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ショッピングカート|無料で利用できる12種の機能比較表と解説【2015年版】

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20150119_00手軽にネットショップを始めたい!最近はそのような人に向けて無料で利用できるショッピングカートがたくさん登場しています。
デザインや商品管理などが有料版に比べるとシンプルになっており、初心者でも気軽に始められるようになりました。

しかし、いくつもあってどれを使えばいいのか迷っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、今回は固定費無料のショッピングカートをピックアップして特徴などを紹介していきます。

月額利用料が無料の
ショッピングカート12種の機能比較表

月額利用料が無料のショッピングカートサービスの代表的な12種類をピックアップして一覧表にまとめました。

  初期費用
決済機能 商品登録数 デザインカスタマイズ
独自ドメイン
集客 スマホ対応
BASE ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
無制限
Stores.jp ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
無制限 ×
FC2カート ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
・郵便振替 他
無制限 ×
MakeShop ¥10,000 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
・郵便振替 他
30 ×
カラーミーショップ for ロリポップ! ¥1,500~ ・クレジット
・コンビニ 他
30 ×
Yahoo!ショッピング ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・キャリア決済
・電子マネー
無制限 ×
moremall ¥0 ・クレジット
・銀行振込
・代引
無制限 ×
ゼロショップモール ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
・郵便振替 他
無制限 × ×
ワイズカート・ゼロ ¥0 ・クレジット
・コンビニ
・銀行振込
・代引
・郵便振替 他
100
Jimdo ¥0 ・クレジット 5 ×
Jugem cart ¥0 ・クレジット 無制限
fbcart ¥0 ・クレジット
・銀行振込
・代引
無制限 ×

※2015年1月8日現在 当社調べ
※PayPal決済はクレジットに含めています
※クレジット・コンビニ決済や独自ドメイン取得では別途手数料が掛かる場合があります
※表の内容と異なる場合もありますので、利用前に必ずHPで確認してください

1. BASE

20150119_01
・デザイン設定や商品管理がシンプルでわかりやすい
・アクセス解析機能が充実している
・独自ドメインが無料で使用できる
△集客は自分で行う必要がある

BASEは2012年にスタートした完全無料のショッピングカートです。誰でも簡単に開設できることを目指しているBASEでは、複雑な操作は一切いらずにデザインの設定や商品管理を行うことができます。またアクセス解析が充実しており、Googleアドワーズへの7500円分のプロモーションコードがもらえる点も魅力です。
デメリットを上げるとすれば、モールへの出店などの機能はないので集客は自分でそれなりに行う必要があります。
しかしながら情報発信サイト「BASE U」を運営しており、ノウハウを学ぶには適したショッピングカートです。

BACEを使っているECサイトの例

THE NOVEMBERS OFFICIAL WEB STORE
CO.NNECT.

2. STORES.jp

20150119_02
・プロによる商品撮影サービスが利用できる
・ストア運営をサポートするサービスが充実している
・ZOZOMARKETやモバオクなどへの商品掲載ができる
△アクセス解析機能や独自ドメインが使えない

STORES.jpはBASEと同時期の2012年に開始したショッピングカートです。
プロによる商品撮影サービス、商品保管・発送代行、集荷依頼サービス、ストア名刺の作成サービスといった運営に関する無料サービスが充実しています。ZOZOMARTやモバオクといった提携サイトへの商品掲載を行える集客支援を行っている点も特徴の1つです。
BASEと異なるのは、有料版でないとアクセス解析ツールは利用できないことや、独自ドメインの設定はできないという点が挙げられます。
しかしながら、有料ではありますが都内限定でパラノマ・バーチャルストアの構築といった面白いサービスを続々開始していることから、今後が期待されるサービスです。

STORES.jpを使っているECサイトの例

matsu-you closet

3. FC2ショッピングカート

20150119_03
・デザインカスタマイズの自由度が非常に高い
・FC2モールへの出店ができる
・決済代行会社が自分で選べる
△広告が表示される

FC2ショッピングカートは老舗のショッピングカートです。
ショップデザインの面では、テンプレートの数が非常に充実しておりHTML・CSSの編集もできるので、オリジナルデザインのショップを作ることもできます。
また、FC2ショッピングモールへの出店も無料で行っているほか、クレジット決済に関しては自分で決済代行会社(イプシロン、ZEUS、IPS、CREDIX、PayPal)を選ぶことができるのも珍しいポイントです。
デメリットとしては、無料版では広告が表示されてしまう点があり、広告を消したい場合には有料プランに乗り換える必要があります。
しかしながらデザイン面では自由度がとても高いので、知識のある人にはおススメのショッピングカートです。

FC2ショッピングカートを使っているECサイトの例

ふとんの川野辺

4. MakeShop

20150119_04

・開店講座テキストがもらえる
・ヤフオクや価格.comへの商品掲載ができる
・Facebookと連携ができる
△初期費用が10,000円(税抜)かかる
△モバイル端末・スマートフォンに対応していない

MakeShopは格安ショッピングカートの定番であり、フリープランも用意されています。他社と違って初期費用として10,000円(税抜)がかかってしまうのが痛いですが、「開店講座テキスト」がもらえるほか、電話サポートや相談掲示板も用意しているなど、サポート面が充実しています。
また、自動集客ツール「アイテムポスト」でヤフオクや価格.comへの商品掲載ができるほか、無料ショッピングカートではめずらしくFacebookとの連携も行っており、ネットショップの商品を自動的にFacebookに掲載することができます。
しかし、無料版ではモバイル端末・スマートフォンに対応していないため、PC専用のネットショップを作る人向けのサービスです。

MakeShopを使っているECサイトの例

なめこ直売所

5. カラーミーショップ for ロリポップ!

20150119_05

・7世代分のデータのバックアップが自動でできる
・ライブチャットによるサポートサービスがある
・WordPressやEC-CUBEがインストールできる
△ロリポップのサーバー利用料金がかかる

カラーミーショップ for ロリポップ!はロリポップに搭載されているショッピングカートです。
ロリポップは格安のレンタルサーバーであり、ロリポップを利用しているユーザーは無料でカラーミーショップのサービスを一部利用することができます。そのためロリポップの利用料金が別途かかるので完全無料というのは難しいかもしれません。
しかしながら、レンタルサーバーであるため複数の独自ドメインが持てたり、ブログや利用できたりとWEBサイトとしてのサービスが非常に充実しています。また7世代分のバックアップが自動的に作成されるほか、WordPressやEC-CUBEといったオープンソースもインストールすることができます。
本業はあくまでレンタルサーバーであるため、ネットショップよりもWEBサイト運営に力を入れたい方向けのショッピングカートです。

カラーミーショップ for ロリポップ!を使っているECサイトの例

おらほの屋

6. Yahoo!ショッピング

20150119_06
・大手ショッピングモールへの出店ができる
・Yahoo!ショッピング向けの制作代行・運営代行を行っている会社が多い
△アフィリエイト利用料やTポイントの原子負担などの費用がかかる
△「Yahoo!ショッピングで買った」と認識されるので店舗のブランディングがしにくい

大手モールのYahoo!ショッピングは、2013年10月にモールへの出店が無料になりました。モールの規模はトップクラスのためモールとしての集客力は非常に高いです。また、Yahoo!ショッピング向けの制作代行や運営代行を行っている会社も多数あり、予算面に余裕のある方はよりクオリティの高いネットショップを作ることができます。
しかしながら無料と言っても、それは初期費用・月額費用・売上手数料の話です。アフィリエイト手数料やTポイントの原子負担など別途費用が掛かるため、予算面に余裕のある人向けのショッピングカートです。

参考サイト:知っておきたい!Yahoo!ショッピングの出店は本当に無料?実際にかかる費用をチェック!|Shopping Tribe

Yahoo!ショッピングを使っているECサイトの例

リヴェラール

7. moremall

20150119_07
・Youtube動画が掲載できる
・サイト作成とモール出店が同時にできる
△新しく始まったサービスなので利用者はまだ少ない

moremallは2014年7月からスタートしたネットショップ作成とモール出店が同時にできるサービスです。モール自体は文字よりも写真中心で構成されており、ウインドウショッピングのような感覚で利用できるモールになっています。また、商品登録ではYoutube動画を埋め込むことができるのもmoremallの特徴です。サイズや使い方、商品の雰囲気など、動画を使うことで商品の魅力を詳しく伝えられるのは嬉しいです。
オープンから約半年しか経っていないため他モールに比べると出店数などは劣ってしまいますが、逆を言えば今後の新機能にも期待できるサービスです。

moremallのトップページから、様々なショップに移動することができます。

8. ゼロショップモール

20150119_08
・機能が充実している
・ECサイト作成とモール出店が同時にできる
△広告が表示される
△クレジット決済を使うには条件がある

ゼロショップモールはFC2同様長く続いているショッピングカートです。無料で使える機能が非常に多く、高機能なサービスとして支持されています。こちらもECサイトの作成とモール出店が同時に行うことができるため、集客も期待できます。
しかしながら、無料版では広告表示がされるほか、クレジット決済を導入するためには法人であるか、一定の売上を見込めるかといった条件があります。
機能面ではとても充実しているので、ネットショップを運営していく上で困ることは少ないでしょう。

ゼロショップモールを使っているECサイトの例

Francfranc(フランフラン)公式サイト|家具・インテリア雑貨

9. ワイズカート・ゼロ

20150119_09
・複数のショップを運営できる
・PC版とスマホ版で料金サービスを変えられる
△商品が注文された時に3%の手数料がかかる
△Z-COINという仮想通貨を使う必要がある

ワイズカート・ゼロは導入実績多数のワイズカートのフリープランです。1つのアカウントで複数のショップが運営できたり、決済や配送、割引をPC版とスマホ版で別々に設定できるなど、他の無料カートではないような機能があります。
しかし初期費用や月額費用は無料ですが、残念ながら商品が注文されたときに3%の手数料がかかってしまいます。その手数料の支払いなどにはZ-COINという仮想通貨を用いており、オーナーは事前にチャージをしておく必要があります。
その点では手間や費用がかかってしまいますが、基本的な機能やサポートは充実しているので初心者でも気軽にネットショップを始められます。

ワイズカート・ゼロを使っているECサイトの例

エシレ <公式>オンラインショップ -フランスA.O.P.発酵バター専門店-

10. Jimdo

20150119_10
・WEBサイト+ネット販売もしたいという人向け
・SEO対策が簡単にできる
△ショッピングカートとしての機能は弱い
△無料ではPayPal決済のみ

Jimdoはホームページ作成サービスで、ネットショップの機能も無料で利用することができます。そのためWEBサイトの作成ではサービスが充実していますが、ネットショップという面では他のショッピングカートに比べると機能が劣ってしまいます。
しかし、サイトとしてのSEO対策やデザイン面では充実しており、Youtubeの動画も埋め込むことができます。そのため、ホームページを運営しつつ、ちょっとネット販売もしたいという人向けにはぴったりのサービスです。

Jimdoを使っているECサイトの例

Ailes D’or Top Page – Ailes D’or

11. Jugem cart

20150119_11
・海外販路を手軽に作れる
・主要な22種類の通貨に対応
・カラーミーで国内向けネットショップを持っている場合、在庫が一元管理できる
△商品が売れた場合、販売手数料が10%かかる
△英語以外が利用できないページもある

カラーミーショップの姉妹サイトでもあるJugem cartは海外販路向けのショッピングカートです。2014年10月より月額利用料が無料になりました。
PayPal決済やクレジット決済が利用でき、22種類の通貨に対応しています。さらに外貨での取引でも売上は日本円で入金されるなど、国内での取引と似たような感覚で海外販路を作ることができます。
また、カラーミーで国内向けのネットショップを作った場合は、商品の一元管理も行うことができるのも特徴です。
デメリットでいうと、商品が売れたときに販売手数料が10%(税抜)かかってしまうほか、ショップの言語はデフォルトで英語であり、決済画面などの一部ページでは英語のみになっている点があります。
しかしながら、初めて海外向けのショップをつくる人にとっては、気軽に始められるようになっています。

BACEを使っているECサイトの例

monomo STORE

12. fbcart

20150119_12
・セミナーやライブのような無形商品の販売もできる
・商品を拡散してもらえる
△デザインが一種類しかない
△集客施策がしにくい

fbcartは、今までのショッピングカートとは少し違い、Facebook上でネット販売ができるサービスです。SNSを利用しているので商品の拡散を顧客にもしてもらえるほか、「イイね割」といった独自の割引を使うこともできます。また、セミナーやライブといった無形商品の販売をすることもできる点もfbcartの特徴です。
しかしながら、デザインは選べない点やECサイトとしての集客施策はしにくいというデメリットがあります。
メインというよりはサブで運営するくらいの方がちょうどいいかもしれません。

参考サイト:第11回 Facebookで商品販売ができるfbcart|Gihyo.jp

fbcartを使っているECサイトの例

株式会社 美水豚 – オンラインショップ | Facebook

手軽に小規模でネットショップを運営するなら、
無料ショッピングカート

・趣味の範囲や小規模でネットショップの運営をしたい
・テンプレートを使って簡単におしゃれなサイトを作りたい

このふたつにあてはまる人は無料のショッピングカートを使ってみてください。無料版のメリットは、誰でも簡単にネットショップが作れるようになっていること、そして何より気軽に始められることです。
個人の趣味の範囲で運営することができますし、これからネットショップを運営したいという人にとっては低リスクで始めることができます。

しかしながら、無料ショッピングカートはあくまで無料。いわば簡易版ショッピングカートです。
デザインやシステム、商品管理などでは制約がでてきてしまいます。月100万円以上売りたい!と考えている方では物足りなく感じてしまうかもしれません。
今回紹介したショッピングカートのほとんどは有料版も用意しています。本気でネットショップを運営したい方や、好調だからもっと規模を大きくしたいという方は有料版への移行、あるいは以下のような有料ショッピングカートの利用をおすすめします。

【有料ショッピングカート】
ショップサーブ
おちゃのこネット
e-shopsカート2
Xcart

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は無料のショッピングカートに絞って紹介をしました。
今回の記事が、これからネットショップを始めたい人の一助になれば幸いです。

参考サイト

「BASE(ベイス)」や「STORES.jp」など話題の無料ネットショップ作成サービス徹底比較|CyberTimes
月額無料で利用できるショッピングカートをまとめました。|ネットショップニュースなう!


YDNバナーで審査落ち急増中!8つの典型事例と対処方法【2015年版】

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20150121_0最近、入稿したバナーが審査に落ちてしまった、という声をよく聞きます。

また、せっかく画像を作ったのになぜか審査に通らない、再審査の際に同じ内容でも審査落ちしてしまったことなどはありませんでしょうか。

入稿規定や実際にどのようなものが審査に落ちるかを知らないでいると、審査落ちで時間を無駄にしてしまったり、大事なプロモーション中に広告掲載が止まってしまったり、場合によっては大きな損害が生まれる可能性があります。

冒頭の言葉通り、バナーの審査が厳しくなっている今、審査落ちを回避するために、バナーの審査基準をきちんと把握しておくことがますます大事になってきています。

今回の記事では、審査落ちの理由と実際の事例、解決方法を一覧にして確認できるようにいたしました。それぞれに事例をつけましたので、実際のバナーと重ねてご確認ください。

なお、この記事は2015年1月現在のYahoo!のガイドラインに準拠していますので、最新の情報が手に入ります。

▼目次
1. 実例付き!バナー審査落ちの理由とその対処法
・勘違いさせる!?Yahoo! JAPAN コンテンツと似ているものはアウト
・ヒキはすごいけど…「NO1」は根拠を明確に!
・露出NG!証拠画像だとしてもほどほどに…
・引っ掛け禁止!誤動作を誘発するバナーは審査落ち!
・これは誰の広告?必ず分るように、はっきりと!
・コンテンツとの同化は厳禁!バナーと分るように囲い罫を
・コンプレックス商法は×。多岐に渡るので項目の確認を
・確認必須!公的保険の適用/適用外には注意
2. YDNバナーの入稿規定一覧

1. 実例付き!バナー審査落ちの理由とその対処法

ここからは、実際に審査に落ちてしまう原因と、悪い見本のバナーを合わせて紹介していきます。
紹介順は「発生回数が多い順」、つまり、ミスを起こしてしまいやすい順に並べています。

勘違いさせる!?
Yahoo! JAPAN コンテンツと似ているものはアウト

20150121_01

■審査落ち理由
「NEW!」「カメラ」のアイコンなど、タイトルバーやタブを用いたカラムなど、
Yahoo! JAPANのコンテンツを模したものは掲載できません

審査落ち理由の通り、「NEW!」「カメラ」のアイコンを用いていれば、審査落ちはほぼ確実です。
その他、記事を模したものや、コンテンツの1部と誤解されるようなバナー画像も掲載できません。

また、上記画像で右に示した、「バナー上部にタイトルバーを用いたカラム」のデザインについては、よくあるレイアウトのため、意識していなくても模倣とみなされてしまうことが多いようです。
その場合も非承認になるものが多いので注意しましょう。

ヒキはすごいけど…「NO1」は根拠を明確に!

20150121_02

■審査落ち理由
NO.1訴求は、画像内で条件を満たす必要があります

No.1訴求のバナー広告を掲載する際は、以下の様な規定がありますので注意しましょう。

(1) 画像内に第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年が明記されていること。
(2) 調査データが最新の1年以内のデータであること
表示例:(20××年○○調べ)
引用:7. 最上級表示、No.1 表示【第3 章2.関連】 – ガイドライン – Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

上記2つの条件が「認視可能」な状態で記載されていなければ非承認となります。
また、「最大」「最高」「最小」「最速」「世界初」などの表現のほかに、「他社にはない」「ここだけ」「どこよりも安い」などの比較表現も同様です。

露出NG!証拠画像だとしてもほどほどに…

20150121_033

■審査落ち理由
過度な肌露出があるものは掲載できません

これは、水着や肩の出る衣装など、露出の多い人物の写真などが該当します。
また、写真の角度により露出が多く見えるもの(背中の大きく空いた服など)も非承認となることもあります。
これも意図をしていなくても引っかかってしまうことがありますので、人物の写真を使用する場合、肌の露出の多い写真の使用は避けましょう。

「引っ掛け禁止!」誤動作を誘発するバナーは審査落ち!

20150121_044

■審査落ち理由
ユーザーの誤動作を誘発するおそれのあるものは掲載できません

こちらはわかりやすいかと思いますが、検索ボックスをバナーに記載することはできません。
検索しようとしたユーザーが検索画面に遷移できずストレスになるばかりか、広告主や媒体にもストレスを感じてしまう可能性もありますので、気をつけたいところです。

TVCMでも多く採用されているため、「○○で検索!」と実際に画像を使ってバナーを作りたいところですが、そのような場合は「詳しくはこちら」などのボタンを置くようにしましょう。

ちなみに、「詳しくはこちら」というボタン、あるとないとではクリック率が結構変わってきたりしますよ。バナーのレイアウトなどは、下記記事も参考にしてみてください。

LISKUL|勝てるバナーレイアウト20選!│レイアウトに悩んだ時の虎の巻

これは誰の広告?必ず分るように、はっきりと!

