユーザーの意欲が高まりサービスの成長を推進したと言えるでしょう。

【途上国の子どもたちの教育支援を行うe-Education Project】

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途上国の子どもたちの教育支援を行っているe-Education ProjectというNGOが日本に存在します。この団体は途上国の教育格差を解消するために映像教育モデルを展開しています。

創業者の税所さんは自身の東進ハイスクールの映像教育の体験を元にお金や距離の問題で良いチャンスに出会えない子どもたちのために最高の授業を提供しています。

以前から途上国では先生不足に悩まされていましたが、1人の先生の授業を映像化することで解消され、子どもたちにも平等な教育機会を与えています。「東進ハイスクール」のビジネスモデルを途上国に輸入することで途上国に教育によるイノベーションを起こしている例です。

【メガネの常識を変えたJINS】

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以前までだとメガネは「視力が悪い人がするものだ」という認識が一般的でした。この常識を変えたのがJINSです。

JINSはPCやスマホから発せられるブルーライトが多く発生していることにいち早く気づきました。それがブルーライトをカットするJINS PCです。これによりメガネをは視力矯正の役割だけでなく、「目を守るもの」という新しい常識を創造したのです。

【徹底的な消費者の立場に立って作られたAKB48】

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今や国民的アイドルのAKB48。総選挙のたびに私たちをワクワクさせるこのアイドルグループにもイノベーティブな要素が隠されています。

それはファンによる人気投票でメンバーを格付けするというゲーム的要素です。今までのアイドルグループというのは提供者側の理論で作られた商品でした。メンバー構成や各メンバーのキャラ付けが一方的に提供者側で操作されてるため、アイドルというものはテレビの中の憧れの存在だったのです。

CDに投票券が1枚入っており、自分が誰に投票するかでその子のアイドルとしての市場価値やメンバー構成が変化します。このようにシンプルではありますが、自分の関わり方次第でアイドルの物語が変化するというゲーム的要素が爆発した人気を生んでいる原因の1つだと考えられています。

3.まとめ

いかがだったでしょうか?「イノベーション」に対する理解が深まったと思います。

どの事例を見てもわかるようにイノベーションは「あぁその手があったのか!」というものばかりです。「ありそうでなかったもの」これがまさにイノベーションだと思います。決して自分には無縁の話だとは思わず、物事をいろんな視点から考え直すことからイノベーションの第一歩が始まるのではないでしょうか。

ネットショップ運営代行|厳選8企業紹介と業者選びの6個のポイント

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photo by photosteve101

どの代行業者に頼めばいいの・・・?

「ネットショップを始めたけど、売上がうまく伸びない」
「人手不足でネットショップの運営まで手が回らない」
近年、このような悩みを解決するために、ネットショップの運営代行を行っている企業が増えてきています。
しかし、いざ代行を頼もうと業者を探してみても、企業の紹介ページを見るだけではどの会社に依頼すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。「安いから」、「おまかせプランだから」と安易な理由で決めてしまっては、自分が期待していたような結果を得られない可能性もあります。
自分にぴったりの企業を選ぶためには、代行業者に「どの業務に重点を入れて欲しいのか」を明確にした上で探すことが重要です。

そこで、今回は企業選びの際のポイント6個と、ネットショップ運営代行を行っている厳選企業8社を紹介いたします。

▼目次
1.ネットショップ運営代行って何?
2.企業選びの前に確認しておきたいポイント4個
2-1.自社型かモール型か
2-2.どの業務に力を入れて欲しいのか
2-3.自社でノウハウを身につけたいか、完全にお任せしたいのか
2-4.予算と費用体系
3.ネットショップ運営代行業者|厳選8社を紹介
4. 企業を絞ったら必ずやるべきポイント2個
4-1.複数の企業に問い合わせる
4-2.直接会って話を聞く

1. ネットショップ運営代行って何?