20150121_055

■審査落ち理由
広告の主体者表記が不明確と判断しました

バナー広告の主体者表記が不明確なものは掲載をすることができません。
バナー画像には会社名、ブランド名、商品名、サービスのいずれかのロゴマークの表記、もしくは「提供:○○」などの表記が認視可能な大きさ・色で記入する必要があります。

「○○主催」等の記載は、主体者が明確でない等と判断される可能性がありますので、できるだけ避けましょう。
可読性の部分もしっかりと見られており、背景と同系色の文字色や、小さすぎる文字サイズの場合は、「認視不可」と判断される可能性があります。

コンテンツとの同化は厳禁!バナーと分るように囲い罫を

20150121_066

■審査落ち理由
透過効果を用いたものや複数カラムに分かれているように見えるものは、バナー広告全体を視認可能な実線で囲んでください

背景色に白色を使用している画像や、透過効果のためサイトの背景が透けて表示される画像は、画像全体を枠で囲いましょう。
広告とサイトのコンテンツの境界がわかりにくく、サイトのコンテンツと混同される可能性のある画像は使用できません。

バナー画像は、外枠すべてを実線で囲むことをおすすめします。
一部分だけ「白地で枠なし」となっていても、審査に落ちることがあります。

コンプレックス商法は×。多岐に渡るので項目の確認を

20150121_077

■審査落ち理由
人体のコンプレックス部分が露骨に表現されているものは掲載できません

人体の局部を強調した画像を使用したもの、人体のコンプレックス部分が露骨に表現されているものは使用できません。人体の1部分(頬・鼻・お腹など)を強調したり、1部分のみアップの写真・イラストは使用しないようにしましょう。

人体のコンプレックスに当てはまるものとしては「ニキビ」「シミ・そばかす」「しわ」「傷跡」「毛穴」「ムダ毛」「贅肉」など特に注意しましょう。

確認必須!公的保険の適用/適用外には注意

20150121_088

■審査落ち理由
公的医療保険が適用されない治療技術が紹介されている場合は、公的保険が適用されない旨または診療金額が表示されている

公的医療保険適用外に治療技術については「無料相談」「無料診断」等で費用を強調するような表現は使用できません。公的医療保険適用外の例としては「先進医療」「美容整形」「インプラント」などがあります。

掲載不可理由
医療機関につきましては、以下を満たす必要があります。
(1) 所在地、連絡先の表示があること
(2) 医療機関の治療責任者の経歴(学歴および当該医療機関における勤務、経験年数がわかるもの)を表示すること。医療機関が老人ホームを運営している場合もこれに準じる
(3) 公的医療保険が適用されない治療技術が紹介されている場合は、公的保険が適用されない旨または診療金額が表示されていること
(4) 医療法および医療広告ガイドラインで規定されている内容を遵守していること
引用:12. 医療機関 – ガイドライン – Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

YDNバナー画像審査基準/入稿規定

まずは、基本的なバナーのサイズや、ファイルサイズなどの規定を確認しておきましょう。

■画像サイズ
201500121_09
引用:Yahoo!プロモーション広告 公式ラーニングポータル

■ファイルサイズ
150KBまで

■画像形式
・JPEG(RGBのみ)/拡張子「.jpg」「.jpeg」
・GIF89a/拡張子「.gif」
・PNG/拡張子「.png」

■掲載基準
YDNでは、以下の様なバナー画像は掲載できないことを明記してあります。
先の事例も、こちらに照らし合わせると審査落ちの理由がはっきりと分かります。
最初にこの内容をしっかりと理解するようにしましょう。

以下のようなバナー広告は掲載できません。
(1) ユーザーの誤動作を誘発するおそれのあるもの
1. 実際に機能しない検索窓やプルダウンなど
(2) Yahoo! JAPAN のコンテンツを模したもの
1. 「NEW!」「カメラ」のアイコンなど
2. タイトルバーやタブを用いたカラムなど
(3) 広告領域が不明瞭なもの
透過効果を用いたものや複数カラムに分かれているように見えるものは、バナー広告全体を視認可能な実線で囲むこと
引用:4. OS やブラウザ機能の模倣、Yahoo! JAPAN のコンテンツと混同する可能性がある表現【第2 章6.(2)(3)関連】 – ガイドライン – Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

また、審査基準は追加されることがありますので、公式からのリリースは見逃さないようにしましょう。最近では以下のようなリリースがあり、この事項は2月16日から適応予定となっています。

18.ターゲティング対象であると認識される表現
広告が表示されたユーザーが、ターゲティング対象であると認識する以下のような不快な表現はできません。
(1)「○○サイトを訪れた方へ」などの広告主サイトへの訪問履歴を示唆する表現
(2)「○歳の方へ」などのユーザーの年齢を対象年齢として含む表現
(3)「○キロの方へ」「髪の毛にお悩みの方へ」などのコンプレックスを抱えている人を対象とした表現
(4)「ローンの審査に通らない方向け」「多重債務で困っている方へ」などの多重債務者を対象とした表現
(5)その他ユーザーに不快感、嫌悪感を与える表現
広告掲載基準、および入稿規定変更のお知らせ | サポート情報 | Yahoo!プロモーション広告

まとめ

以上、YDNのバナー審査落ちのまとめでした。
これ以外で、審査落ちの理由がどうしても分からなければ、サポートに聞いてみることも可能です。
お問い合わせ先一覧 | サポート情報 | Yahoo!プロモーション広告

掲載基準を理解し、効果的な運用を実施していきましょう。

なお、リスティング広告の審査については、下記記事をご参考ください。
LISKUL|Yahoo!のリスティング広告で審査落ちした時の理由と解決方法一覧【2014年度版】

自社サイトのメディア化実績データ公開!【LISKUL】の1年を振り返る

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20150123_00「自社サイトのメディア化」というテーマはここ数年マーケティングにおける重要なテーマとなっています。

当社でも、自社メディアLISKULを運用し、2015年1月24日をもって1周年を迎え、2年目に突入いたします。

そこで、LISKULの一年を振り返り、データをまとめました。

「リスティング広告を活用して費用対効果を劇的にアップする方法」と題してはじまったLISKULが、一年でどのように推移したか、少しでも自社メディア運営の参考になれば幸いです。

1年間の累計PV数は2,934,097

20150123_01
・1日の過去最高PV:34,118(7月3日)
・1週間の過去最高PV:121,775(6月29~7月5日)
・1ヶ月の過去最高PV:361,936(12月)

LISKULの具体的な運用方法や発展までの手順については以下の記事に記載しています
LISKUL|コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開

SNSでは累計5131いいね、はてなブックマークは累計20943

・FBいいね:5131(2015年1月22日時点)
・TWフォロワー:968(2015年1月22日時点)
・はてぶ合計:20,943(2015年1月22日時点)

流入元サイトトップ5 ※検索除く

順位 参照元 セッション
1 gunosy.com 86,357
2 b.hatena.ne.jp 64,129
3 m.facebook.com 53,369
4 facebook.com 40,934
5 t.co 39,273

SNSを抑えてトップだったのは、ニュースまとめ読みアプリのgunosy。

ブラウザ

順位 ブラウザ セッション
1 Chrome 869,856
2 Internet Explorer 477,471
3 Safari 451,074
4 Firefox 260,963
5 Safari (in-app) 179,913

Chromeが最も多いブラウザとなりました。

OS

順位 OS セッション
1 Windows 1,345,795
2 iOS 488,709
3 Macintosh 356,759
4 Android 184,125
5 Linux 6,631

こちらは圧倒的Windows。

スマホ比率

順位 デバイス セッション
1 desktop 1,695,107
2 mobile 627,035
3 tablet 61,603

LISKULは、およそ7:3の割合でPCでご覧頂いていています。

 

公開記事数は215記事!人気記事をランキング形式でご紹介

1年間で執筆公開した記事は215記事です。この中から、特にPVが多かった人気記事をランキング形式でご紹介します。
まず、人気記事(PV数準拠)を10位から1位までを発表いたします。
LISKULのメインカテゴリであるリスティング広告の基礎を説明した記事や、WEBディレクションに役立つ記事が揃っています。

10位:40,741PV

顧客視点とお客様の声は違う!?マーケティングの成功9事例

MP900438753-210x311

衝撃的なタイトルで人気を集めた記事。
真の顧客視点を調べるための方法も書かれています。

9位:40,944PV

効果が3倍あがる! コピーライティングのテクニック【完全保存版】

20140527_00
枠組みにそって、流れるようにコピーを次々と作り出していく実践的な記事。
この記事を読めばある程度のコピーは作れるように!

8位:41,986PV

11個の要点でちゃんと理解する「ブランディングってなんなのよ?」

ブランディングについて、基礎からみっちりと解説した記事。
ブランディングをするメリット、しないメリットも併せて知ることができます。

7位:42,296PV

ステマって何?|5分で分かるステマの意味と有名事例6選

20141007_02
ステルスマーケティングについて分かりやすく説明した記事。
この記事で正確な意味を掴んでいただければと思います。
この記事の公開はなんと10月。集計3ヶ月でのランクインに、ステマへの興味が現れています。

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【商用利用もOK!】無料(フリー)写真素材を上手に見つける方法・サイト厳選7選

図1
素材サイトを紹介するだけではなく、素材サイトの探し方も指南した記事。
紹介されたサイトを見るだけでも、かなりのお役立ち記事です!

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危険!Webユーザビリティ3つの間違い・落とし穴

9496b484a86d704623a45045c899aaf1
300億円の売上増を実現した事例をもとに、ユーザビリティの本質を説きます。
記事内にも「ビジネスを左右する」という文言があるように、必ず理解したいところです。

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【永久保存版】サイトの売上を上げる行動心理学28選!

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行動心理学をWebで活用した施策を解説。
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リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎

GoogleTOP
LISKULのメインである「リスティング広告」の基礎の基礎を解説した記事。
この記事で「リスティング広告ってどんな広告?」という疑問は解消します!

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高クオリティ!商用利用OKのアイコン、イラスト無料(フリー)素材まとめ

20140516_00アイコン素材
資料作成などに役立つ素材を一同に集めた渾身の記事!

1位:553,624PV

これが欲しかった!フリーフォント22選【日本語対応/商用可/無料】

フリーフォント
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勝てるバナーレイアウト20選!│レイアウトに悩んだ時の虎の巻

実際のバナーを例に上げ、効果的なレイアウトを解説します。
小さなバナーでも、こんなにレイアウトを考えることができるのかと思うはず。

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【個人事業主必見!】王道のホームページデザイン 全16業種

業種ごとに、王道とも言えるレイアウトを提示した記事。
なぜ「この業種に」「このレイアウト」なのかを根拠を持って説明します。

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【ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本】

タイトル通り、この記事はLPの作り方ではなく、LPの基本的な知識を説明しています。
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新入社員必見!Webマーケティング業界で最初に使う略語20選【2014年版】

2014年版ではありますが、2015新卒の方にも便利にお使いいただけます!

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広告に関わっていると誰もが一度はぶつかる「薬事法」。
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文章校正など、ブログ記事作成に役立つ無料ツール9選

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知らないと危険! 著作権【初心者講座】フリー写真・イラストの落とし穴

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DLした写真、イラストを使用する前に一度確認を!

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<景表法>これだけは知っておきたい! 広告関係者は必見! NG事例集

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こちらではキャンペーンを実施する際などに気をつけたい、景表法を解説します。

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2年目のLISKULにも、どうぞご期待下さい。

コンテンツSEOで失敗しないために…コンテンツSEOの成功事例と具体的な手順

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20150129_002014年はコンテンツの重要性が再認識された一年であり、これからコンテンツ追加に取り組んでいこうという方も多いことと思います。しかし、ただ闇雲にコンテンツを作って追加していくだけではおそらくアクセスは増えず、成果を実感することも難しいでしょう。

そこで今回は、コンテンツ追加を始める前に知っておくべきコンテンツSEOの考え方をご紹介します。

私は、これまで100社以上のコンテンツSEO実践を支援してきました。その経験から分かったコンテンツSEOの成功事例と具体的な手順をお伝えしていきます。

※本記事は株式会社ウィルゲート提供によるスポンサード・コンテンツです

コンテンツSEOで
月間UU数・ページビュー数4.5倍を実現した事例

まずは実際にサイトにコンテンツを追加し、検索エンジンからの流入を倍増させた事例を紹介いたします。

紹介するサイトは、病院検索ができるポータルサイトです。
こちらのサイトは「地域名×病院」などのキーワードではある程度の集客できていたものの、それだけでは頭打ち感があり、アクセス数・ページビュー数を増加させるための施策として、コンテンツSEOを行いました。その結果アクセス数は60,000、ページビュー数は90,000増加し、コンテンツSEO実施前と比較すると4.5倍に増加しました。

20150129_01
病院検索のニーズを持ったユーザーが検索する可能性のあるキーワードを洗い出したところ、検索エンジン集客を強化するために効果的、かつユーザーからのニーズが高い情報系コンテンツとして、様々な病名とその症状、原因などのコンテンツが適していることが分かりました。

そこで、それぞれの病気に関する情報を求めて、病名に関連するキーワードで検索するユーザーに有益な情報を提供することを目的に病名とそれに対する原因・症状・治療法を説明するコンテンツを作成しました。

キーワード例)「青あざ 原因」「アルコール依存 症状」「胃下垂 治療法」
20150129_02
結果としてコンテンツ追加後、2ヶ月で上述のような効果をあげることができました。

そもそもコンテンツSEOとは何なのか?

コンテンツSEOの具体的な手順をご紹介する前に、コンテンツSEOとは何か?という部分を再確認します。

コンテンツSEOには様々な要素が含まれますが、ユーザーにフォーカスした解釈と、SEO視点にフォーカスした解釈の両方を知ることで、その全体像を理解しやすくなります

まずユーザーにフォーカスした解釈で言うと、ユーザーにとって役に立つコンテンツを発信していくことで、商品・サービスに関連する分野に興味のあるユーザーとの接点を作り、関係性を構築していく施策だと言えます。

次にSEO視点にフォーカスすると、サイトにコンテンツを追加していくことで露出機会を増やし、ナチュラルリンクを獲得し、ドメイン強化や上位表示を達成し、サイト全体のトラフィックを増やしていく施策だと言えます。

コンテンツSEOに適さないパターン

コンテンツSEOはサイトへのアクセスを安定的に獲得したい人にとっては非常に重要、かつ有効な施策です。しかしながら当然のように、すべてのビジネスに適しているとは言えません。

以下にコンテンツSEOはあまりおすすめできないパターンを2つ記載します。
当てはまらないことを確認してからコンテンツSEOの具体的な手順を確認していきましょう。

関連するキーワードの検索回数がない商品・サービス

コンテンツSEOを行う場合、狙っているキーワードの検索回数がある程度必要です。
ですから、検索ニーズがない商品・サービスの場合、コンテンツSEOを行ってもあまりアクセス増加は期待できません。ターゲットユーザーが検索エンジンでの情報収集をしない場合も同様です。

もし自社の商品・サービスに関連するキーワードの検索回数が少ないなら、SEO経由でのサイト訪問を増やすことより、別の方法でユーザーにアプローチしたほうが、成果が上がる可能性が高いです。

これは、コンテンツが重要でないという意味ではありません。ユーザーが購買行動に至る際には何かしらの情報(=コンテンツ)を必要とする場合がほとんどですから、ユーザーに合わせたコンテンツと検索エンジンでの上位表示以外の露出経路を考えましょう

ただし、「現状は検索回数が少ないけれど、今後伸びる可能性がある」という場合は、コンテンツSEOで成果を上げられる可能性があります。同じように良質なコンテンツであれば、リリースしてから時間が経っている方が上位表示有利に働く場合もありますし、参照リンクを貰えるチャンスも広がります。

運用体制がない

コンテンツSEOは、継続的に取り組むことで成果を高めていくことができます。
しかしながら、継続運用をする体制が一切ない場合、効果が出る前にコンテンツ追加が滞り、成果を実感することなく、いつの間にか終わってしまうというパターンに陥りがちです。
特に、最初はコンテンツ追加をしても反応がほとんどない場合が多く、モチベーションが下がってしまうことも多くあるでしょう。

複数人のチームを組む必要はありませんが、少なくともコンテンツ追加・更新に責任を持つ人をひとりは設け、コンテンツ作成から効果測定までをおこなっていくようにしましょう

コンテンツSEOを実践するための手順

ここからは、これから本格的にコンテンツSEOに取り組みたいという方のための具体的なノウハウを解説していきます。
コンテンツSEOの手順をもっとも簡略化すると、以下の4つのSTEPに分けられます。
20150129_03
以下で各STEPについて詳細に解説していきます。

STEP1:キーワード選定

効果的なコンテンツSEOをおこなうためには「キーワード選定」でつまずかないことが重要です。
キーワード選定には商品・サービス、業界についてもっとも深く理解しているあなたの知識が必要不可欠です。コンテンツSEOを外注しながらおこなう場合であっても、キーワード選定は任せっきりにせず、協力して進めましょう。

(1)自サイトに関係あるキーワードの洗い出し

キーワードを洗い出す方法を2つ(a. Googleキーワードプランナー、b. 関連語調査ツール)解説します。

【a.Googleキーワードプランナー】

1. Google AdWords キーワード プランナーにアクセスし、ログインする。
(Googleアカウントをお持ちでない方は、アカウントを取得してください。)
20150129_04

2. 言語、タイムゾーン、通貨を選択します。保存すると利用開始できます。(広告運用ツールの一部であるため通貨などを設定しますが、キーワードプランナーの利用は完全に無料です)
20150129_05

3. 表示される4つの検索方法の中から、一番上をクリックします。
20150129_06

4. 各入力欄を可能な限り記入し、「候補を取得」ボタンを押します。
20150129_07

5. キーワード候補(と検索回数)が表示されます。
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表示されたキーワードと検索回数から、自社の商品やサービスに関連するものを抽出します。

 

【b.関連語調査ツール】

無料ツールを用いて、キーワード候補を探すこともできます。
自サイトの対策対象キーワードに関連するキーワードを自動で取得してくれるツールを紹介いたします。

1. グーグルサジェスト キーワード一括DLツール
Googleサジェストから検索ワード候補を一括表示、CSVダウンロードもできるので便利です。
20150129_09
グーグルサジェスト キーワード一括DLツール

2. 関連語・候補キーワード一覧抽出ツール
Google・Yahoo!両方の関連語・サジェストから、検索キーワードに関連するキーワードを表示します。
CSVダウンロードもできますが、1回で33個までしかでてきません。
20150129_10
rishirikonbu.jp

3. 関連キーワード取得ツール
Googleサジェストに加え「教えて!Goo」や「Yahoo!知恵袋」の関連トピックも見ることができるので、コンテンツ作成のヒントを得られます。
20150129_11
関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

(2)各キーワードの競合調査

候補キーワードで検索を行い、どのようなサイトのどのようなコンテンツが表示されているかを調査します。

20150129_12
検索キーワードのニーズに合致するようなコンテンツがないキーワードであれば、あなたがコンテンツを作成することで、上位表示される可能性が高いです。

逆に、ユーザーのニーズに答えるコンテンツがすでに大量にあるような検索キーワードは、良いコンテンツを作成しても、なかなか上位表示されにくい可能性が高いです。その場合はそれぞれの記事の要点をまとめたり、違う切り口で情報を提示するなどの工夫が必要です。

※キーワードごとの競合調査は、こちらのツールを併用しながらおこなうと効率的です
SEOカウンセラー
20150129_13
上位表示されているサイトのタイトル、ディスクリプション、その他の関連するキーワードでの検索順位などを一覧で見ることができます。

(3)キーワードの精査

(1)、(2)の調査結果を踏まえて候補キーワードを精査し、実際にコンテンツを作成する対象となるキーワードを選定します。

▼キーワードを精査するときのチェックポイント4つ
20150129_14
上記のポイントで候補キーワードを精査し、
・そのキーワードに合わせたコンテンツを作成するか
・作成するとして、どのような順序(優先順位)で作成するか を決定します。

STEP2:コンテンツ作成

キーワード選定が完了したら、選定したキーワードに対してどのようなコンテンツを作成するかを決めます。しっかりと検索エンジンで上位表示されるために、検索キーワードの意図を考え、ユーザーのニーズを満たすコンテンツを作成しましょう。ここでは、例を挙げながら、コンテンツ作成のポイントを解説していきます。

(1)検索キーワードからユーザー検索意図を考える

STEP1のキーワード選定で以下のようなキーワードに対するコンテンツを作成することが決定したとします。

「引越し パソコン 梱包」

このキーワードで検索するユーザーの心の中にある”質問”は何か考えます。
20150129_15
おそらく「引越し パソコン 梱包」と検索するユーザーは上記のようなことを疑問に思い、検索を行っていると考えられます。あなたはサイトのコンテンツによって、この”ユーザーの質問”に答えればいいのです。

このように、検索キーワードごとに、「ユーザーは何を求めているのか?」を考えます。

(2)コンテンツ内容を決定する

ユーザーの質問が分かれば、あとはそれに答えるコンテンツを作っていくだけです。
前ページの「引越し パソコン 梱包」というキーワードで言えば、以下の様な内容が考えられます。

▼コンテンツ内容例:「引越し パソコン 梱包」
20150129_16
コンテンツの方向性を定め、コンテンツの中身を作っていきます。
メインはライティングになりますが、必要であれば写真素材を自分で撮影したり、無料の画像素材を使用したりして、コンテンツを作成します。

STEP3:コンテンツの拡散

作成したコンテンツは、多くの人の目に触れるための露出経路がなければどんなに内容が良くてもアクセスを獲得できずに埋もれてしまいます。すでにある露出経路の有効活用と、新たな露出経路の創出が重要です。

(1)すでにあるSNSアカウントを有効活用

作成したコンテンツはSNSアカウントで発信していきましょう。
そもそもコンテンツは自社の顧客になりうる人にとって有益な情報であるため、SNSで発信してもユーザーに喜ばれるはずです。管轄部署が分かれている場合は、コンテンツのリリース計画をSNSアカウントの運用計画と絡めて連携します。

(2)SNSアカウント作成・運用

もしまだSNSアカウントを持っていないのであれば、作成しましょう。
あなたのサービスのターゲットが最も多く使っているであろうSNS(Facebook,twitter,LINE,etc.)を優先的に運用しコンテンツの露出経路を確保してください。
取り組みを始める際の注意点は、注力するSNSを絞って進めることです。一気に多数のSNSに取り組むのではなく、成果に繋がりそうなものを優先的に運用していきましょう。

(3)プレスリリースを配信する

コンテンツの強力な露出経路として、各業界の大手メディアが受け付けているプレスリリース(ニュースリリース)があります。リリース受付専用のアドレスにコンテンツを送付するだけで、無料で大手メディアへ掲載されるチャンスを得られます。
コンテンツの種類にもよりますが、まずはプレスリリースを送付できそうなサイトをピックアップし、コンテンツを公開した際にはプレスリリースとして送付していきましょう。

補足

コンテンツSEOを実施する目的のひとつであるナチュラルリンクの獲得ですが、リンクを獲得しやすいコンテンツの種類があります。これに縛られる必要はありませんが、可能な限り意識しながら作成するコンテンツの計画を立てることで、コンテンツSEOの成果を早く実感することができるでしょう。

バズるコンテンツ

ソーシャルで拡散されると、多くのナチュラルリンクを獲得できます。しかし、バズは様々な要素が絡んで起こるのであり、自分で操作するのは難しいです。
バズを起こすための方法論は、様々な記事で言及されているので、ここではおすすめの記事をいくつかご紹介します。数記事読めば法則がつかめます。

ネットの世界でバズるネタの法則6選 | U-NOTE【ユーノート】
アクセス数が急増!?いまさら聞けない「バズる」ための施策 | 東京・大阪・福岡のWEB制作会社 スターティアラボ
バズは作れる!「ネットで話題になるコンテンツ10の法則」を聞いてきたよ : Blog @narumi

コンテンツの中身は、商品・サービス、業種などによって制約がありますが、どんな業種でも取り組みやすいのは、ニュース性の高い記事や季節性のある記事でしょう。
業界の最新情報に専門的な視点から解説を加えた記事などは、書きやすく、かつバズる可能性も高いので積極的に取り組みましょう。

参照されやすいコンテンツ

着実にリンクを獲得していくためには、「参照されやすさ」を意識するのが効果的です。
バズのような爆発力はなくとも、地道にリンク獲得に貢献してくれます。

参照されやすいコンテンツの代表が「調査データ系」のコンテンツです。このようなコンテンツは関連するテーマで記事を執筆しているユーザーに引用で使われたり、調査データをまとめているサイトなどからのリンクをもらいやすいです。
それ以外にも、専門用語の詳細な解説なども引用されやすい傾向があります。

STEP4:効果測定

コンテンツに対するユーザーの反応を見たり、コンテンツが実際の成果につながっているのかを把握し、コンテンツSEO戦略に生かしていきましょう。今回はほとんどの企業サイトが導入している無料のアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を用いたアクセス解析手法をご紹介します。

(1)目標設定

まずは基本的な数値と目標値を設定しましょう。少なくとも以下の6項目は目標設定、定点観測を行いましょう。目安の目標値を設定し、サイトを改善していくことでサイトを理想的な状態に導いていくことができます。

参考:【保存推奨】これだけは覚えておきたい!サイト改善に役立つ指標5つ

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(2)アクセス解析

(1)でご紹介した項目を定点観測するだけでもアクセス解析として価値はありますが、より詳細な分析を行うことで、サイト改善案なども考えやすくなります。

Googleアナリティクスは以下の様な構成になっています。
これが分かれば自分が見たいデータがどこにあるのか検討がつくようになります。

20150129_18

メニュー名 意味
ユーザー あなたのサイトにアクセスしているユーザーについてのデータ
サイトのターゲットについての情報を見ることができる
集客 ユーザーがどのようにあなたのサイトに訪れたのかのデータ
ユーザーがあなたのサイトに辿り着くまでの情報がわかる
行動 ユーザーがあなたのサイトの中で何をしたかのデータ
どのページがよく見られているかなどサイト内のユーザー行動情報がわかる
コンバージョン サイトの目標(=コンバージョン)に関するデータ
コンバージョンしたユーザーの行動、アクセス経路などがわかる

実際のアクセス解析について詳細に解説するのと長くなってしまうので、もっと知りたいという方は、以下の資料をご利用ください。

無料EBook:【超実践編】実際のGoogleアナリティクス画面を見ながら学べるアクセス解析入門講座

コンテンツSEOに最も重要なのは、ユーザーのニーズにあったものを継続的に提供していくこと

ユーザーのニーズ把握と競合分析によって「必要とされる」コンテンツを作成するのが、コンテンツSEOにとってもっとも重要です。
安易に人気が出そうなコンテンツを作ったり、ページを増やすために質の低いコンテンツを量産することは一時的に効果を出しても長続きしません。
役に立つコンテンツを配信することにこだわりを持ち、常にユーザー視点を忘れないようにしましょう。

そしてそのためには、キーワード選定から効果測定までを一定のクオリティを担保して進めていける体制が必要となります。自社内でできる部分と外部の力を利用する部分のバランスを取りつつ継続していくことで、コンテンツSEOでサイトの成果を高めることができるでしょう。

コンテンツSEO関連資料のダウンロード

本記事でご紹介したノウハウや、コンテンツSEOを支援するサービスの資料を、下記リンク先のダウンロードフォームからダウンロードいただけます。

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※本記事は株式会社ウィルゲート提供によるスポンサード・コンテンツです

ネットショップ|運営が上手な事例5選から学ぶ成功ポイント9個

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「売上を伸ばすにはどうすればいいの…?」
手軽に始められるようになったネットショップ。
Yahooショッピングの無料化や無料ショッピングカートの登場で、戦国時代と言われるほどに競争は激しくなってきており、運営戦略をしっかり練ることがより大切になっています。
いくら大切だと言われても実際には何をすればいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、これからのネットショップ運営で押さえておきたいポイントを、事例をもとに9個に絞ってご紹介します。

▼目次
事例1:ターゲットを絞って差別化を図る「まごスマイル」
  【1】ターゲットは絞り込む
  【2】顧客視点に立った運営をする
事例2:コンテンツマーケティングでファンを築いた「北欧暮らしの道具店」
  【3】顧客が読みたくなるブログやコラムなどを掲載する
  【4】ソーシャルメディアを活用して情報を発信する
事例3:商品へのこだわりが伝わる「グリコネットショップ」
  【5】説明文では商品の使用感を伝える
  【6】文章で伝えきれないことは動画も活用する
  【7】どんな人が商品を製造・販売しているのかを伝える
事例4:メルマガの宣伝効果はタイトルで決まる「phocase」
  【8】メルマガのタイトルでは数字や商品名などを具体的に書く
事例5:メール以外にも厚いフォローを行う「we」
  【9】アフターフォローは、こまめに連絡を行う

事例1:ターゲットを絞って差別化を図る
「まごスマイル」

運営方針、いわゆるコンセプトはマーケティングについて考える上で重要な柱になります。
始めにコンセプトが優れている事例として取り上げられているサイトを紹介します。

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まごスマイル

まごスマイルは、孫を持つシニア世代をターゲットにしたベビー用品のネットショップです。ベビー用品といえばほとんどは子持ちの夫婦向けになっていますが、このサイトでは「可愛い孫へのプレゼント」をテーマに、孫が家に遊びに来たときに使えるアイテムや、記念に贈るプレゼントなどが取り揃えられています。

シニア世代がベビー商品を選びやすいように、「家に遊びに来たとき」「家族で出かけるとき」「出産祝い」といったシーン別の提案がされていたり、母親がおねだりしたり祖父母がプレゼントの相談をできるように商品ページをメールで送るための手順説明が丁寧にされています。

また、サイト自体もターゲットがシニア世代であることから、デザインや文字が全体的に大きめに表示して見やすいデザインになっています。
どんなネットショップなら使いやすいか、どんなショップなら買い物したくなるのかを考え込まれているのが伝わってきます。

【1】ターゲットは絞り込む

まごスマイルが注目された理由のひとつは「ターゲットがシニア世代」という点です。
ベビー用品を一番買うのはパパママ世代ですから、このようにシニア世代に絞り込んだサイトはほとんどありませんでした。
実際に、このようにターゲットを絞り込むことは「顧客の幅が狭まるから売上が落ちるのでは…?」と思ってしまいがちです。
しかし、ネットでは具体的なキーワードでショップを探すことができるので、広いフィールドで戦うよりもピンポイントで勝負したほうがネットショップに来てもらえる可能性はぐんと高くなります。
不安を恐れずに、ターゲットは絞ってみてください。

【2】顧客視点に立った運営をする

まごスマイルでは、おじいちゃんおばあちゃんが商品を選びやすいようにシーン別の提案をしたり、大きめのフォントを使用したサイトデザインにしています。もし文字が小さい、「洋服」「日用品」といった一般的なカテゴリーだったら、パパママ向けのネットショップと変わらなくなってしまいます。
このように消費者視点に立ってサイトを構築したりキャンペーンを打ったりすることで、顧客には「自分のためのショップだ!」と感じてリピーターになってもらえるようになります。

コンセプトは全員で共有して、その思いを第一にネットショップを運営することが大切です。

【参考サイト】
魅せ方1つでここまで変わる!孫を持つシニア世代をターゲットにしたECサイト|Mobile First Marketing Lab.
シニア世代の獲得に挑む、”モノ”+”情報”がカギに|通販新聞

事例2:コンテンツマーケティングでファンを築いた「北欧、暮らしの道具店」

ネットショップの集客はSEO対策やリスティング広告が有名ですが、最近では消費者のニーズに応えるようなメディア展開をすることで親密な関係を築く「コンテンツマーケティング」が注目されています。

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北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店は、コンテンツマーケティングの事例でよく紹介されています。
その理由としては、以下のことが言われています。

・商品説明だけでなく、シチュエーションが丁寧に説明されている
=商品販売サイトからサイト自体がメディアとなっている

・多くの特集(読みもの)が用意されている
=スタッフの使い方や、暮らし自体の提案要素が提案されている
引用:ECサイトのコンテンツマーケティング事例 北欧、暮らしの道具店

ネットショップ内では、「スタッフの愛用品」「バイヤーズ・ヴォイス」といった商品紹介だけでなく、収納術や料理レシピのようなコラム記事が毎日更新されています。
この中に登場する商品はネットショップで販売されているものがほとんどで、コラムを読みながら気にいった商品はすぐに購入できるようになっています。
また、FacebookやInstagramなどでもセンスの溢れる写真が頻繁に更新されており、北欧雑貨の良さや、このショップの運営者はいかに北欧の生活が好きかとてもよく伝わってきます。

このように質の高いコンテンツを継続的に提供することで読み物やSNSを通じてコミュニケーションをとれる機会が多くなり、長く付き合える関係性を築くことができるようになります。そしてそれが積み重なることで検索エンジンからの評価も高くなりSEO対策にもつながってきます。

【3】顧客が読みたくなるブログやコラムなどを掲載する

具体的な方法についてですが、コンテンツマーケティングで一般的な方法はブログやコラム記事の掲載です。その際に気をつけたいことは、商品の宣伝や日常の写真をなんとなく更新するのではなく、消費者の悩みやニーズに応えられるような内容にすることです。
それによってネットショップを利用している顧客はもちろん、そのような記事を読みたいという人も自分のショップに呼び込む「コンテンツ→ネットショップ」という流れを作ることができます。

北欧、暮らしの道具店で行っているナチュラルな雰囲気で統一された商品紹介やレシピなどは、ネットショップを利用している人や「北欧の世界感」が好きな人のニーズは何なのかを一番に考えられた内容になっています。

【4】ソーシャルメディアを活用して情報を発信する

ソーシャルメディアは手軽に始められて、かつ顧客と直接的にコミュニケーションも取れるツールなので是非活用したいツールです。
北欧、暮らしの道具店では、TwitterやFacebookを活用してコラムの更新や入荷情報などの最新情報を中心に発信しています。Instagramでは撮影風景やインテリアなどのオシャレな写真を載せるなど、そのメディアの特性を生かしたコンテンツが提供されています。

ソーシャルメディアはブログと違って、共有したりお気に入り登録をすることができるので、どんな内容なら顧客が回りの人にも広めたくなるのかを意識することが大切です。

コンテンツマーケティングは短期的に成果を上げることは難しく労力もかかってしまいますが、自分のネットショップのファンを築いていくためには今後必要になってくる考え方です。
自分の商品に対する想いをカタチにして顧客の悩みを解決することに役立ててみるのはいかがでしょうか。

【参考サイト】
暮らしを提案するクラシコムのコンテンツマーケティング戦略とは|FORECAST
ECサイトでのコンテンツマーケティング成功事例厳選4選から学べること|eコマースコンバージョンラボ
今さら聞けない、ECを成功に導くコンテンツマーケティングとは?!

事例3:商品へのこだわりが伝わる
「グリコネットショップ」

ネットショップの大きな壁は、「商品を手に取ることができないこと」。
いかに納得して商品を買ってもらえるのかが課題です。

以前に動画活用の成功事例として話題になったネットショップの事例を参考に商品説明のポイントについて紹介いたします。

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グリコネットショップ

グリコネットショップでは、店頭で並ぶお馴染みの食品以外にもネットショップ限定の商品を多く取り扱っています。商品ページでは、お客様の声や商品のおススメポイントがイラストや写真も使って丁寧に説明がされています。

近年では動画を活用しているネットショップを多く見かけるようになりましたが、グリコは2008年頃にネットショップで動画を活用して商品売上が9倍になった事例として取り上げられています。
その際には、お客様の声として動画を紹介することで、この商品を買ったらこんな体験ができるというのを表現しました。

動画の活用は今でも行っており、商品説明や作り方、お客様の声として写真や動画を募集しています。

【5】説明文では商品の使用感を伝える

商品の説明文では、基本情報はもちろんですが、商品の使用感を伝えることが大切になってきます。
例えば、グリコのアーモンド効果のページではこのような紹介がされています。

・スポーツジムへ行くなど、体にはいつも気を使っています。これはほんのり甘くて、朝一番でも飲めそうです。食物繊維やビタミンEが、飲むだけでたっぷり取れるのがありがたいです。
・1本で80kcal、コレステロールゼロはいいなと思います。サラッと飲めるから職場で飲むのにもちょうどいいです。味もアーモンドの香ばしい美味しさがいいですね。
引用:アーモンド効果商品ページ|グリコネットショップ

「朝一番」「職場でサラッと」といった使用シーンの提案やアーモンドの香りの香ばしさなどこの紹介をみるだけで使用イメージが一気に膨らみやすくなります。
このように「どんな時に使うといいのか」、「使うことでどんな体験ができるのか」を伝えることで、顧客は商品を買った後の未来を提案してみてください。

【6】文章で伝えきれないことは動画も活用する

文字と写真だけでは商品説明だけでも伝えきれないところは出てきてしまいます。
グリコネットショップでは、お客様の声として動画を活用したほか、現在では商品説明のPVや作り方の説明などで動画を使って表現しています。

食べ物で動画を用いることは、消費者のシズル感を刺激することができますので感覚的に訴えかけることが可能になります。

【7】どんな人が商品を製造・販売しているのかを伝える

製造者・販売者の説明をすることも、商品の魅力伝える上では重要なポイントです。
グリコの極上生キャラメルの商品ページでは、「新千歳空港にあるお店」「グリコ直営のキャラメル専門店」「職人たちのこだわりの食材を使用」といった説明が写真を交えながら丁寧に説明されています。
どんな環境で、どんな人たちが、どんな商品を作って販売しているのかが見えることで、顧客に安心感や満足感を提供することができます。

商品ページによって、その商品は買うか買わないかが決まると言っても過言ではありません。「このネットショップでこの商品を買う理由」をしっかり商品ページで伝えてみてください。

【参考サイト】
イメージ喚起動画で商品売上9倍に「江崎グリコ」|movie times
商品説明文の重要性 | 売上UPセンター

事例4:メルマガの宣伝効果はタイトルで決まる「phocase」

集客施策は新規顧客の獲得が中心ですが、購入してくれたお客様がまた来てもらえるようにいわゆる「追客」も忘れてはいけません。
追客の代表といえば、多くのネットショップで活用されているメルマガです。

20150203_04
phocase

phocaseは女性向けスマートフォンケースのネットショップです。
ferretにて、phocaseが行ったメルマガ施策についての具体的な数字が公開されていますので紹介します。

【phocaseで開封率の低いタイトル】
WORST3: 残りあと4日!500円OFFで春を先取りできるチャンスは今しかない♪
開封率:13.0%
WORST2: 【あと12時間】還元セールも本日が最終日!!14%OFFでとってもお得♪
開封率:12.8%
WORST1: 本日500円引き!!ホワイトバレンタイン応援SALE♪
開封率:12.7%
引用:ネットショップ必見!メルマガ開封率TOP3・WORST3のタイトル比較|ferret