ネットショップ運営代行とは、ネットショップの運営関係全般を代行して行うサービスのことです。作業を外注するというよりは、“販売戦略のプロに運営を依頼する”というイメージです。

運営代行を頼むメリットとしては、(1)自社にない専門知識が活用できること、(2)運営の効率化、(3)運営コスト削減といったことがあげられます。そのため、売るためのノウハウが分からない方や、自社の負担を減らしたいという方に向いています。

しかし一方では、自社にノウハウが残りづらいというデメリットもあります。また、ネットショップに関連する業務は、運営戦略立案・集客運用・WEBページ制作・商品管理・受発注管理・顧客対応と多岐に渡っていますが、運営代行を行っている企業はこれらの内容をすべて代行しているわけではなく、一部の業務は自社で行う場合もあります。

運営代行を検討する際には、自社で行う業務と委託する業務の区切りを明確にすることが重要となります。また、売るためのプロに依頼しているので、できれば密に情報共有をして自社でもノウハウを身につけていくことをお勧めします。

2. 企業選びの前に確認しておきたいポイント4個

運営代行と一言にいっても様々な業務を扱う会社がたくさん出てくるため、自分に合う会社を探すのは難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
企業選びで悩むケースで多いのは、自分が代行業者に何を求めているのかが曖昧であるため、どのポイントで比較すればいいのかわからないということです。
今回は企業選びのときに特に押さえておきたいポイント4個を紹介します。

2-1. 自社型かモール型か

ネットショップの運営方法は、大きく分けて自社のオンラインショップで販売する「自社型」、楽天やYahooショッピングのようなサイトに出店する「モール型」の2つがあります。

自社型では集客をすべて自分で行わなければならないため、SEO対策やリスティング広告のような検索エンジン向けに対策を練る必要があります。
モール型は、集客自体はモールが行ってくれます。しかし、多くのショップに埋もれてしまう可能性もあるため、モール内での広告戦略を検討しなければなりません。

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どちらのタイプの代行を依頼するかによって業務内容や重点を置くポイントが異なるため、まず初めに確認しておきたいポイントです。

参考サイト:【経営ハッカー】ネットショップを始める前に知りたい!10のサービスとその違い~モールと独自サイトの違いは何?~

2-2. どの業務に力を入れて欲しいのか

ネットショップの運営代行を頼む上で、どの業務に特に重点をおいて成果をあげて欲しいのかは、最も明確にしておきたいポイントです。

・運営戦略立案
・WEBページ作成・更新
・メールマガジン作成・配信
・SEO対策・広告運用
・在庫管理・受注処理・顧客対応
・物流作業代行
etc・・・

ネットショップの業務は多岐に渡っており、企業によって強みとしている業務や扱っている内容は異なっています。また、サービス内容も業務全般を代行するパッケージプランや、WEB制作・更新作業・メルマガ配信といった一部のみを請け負うプランまで様々あります。
事前に委託範囲や重点を置きたいポイントをはっきりさせておけば、「思っていたのと違う・・・」ということも避けられます。また、担当者に具体的な内容について問い合わせすることもできますので、比較検討がしやすくなります。
企業選びを始める前に、重きをおくポイントははっきりさせておくことが大事です。

2-3. 自社でノウハウを身につけたいか、完全にお任せしたいのか

ノウハウを身につけたいか完全お任せかによって、代行業者に任せる業務と自社で行う業務の量が変わってきます。

繁忙期の補てんや人員不足のために一時的に代行お願いする場合は、業務の負担をできるだけ減らすためにも完全お任せのほうが向いています。
売上が伸びない、自分もノウハウを身につけておきたいと考えている場合は、自社業務は多いがサポート体制がしっかりとしている企業や、あるいはセミナー開催やコラム記事掲載など積極的に運営ノウハウの支援を行っている企業が向いています。

運営代行を頼むデメリットは、「ネットショップ運営のノウハウが自社に残りにくい」という点です。ノウハウを身につけておくに越したことはありません。しかし、自社の負担も増えるため、現状を踏まえた上でどちらのタイプがいいのか確認しておくことが大切です。

ネットショップ運営のノウハウを知りたい人は、このような記事が参考になります。
【LISKUL】ECサイト担当者が売上アップのために押さえるべき基本ポイント13個
【LISKUL】間違えたらアウト! ネットショップ開業の失敗事例と対策
JECCIC一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会

2-4. 予算と費用体系

予算をいくらまで掛けられるかで委託できる業務内容の程度は変わってきます。
また、報酬をいくら支払うのかも企業によりけりですので、なかなか比較がしづらいと思います。
ここでは主体となっている費用体系の3パターンを紹介します。

(1)成果報酬型

売上の●%を報酬として支払う変動型の費用体系です。
売上総額から報酬を算出する場合は「売上総額型」、売上の成長分から報酬を算出する場合は「売上成果型」に分けられます。
メリット:売上が出なければ支払う必要がないので、失敗したときのリスクは少ない
デメリット:報酬率が高く、場合によっては固定報酬型よりも高額になる

(2)固定報酬型

売上や成果に関係なく、期間に応じて固定額を支払う費用体系です。
メリット:費用が明確なため、予算が立てやすい
デメリット:売上が伸びなかった場合でも固定額を報酬として支払わなければならない

(3)複合型

上記の成果報酬に加えて、固定報酬も支払う費用体系です。
メリット:報酬率・固定額は低めに設定されている
デメリット:固定額に加えて、売上に応じた報酬も支払う

初期費用に関しては無料で行っている企業もありますが、基本的には「初期費用+上記の費用体系」の企業が多いです。
金額や報酬の歩合などは企業によって異なっていますので、費用体系と合わせて検討してください。

参考サイト:imitsu 見積もりのコンシェルジュ

3. ネットショップ運営代行業者|厳選8社を紹介

ネットショップ運営代行に関する業務を行っている企業は多数あります。
今回は、そのなかでも認定や受賞などを複数受けている企業をピックアップして紹介します。

【タイプ別推奨ツール】
企業名 広告運用 コンサル WEB制作 商品管理 独自システム 主な費用体系 特徴 受賞
株式会社いつも. 固定 ワンストップサポートが強み
EC経営セミナー多数開催
・Yahoo!JAPANコマースパートナーエキスパート
・ECのミカタBEST100受賞
株式会社ネットショップ総研   固定・複合 「攻め」の施策
楽天や食品など強い
・Yahoo!JAPANコマースパートナーエキスパート
・ECのミカタBEST100受賞
株式会社Eストアー   固定 ビジネススクール展開 ・ECのミカタBEST100受賞
・Yahoo!プロモーション広告★★
・Google AdWordsPremier SME Partner
有限会社askme     固定 ディズニーストア楽天市場店など有名企業の実績多数 ・楽天ビジネスAWARD2013特別賞
・Yahoo!JAPANコマースパートナーエキスパート
株式会社ニシノ・アイティ・オフィス   固定・複合 東海、北陸、関西地区中心
少人数セミナー開催
・楽天ビジネスAWARD2013ネットショップ制作賞
・Yahoo!JAPANコマースパートナースタンダード
株式会社ブランジスタ 固定 他モール一元管理システム「EC店長」
全国8拠点
・楽天RMSパートナー
・ECのミカタBEST100受賞
有限会社アダプト 固定 受注・物流・在庫管理までフルサポート ・楽天RMSパートナー
・Yahoo!JAPANコマースパートナースタンダード
株式会社ファンクション     固定 楽天のページ制作・SEO対策に特化 ・楽天ビジネスAWARD2013総合2位
・楽天RMSパートナーGOLD

※Yahoo!JAPANコマースパートナー・ECのミカタBEST100は「運営代行部門」に限定
※費用体系はプランごとに異なっています。事前に必ず確認をしてください。
※今回の紹介内容はHPからの独自調査によるものです。内容が異なる場合にはお問い合わせください。

また、上記以外にも認定を受けている企業は多数あります。

Yahoo!JAPANコマースパートナー「運営代行」
ECソリューションズ株式会社
アートトレーディング株式会社
株式会社エフカフェ
株式会社スタジオノモス
株式会社ネットショップスタジオ
株式会社フォーバル
株式会社ワンプルーフ

(50音順・敬称略)

楽天RMSパートナー企業
株式会社ecbeing エー・アール・システム株式会社
Hamee株式会社 エターメント株式会社
株式会社SAVAWAY 株式会社エレクアライズ
SGシステム株式会社 株式会社オーガランド
W2ソリューション株式会社 グリニッジ株式会社
株式会社アール・シー・エス コマースデザイン株式会社
株式会社アイエスデー 三愛ケーアールディ株式会社
有限会社アイティーキューブ 株式会社ソフテル
株式会社アイル テクマトリックス株式会社
株式会社アクアリーフ ハングリード株式会社
株式会社アラタナ まくら株式会社
株式会社インテ・クレッセ 株式会社ラクス