【開封率の高いメルマガのタイトル】
TOP3: 本日発売開始!あの人気デザインに新カラバリ登場♪
開封率:18.9%
TOP2: 発表!年間人気スマホケースベスト10!!
開封率:19.4%
TOP1: お待たせしました!さらさらマット素材をphocaseは始めました!
開封率:20.5%
引用:ネットショップ必見!メルマガ開封率TOP3・WORST3のタイトル比較|ferret

このタイトルを見比べてみると、ワーストの方では「割引セール」、トップでは「新着や人気商品」の内容になっています。しかし、これはセールの内容が良くないのではなく、内容のイメージが湧かずに多数のメルマガの山に埋もれてしまっているのです。

トップでは「人気スマホケースベスト10」や「さらさらマット素材をphocaseは始めました」など、どんな内容のメルマガなのかがタイトルを見れば伝わるようになっています。
ワーストでは、500円OFFやあと12時間といったセールの具体的な情報が書いてあるので、見た人は本来なら早く買わなきゃ!と思うはずです。しかし、「春を先取り」「還元セール」といった言葉からは「一体何の商品がセールなのか」が分かりません。
そのため、山のようにあるメールの中で注目されずに流されてしまうのです。

また、ターゲットである20~30代の女性はファッションや流行に敏感な層であり、他に開封率の高いメルマガでも新商品や人気といったワードが入っていたことから、メルマガの内容自体も後者の方がニーズを捉えていたことも開封率が上がった要因です。

【8】メルマガのタイトルでは数字や商品名などを具体的に書く

メルマガのタイトルで大切なことは「タイトルだけでメルマガの内容をイメージできるか」です。
顧客は、自社だけではなく他にもたくさんのメールを受信しています。そのなかで注目されるポイントは、具体的な数字や商品名、またはショップ名などを具体的に書くことです。

Phocaseのように、「人気スマホケース」と書けばスマホケースの人気商品についての内容だと分かりますし、店名を入れることでも暗に商品が何であるのかを伝えることができます。
「読むか読まないかはタイトルで決まる」言われているように、いくらニーズに応えた情報を発信しても、見ないでゴミ箱へポイされたら元も子もありません。

「どの商品について」「どんな理由で」メルマガを送ったのかをタイトルに書くことを意識してみてください。

【参考サイト】
開封率が上がるメルマガの件名のつけ方|週刊竹内謙礼のボカンと売れる講座

事例5:メール以外にも厚いフォローを行う「we」

ネットショップでリピーターになってもらえるかを左右するアフターフォロー。
ここでは温かみのあるフォローで話題の「we」の事例を紹介します。

20150203_05
we

「フォローメールの仕組みを取り入れるようにしました。最初は21日間プログラムという、経営コンサルタントの神田昌典先生のノウハウを導入していました。これは、一度買ってくださった方に、商品の発送後3日後ぐらいにプレゼントや手紙を出して印象付けることで記憶してもらい、その結果、リピート率を向上させるというものです。21日間で人の気持ちが冷めるそうなので、21日以内に行うことが重要です。確かに効果はあったのですが、ネットだけのeメールでのやり取りが私は好きではないので、今は独自のリピート対策を行っています。具体的には、まず、ご購入頂いたらフォローメールを手紙で出します。その後、掲示板のURLを送り、感想や写真をアップして頂いた方に当社のノベルティを送るなどしています。

こうしてネットだけで完結するのではなく、リアルでの活動も仕組みに入れることで、温かみを出しています。それから、写真を掲載してくださった方の中から大賞を選んで、ホームページにアップしています。このサービスで喜んで下さったお客様は、口コミで他のお客様を紹介してくれることもあります」
引用:[月商100万円達成ショップ事例]リピーター率7割を実現する温かみのあるフォロー/we|web担当者Forum

【9】アフターフォローは、こまめに連絡を行う

アフターフォローでもっとも大切なことは、商品購入後にこまめに連絡を行うことです。
「3週間が勝負である」と言われているように、購入後には「商品は届きましたか」、2週間後には「使用してみていかがですか」とその時々に合わせて連絡だけでも、フォローを受けた顧客は温かさを感じることができます。

顧客は商品を実際に手に取って確認することができないので、どうしてもイメージと違うといった問題は出てきてしまい、取引も顔を合わせてしていないので、こちらから連絡を入れないと顧客は実際にどう感じているのかを知ることが難しくなっています。

購入後のアフターフォローをしっかり行うことで、顧客から感想の声をもらえたり、「このショップ良かった」「次もここで買おう」と思ってもらえるような密な関係を築けるショップになるのではないでしょうか。

【参考サイト】
3週間以内のアフターフォローが重要、3週間の法則|売上強化プロジェクト

【まとめ】狭く深く、顧客一人ひとりと密な関係性を築くことを目指す

たくさんの競合がひしめくネットショップ。
その中で生き残っていくためには、自身のネットショップを必要としてくれている人と親密な関係を気付いていくことが大切になります。
ちりも積もれば山となる、小さなことを積み重ねていって「ファン」を増やしてください。
この記事が、ネットショップを運営されている方の一助になれれば幸いです。

広告効果測定3つの基本 ~データで成果を上げるコツ

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20150210_00ウェブ広告の出稿量が増えてくると悩むのが、広告効果の管理です。

クリック数やCPAなどのデータは一応取ってはいるものの、どの広告がどのぐらい成果に貢献しているのか、実はきちんと把握・分析できていない、という状況になっていませんか?

広告効果の測定は基本を押さえれば、実は簡単に行えます。
効果測定がきちんとできれば、データにもとづき、自信を持って正しい運用を行っていくことも可能です。

私はこれまでデジタルマーケティングのコンサルタントとして、様々なクライアントの効果測定やPDCAサイクルの実現を支援してきましたが、成功企業では共通して、広告効果測定をきちんと行い、測定データを広告運用に役立つ仕組みができています。

この記事では広告測定の基本だけでなく、状況別のおすすめ効果測定ツールをご紹介しています。あなたのサイトの効果測定をもっと良くするポイントがないか、チェックしてみてください。

広告効果測定の見直しで、申込み数を大幅増
(サントリー様の事例)

「広告効果測定や分析、本当にやる意味があるの?」と思ったことはありませんか。
データが取れているのは知っているが、どう見たら良いのか分からない、という方もいるかもしれません。

実は広告効果測定のやり方を改めるだけで、成果向上につながることがあります。

サントリー様では、以前から広告効果のデータを見ていましたが、どのように数字を読み解いて良いか分からず、打ち手の改善になかなかつながっていませんでした。

そこで、広告効果測定のやり方を下記のように変更しました。
(1)見るべき指標を絞り込み、データを見る時間を短縮し、
(2)データをチーム全員が毎日見るように
(3)データにもとづき、クリエイティブや出稿先を素早く改善

結果、広告運用のPDCAが確実に回り始め、申込数を大幅に増やすことに成功したのです。
http://www.bebit.co.jp/webantenna/case/client/suntory.htmlの事例より)

デジタルマーケティングは、マスマーケティングとは異なり、施策ごとのデータを細かく取得することができます。
つまり、広告効果の測定データをうまく活用することが、成果向上の近道となるのです。

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「測定のための測定」はNGパターン

ただし、闇雲に測定や分析を行っても「結局何も分からなかった…」という状況になってしまう恐れがあります。
一度分析を手がけたことがある方ならお分かりかと思いますが、なんとなく数字を集計し、整理しているだけでは、意味のある発見点を見出すのは困難です。

広告ごとの表示回数やクリック数、直帰率などを細かく把握し、まとめることは、広告効果測定の本来の目的ではありません。
広告効果測定は、あくまで、施策の結果を実際のデータをもとに把握し、成果改善につながるインプットを得ることです。

測定のための測定に陥らないために、以下の3つの基本を押さえましょう。

広告効果測定の基本1:まずは「成果」を見る

ネット広告に関連するデータには、クリック数、PV、直帰率など、様々なデータがあります。
広告効果測定の第一の基本は、こういった様々なデータをすべて見ようとするのではなく、「成果(=申込み・資料請求・会員登録などそのサイトのゴール)」の把握を最優先で行うことです。

近年では、テクノロジーの進化に伴い、複数の広告接触を把握する「アトリビューション」や、広告が見られた回数を計測する「ビュースルー」なども計測できるようになり、広告効果の分析はますます複雑になっています。

しかしながら、忙しい日々の業務の中、全てのデータをきちんと把握し、細かな分析を行うのは現実的ではありません。

例えば、広告効果のデータを見た結果、「PV数が多いのは広告A。でもCV数が多いのは広告B」ということがよくあります。
この場合、どちらの広告が良いかの判断は難しく、社内でも解釈が割れ、どう改善につなげていけば分からない状態になってしまいがちです。

しかし、前述した通り、広告効果測定の目的は、正しい分析を行うことではありません。測定データをもとに、運用の改善につなげていくことです。

とはいえ、数字が並べば、その意味や関係を分析したくなってしまうのが人間の性。
分析に時間を取られすぎず、「次の打ち手」につなげていくためには、見るべき指標を絞るのがポイントです。

あれもこれもと様々な指標を見るのではなく、「申込み」「資料請求」「会員登録」など、ビジネスとのつながりが明確なゴールをウェブの「成果」としてこれを最優先の指標として把握するようにしましょう。

成果だけを確認するのであれば、ごく短時間で可能です。
また、成果はゴールと直結している明確な指標のため、解釈で意見が割れることもありません。

まずは成果指標だけを見て、計測データを改善につなげる体制を作った後に、その他も指標も見て、細かな分析にも挑戦することをおすすめします。

なお、サイトの中には、最終的な販売がリアルで行われる商材(不動産サイトや自動車サイトなど)の場合、サイト上に「申込み」など具体的なゴールがないこともあります。
その場合は、「リアル店舗の場所が紹介された地図ページへの訪問数」など、最終的な申込みとできるだけ近い指標をウェブの成果とすると良いでしょう。

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広告効果測定の基本2:「個別の広告ごと」に見る

広告効果の測定データを見る際に、「バナー」「リスティング」といった大きな固まりで比較していては、改善につながるインプットを得るのが困難です。
たまたま目に入るバナー広告と、関連するワードで検索を行った際に表示されるリスティング広告では、広告のクリック率やコンバージョンレート、CPAなどが大きく違って当然だからです。

そこで、広告効果測定の2つ目の基本は、「一つひとつの広告ごと」に成果を見ることです。

例えば、バナーであれば、バナーの中でクリエイティブの内容を比較したり、出稿先のメディアを比較したりすることで、各施策の良し悪しを判断しやすくなります。
リスティングであれば、どのようなKWが成果につながっているかを比較します。

他よりも成果が上がっているクリエイティブ、他よりも成果が上がっている出稿先が見つかれば、成果が上がりやすいサイトに成果が上がりやすいクリエイティブを集中的に出稿するといった改善が可能です。

見るべき指標が成果だけであれば、施策ごとにデータを細分化し比較を行ってもそれほど手間は増えないはずです。
施策の内容ごとに成果を見比べてみて、何が成果につながる要素なのかを見極めていきましょう。

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広告効果測定の基本3:各種ウェブ広告を「一元化」して見る

広告を出稿する媒体が増えてくると、様々な媒体の管理ツールにいちいちログインして管理画面を開いたり、複数の代理店からレポートを取りまとめたりするだけで、時間を取られるようになってきます。

そこでおすすめするのは、バナーやアフィリエイト、リスティングといったウェブ広告の成果をまとめて管理するための専用ツールの導入です。

一般的に「広告効果測定ツール」と呼ばれているこのツールを使うことで、各種ウェブ広告のデータを同一ツール内で一元的に把握することが可能になり、データを集めて回る手間が一気に解消されます。
同じツール上で計測を行うため、例えば、「バナーとアフィリエイトでは管理ツールに表示される項目が異なりデータがうまく揃わない」ということもありません。

中には、Google Analyticsやサイトカタリストといったアクセスログ解析ツールで、広告効果もまとめて計測している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、アクセスログ解析ツールはあくまで、サイト内でのユーザ行動を分析するためのツールです。
「Aというページ」について、PV数や滞在時間、直帰率などを把握するのは得意ですが、「Bという広告」について、その広告を見たユーザは他にどのような広告を見ているのか、などを把握しようと思うと分析がかなり複雑になります。

その点、広告効果測定ツールを使えば、各種広告の効果をまとめて計測できるため、Aというバナーを見た後にBというキーワードで検索して申し込むユーザが多い、といった分析も手軽にできます。

また、アフィリエイトで訪問したユーザが、一度サイトから離脱し、リスティング経由でもう一度訪問してCVした場合に、成果がアフィリエイトとリスティングの管理ツールの両方に重複してカウントされてしまう、といった課題も解決することができます。

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広告効果測定ツールは有料で提供されているものがほとんどですが、出稿媒体が増えているのは、ウェブが重要になっている証拠です。
有料のツール入れてコストをかけたとしても、データを把握・集計するための基盤をしっかりと整え、改善プランを考えるのに割く時間を確保する意味はあると言えます。

タイプ別・広告効果測定ツールの選び方

最後に、あなたのサイトの広告出稿状況に合わせた、おすすめ広告効果測定ツールをご紹介します。
現在、アクセスログ解析ツールしか使っていない、という方は、必要に応じて広告効果測定ツールの利用も検討してみると良いでしょう。

タイプ1:広告出稿の中心はリスティング

ネット広告を始めたばかりのサイトや規模が小さいサイトでは、広告出稿はリスティング中心ということも多いと思います。

この段階では、アクセスログ解析用に導入している方も多い無料ツールGoogle Analyticsを広告効果測定ツールとしても利用する形で問題ありません。

Google Analyticsの左カラムにある「集客」部分を見れば、各種広告のデータをまとめて確認することができます。

実際、プロのリスティング運用代理店でも、Google Analyticsで広告施策の全体像を把握しつつ、Google AdwordsやYahoo!リスティングの管理ツールで詳細を確認するというケースが多いです。

媒体ツールを基本に見つつ、月に1回Google Analyticsで全体像を把握するといった運用で良いでしょう。

タイプ2:リスティングに加えて、
バナーやアフィリエイト、メール施策なども実施し始めた

出稿先が増えて広告の管理に手間がかかるようになったと感じたら、アクセスログ解析ツールルに加えて、専用の広告効果測定ツールの利用をおすすめします。

出稿先が増えてもアクセスログ解析ツールで成果を把握する体制を続けようとする企業もありますが、アクセスログ解析ツールは本来サイト内行動の分析に使うものです。

広告運用においては、広告効果測定ツールの方が、
・広告ごとのデータが自動で集計され、成果をひと目で確認できる
・バナー広告のクリエイティブも管理画面内で分かる
・広告のABテストができる
など、機能的にもインターフェース的にも使いやすくなっています。

ツールは月額2万などから導入することが可能です。
各広告効果測定ツールのサイトには機能の説明などが載っているので、自社の運用に役立つ機能がないかどうかを見てみると良いでしょう。

タイプ3:運用工数が膨らんでおり、運用も含めて自動化したい

広告出稿規模が更に増えてくると、手動で成果を把握し、改善を行っていくのが工数的に難しくなることもあります。

その場合は、ツールが成果データを見て自動的に出稿の調整を行う自動化ツールの利用も選択肢の一つです。

コストは高くなりますが、運用改善から計測までツールで一元的に行うことができ、うまく使えば人間がやるよりも効率的に運用最適化を行っていくことができます。

また、ツール提供会社の広告運用の専門家が運用そのものを代行してくれるサービスもあります。

【結論】広告効果測定は、
デジタルマーケティング成功のカギ

ウェブの広告運用では、広告効果測定データを活用することで、成果を着実に上げていくことができます。

今回ご紹介した3つの基本とおすすめツールを参考に、あなたのサイトの成果向上につなげてください。

広告効果測定ツールを無料で体験

バナーからリスティング、アフィリエイト広告から、メール・自然検索(SEO)まで、ウェブの集客施策を一元的に管理できる広告効果測定ツール「ウェブアンテナ」
施策ごとの成果がひと目で分かる管理画面はこちら から無料で体験頂けます。

Twitter活用の成果が上がる方法7選【データ解説】

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20150213_00数年前から注目を集めている企業のTwitterアカウント。成功事例が魅力的で、自分たちでもTwitterを始めてみたけれども思ったよりも盛り上がらない…。
このようなお悩みは、Twitterでのつぶやき方を工夫することで改善されるかもしれません。

今回は、Twitter活用の参考になるノウハウ7個を厳選し、LISKULアカウント(@liskulcom)の実例とともに各ノウハウの効果を解説します。
実際に、LISKULではノウハウ活用によりクリック率が1.3倍に増えました。ぜひ参考いただければと思います。

▼目次
Twitter活用のポイント7個と検証結果
1. 100文字以内のツイートで反応数が17%増加する
2. ブランドアカウントでは週末に、ビジネス向けアカウントでは
  平日に投稿すると反応数が増加する
3. TwitterCards導入でエンゲージメントが増える
4. ツイートにハッシュタグをつけるとユーザーの反応が2倍になる
5. 朝の通勤時間や午後にツイートするとクリック率が高い
  同じ投稿を繰り返すことでフォロワー全員に見てもらう
6. 更新頻度を高めて閲覧数を増やす
Twitter分析の無料ツール2個
1. Twitterアナリティクス|ツイート分析
2. Tweriod|フォロワーの活動時間の分析

Twitter活用のポイント7個と検証結果

ここでは、一般的に認知されているTwitterの効果的な活用ポイントをまとめました。
7つの方法を実際に、LISKULのTwitterアカウントにて検証してみましたのでそちらもご覧ください。

1. 100文字以内のツイートで反応数が17%増加する

Twitterの投稿文字数により、ユーザーのエンゲージメント率に差が見られます。
エンゲージメントを受けやすい文字数は以下と言われています。

リツイートされやすい文字数:71~110文字
URLがクリックされやすい文字数:120~130文字
これらは海外メディアにより言及されています。

参考:10 Surprising New Twitter Stats To Help You Reach More Followers
この記事では下記のように言及されています。
・100文字以内のツイートではユーザーからのエンゲージメントが17%多くなる
・リンク付きのツイートでは、120~130文字のツイートがもっともクリックが高い

※エンゲージメント
ユーザーがツイートに対して行った「お気に入り」、「リツイート」、「返信」、「リンクのクリック」、「アカウントのフォロー」、「ハッシュタグのクリック」など15項目の累計数

検証

文字数ごとのURLのクリック率を本ブログのツイッターアカウント(@liskulcom)にて調べてみました。
クリック率が高いとされていた120文字あたりでも効果はありますが、40~60文字の短い文字数の効果が一番高いという結果となりました。

20150213_01
※11下旬~1月上旬の150ツイート

結論

20150213_02
左:40~60文字のツイート「タイトル+URL」
右:120~140文字のツイート「導入文+URL」

今回は、40~60文字のツイートがもっともクリックされやすいという結果となりました。
Twitterでは短文投稿をすることがユーザーの基本姿勢です。ツイートの文字数は平均45文字であるという結果も出ており、今回もっとも反応の良かった文字数とも合致しています。
LISKULアカウントの40~60字のツイートはすべて「タイトル+URL」という伝えたい情報をコンパクトに収めたものでしたが、これらの方がユーザーにとって分かりやすい情報量であったと考えられます。
この結果により、LISKULアカウントでは「タイトル+URL」のツイートに統一することとしました。

【ツイート文字数の調査】
【分析】ツイートは平均43.5文字!本文のみ30.7文字! Twitterアプリ(クライアント)の平均文字数(長さ)ランキング by Twitter4J その6 – creativi.tea

2. ブランドアカウントでは週末に、ビジネス向けアカウントでは平日に投稿すると反応数が増加する

投稿曜日とエンゲージメント数には関係があるとされており、また、これはアカウントのターゲットによって違います。

ブランドアカウント:週末にツイートするとエンゲージメントが17%増える
ビジネス向けアカウント:平日にツイートするとエンゲージメントが14%増える

参考:The Best Time to Post Tweets, Facebook Posts and More
この記事では下記のように言及されています。
・ブランドは週末にツイートするとエンゲージメントが17%増える
・BtoBのアカウントでは平日にツイートするとエンゲージメントが14%増える
・BtoCのアカウントは平日と休日でエンゲージメントに差があるとは言い難い

検証

LISKULアカウントはBtoBアカウントであると考えられます。
そのため、エンゲージメント率が高いのは平日という前提のもと、平日と休日の差を比べました。
※休日:土、日、祝日、年末年始期間

平日のエンゲージメント率:2.36%(休日より18%高い)
休日のエンゲージメント率:2.00%

エンゲージメント率は平日が休日より18%高いという結果となりました。
クリック率の比較では、より大きな変化が見られました。

平日のクリック率:1.34%(休日より32%高い)
休日のクリック率:1.02%
※12月中旬~2月上旬の377ツイート

結論

エンゲージメント率が平日と休日で異なる理由は、ユーザーの活動にあります。
消費が活発となる週末の方がブランドのツイートは興味を惹きやすいと言え、多くのビジネスパーソンが活動する平日の方がBtoBのツイートがうけると言えます。

今回の検証結果ではクリック率に顕著な差があり、BtoBアカウントであれば、特にフォロワーに伝えたい事項は平日につぶやくべきという結果が出ました。

3. TwitterCards導入でエンゲージメントが増える

20150213_03

TwitterCardsを導入してエンゲージメントが高まった事例を紹介します。

“「モニプラ for Twitter(http://monipla.com/)」ではTwitter Cardsの導入前後で、プロモツイート in タイムラインの反応率に以下のような大きな違いが見られました。

モニプラ for Twitterでの導入効果例
導入前(2013/1/1~1/31):1.08%
導入後(2013/2/1~2/28):1.62%、(2013/3/1~3/31):1.70%

引用:【エンゲージメント率150%UPも!?】注目機能Twitter Cards!内容詳細と導入方法まとめ- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)

TwitterCards導入により、つぶやきへの反応数が50%と大きく増えたようです。

※TwitterCardsとは、以下のものを指しています

“外部サイトなどのリンクをツイートする場合にリンク先のコンテンツ情報(タイトル、画像、説明文など)を表示できる機能です。もちろんそのコンテンツ情報は140字には含まれません。例えば、通常はサイトのURLをTwitterでツイートしても、URLの文字列が表示されるだけですが、Twitter Cardsを使うとリンク先に設定された画像サムネイルやテキストの一部を表示してくれるのです。

引用:Twitter Cardsで企業アカウントの印象が変わる – コンテンツマーケティングならthisplay

検証

LISKULアカウントでも同様に、TwitterCards導入前後のエンゲージメント率を比較してみました。

導入前(12/4~12/17) :2.33%
導入後(12/19~1/1)  :2.31%
※12/4~12/17、12/19~1/1の272ツイート

結論

LISKULアカウントでは導入前後2週間ではエンゲージメント率に差が見られないという結果になりました。

今回は導入後の期間が年末年始、すなわち休日を多く含んでしまったため、エンゲージメントが低く出てしまったといえます(「ブランドアカウントでは週末に、ビジネス向けアカウントでは平日に投稿すると反応数が増加する」にて記述)。

実際にはTwitterCardsのような、リッチメディアの挿入は効果的であるようです。

「視覚に訴えるとよい」と、デジタルマーケティング企業の米Webtrendsでブランドとソーシャルマーケティングの担当マネージャーを務めるJohn Lee氏は言う。「Twitterでは、写真や動画はクリック数が3~4倍に増える」

引用:Twitterをマーケティングに生かすための14カ条(下) – Twitterをマーケティングに生かすための14カ条:CIO Magazine

TwitterCardsの導入により、Twitterアナリティクスで分析できる項目も増えます。
コストもかからずデメリットはないので、URLの宣伝をしたいのであれば導入することをお勧めします。

4. ツイートにハッシュタグをつけると
ユーザーの反応が2倍になる

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ハッシュタグを活用すると、エンゲージメントが2倍になると言われています。
ハッシュタグの個数でもエンゲージメントに差が見られるといい、1ツイートには1、2個のハッシュタグをつけることが推奨されています。

参考:The 7 Biggest, Counterintuitive Social Media Mistakes You May Be Making – The Buffer Blog
この記事では下記のように言及されています。
・上手にハッシュタグを使えればエンゲージメントが2倍になる
・1、2個のハッシュタグでは3個以上つけた場合よりもエンゲージメントが21%増える。

※ハッシュタグとは

#記号と、半角英数字で構成される文字列のことを Twitter上ではハッシュタグと呼ぶ。発言内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号つきの発言が検索画面などで一覧できるようになり、同じイベントの参加者や、同じ経験、同じ興味を持つ人のさまざまな意見が閲覧しやすくなる。ハッシュタグは Twitter ユーザーが自発的に使用するようになったルールであり、ハッシュタグを使用するに当たっては Twitter Inc. への申請や登録は必要ない。#○○の前後に、半角スペースを入れるのを忘れずに!
【例】#oyatsu → 自分が食べたおやつについて皆で共有

引用:Twitter「ハッシュタグ(hashtag)とは」とは?|ツイッター用語 – ツイナビ

検証

LISKULアカウントにてハッシュタグの有無とエンゲージメント率の関係について調べました。

リスクルアカウントの検証結果
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※11下旬~1月上旬の90ツイート

タグ付きのツイートの方がエンゲージメント率、クリック率ともに悪くなってしまいました。

結論

LISKULアカウントではハッシュタグをつけるとエンゲージメントは上がらず、むしろ下がってしまいました。
ハッシュタグは使い方によってはマイナスの影響があるようです。

上記の引用では「上手にハッシュタグを使えればエンゲージメントが2倍になる」とありましたが、「上手に」の部分が肝心です。
上手な利用方法とはサービス関連の汎用的な言葉を使う、トレンドのタグを利用するといったことが挙げられます

例:コーヒーショップの#coffee、#halloween

トレンドのタグに関してはTwitterのアプリ上で随時確認できます。
なおLISKULアカウントでは、ハッシュタグ使用の難度が高く、ハッシュタグは利用しないこととしました。

参考:ハッシュタグ#とソーシャルメディア上での効果的な使い方 – Wix オフィシャルブログ

5. 朝の通勤時間や午後にツイートするとクリック率が高い

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参考:Tweriod – Get to know when your Twitter followers are online the most.

ツイートする時間により、フォロワーのリツイートやクリック数に変化があるようです。
海外のある調査ではこのように言われています。

参考:10 Surprising New Twitter Stats to Help You Reach More Followers – The Buffer Blog
この記事では下記のように言及されています。
・午後に投稿するツイートの方がクリック率が高い
・そのなかでも、午前では通勤時間の7時~9時のツイートはクリック率が高い
・午後では夕食時間の18時、19時のツイートはクリック率が低い

この他にも、投稿時間とフォロワーの反応に関する調査はされており、様々な仮説があります。

例えば以下の様なことが挙げられます。
・朝の通勤時間はよくクリックされる
・昼食の時間はよくクリックされる
・ディナータイムはクリックされない

時間帯によってツイッターを見るフォロワーが多い時間や少ない時間があることが、時間によってフォロワーの反応に差がある原因です。
特にフォロワーがツイートを見るのは、通勤などの移動時間であると言われています。

検証

LISKULアカウントでは7時、13時、17時、21時を中心にツイートを投稿していました。
そこで、それらのクリック率を比べました。

7時:1.26%
13時:1.51%
17時:1.62%
21時:1.04%
平均:1.34%

特に17時の投稿はよくクリックされており、統計的にも差があることが確認されました。
※1/7~2/9の143ツイート

結論

LISKULアカウントは13時(昼食時)、17時(通勤時)にクリックが多いとわかりました。
しかし、朝の通勤時間では調査事例にあるように多くクリックされることはありませんでした。
17時では特によくクリックされることが分かったので、この時間を狙って重要なツイートをするべきだと言えます。

時間帯によってフォロワーの反応に差があるため、アカウントごとに自身のフォロワーの活動状況を把握することが大切です。
そこで、よりフォロワーの活動時間に正しくツイートしたいのであれば時間ごとの活動フォロワー数がわかるツール「tweriod」を使ってみることをおすすめします。
あなたの最適なツイッター投稿時間がわかるツール「Tweriod」

6. 同じ投稿を繰り返すことでフォロワー全員に見てもらう

「同じ内容のツイートを何度もすると、いかにも宣伝臭くなって良くない」あるいは「しつこくて良くない、だからやめた方がいい」ということはよく聞きます。

また、ベストのタイミングで1度出して、後はせめて言葉を変えてもう一度出すくらいでないと「必死」くさくて嫌だという感想もあるのではないでしょうか。

ただ、これは
1. やりすぎが一番ダメ
2. 1度だけにこだわるのが次にダメ
3. 適度に繰り返すのが、ベストプラクティス
のようです。
引用:要注意!Twitterマーケティングにおける7つの「やってはいけない」 – WEB戦略ラウンドナップ

Twitterでは投稿がタイムラインに流れがちなので、1回の投稿がすべての人の目に留まるとは限りません。
フォロワー全員に見てもらうには、複数回同じ投稿をするべきで、フォロワー数やフォロワーの動向に合わせ、投稿回数を決めるべきです。

検証

LISKULアカウント2週間間隔で繰り返しの投稿を行いました。
3回の繰り返し投稿では、クリック率、エンゲージメント率が落ちないということがわかりました。

LISKULアカウントの繰り返し投稿の結果
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※11下旬~1月上旬

結論

今回の検証では1回あたりの表示回数の平均は150回でした。
これはフォロワー数の15%ほどであり、ほとんどのフォロワーに見られていないことが分かります。

4回以上の繰り返し投稿をしている例はなく、何回までツイートするべきかは一概には言えません。
フォロワー数とツイートの表示回数を知っておくべきではありますが、3回まであればフォロワーに複数回投稿をしつこく思われることはないように考えられます。

ツイートの表示回数はTwitterアナリティクスにてすぐ計測することが可能です。
Twitterマーケティングのお助けツール「Twitterアナリティクス」を解説|広報・マーケティング向けブログ|ネットPR.JP

7. 更新頻度を高めて閲覧数を増やす

Twitterにおいて更新頻度は重要です。
ユーザーはアカウントに有益な情報を望んでいて、その情報量(=ツイートの数)が少ないと興味を持ってもらえません。

理想的な投稿の頻度は、このリーチとも深く関係してきます。Twitterであれば1日に何度もツイートしてもユーザーのストレスにはなりません。例えば、タイムセールが始まる前にカウントダウンツイートするなど、一度に連投してもそれほど嫌がられません。

引用:最適な投稿回数は?最新SNSのビジネス活用法 [インターネットサービス] All About

「相応の頻度でツイートすると、積極的に活動するユーザーアカウントだという印象を持ってもらえる」と、PRやソーシャルメディア関連のサービスを提供する米Affectの社長で創業者のSandra Fathi氏は言う。「ツイートが週1回や月1回では、面目が立たず、皆から忘れられてしまいかねない」

引用:Twitterをマーケティングに生かすための14カ条(上) – Twitterをマーケティングに生かすための14カ条:CIO Magazine

上記のように、ある程度の頻度でツイートすることは、Twitter活用の点で推奨されています。

では、ある程度とはどのくらいの頻度を指すのでしょうか
LISKULアカウントにて1日の投稿頻度を調節してツイートした結果を報告します。

検証

LISKULアカウントで1日5回、10回、30回の投稿を実施。
それぞれクリック率、エンゲージメント率を出しました。

LISKULアカウントの検証結果
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1日のツイート数が少ない方がクリック率、エンゲージメント率ともによいです。
一方で、10ツイートと30ツイートではユーザーの反応に差はあまりありませんでした。
※11/12~1/4の410ツイート

検証

1日に30回程度のツイートであればフォロワーのストレスとなることは少ないようでした。
大規模なプロモーションをしたい場合には1日に30ツイート程度であれば問題はないと思われます。

Twitterランキングサイト「meyou」にて、フォロワー数の多い日本の企業アカウント上位25社のツイート量を調べると1日平均3.6回でした。
また調べた25社では、基本的に1日1回のツイートは投稿しているようでした。

別の調査では1日4回までのツイートのエンゲージメントが高く、普段はこの回数を心掛けるべきであると思います。

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参考:
Twitterのエンゲージメントを高めるために知っておくべき法則7つ – e-StoryPost
Twitter「企業・メーカー」フォロワー数ランキング 1-50位
Twitterのエンゲージメントを高めるために知っておくべき法則7つ – e-StoryPost

Twitter分析の無料ツール2個

1. Twitterアナリティクス|ツイート分析

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参照:Twitterアナリティクス

Twitter公式のツールでTwitterアカウントやツイート内容の解析が行えるツールです。
今回はTwitterアナリティクスから得られるExcel形式(CSV)のデータから、各ツイートのエンゲージメント率やCTRを算出し分析を行いました。
Twitterアナリティクスはツイート1つ1つについて解析が行える点がとても優れています。

こちらの記事では「Twitterアナリティクス」の各用語の解説や結果の見方をもれなく伝えています。
Twitterマーケティングのお助けツール「Twitterアナリティクス」を解説|広報・マーケティング向けブログ|ネットPR.JP

2. Tweriod|フォロワーの活動時間の分析

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参照:Tweriod – Get to know when your Twitter followers are online the most.

フォロワーの活動時間にツイートを投稿することは大切です。
「Tweriod」は1時間ごとに、どれほどのフォロワーがTwitterにいるのかが分かるツールです。
平日、休日など活動時間の詳細を調べることもでき、曜日ごとの戦力設計も可能です。

こちらはTweriodの使い方を解説した記事です。
あなたの最適なツイッター投稿時間がわかるツール「Tweriod」

まとめ

Twitter活用のポイントとその検証結果でした。
LISKULアカウント(@liskulcom)では、検証の結果から効果の高いと思われた「文字数」、「時間」、「頻度」などに注意し運用方法を見直すとクリック率が1.3倍に増加させることができました。

このように実際に検証してみることでも、普通に運用していては気付かないポイントを発見することができます。
今回の運用ポイントと検証結果、分析ツールがみなさまの役に立てれば幸いです。

HTMLメール活用で新規売り上げ3倍以上、今から始めるメールマーケティング戦略

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20150218_00みなさんはHTMLメールをビジネスに有効活用できていますか?

最近、AmazonやZOZOTOWNといったECサイトからNIKEやTHE NORTH FACEといった有名アパレルブランド、はたまたコンビニや地域のレストラン、雑貨屋さんから受信するメールがHTMLメールになってきていると思いませんか?
事実、以前にも増して上記の様にHTMLメールを導入している企業、団体が増えてきています。
それには確固たる理由があるのです。

もしメールアドレスを含んだ顧客リストを持っているにも関わらずそれに対して何のアクションも起こしていないのなら、SNSから得られる購入数の3倍の売り上げを逃しているかもしれません。

今回は、HTMLメールの特性や有効活用法など、事例を交えて紹介します。既に活用されている方もそうでない方も是非この機会に自身のメールマーケティングを見直してみてください。

※本記事は株式会社ベンチマークジャパン提供によるスポンサード・コンテンツです


▼目次
・HTMLメール導入でSNS比較3倍以上の新規顧客獲得率の効果
・実例から学ぶ、HTMLメール配信活用で売上2倍以上
・メール配信を行う上で押さえておくべき3つのポイント
・HTMLメールのメリット 効果測定が可能な唯一のメール形式

HTMLメール導入でSNS比較3倍以上の
新規顧客獲得率の効果

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アメリカのコンサルティング会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーの調査で、新規顧客の流入口としてメール配信はFacebookやTwitterと比べ3倍以上もの顧客獲得率を得ているということが分かりました。

この背景にはユーザー一人ひとりの行動が強く影響しています。一部でメール=古い、SNS=新しい(トレンド)という認識があるにもかかわらず、メールボックスを毎日確認している人の割合が圧倒的多数を占めていることが要因の一つとされています。(事実として、メールボックスを毎日確認している人はアメリカでは総人口の90%以上)

その他にもSNSで情報を拡散しても時間と共に埋もれてしまう点に対し、メールであれば相手に直接届く、ゆえに後からでも見返すことができる点。
また、読者とのエンゲージメントの高さによってメールをただ受信するのではなく「重要な情報収集経路」や「メールを読むのが楽しみ」と思ってもらえることでリードナーチャリング及び売り上げ結果に結びついているのです。

参照:
Why marketers should keep sending you e-mails | McKinsey & Company
FacebookとTwitterの40倍の効果を持つメールマーケティング

実例から学ぶ、
HTMLメール配信活用で売上2倍以上

ではここで、売り上げ向上に貢献しているメール配信の実例を見てみましょう

マガシークの事例

女性ファッション通販サイトを運営する同社ではメール配信システムを導入したことにより、顧客一人ひとりに合った対応ができるようになったとのこと。
商品をカートに入れたまま離脱する、いわゆるカート放棄者にリマインダーのメールを送ったり、商品購入者にその商品のケア方法や制作裏話を伝えるなどの用途でメールを活用しています。

この時にHTMLメールを活用することで開封率やクリック率などの効果測定が可能になり、メール配信に対するレスポンスを目で見ることができます。そこで得た反応に合わせて数日後にまた別のメール(内容や時期等)を配信するというように、更に個人に踏み込んだアプローチを可能にさせています。
この運用方法を取り入れたことで同社の集客と売り上げは以前の倍以上になり、メルマガ購読者からのリピート購入率は未購読者の約1.5倍(49%)にまで上昇しました。

大事なのは配信タイミングを把握し、チラシ感覚のメールではなく、受信者に合った内容のメールを送ることです。また上記の実例の様にメール配信シナリオを作成しておくのも効果的です。

例えば、下記の様なメール配信シナリオが効果的です。
第1メール:購入商品のお手入れ情報や発売までの裏話
第2メール:消耗品の場合、再度購入時期に合わせてリマインダーメール
第3メール:購入商品の関連商品をメールでプロモーション

また、メールを送るだけで終わらせるのではなく、その反応を測定し効果的なアクションを起こすことも重要です。
メール配信から得られたデータを蓄積、分析、そしてメールを修正してまた配信といったPDCAサイクルを構築することで顧客との適切なコミュニケーションを図り、顧客エンゲージメントを高めることで、結果、売り上げにもつながるのです。

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※メールマーケティングのPDCAサイクル

参照:
効果は証明済み 国内事例からが示すOracle Marketing Cloudのポテンシャル – Impress Watch
「ビジネスメール実態調査2014(平成26年)」発表 | お知らせ | 一般社団法人日本ビジネスメール協会