(50音順・敬称略)
※楽天RMSパートナーは、管理システムの提供のみで運営代行は行っていない企業もあります

Yahoo!や楽天から認定を受けている、または受賞歴があるかどうかは企業を絞り込むポイントのひとつです。なぜなら、このように対外的に評価を受けているということは、実績やノウハウが一定の水準を超えている証でもあるからです。もちろん、認定を受けていなくても実績を上げている企業は多数存在しますが、認定のある企業のほうがリスクは低く抑えることができます。

今回はYahoo!JAPANコマースパートナー・ECのミカタBEST100では運営代行部門に絞って紹介をしていますが、他の部門についても調べてみてください。

Yahoo!JAPANコマースパートナー
楽天RMSパートナー
ECのミカタBEST100
楽天ビジネスAWARD2013

4. 企業を絞ったら必ずやるべきポイント2個

ポイントを絞ってサービス内容を比較していくと、企業がいくつか絞れてきます。ここでは最終決定をする前にやってほしいポイントを2個紹介します。

4-1. 複数の企業に問い合わせる

企業が絞れたら、必ず複数の会社に問い合わせをしてみてください。

代行業務の内容や、得意とする業界は企業によってさまざまです。また、同じ予算でもサポート可能の範囲やレベルも異なってくるため、一社だけで客観的に判断することは難しいです。少なくとも3~5社程度の企業に問い合わせてみた上で、比較検討してください。

4-2. 直接会って話を聞く

担当者の顔を見て話をすることは、信頼関係を気づいていくためにも重要なポイントです。担当者の知識量や熱意によっても、成果は大きく左右されてきます。会社として自社の業種の取引実績はあるのか、また担当者もその業界に知見があるのかどうかも面会の際に確認しておきましょう。

友達付き合いで合う・合わないがあるように、企業でも相性はあります。信頼できる担当者かどうかを判断するためにも、最終決定をする前に必ず面会の機会を設けておくことが大事です。エリア的に厳しい場合は、テレビ電話などで顔を合わせて話す機会を作ることをお勧めします。

まとめ

いかかでしたでしょうか。今回は厳選企業と企業選びのポイントを紹介いたしました。
自分に合った企業を選ぶためにも、代行業者を探し始める前に「どの業務に力を入れてほしいのか」を明確にしておけば、候補も絞りやすくなります。
企業選び際の参考になりましたら幸いです。

また、当社にて、「完全成功報酬型 ネットショップ支援サービス」のβ版サービスモニターを募集しています。詳細はこちらにてご確認ください。

リスティング担当者必見|超使える!【エクセル技21選】

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a0001_013636_mリスティング担当者なら、共感して頂けると思いますが、リスティングに関わるお仕事は「レポート作成」「分析」「キーワードの組み合わせ」「タイトル説明文の文字数カウント」「入稿フォーマット作成」など等、毎日エクセルと向き合っている時間が本当に長いですね。
会社に来てエクセルに触らない日はない!と言っても過言ではないのではないでしょうか??
 
リスティングに携わり1年も働けば、全くエクセルが出来なかった人でもかなりニッチな数式や機能を覚える事になるでしょう。
そこで、8年間リスティングに携わってきた私がこれは絶対に知っておくべきと思った便利エクセル機能をご紹介したいと思います。毎日の作業効率化に活かして頂ければ幸いです。

▼目次
1、地味な作業ストレスから解放!一瞬でイロイロ解決できる便利機能
-一度組み上げたキーワードをばらしたい・・・「区切り位置」機能!
-複数ルールで並べ替えたい・・・「並べ替え」機能!
-一瞬で重複を削除する・・・「重複データの削除」機能!
-クロス集計を1分で完了・・・最強「ピポットテーブル」
-なんらかの指定のセルだけを選択したい・・・「ジャンプ」機能!

2、これは絶対知っておくべき!関数
-レポート作成に必須!「VLOOKUP」
-数式入りのレポートのエラーをキレイに見せる「ISERROR」
-タイトル・説明文の文字数カウント!「LEN」
-条件付きで集計したい!「SUMIF」
-重複を探せ!「COUNTIF」
-ABCD分析、他でも活用出来る「IF」
-セルの中の不要な空白を消す「trim」
-タイトル・説明文の修正で複数の同文言の一部だけを置換する「SUBSTITUTE」
-タイトル・説明文の作成に便利!セルを1つのセルに結合する「CONCATENATE」

3、1秒でも短縮したい!そんな時のショートカット
-1つ前に戻りたい「CTL+Z」
-あれ?あのキーワードどこいった?検索したい時は「CTL+F」
-キーワードの軸ワードを一括変更したい!置換するなら「CTL+H」
-コピペの値張りが一瞬でできる「ALT+E+S+V」
-フィルタを一瞬で掛ける「Ctrl+Shift+L」
-行を削除する「Ctrl+-」
-選んだセルを一番上からコピー「CTL+C+D」

4、まとめ

1、地味な作業ストレスから解放!一瞬でイロイロ解決できる便利機能

一度組み上げたキーワードをばらしたい・・・「区切り位置」機能!

意外と便利なのが、この「区切り位置」という機能です。スペースやカンマなど、セル内に入力されている一定のものを境に、そのデータを分割して別々のセルに表示させることが出来ます。
いつリスティングで使うのか?というと、アカウントを再構築したい時などに、一度組み上げたキーワードを一度分解して要素ごとに再検討する。なんて時に使ったりします。

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:BE COOL Users!2007┃区切り位置でデータを分割

複数ルールで並べ替えたい・・・「並べ替え」機能!

フィルタではなく、いくつかのルールで並べ変えしたい時には、この機能を使います。
例えば、「獲得数→利用料金→CVR」の優先度で降順にしたい時等に便利です。

◆使い方の詳細はコチラ:Excel豆知識┃データを扱う時のいろいろな操作1

一瞬で重複を削除する・・・「重複データの削除」機能!

リスティングは超絶多いデータやキーワードを扱うので、データの重複は多々ある事です。そんな時、どちらか一方を消す。「重複を探し」→「並べ替え」→「片方だけ消去していく」地味に時間が掛る作業です・・・。
そんな時、この機能を使えば一瞬で、重複を片方削除する事ができます!

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:AllAbout┃リストから瞬時に重複データを削除する

クロス集計を1分で完了・・・最強「ピポットテーブル」

分析で「地方別のキーワードごと」「値段別商品」「ターゲット年齢ごと」等、傾向別にカテゴリ分けして、数字の集計をする。なんて事が毎日行われているのではないでしょうか?
そんな分析も数式を組んだり、カテゴリ別で足し上げたものを別シートに貼る等、分析するまでの集計に時間が掛っている人も多いのではないでしょうか??
ピポットテーブルはそんな手間はいらず、ボタン1つで集計ができる分析にはなくてはならない最強機能です。これは絶対使いこなしたいところです。

▼イメージ

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この機能を知っているのと、知らないのとではもしかしたら、分析時間が半分以下になるかもしれないですね。
リスティングに携わるのであれば、必須で知っておきたいテクニックです。

◆使い方の詳細はコチラ:AllAbout┃ピポットテーブルの使い方

なんらかの指定のセルだけを選択したい・・・「ジャンプ」機能!

空白セルだけ、とか、数式の入ってないセルだけ、画像だけまとめて、とか選択できます。
ひとつのレポートの中から「図だけ」「数式が組んであるセルだけ」「空白のセルだけ」等、条件を指定して一括でその条件に合うセルを選択する事ができます。

例えば、レポート
・数式の挿入漏れがないか確認したい
・図を一括で移動したい
・空白のセルに一律、数式を組む、または一律同じ言葉を入れたい
なんて時に便利です!