メール配信を行う上で押さえておくべき
3つのポイント

さて、実際にメールを作成する上でメール内容やメールデザイン(レイアウト)等、考えなくてはならない点は様々ありますが、ここで最低限、しかしもっとも注目しておきたいメール作成のテクニックを3つ、ご紹介します。

1. メール件名

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受信したメールボックス内にて開封前に表示されるもので、最初に受信者の目に止まるものです。
つまり、ここの「引き」次第で開封率が変化することも十分ありえるのです。

ご覧のように表示されるのは最初の20文字前後のみです(iPhoneのメールアプリの場合)。文字数を意識して受信者の気持ちを煽るような引きの強いキャッチコピーを20文字前後で載せてみましょう。
例えば、メリットを具体的に述べたり、期間限定であることを明記したり読者に「自分に関係がある」と思ってもらえるようなものがいいでしょう。

余談ですが、弊社で配信しているニュースレターでは、件名の前半にメール内容を記載した方が社名を前半に載せるものよりも高い開封率を得られているというデータがあります

実例)
【開封率のいいタイトル】
メール配信をより効果的に利用するニュースレター2014年12月 号外【Benchmark Email】
【そうでないタイトル】
【Benchmark Email】メール配信をより効果的に利用するニュースレター2014年12月 号外

2. 配信時間と頻度

メール配信側からすれば折角一生懸命作ったメールなんだからちゃんと読んでほしい、と思うのが通常です。ですが、残念なことに誰にでも当てはまる答えはありません。
お客さんとの距離感(何度もメールしている相手なのか、初めてやり取りを交わすのか)だったり、メール内容(商材)、読者の種類(世代、性別、生活環境や趣味)、開封に用いられるデバイスの種類によって本当に様々に変化するからです。
ですから、何度も色々な時間帯や曜日で配信を行い、その結果を測定し自分の読者に合ったベストタイミングを発見するしかないのですね。

とはいえ、何もアドバイスがないのではつまらないので、諸説あるメール配信に適している時間というものをご紹介します。

お昼休憩や火曜日、木曜日の朝
BtoBのメール配信なら平日、受信者がオフィスにいる時間帯がもっともメールを確認される可能性が高いです。よってビジネスアワーの中でも、休憩できるような時間帯を狙って配信するのが有効的です。逆に月曜の午前中は週末に受けたメールの確認や社内ミーティングを行うケースが多いので避けるべきタイミングと言われています。

平日の夜
IT、web系の仕事をしている方は夜遅くまで働いている典型にあるので、夜までバリバリ働いている業種の方向けに配信する場合こちらも有効です。

日曜の夜
これは少し「番外編」のようなタイミングですが、サザエさんが終わり、休日モードからビジネスモードにシフトし、この時間帯くらいから週末の間に来たメールを確認し始める人もいることから効果があるのでは、という説もあります。

大事なのは自身のメール受信者のペルソナ設定をし、読者はどのような属性なのかイメージしながら「自分ならこんな時間にメールを確認する」という時間を狙って様々なタイミングでテストしてみることです。開封率が分かるHTMLメールだからこそできる業であり、メリットとも言えるでしょう。

3. スマホ対応

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近年もっとも重要視されているのがスマホの存在です。上のグラフは2013年、アメリカのイーコマースにおける購入者流入経路をまとめたもので、携帯を使ったダイレクト検索の32.9%を筆頭に、メールからのものが26.7%、タブレットを使いメ―ルから購入に至ったものが23.1%とそれぞれ大きな流入口として数字に表れています。
また、現在メールの送受信に使われているデバイスとして34%の人がスマホを活用しているというデータもあります。

参照:Mobile E-Commerce Hits All Time-High: New Custora E-Commerce Pulse Report | Custora Blog

スマホの国内普及率は現在36.9%(15~29歳までの若年即では70%以上)で、この数値は今後さらに上がっていくものと思われます。
そのため、この「スマホユーザー層」に的確にアプローチすることがHTMLメール配信にも重要なのです。
その中でももっとも重要視すべきことが、メールのレスポンシブル対応です。レスポンシブに対応していないメールだと、スクロールして、拡大縮小を何度も繰り返さなくてはいけません。途中で読むのを止めてします。
こういったメールには読者を「飽きさせる」、「離脱させる」導線が多く含まれています。受信デバイスサイズに最適化されたメールを送るという気配りは、きっと読者にもウケるはずです。

ここでスマホ読者にやさしいメールレイアウトのヒントを紹介いたします。
・リンク同士に十分な余白を持たせる
リンクをタップしやすいようにさせるコツです。

・見やすいフォントを設定
フォントは、iPhoneの最小フォントサイズである13ピクセル以上にしましょう。

・写真にもハイパーリンクを設置
リンクがタップしにくい場合を想定して画像にもハイパーリンクを設定しておきましょう。

・番外編:スマホユーザーへの配信時間
スマホユーザーを対象とした配信時間を考える場合、朝の6時がよいという一説があります。これは、通勤電車内でスマホを操作している人が多いことから、この時間に配信すれば仕事前に携帯でササっと受信したメールを確認してもらえる可能性が高いからです。

参照:
「ビジネスメール実態調査2014(平成26年)」発表 | お知らせ | 一般社団法人日本ビジネスメール協会
スマートフォンの国内普及率は36.9% スマホ満足度はソフトバンクが4年連続1位、携帯電話を含めるとKDDI(au)が8年連続1位に!|ニュースリリース|日経BPコンサルティング
スマホやタブレット画面に合ったメールを送ろう!

HTMLメールのメリット
効果測定が可能な唯一のメール形式

メリット

HTMLメールとは、HTMLコードを使って設計されたメールのこと。
これにより「フォントのサイズや色の変更」「画像や動画、ハイパーリンクの設置」が可能になります。
画像などを使って視覚効果を最大限に引き出せるのが特徴です。

例えば「絶景を望める温泉リゾート」や「新発売!もこもこニットセーター」などテキストだけでそれを紹介しても十分に伝えることはできませんが、イメージ画像をメールに付け加えることで宣伝効果も大きく変わります。

そしてもう一つの特徴は「効果測定」ができることです。
・メールの開封率
・開封された場所(地域)
・リンクのクリック率
・開封端末(携帯や、デスクトップ等)

などが配信結果から測定できるのでそれらのデータから顧客をより近いグループ(あるいは個人)にセグメント分けし、各ターゲットに見合った情報だけを効果的なタイミングでメールを使ってお知らせすることができます。
SNSでは一時的にタイムラインに乗るだけであとは埋もれていく一方ですが、配信者はメールを送ることで受信者に存在を気づかせ、覚えてもらうことができます。そして、ここぞというタイミングで的確な情報を送ることができるのです。

デメリット

2000年台ではHTMLメールを使った迷惑メール業者の犯罪が多発していたことから、日本では一部でHTMLメールを嫌う傾向もありました。
ところが、今ではメール受信環境が改善されると共に、HTMLメールに対する認識度も向上しています。またスパムを送りつけられるから嫌だ、とか受信に時間がかかるから嫌いという従来の声も聞こえてこなくなりました。
冒頭にもありましたが、Amazonなどの大手企業も積極的に取り入れていることも、ここ10年での環境の変化と言えるでしょう。

ですが、残念なことにHTMLメールで起こりうる不具合がすべて解決できたということではまだありません。
例えば、5年~10年前のメールシステムを利用している会社などではHTMLメールを受信する環境が整っていなかったり、一部のメールサーバーでは初めて受け取るHTMLメールは受信トレイには入らず自動でプロモーションボックスに届いてしまうという不具合があるのも事実です(これは送信先のアドレスを受信者のアドレス帳に登録してもらうことで解消します)。

結論

いかがでしたでしょうか?

顧客とのエンゲージを高める(=売り上げに影響を与える)のに、メール配信を活用しない理由はありません。
テキストメールでは補いきれない部分を画像やフォントを活用し視覚的効果を最大限に発揮するだけでなく、配信、効果測定、改善修正、また配信というPDCAサイクルを繰り返してHTMLメール配信をフルに活用すれば、あなたのメール受信者はきっとそれに答えてくれるはずです。

これを機に是非活用してみてはいかがでしょうか。

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※本記事は株式会社ベンチマークジャパン提供によるスポンサード・コンテンツです


サイトリニューアル|「鬼ツッコミ」で発覚する衝撃の課題

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photo by Waag Society

サイトリニューアルを失敗させないためには、
「着手前の準備」をしっかりしておくことが何よりも重要です。

本記事では、実際に当社サイトリニューアルを例にとりながら、特に、着手前に重要な「現サイトの課題の洗い出し」における方法論と注意すべきポイントを中心にご紹介します。

筆者はWebコンサルタントとして、数多くのサイトリニューアルプロジェクトを手がけた経験があります。

そこで得たノウハウも踏まえて、重要なポイントをわかりやすく説明します。

現状把握と課題の洗い出しに活用される典型的な3つのアプローチ

サイトリニューアルの前に実施する、現行サイトの現状把握や課題の洗い出しに用いられる手法は主に以下の3つのアプローチです。

(1)アクセス解析/ヒートマップ(行動データ:定量)

Googleアナリティクスに代表されるサイト内の行動データを集計・分析する「アクセス解析」や、マウスの動きなどをビジュアルでわかりやすく見られる「ヒートマップ」は、一般的に用いられるようになってきました。

ユーザの「行動」という事実を数値のデータとして分析できるこれらのツールは、「どこが課題なのか?」を簡単に特定できるという特徴があります。

参考:
LISKUL|まずはココだけ抑える!Googleアナリティクスの見方5選
LISKUL|生データ初公開!ヒートマップ活用事例3選【解説付】

(2)ユーザビリティテスト(行動データ:定性)

アクセス解析やヒートマップは「どこが課題なのか?」を特定するのが得意な反面、「なぜ課題なのか?」を把握するのに適した手法がユーザビリティテストです。
最近では、オンラインの動画でできるユーザビリティテストも普及しており、以前よりも手軽に実施できるようになっています。

参考:
LISKUL|ユーザビリティテスト|サイト改善に最適なメリットと成功事例3選
LISKUL|行動観察で分かる! ユーザ行動の「なぜ」

(3)ユーザアンケート(意見:定量/定性)

アクセス解析やヒートマップ、ユーザビリティテストともにユーザの行動、という過去の情報に対してアプローチしており、未来の情報や未知のものに対する意見については収集できません。また、好きか嫌いかなどの感情面を定量的に把握するには不向きです。

ユーザアンケートはユーザの意見を定量的に収集・分析してこれらの情報を得ることができます。

しかし、これだけだとまだ「ユーザの意見」が足りない?

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サイトリニューアルの前に、アクセス解析やユーザビリティテスト、ユーザアンケートを実施することは一般的になってきました。

しかし、「ユーザの意見」を集めるという点では、これだけだと少し足りないと言えます。
ユーザの意見を集めるために実施する「ユーザアンケート」は定量的に意見を把握するのには適していますが、2つ問題があります。

(1)設問に回答する形になるため、設問の設計に回答が左右されてしまい、自由な意見や本音を引き出すのが難しい。
(2)自由に意見を求めると、全体の印象や総論にとどまりがちで、個別の箇所(ページ・要素)に対する具体的な意見や課題を把握しづらい。

多くのユーザの意見を収集しないと「提供者視点の独善的なサイト」になりがち

サイトの運営者であるサービス提供者は、自社のサービスに毎日のように触れているため、それが「当たり前」になってしまい、感覚が麻痺してしまいがちです。

一般ユーザの率直な意見を多数収集し、理解することを通じて、「ユーザ側の常識」を取り入れる努力をせずにリニューアルすると、「提供者視点の独善的なサイト」になってしまいます。

提供者視点の独善的なサイトでは、狙った通りのサイトの目的を達成することは難しいため、一手間を惜しまずユーザの声を拾うプロセスはしっかり踏んでおくべきです。

ユーザの本音を収集できる「鬼ツッコミ」を活用

今回は、実際に当社サイトのリニューアルに向け、現行サイトに対して「鬼ツッコミ」といツールを活用し、サイトの「部分」に対する意見である500の「ツッコミ」を収集しました。

「鬼ツッコミ」を活用すると、「ツッコミ」という形でサイトの特定ページの特定要素に対する個別の具体的な意見を100、200という単位で一気に収集できます。

実例:「鬼ツッコミ」で分かった「目からウロコ」だけど「ごもっとも」な課題・改善点

以下が2015年2月時点での当社サイトです。
前回のリニューアルから1年以上経過し、次のリニューアルについて検討している状況でした。

ソウルドアウト株式会社
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【衝撃の事実1】
「ソウルドアウト」が社名だと気づかれていない

ツッコミ例
・ソウルドアウトって意味が全くわからない!!申し込む前に既に売り切れているのって思っちゃうよ!
・社名だと思いますが「ソウルドアウト」というのを見ると、通販サイトの「売り切れ」というイメージがあり、興味をなくしてしまいます。

サイトに来た人はまずどんな会社か知りたいはずなので、メインコピーの下に「ソウルドアウトとは」というボタンを配置して会社の紹介に誘導しようとしていました。
しかし、社名を知らない方が初めて訪れて「ソウルドアウトとは?」というボタンがパッと目にはいった場合には、混乱を招きかねないということがわかりました。

トップページにはカタカナの社名は配置せず、会社情報のページで社名の由来と合わせて丁寧に説明すると良さそうです。

【衝撃の事実2】
「リスティング広告」も「ユーザビリティテスト」も理解できない専門用語

ツッコミ例
・リスティング広告というのは何のことか? それとも対象者を限定としたサイトなのか。いきなり見たから私には理解できなかった。カタカナが多すぎる。
・ユーザビリティという言葉になじみがないので、これが何を意味するのかわからない。なんとなく想像はつくが、もっとわかりやすい言葉を使った方がいいのでは?

「中小企業のみなさまを相手にするからこそ、なるべく専門用語は使わないようにしよう」というのは社内で浸透している考え方です。言われれば「ごもっとも」です。
しかし「サービス名称」になると、言い換えるわけにもいかずそのまま無造作にトップページにカタカナが並んでしまっていました。トップページにはサービスの具体名は掲載せず、サービス一覧への誘導と、「インターネットを活用して売上を上げたいが、何をすればよいかもわからない方」向けの誘導をそれぞれ設けるとよさそうです。

【衝撃の事実3】
メインビジュアルが企業のロゴだとパッとわからない

ツッコミ例
・オレンジのマークの意味が分からない。それだけにスペースをとっていて、文章に集中できなかった。
・オレンジ色のロゴがよく分からないです。見切れているようで、何を表しているのか不明確なのに目立っています。分かり易いロゴが良いと思います。

自社のロゴは毎日見ているので当然ロゴだと認識できており、また愛着もあります。ロゴをメインにすることで会社のイメージを強く押し出そうとしてこのデザインにしていました。
しかし、当然、初めて見る方には企業ロゴだとはわからず、謎のオレンジのマークに過ぎません。なぜ、ここにロゴを配置してしまったのか、今となっては思い出せません。

【衝撃の事実4】
広告を扱う会社なのにロゴを杜撰に扱う会社だと思われてしまう

ツッコミ例
・メインビジュアルにロゴを使用しているが、パッと見て何だか分からない。また、ロゴを大胆に使いすぎると、ロゴ規定等が定まっていない軽い会社というイメージもある。
・会社の顔であるロゴはもっと大事にすべきかと…。改善案としては、インフォグラフィック的な効果改善ビジュアル等にすべきでは?

おそらくそういうお仕事をされていると見受けられる方のツッコミです。ロゴだとわかった上で、その使い方へ配慮が必要ではないかというアドバイス。改善案まで頂いてしまいました。こちらもごもっともです。

【衝撃の事実5】
「一気通貫」は麻雀用語

ツッコミ例
・「一気通貫」という初めて見る熟語に引っ掛かった。検索してみたら麻雀用語なのですね。麻雀をしない人にしかわからない言葉は避けた方が良いように思いました。
・一気通貫なんて麻雀の役みたいな表現が気色悪い。トータルでとか、幅広い支援とか、他の言いようがあるはず。

「一気通貫」という小さい文字に対するツッコミが10個以上集まりました。強がりを言わせていただければ、一気通貫が麻雀用語であることに、薄々気付いてはいました。しかし、これだけ厳しく言われるともう二度と使わないようにしなくてはと反省しきりです。

なお、この5つの課題は「トップページのファーストビュー」に関するツッコミから抜粋した意見のみです。実際にはサイト全体に対するツッコミが集まっており、この他にも多数の衝撃の事実が明らかになりました。

改めて見ればすべて「ごもっとも」な指摘であり、このサイトを1年以上も公開し続けていたことに対して反省しかありません。

近日中に実施するリニューアルでは、全て改善して胸を張れるサイトにしていきたいと決意を新たにいたしました。

「提供者の常識」は「ユーザの非常識」

全ての課題に共通するのは、「提供者の常識」は「ユーザの非常識」ということです。

サイトの運営者であるサービス提供者は、自社のサービスに毎日のように触れているため、それが「当たり前」になってしまい、感覚が麻痺してしまいがちです。
「ユーザの常識」を改めて認識し、提供者の常識を排除していかなければ成果の上がるWebサイト以前のレベルでとどまってしまいます。

このようなことは、当然ながらアクセス解析やヒートマップからはわかりません。ユーザビリティテストでもモニタが特定されるため、ここまで言われることはまれでしょう。

匿名の意見にはノイズも多数混ざりますが、辛辣な本音の指摘から学ぶべきことは多かった、というのが率直な感想です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自社の至らない点の指摘を公開するのは、勇気のいることでしたが、少しでもみなさんの参考になれば幸いです。
事前に課題をしっかり洗い出し、ぜひ、成果の上がるリニューアルにつなげてください。

なお、「鬼ツッコミ」の資料は以下よりダウンロードできます。ご興味のある方は、以下よりご参照ください。
http://lp.sold-out.co.jp/survey_oni-tsukkomi

マーケティングオートメーションとは|BtoB企業が具体的な活用イメージを持つためのヒント

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photo by Steve wilson

BtoCの企業だけでなく、BtoBにおいてもマーケティングへの取り組みが広がる中、今注目を集めるのがマーケティングオートメーションです。
しかし、すべての企業がマーケティングオートメーションを導入すればすぐに効果を実感できるというものではありません。
導入検討に際しては、マーケティングオートメーションとはなにか、また何ができるかを理解した上で、自社でどのように活用できるか、イメージを持つ必要があります。

今回は、そのためのヒントとして「マーケティングオートメーションとは何か」また「何を自動化するのか」さらに、マーケティング成熟段階にあわせたマーケティングオートメーションの導入イメージについてお伝えしたいと思います。

※本記事は株式会社シャノン提供によるスポンサード・コンテンツです

1. マーケティングオートメーションとは何か、
何を自動化するのか?