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:Excelを制する者は人生を制す~No Excel No Life~┃Excel時短テクニックその1 ジャンプ([Ctrl+G)のセル選択機能のすすめ

2、これは絶対知っておくべき!関数

レポート作成に必須!「VLOOKUP」

まず、知っておかなければならないのはコレでしょう!
VLOOKでは”別々の表やシートにあるキーとなる同一データを基準に、指定したデータを抽出し、紐づける事”が出来ます。

例えば、下記のような時に便利です!
・Yahoo!のキーワードレポートに、同じキーワードで運用しているGoogleの数字データを紐づけたい!
・新規入稿ワードが登録済みのワードと重複していないか新規と登録済みのキーワードを紐づけて調べたい!
・先月のキーワードレポートに今月の数字を紐づけて、比較したい!

▼イメージ

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この関数はリスティング広告の運用者のために作られたのではないか??
というほど重宝するので、必ず覚えておきましょう!

◆使い方の詳細はコチラ:表計算の教室┃データを参照する(VLOOKUP関数)

数式入りのレポートのエラーをキレイに見せる「ISERROR」

エクセルを使っていると、エラー表示「#N/A」「#VALIE!」「#NAME?」になってしまう事があります。
見栄えも悪いし、この文字が入っている事で数字集計が出来なくなってしまう事があり、不便です。
そんな時に便利な関数「ISERROR」でエラー表示になった場合に任意の表記を充てる事ができます。

▼イメージ

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これで、レポートの見栄えも良くなりますし、途中にエラーが出ていても、数字の集計をする事が可能です!ぜひ覚えておきたい関数ですね!

◆使い方の詳細はコチラ:なんだ!カンタン!Excel塾┃Excelの関数技

タイトル・説明文の文字数カウント!「LEN」

さて、次に知っておきたいのは、文字数をカウントする関数「LEN」です。
これは、主にタイトル説明文を作成する際に文字数カウントをするのに使います。

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:初心者のエクセル(EXCEL)学習・入門┃LEN関数

条件付きで集計したい!「SUMIF」

特定のグループやキャンペーンのみ抜粋して足し算したい時にはこの「SUMIF」が便利です。
この関数を使うと、特定の文言を含む場合のみ足し上げる。という事が可能です。

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:BE COOL Users!2007┃SUMIF関数で条件に合うものを合計

重複を探せ!「COUNTIF」

膨大なデータを扱うリスティングの業務。うっかり、別のキャンペーンに同キーワードが重複ないか探したい!って事や、マッチタイプ違いで入っている同じキーワードを探したい!なんて時に便利なのがCOUNTIFです。

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:エクセルへの近道┃COUNTIF

ABCD分析、他でも活用出来る「IF」

「IF関数」とはその名のとおり、「もし●●の場合は▲▲する」という設定ができる関数です。
リスティングの時に良く使われる、フレームワーク「ABCD分析」(※)ですが、
この時に「IF」関数を使う事で簡単に振り分けられる事ができます!

▼イメージ

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(※)ABCD分析とは?

下記のようなロジックでキーワードを振り分ける手法
——————————-
【A】目標CPAよりもよい効率でコンバージョンを獲得できているキーワード群
【B】目標CPAよりも効率が悪いが、コンバージョンを獲得できているキーワード群
【C】コンバージョンを獲得できておらず、多くのコストがかかっているキーワード群
【D】コンバージョンを獲得できていないが、コストもあまりかかっていないキーワード群
——————————-

もちろん、ABCD分析以外でも応用がイロイロ効く便利な関数なので、使いこなして目視の作業を減らしましょう!

◆使い方の詳細はコチラ:BE COOL Users!2007┃IF関数 完璧マスター!

セルの中の不要な空白を消す「trim」

リスティングを運用していると、VLOOKを掛けようにも「余計な空白が入っており、紐づかない!」とか「2コある空白のうちの1コだけ消したいのに、置換すると全部消えちゃう!」とかそんな細かーーい悩みにぶち当たる事があるのではないでしょうか?
そんな時にはこの関数でキレイな形にする事ができます。

▼イメージ:いろんな場所に空白が入ってしまっている・・・

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◆使い方の詳細はコチラ:ITpro┃セル中に含まれる余計なスペースを一掃する【TRIM関数】

タイトル・説明文の修正で複数の同文言の一部だけを置換する「SUBSTITUTE」

リスティングを運用していく上で、タイトル説明文の修正はほぼ確実に発生する作業です。だいたいの場合は一部修正であれば「置換」を使って修正する事が多いのでしょうが、複数の同じ文言の一か所だけ置換したい場合にはこの関数が便利です。