マーケティングオートメーションとは「リードを最適なタイミングで抽出し、次のアクションを実施する仕組み」のことです。概念自体はそれほど新しいものではなく、リードマネジメントやリードナーチャリングなどの取り組みをマーケティング的にまとめたものです。

では、マーケティングオートメーションで何ができるのでしょうか。

大まかな流れを説明すると、
・シナリオに基づいたマーケティングキャンペーンが実施管理できる
・キャンペーンを行った結果、リードと、リードに紐づいた行動データが自動で蓄積される
・蓄積された行動履歴によってターゲティングが実施でき、次のアクションに誘導できる
・シナリオ実行の結果が把握でき、シナリオや施策の調整に役立てることができる
・複数のKPIが取得でき、数値に基づいたPDCAサイクルが構築できる
となります。

これらのことから、結果としてマーケティング活動全体の最適化、ROI向上が実現できると期待されています。

では次に、リードを最適なタイミングで抽出し、次のアクションを実施するために、マーケティングオートメーションは何を自動化するのか、詳しく見ていきましょう。
その点を確認することで、マーケティングオートメーションで何ができるのか、よりイメージしやすいと思います。

(1)マーケティングオペレーションの効率化・自動化

マーケティングオートメーションの自動化といえば、多くの方がこの点をイメージされると思います。
しかし、ここで言う「マーケティングオペレーション」とは、ただ単にメールの自動配信や、WEBからの各種申込への対応が自動化により効率化される、といった単純なものを指しているわけではありません。

マーケティングオートメーションが自動化するのは、シナリオ実行のオペレーションです。
ある特定のターゲットを自動で抽出してメールにより次のアクションへ誘導し、行動の結果によって、さらに次のアクションに誘導するといったシナリオの実行を、様々な機能で自動化・効率化します。
このシナリオを実行することで、リードの関心分野や関心度に応じたカスタマージャーニーを実現することが可能になります。

BtoBにおいても、オンライン施策への取り組みが加速する一方で、依然としてイベントや展示会、セミナーなどのオフライン施策も影響力が強いため、カスタマージャーニーが多様化しているようです。

BtoBにおけるカスタマージャーニー例
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上記のようなシナリオを実行するターゲットを最適なタイミングで抽出するためには、実はマーケティングオペレーションの自動化だけでは不足しています。
では他に何が必要なのでしょうか。

(2)行動データ取得の自動化

リードの「最適なタイミング」を知るためには、オンライン、オフライン問わずリードとのすべての接点のデータを取得する必要があります。
取得したそれらリードの行動履歴データや属性情報によって、リードの興味関心度や関心分野について仮説を立てます。仮説を立ててターゲティングし、次のアクションに誘導することで、育成施策の精度を向上することが狙いです。

マーケティングオートメーションで取得したカスタマージャーニーのタッチポイントデータは、自動で個人情報と紐づけて管理されます。さらに、この統合データをCRM/SFAとシームレスに連携することで、どのようなジャーニーを経たリードが商談化したのかを見える化できますが、この「見える化」には、どのような意味があるでしょうか。

たとえば・・・
・商談につながった企業の属性やカスタマージャーニーを把握することで、
 自社にとって「よいリード」の条件がわかる
・見える化されたデータの分析によって、各キャンペーンの影響度を測ることができる

自社にとっての「よいリード」の条件や、商談化に至るまでの各キャンペーンの影響度を把握することで、より商談化率が高まるようにシナリオや施策を調整でき、その結果、マーケティング施策の全体最適につながっていきます。

これまでは、各施策を実施した直後に獲得したリードがどのぐらい商談につながったか、という部分最適で意思決定をしていた状況が、マーケティングオートメーションによって解消されていくと言えます。

(3)データ管理の自動化

もうひとつ忘れてはならないのが、複雑化する履歴データを自動統合・名寄せ(マージ)することです。

カスタマージャーニーが多様化することで履歴データは複雑化の一途をたどりますが、このデータがリードの属性情報に紐づいて正確に名寄せされていない場合、リードの行動が正確に把握できなくなります。リードの関心度合や分野の仮説をさらに確かなものにするためにも、自動名寄せは欠かせないポイントになります。

上記の自動化を機能におとしこんだものが、マーケティングオートメーションツールということになります。
マーケティングオートメーションに含まれる一般的な機能群は以下の通りです。

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マーケティングオートメーションついてのさらに詳しい情報については、こちらをご確認ください。
「誰に」「いつ」「どんな」の最適解を導き出す、シャノンのマーケティングオートメーション

 

一方、国内BtoBマーケティング市場では、マーケティングオートメーションを受け入れる素地が整っているのでしょうか。
毎年実施されている、国内BtoBマーケティング調査から課題を見てみましょう。

■課題
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株式会社シャノン|2014年度「国内BtoBマーケティングの現状と課題」レポート より

リソースや成果などに関する課題が上位を占める中、様々な施策のベースや誘導先となるコンテンツについての課題も上位にあがっていることから、ある程度作業の効率化やリード管理・育成の環境整備が進んだ企業が増え始めた可能性があります。
もし今後、課題解決に向けてコンテンツに投資していく場合は、有効活用するためにシナリオにコンテンツへの誘導を組み込み、その結果どの程度商談化に貢献したのかを評価していく必要があります。
そのためには、やはりマーケティングオートメーションの活用が避けられないでしょう。

また、依然として大きな課題である成果の見える化・向上、リソースの確保などの課題についても、マーケティングオートメーション活用が解決の糸口になっていくのではないでしょうか。

上記の国内BtoBマーケティングについての調査結果は、以下よりダウンロードいただけます。
2014年度「国内BtoBマーケティングの現状と課題」レポート
~知識だけで終わらせない、マーケティングオートメーションを動かすためのKPI~

2. マーケティング成熟度に見る
マーケティングオートメーション導入イメージ

マーケティングオートメーションについて確認したところで、次に自社のマーケティング体制や成熟段階を確認して、マーケティングオートメーションが自社にどのようにマッチするのかをイメージしていきましょう。
たとえば、現状の業務フローは自動化できるレベルになっているのか、リードの関心度や関心分野を判断するためのデータは揃っているのか、もし足りないのなら何から着手すべきかなど、自社の正確な状況を知ることが重要なヒントになります。

まず体制についてですが、一概には言えませんがやはり営業部門とマーケティング部門が独立した体制にあるほうが導入はしやすいと言えます。
マーケティング部門がリードを獲得・育成し、営業がフォローするというミッションや業務フローがある程度確立されていれば、マーケティングオートメーション活用の道筋は作りやすいでしょう。

では、マーケティング成熟段階における導入イメージを見ていきましょう。

スタートアップ

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製品がリリースされ、販売を開始する時期をさします。大企業であっても、まったく新たな市場に乗り出すため新規にリードを蓄積する場合は「スタートアップ」と位置付けます。

この時期は、まず手元のリードを確保することからはじまりますので、この段階からマーケティングオートメーションツールの導入を検討する場合は、社内に散在しているメール配信やセミナー参加者などのリスト、これまで営業が交換した名刺などをツールに集約することをイメージしてみましょう。
また、ツールを活用し、オンライン・オフライン問わずいろいろ施策を試し、データを蓄積して分析に備えることが重要です。

ツールによってはスモールスタートが可能なものもあるので、継続的にマーケティングに取り組むということであれば、この時期から導入を検討してみてはいかがでしょうか。

成長期

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リードが増えてきて、少しずつターゲット層が明確になり始める時期をさします。
イベントや展示会、Web広告などさまざまな施策を繰り返し、業務が煩雑になってくるのが特徴です。

この段階からマーケティングオートメーションツールを導入する場合は、まず煩雑になった業務フローを見直し、様々な機能を活用して自動化・効率化していくことをイメージしてください。
たとえば、イベントや展示会後のフォロー施策、Webからのインバウンドリードへのフォローなど、対応に漏れがないかも確認しましょう。

業務が効率化されて半年程度たつと行動履歴データがある程度蓄積されますので、それらを活用していよいよシナリオを設計、実行していくフェーズに入ります。
また、成熟期を見据え、成果の見える化を目的にSFA/CRMとの連携も視野に入れておくとよいでしょう。

成熟期

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リードがある程度絞れる時期になり、何段階もの業務プロセスができあがってきた時期をさします。
この時期は、より成約率の高い商談につながるリードマネジメントが求められます。

この段階の企業については、既に何かしらのツールを活用されていることと思います。
改めてマーケティングオートメーションを活用される際には、いま実施している何段階もの業務プロセスを自動化し、履歴を蓄積しましょう。
また、成果の見える化を目的にSFA/CRMとの連携も早々に進めることをおすすめします。

成長期同様、行動履歴が蓄積されてきた段階で、プロセスの効果の確認や調整を行いましょう。
さらに継続的な活用による全体最適化を目指し、KPIを設計してPDCAサイクルを構築していくことが必要になります。

 

各成熟度の詳細については以下の記事でもご紹介していますので、ご覧ください。
リードマネジメントとは|マーケティング成熟度による課題整理と解決方法

3. まとめ

いかがでしたでしょうか。
ぜひこのタイミングでマーケティングオートメーションについての理解を深め、自社における活用イメージを持っていただき、年間計画などに活かしていただければと思います。

また、成熟期のところで少しお伝えした通り、マーケティングオートメーションツールは導入して、活用できる体制ができ、継続して成果をあげていくことがゴールであり、そのためには定期的なプロセス改善が重要になります。
定期的なプロセス改善の実施には、自社にとっての「よいリード」の条件をチューニングする、あるいは全体を最適化していくためにキャンペーンを評価するなど、様々な場面でKPIが必要となります。

KPIの設定については、また別の機会にお伝えできればと思います。また、以下資料にて概要をご確認いただけます。
マーケティングオートメーション時代に必要な15のKPI~マーケティングROIの継続的な向上に向けて~

関連情報

マーケティングオートメーションツールの詳細が知りたい方はこちら

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LINEビジネス活用|10の事例で見えた成功パターンの秘訣

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「お客さんにもっと来てほしい!」
そういった思いで、かつてはメルマガ、近年ではFacebookやTwitterを始められる事業主の方が多いと思います。

ただ、セールやキャンペーンの告知やクーポンの配布などの施策を打っているのに、そろそろその運用にも限界を感じてきた方が少なくないのも確かです。
そんな中で、新たに集客・販売促進の担うツールとして注目されているのはLINEです。本記事をお読みになっている方も、アカウントを企業が持ちマーケティングに活用できるのはご存知のことでしょう。

LINEをビジネスに活用できると知って、「ならば自社でも導入してみようか!」と意気込んだものの、そのファーストステップをどうしたらいいのか悩んでおられませんか?
そこで、本記事ではその成果を出した事例をいくつかご紹介します。
そして、それらから見えるLINEの特徴をもとに、導入時には何をすればより効果的なのか事例を交えてお教えします。

筆者は、本記事の執筆にあたり、企業アカウントを200近く登録しました。その中で「おっ!」と思うようなアカウントには共通点がありました。この一ユーザとしての経験をもとにお教えします。

1. LINE@のメッセージを送るたびに、
最大50万円の売上が上がる!
女性向けアパレルブランド
『LIP SERVICE』の事例

若年層の女性向けのファッションブランド『LIP SERVICE』は、LINE@のメッセージ配信を積極活用して、効果的な売上拡大に成功しています。

その方法は至ってシンプルで、LINE@で友だち登録している6万人以上の会員にメッセージを送るというだけ。セールを告知すると、ひとつのアイテムで平均20万円~50万円もの売上に達するとのこと。
『LIP SERVICE』では、公式サイトのほか、FacebookやTwitter、メルマガ、ブログなどを活用していますが、その中でもLINE@は費用対効果の高い施策になっているようです。

参照:LINE@でお店をPRする方法:LINE@は、売り上げ増に直結する強力なネット戦略 (2/2) - Business Media 誠

2. お得なメッセージ配信で、
新規顧客の再来率は2倍に!
美容室『Lani hair』の事例

人気サロン「Lani hair」では、LINEでお得なメッセージを配信したことで、新規顧客の再来率が2倍へと飛躍を遂げました。

その内容とは、空席の目立つ「平日13時」に「本日限定トリートメントサービス/パーマ・カラーのお客さま、話題のオイルのトリートメントを無料で施術」というメッセージを送るというもの。すると、4時間のあいだに5名ものお客様が来店されたそうです。
また、新規顧客の3ヶ月以内の再来数が8人から16人という2倍にまで伸びました。

参照:新規再来率を2倍にしたLINE@活用法とは! : 美容室と美容師のためのLINE@活用法

3. LINEメッセージによるキャンペーン告知で、5,400万円を売り上げた!
百貨店『大丸松坂屋』の事例

百貨店『大丸松坂屋』は、店舗でのキャンペーン告知をメッセージで行うことで、5,400万円という売上合計金額を叩き出しました。

来店した先着1万名と1,000円以上の買い物をした先着1万名にそれぞれプレゼントするという企画でした。8,200枚の買上レシートを集計したところ、売上合計金額は5,400万円にものぼり、1レシートあたりの単価は約6,600円だったとのこと。

この事例からは、LINEでの訴求は若年層に対してのみならず、高い年齢層にも有効だとうかがえます。顧客ターゲットを高い年齢層に設定されている店舗でもLINEの活用は効果的でしょう。

参照:1万人超の来店で5,400万円の売り上げ!LINEはスマートフォンのメルマガとなるか【第5弾:大丸松坂屋】 (1/4):MarkeZine(マーケジン)

4. ユーモアあふれるLINE公式アカウントの
スタンプ配信で売上10%増!
飲食店『しゃぶしゃぶ温野菜』の事例

飲食店『しゃぶしゃぶ温野菜』は、オリジナルキャラクターのスタンプ配信によって、おもに女性客を取り込み売り上げ増に成功しました。

『しゃぶしゃぶ温野菜』は伸び悩んでいた知名度のアップを図るべく、ユニークなキャラクターのスタンプ配信に打って出ました。
そのスタンプはこちら
これが功を奏し、「友だち」登録を3倍にも増やし、売上の10%増に結びつきました。

参照:LINEでの集客の成功事例と口コミの起こし方 | All About News Dig(オールアバウト ニュースディグ)

5. お得なクーポンを配信しただけで、
荒天の日に30人もの集客!
ファストフード店
『ナポリス ピッツァ&カフェ』の事例

窯焼きピッツァのファストフード店『ナポリス ピッツァ&カフェ』では、悪天候の日にお得なクーポンを配信することで、顧客を呼び込み確かな売上を上げています。

「悪天候にもかかわらず、3万円もの売上を上げました」というのは、警報が発令された日の朝、「ホットコーヒー無料プレゼント」と題した1日限定のクーポンを配信したためでした。
「友だち」300人のうち30人がこのクーポンを利用。強みである即時性のプッシュ型メッセージを持つLINEだからこそ、悪状況にでも臨機応変に対応でき、売上増という成果に結びつきました。

参照:LINE@でお店をPRする方法:LINE@は、売り上げ増に直結する強力なネット戦略 (2/2) - Business Media 誠

6. 定期的に大胆なクーポンを配布することで、
月間平均10%の売上増に成功!
一般財団法人
『うどんミュージアム』の事例

全国のご当地うどんが食べられる『うどんミュージアム』では、LINEでのクーポンを活用して、集客することに成功しました。

全国のご当地うどんが食べられる「うどんミュージアム」は、LINE@を積極的に集客活用しています。毎月1~3回ほどの頻度で実施している、友だち限定の「無料プレゼント(試食)」企画において、成果を上げています。

例えば、2014年2月の「LINEのお友だち限定!伊勢うどん無料プレゼント」企画は、12日までに8500人の友だちのうち、239人が利用しました。うどん一杯の注文を利用条件としたため、33万4600円、月間平均10%増の売上増加となりました。
もちろん、無料で提供することに対する利益面は心配されるところです。しかし、本事例のように条件を付けたり、対象を子どもとすることで親の同伴を狙ったりする等、無料提供をフックに工夫次第で利益を担保しつつ、ユーザを店舗に誘導することが可能とした事例と言えそうです。

参照:2014年4月号 販促会議 中小店舗でもO2Oできる!「LINE@」のアイデア活用事例

7.LINE@ユーザへのアンケートで、
イノベーションを起こせる!
エンタテインメント商品を扱う
『ワンダーコーポレーション』の事例

書籍、CD、DVDなどのエンタテインメント商品を扱う『ワンダーコーポレーション』は、リサーチページのアンケートを利用することで、企業全体の課題が浮き彫りになったようです。

LINE@の機能のひとつであるリサーチページのアンケートを実施。それは、サービスクオリティや商品の豊富さなどの項目ごとに満足度を問うものだったといいます。これにより、店舗ごとの改善点が把握できるようになったとのこと。

何より驚きだったのがその回答率。2、3%を想定していた回答率は、それをはるかに上回り、14%超だったのです。
“LINE”という、より簡便なツールだからこその回答率でしょう。顧客の声を聞くための効果的な手法と言えます。

参照:回答率14%超え! 『WonderGOO』を展開する企業のアンケート活用法をインタビュー : LINE@公式ブログ | LINEの法人・ビジネスアカウントを使った集客のコツ

8. 7年で集めたメルマガ会員数を
たった9ヶ月で超えた!
リラクゼーションサロン『リラクゼ』の事例

関東圏内に20店舗ほどを展開しているリラクゼーションサロン『リラクゼ』では、LINE@の導入で、女性を中心に効果的な顧客の囲い込みに成功しています。

高い費用対効果が見込めるとしてLINE@を導入したところ、7年かけて集めたメルマガの会員数をたったの9ヶ月で追い抜きました。

店頭ではメルマガ、LINE@どちらも登録方法が案内されますが、メルマガの登録率は1%未満。それに対してLINE@の登録率は10%以上と、予想以上の数値を上げています。
これは、LINEが私たちのコミュニケーションツールとしていかにハードルの低いものかわかる事例です。LINE@はまだ発展途上なため、今後はさらなる登録率が期待できるのは間違いありません。どれほどのファンを獲得できるかは未知数と言えるでしょう。

参照:9ヶ月でメルマガの会員数を抜いた! リラクゼーションサロンのLINE@活用手法とは : LINE@公式ブログ | LINEの法人・ビジネスアカウントを使った集客のコツ

9. LINE@登録時にクーポンをつけることで、客単価アップ!
下着を中心とするファッションブランド
『ピーチ・ジョン』の事例

女性向けの下着を中心するファッションブランド『ピーチ・ジョン』は、LINE@の「友だち」登録時に割引クーポンをつけることで、客単価のアップという成果を上げています。

「LINE@登録で、5000円以上お買い上げの方は500円OFF」と案内をすることによって、もう1点をお買い上げしてくれるそうです。

こうしたことにより、顧客一人当たりの単価は上がっているそうです。さらには割引クーポンのみならず、チラシを直接お客様に渡すことでLINE@の登録数が急激に伸びたようです。

参照:チラシを渡し始めたら友だち急増! ピーチ・ジョンに学ぶLINE@運用方法 : LINE@公式ブログ | LINEの法人・ビジネスアカウントを使った集客のコツ

10. 3ヶ月で8000人を超える友だちが登録した
インターネット&カフェ『ワイプ』の事例

インターネット&カフェ『ワイプ』は、クーポンをつけることで、飛躍的に「友だち」を獲得できるようになりました。

LINE@導入の1ヶ月目は、店内でのポスターでのみの告知をしていましたが、登録数が伸び悩んでいました。
そこで、追加時に「入会金無料」や「100円OFF」のクーポンをつけるという施策を実践しました。すると驚くことに、飛躍的に「友だち」登録数が伸びたようです。

さらにクーポン利用率も、メルマガでは5%以下だったのに対して、30%以上ものお客様が利用されているとのことです。

参照:3ヶ月で8300人友だち獲得! インターネットカフェのLINE@運用ノウハウとは : LINE@公式ブログ | LINEの法人・ビジネスアカウントを使った集客のコツ