▼イメージ:2つの同じ文言のうち、最初の1か所だけを置換したい

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◆使い方の詳細はコチラ:Excel関数┃SUBSTITUTE関数の使い方

タイトル・説明文の作成に便利!セルを1つのセルに結合する「CONCATENATE」

主にタイトル・説明文作成に便利です。一部文言のみ変動するが基本的な構造の場合、下記のように変動要素を加味し、セルを結合する事ができます。これだと、一括で何種類ものタイトル・説明文をくみ上げる事ができるのでとても便利です!

▼イメージ

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◆使い方の詳細はコチラ:エクセルへの近道┃CONCATENATE

3、1秒でも短縮したい!そんな時のショートカット

とにかく少しでも時間を効率化したい。そんな時に良く使うショートカット集をご紹介します。
細かい時間もちりも積もれば!とばかりに、マウスは使わずショートカットでほぼ仕事をこなすというツワモノモもいるくらい、ショートカットを使いこなすと時短に繋がります。

1つ前に戻りたい「CTL+Z」

画面上の左上「戻るボタン」で戻る事もできます。が、マウスを画面の左上まで持ってきてクリックする時間さえ惜しい。そんな時にはショートカットで簡単に戻れます。
「そのくらい・・・」と思うかもしれませんが、このショートカットは本当に高い頻度で活用できるのでとても便利です。

あれ?あのキーワードどこいった?検索したい時は「CTL+F」

膨大なデータを扱うリスティング広告。ピンポイントで検索したいキーワードや数字がある場合はこのショートカットでいつでもどこでも簡単に検索が掛けられます!

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キーワードの軸ワードを一括変更したい!置換するなら「CTL+H」

特定の「文言」「URL」「数字」を一括で変えたい!そんな時にはこのショートカット!
・説明文に記載されている申し込みの締め切り日が変わった
・一部キーワードの飛び先を変更したい
・ 一部商品の価格が変更となり、タイトル・説明文の表記を変更したい

等、特定の変更に対する変更はわざわざ検索を掛ける事もなく、変更してしまえばいいので楽です!

▼イメージ

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コピペの値張りが一瞬でできる「ALT+E+S+V」

貼り付けする時に「値貼り」で指定して貼り付けしたい。という時にはこのショートカットが便利です。
「値張り」以外にも「数式の貼り付け」等形式選択は様々できるので、是非使ってみて下さい!

フィルタを一瞬で掛ける「Ctrl+Shift+L」

分析する際にコストの降順、獲得数の降順、CVRの降順・・・等、イロイロな並べ替えをするのではないでしょうか?そんな時に簡単にフィルターを掛けたり外したりできるショートカットが便利です。

行を削除する「Ctrl+-」

エクセルを使ってレポートを作っていると、行の削除や追加を何度も繰り返す事があるのではないでしょうか?
”削除したい行を選択して、右クリックをしてから、削除を選択”という単純作業も何度も繰り返すと意外と手間です。そんな時にはこのショートカットキーです。単純作業こそ、サクサク進めたいですよね。

選んだセルを一番上からコピー「範囲選択の後、CTL+C+D」

空欄のセルを上と同じ表記でコピーしたい時、あなたならどうしますか?セルの右端をダブルクリック。すると、末尾が数字だったりする場合には思わぬ罠があったりします。

▼(例)ダブルクリックでコピーした時の罠

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しかし、このショートカットでコピーをすれば、そんな事は起こりません!セルのコピーは安全で早い、このショートカットを使いましょう。
ショートカットは、使いこむと体が覚えるので、最初はちょっと覚えるのが手間でも使っているうちに無意識でも、使えるようになるので、頑張って使いましょう!そうすると驚くほど「作業」が短縮される事請け合いです!

4、まとめ

これらの関数やショートカットや便利機能などは、知っていれば知っている程時短する事が可能です!
なので、じゃんじゃん使って、作業の時間をガンガン短縮しましょう!
作業を時短できた分だけ、分析する時間や仮説を立て戦略を立てる時間が増えるので、成果UPに繋がりますよ!

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