まとめ

以上、LINEで成果を出した事例をいくつか挙げました。
どのような特徴をもつ企業・店舗が成果を出す傾向にあるのでしょうか。リストアップをしてみます。

・若年層、特に女性をターゲットとしている
・ブランド力がある
・低価格な最寄品を扱う
・回転率を重視している

ではどのような施策を打てば、ユーザには響くのでしょうか?
飲食店『しゃぶしゃぶ温野菜』の事例にあるように、女性は新しいものに感度が高いので、LINE特有のスタンプを作成すると利用される可能性は高いです。そうすると認知度は上がります。

ただしスタンプの配信はLINE公式アカウントのみのサービスで、「結構いいお値段」がします。手が届かないという方は、この心理を利用して新商品の告知をしてみてはいかがですか。LINEメッセージやタイムラインで告知すると食いつきがいいでしょう。

では『大丸松坂屋』のようにブランド力のある企業はどうでしょうか。LINEはユーザへ確実にリーチするため、キャンペーンをLINEメッセージで打ち出すだけでも十分に成果を上げられますが、商品の価格帯によって施策を考えるとより効果的です。

低価格のモノを販売している店舗ならば購買頻度を、比較的高価格のモノを販売している店舗ならば購買点数を上げるように施策を実践されると、より売り上げを伸ばすことはできます。

美容室『Lani hair』はLINEを上手に活用した優良な事例と言えます。
飲食店、美容室やサロンなどの回転率を上げたい企業・店舗では、お客様の来店が比較的少ない平日昼間や悪天候の日を狙ってクーポンを打ち出すことは効果的でしょう。これは即時性の高い、つまりメッセージがすぐに届くLINEだからこそ有効だと言えます。
LINEの強みはユーザへの訴求力が高いコミュニケーションインフラということです。このため、店舗へ誘導するO2O(オンライン・ツー・オフライン)には最適です。

LINEは今も登録者数が伸びており、コミュニケーションインフラとしても、広告媒体としても重要な役割を果たすことが予想されます。
今後ご利用される際には、ぜひ上記事例をご参考に、LINEを活用いただければと思います。

起業失敗を回避するポイント|バックオフィスの効率化手法9選

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「こういう事業をやりたい!」「こういう働き方をしたい!」という強い思いを持って起業・独立し、その実現のため「バリバリやるぞ」と思っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際に起業・独立してみると、経理・総務・人事・営業など、自分の本業以外に様々なバックオフィス業務があり、またこれらは想像以上にたくさんあります。
貴重な時間をこれらのバックオフィス業務に取られ、事業に集中できずに後悔したり、逆にバックオフィス業務を疎かにして、失敗してしまうケースもあるようです。

筆者は現在起業5年目ですが、総務・経理・営業がいない中でこれらの業務を効率的に回してきた経験をもとに、僭越ながら、可能な限り本業に集中する環境を整えるための取り組みを紹介したいと思います。
ちなみに、いくつかは最近知ったもの・導入したもので、「起業時から導入していたらもっと楽だったのに」と後悔しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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実はこんなにたくさんある、会社を運営するためのバックオフィス業務

起業してから、「こんなに色々やることがあるとは思わなかった」と思うことがよくあります。
そこで、まずはどんな業務があるか、簡単に見てみましょう。

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ざっと主なものを上げただけでもかなりあります。

起業直後は、まだ事業自体も軌道に乗っていない事が多く、本来は本業に集中したいところです。とはいえ、これらのバックオフィス業務は「決められた期限までにやらなければいけないこと」がほとんどで、どれだけ忙しくても待ってはくれません。

【ポイント1】面倒な会社設立の手続きは
アウトソース

会社設立の手続については、本も出ていますし、検索すればたくさん情報があるので、全て自分でやることは可能です。ただ、初めてのことなので色々とわからないことも多いですし、用意する必要がある書類もたくさんあります。そして何よりもストレスです。
起業前の貴重な時間は、こういう事務手続きではなく、事業計画の策定やサイトの準備、営業準備など、事業に直結する準備に使いたいですよね。

自分で会社設立手続きを行っても、定款認証印紙代(40,000円)・定款認証手数料(52,000円)・登録免許税(150,000円)が必要になりますので、計242,000円かかります。

一方、最近では、会社設立後、税理士の顧問契約を結ぶことを前提に、これらの費用を含め、20万円台で会社設立手続きをサポートしてくれる税理士事務所があります。

自分で手続を行うのと比べて価格差はあまりないですので、専門家に任せた方が確実ですし、貴重な時間を本業の準備に使えますので、積極的に活用した方が良いかと思います。

【ポイント2】会計システムへの登録は
記帳代行を活用

最近は、クラウド会計など会計システムの進化に伴い、記帳はかなり楽になってきています。しかし、全てを問題なく自動的にやってくれるわけではありませんし、社員を雇うなど、ビジネスの拡大とともに、税理士・会計士のサポートが必要になってきます。

税務の顧問契約とセットで記帳代行サービスを行っている税理士事務所が数多くあります。もちろん、使いたいクラウドサービスを使って記帳代行をしてくれる税理士事務所もありますので、会計システム基準で決めても良いと思います。

顧問料にプラス1〜2万円程度で対応してくれることが多いようですので、自分の時間を有効に使うためにも、また慣れないことをやることに伴う不要なストレスを軽減するためにも、記帳代行を検討してみてください。

【ポイント3】銀行関連業務を効率化

まず、オンラインバンキングは必ず利用しましょう。
法人向けのオンラインバンキングは月額費用がかかりますが、銀行の窓口に行く手間を考えると安いものです。

ただ、オンラインバンキングでは完結せず銀行の窓口に行く必要があるものがあります。
例えば源泉徴収や法人税・消費税等の税金関連の納付です。
これらの税金の納付には、銀行の窓口に行って税金用の納付依頼書を記入しますが、毎回どの用紙に書いたらよいかわからなかったり、書き終わるまで順番待ちの番号を取れなかったりと、何かと時間がかかります。また銀行印も持っていく必要があります。

実は、この用紙は、窓口に行ったついでにまとめてもらうことができます。
事前に用紙をもらっておくと、オフィスにいる時に、空き時間にさっと記入できますし、銀行印もオフィスで押印していけるため、銀行印を持ち歩く必要がなく、そういう意味でもお勧めです。

【ポイント4】侮れない行政のオンラインサービス

意外と知られていない行政のオンラインサービス。実はかなり便利です。
会社を運営していると、たまに登記簿謄本が必要になります。登記簿謄本は法務局に行けば取得できるのですが、わざわざ用紙1枚取得するために法務局まで行くのは面倒ですし、なぜか行きにくい場所にあったりします。

登記・供託オンライン申請システム」という法務省がやっているサービスがあり、ここからオンラインで登記簿謄本の申請ができ、数日後に郵送で送られてきます。また、支払も、オンラインバンキングと連携して納付できるため、全てオンラインで完結します。

行政のオンラインサービスは、意外と利用している人が少ないのですが、使いこなせるとかなり便利ですので、ぜひ使ってみてください。

【ポイント5】業務系クラウドサービスを活用

最近は、バックオフィス業務をサポートするクラウドサービスが多数あります。これらのサービスを活用することで、かなり業務負担が軽減できるものもありますので、積極的に活用していくのが良いと思います。

会計

税理士さんと顧問契約を結ぶ場合、使用する会計システムに制約があるケースも多いようですので、事前に税理士さんと相談してから決めた方が良いかと思います。
もし、会計システムを優先する場合は、その会計システムをサポートしてくれる税理士さんを探すという方法でもよいでしょう。
会計システムは、従来型の会計パッケージとクラウド型の会計システムがあります。

■弥生会計
従来型の会計パッケージの場合は、やはり「弥生会計」が最も使われているようです。記帳代行を依頼する場合、税理士さんが弥生会計を指定するケースも多いようです。

■クラウド会計ソフト「freee」
freee」はクラウド会計の中では最もシェアが多く、仕訳の知識がない人でも使いやすくできているのが大きな特長です。

■MFクラウド会計
クラウド会計では「MFクラウド会計」も人気があるサービスです。freeeと比べると、より従来の会計ソフトに近い感覚で使えるようです。

経費精算

特に営業など外回りが多い場合は導入を検討した方がよいでしょう。
最近の経費精算サービスは、スマホから入力できるため移動中にさっと交通費を登録できたり、カメラでレシートを撮影してアップすると、オペレータがデータ化してくれるなど、経費精算の手間を大幅に軽減してくれます。また、会社で使う場合は、申請・承認機能があると、さらにスムーズに業務を進められると思います。
経費精算ソフトはパッケージ型からクラウド型まで様々ありますが、起業直後はあまりコストもかけられませんので、安価に利用できるクラウド型サービスを2つ紹介します。

■STREAMED
STREAMED」は、領収書を写真に撮ってアップすると、オペレータが手作業でデータ化してくれるのが大きな特長です。

■Staple
Staple」は、個人利用だけでなく、チーム利用を想定した機能があるため、社員がいるケースは効率的に経費精算処理ができるようです。

見積書・請求書作成、販売管理

見積書・発注書・請求書等の作成・発行や営業管理(売上管理)など、日々の業務をサポートするシステムもあります。
販売管理の分野の場合、会計や経費精算と違い、業種・業態によってニーズが変わってきますので、自社の業務にあったものを探すのが良いかと思います。
見積書・請求書の作成サービスは数多くありますが、それにプラスαの機能が充実していて、業務を効率化できるサービスを紹介します。

■board
board」は見積書・請求書等の書類作成に留まらず、売上の見込み管理や経営管理など、バックオフィス業務から経営までを幅広くカバーしているのが特長です。

■MFクラウド請求書
MFクラウド請求書」はMFクラウド会計と同じ会社が出しているということもあり、MFクラウド会計との親和性の高さが大きな特長です。

■弥生販売
弥生販売」は、弥生会計と同じ会社が提供する販売管理システムで、パッケージ型のソフトウェアです。弥生会計との親和性の高さは強みです。

【ポイント6】VC以外にもある、資金調達の方法

特に起業した直後は、キャッシュの不安は常につきまといます。
納品基準で請求をするようなビジネスモデルの場合、入金までの期間が長くなり、数ヶ月分のキャッシュが必要となることが多いです。
十分な資本金があれば問題ないですが、納品までの期間が長い場合などはぎりぎりの場合も多く、キャッシュフローが常に気になってしまいます。そこで、安心して本業に集中できるようにするために、資金調達を検討するのもひとつの方法です。
スタートアップの資金調達というと、ベンチャーキャピタル(VC)が真っ先に思い浮かびますが、それ以外にも資金調達の方法があります。

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は財務省の特殊会社で、国民一般、中小企業、農林水産業者向けの融資を行っています。
新規開業資金の融資は最高7,200万円、このうち運転資金の上限は4,800万円となっています。新創業融資の上限は1,500万円です。日本政策金融公庫では、保証人や担保の有無によって融資の額が変わり、1,000万円以上の融資を受けられるかがひとつの壁となっています。
参考:新規開業資金|日本政策金融公庫

民間の金融機関

銀行・信用金庫など民間の金融機関から融資を受ける方法です。ベンチャーの場合、特に初回取引では、信用保証協会を使うことになると思います。
信用保証協会は中小企業、小規模事業者が民間金融機関から融資を受ける時、保証人となって融資を受けやすくしてくれる公的機関です。全国の中小企業385万のうち、146万企業が信用保証協会を利用しています。

地方自治体の起業支援・助成金

地方自治体では助成金などで起業支援を設けているところがあります。
各地方自治体で制度が異なるので条件などは一概には言えませんが、新規事業の資金支援を受けることができます。例えば大阪ではふるさと名物応援事業補助金が利用でき、審査をクリアすれば新商品の開発や生産、需要の開拓に係る経費を補助してくれます。

助成金については「ミラサポ」などで検索することができます。

【ポイント7】インキュベーションオフィス・シェアオフィスの活用

「起業直後からオフィスを構える」といきたいところですが、オフィス物件は、敷金10ヶ月分前後が相場と言われており、初期費用がかなりかかってしまいます。
貴重な事業資金をそこに使う余裕があるスタートアップの会社はあまりないのではないでしょうか。
そこで活用したいのが、インキュベーションオフィスやシェアオフィスです。

インキュベーションオフィスは地方自治体がやっているケースもあり、入居のハードルがかなり低くなっています。
最近は、シェアオフィスがかなり増えてきており、柔軟な価格設定で使いやすいので、固定のオフィススペースが必要ない場合はシェアオフィスも検討してみると良いと思います。

【ポイント8】困った時の士業の活用の仕方

起業したら、多くの場合は税理士さんと関わることはあるかと思いますが、弁護士・社労士・行政書士・弁理士など、ビジネスに関わる分野のその他の士業の方々とは、接点がないケースが多いです。
しかし、士業の方々は、それぞれの分野で専門知識を有しており、ビジネスを有利に進めるためにも、またリスクを回避するためにも、大きな力になってくれます。また、給与計算や変更に伴う手続きなど、関係各省への書類手続きも代行してくれます。

士業の方に依頼する際の重要な点として、「相談しやすい」方を見つけることです。せっかく顧問契約しても、相談しにくかったら効果的に活用することができません。

どうしても士業の分野は堅いイメージがあり、気軽に相談する雰囲気ではない印象があります。しかし、ベンチャー支援を積極的に行っている士業の方も増えてきており、そういう場合はかなり相談しやすくなっています。
士業の方との関係は非常に重要だと思いますので、ぜひ積極的に相談してみると良いと思います。

また、最近は気軽に士業に相談することができるWebサービスも出てきていますので、これらを活用するのもよいでしょう。

■Gozal
Gozalは、各種士業の方にクラウド上で無料のチャット相談ができ、そこから実際に依頼まですることができます。

■Bizer
Bizerは、月額固定で何度でも士業の方々に相談することができるサービスです。

【ポイント9】営業・集客についての取り組みを始める

これまで紹介してきたような「バックオフィス業務」ではないですが、「本業以外」という視点では「営業・集客」も継続的に取り組むことが非常に重要です。
営業会社の場合はそれが本業ですが、それ以外の分野が本業の場合、どうしてもおそろかになりがちです。
しかし、ビジネスを継続するためには集客できる土台が不可欠で、それは一朝一夕では確立できません。自社サイトやブログでのコンテンツマーケティング・SEOなどは、急に効果が出るものではありませんので、初期の頃から意識的にやっておくことによって、いざ必要となった時の財産になると思います。

ただ、「何から始めたらよいかわからない」という場合は、一度、Webマーケティング全般を相談できる人に聞いて、全体像を把握してみるとよいでしょう。

まとめ

このように、起業すると、自分の本業以外で様々な仕事があります。そして、それらは避けられないものです。
最近はクラウドサービスが数多くあり、かなり便利になってきたので、積極的に活用していくのがよいと思います。
ただ、システムだけでは解決できないものも多数あります。そういうものは、アウトソースすることを検討しましょう。最近は、様々な分野でベンチャー向けに利用しやすくなっているものが多いです。

起業したら、本業でやりたいことが数多くあるはずです。そこに時間を使うためにも、可能な限りバックオフィス業務は効率化して、本業に集中する環境を整えていきたいものです。

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※本記事はヴェルク株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです

リスティング広告成功の法則とは?なぜ8割の企業が失敗するのか?

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「リスティング広告成功の法則を知りたい。」
「リスティング広告は8割の企業が失敗すると言われているがその理由を知りたい。」

これからリスティング広告をはじめようと思われている方であればそんなことを思われているのではないでしょうか。

実際に、そのようなタイトルの書籍も出ていますので、興味のある方は購入して読んでみてもよいかもしれません。

本記事では、リスティング広告がなぜ8割の企業で失敗すると言われているのか?成功法則とは何か?についてまとめてみました。1000社以上のリスティング広告運用に関わってきた当社の視点から、特に予算の少ない中小・ベンチャー企業に典型的な例になっていますので、ぜひご覧ください。

※本記事は無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」より、一部抜粋し再構成した記事です。

1.最初につまずくと「効果がでない=失敗」と判断されてしまう。

実際に「8割の企業がリスティング広告で失敗している」とよく言われています。特に中小・ベンチャー企業にその傾向が強いと言えます。では、その原因は一体何なのでしょうか?

それは「最初のつまづき」に我慢ができない、ということにあります。

リスティング広告は、チラシや雑誌の広告と違い「出したら終わり」ではありません。「運用型広告」とも呼ばれており、出稿したら効果を見て、すぐに修正することができる事が特徴です。最初は効果が悪くとも、やりながら改善を重ねて、効果を上げていくことができる広告手法です。

SEMの効果の上昇
しかし、多くの企業では、リスティング広告を始めて1週間~1ヶ月で、売上につながる効果が見られないと、効果がないものだと判断しリスティング広告をやめてしまうのが現実です。ここでやめてしまえば、リスティング広告は失敗になります。これが8割の企業がリスティング広告で失敗している理由の真実です。

効果が出ていないのに「我慢して見守ってください」では通用しない

リスティング広告の担当者や代行業者の主張としては「やりながら効果を上げていくので、3ヶ月は我慢して下さい」これが正論です。
しかし、多くの企業、特に資金に余裕のない中小・ベンチャー企業には難しい相談です。投資しても、確実に売上につながっていく手応えがなければ、継続して投資することも、我慢して見守ることも難しいと言えます。

だからこそ、最初に小さくとも確実な効果を得るための「初期設計」が重要

逆説的ではありますが、継続的に改善していけば、いつか必ず効果につながるリスティング広告だからこそ、初期設計をしっかり丁寧に行い、小さくとも確実な効果を出して、「継続を確定させる」ことが重要になるのです。最初に効果が出て継続を確定させてしまえば、あとはリスティング広告の「やりながら改善する」という特徴を活かして、さらに効果を上げていけば良いのです。
これが、リスティング広告が8割失敗するという現実の裏側と、だからこそ「初期設計」で8割決まってしまうと主張する理由です。

リスティング広告は、あらゆる広告手法の中で最も効果が高い手法と言われています。実際に多くの企業がリスティング広告に多額の投資をしています。
それだけ効果があり実績のあるリスティング広告を簡単にあきらめてしまうのはもったいないと言えます。

【注意】もちろんリスティング広告が万能というわけではありません。相性の悪い商品・サービスもあります。詳細は以下記事にまとめてありますのであわせて御覧ください
リスティング広告と相性の悪い商品・サービスとは?

2.リスティング広告成功の法則「初期設計」は3ステップで考える

リスティング広告の初期設計は以下の図のようなシンプルな3ステップに分かれています。各ステップの詳しい説明の前に、まずは全体像を押さえましょう。
リスティング広告成功の法則

STEP1:戦略策定

最初のステップは「戦略策定」です。リスティング広告を設定する前に、「何を」 「誰に」 「どのように」「どれくらい」売るのか、ということを最初に決めましょう、というステップです。
実は、多くの中小・ベンチャー企業が、このステップを踏まずに「とりあえずやってみて」失敗しています。
頭の中にあることを改めて書き出すことで、ぼんやりしていた戦略がシャープになり、リスティング広告以外のマーケティング活動にも良い影響があります。
手間はかかりますが、このステップをしっかり踏むことが重要です。

STEP2:初期設定

戦略が決まったら、次のステップは「初期設定」です。
実際にキーワードを選定し、広告文を考えるなど、リスティング広告自体の設定をしていきます。とても手間のかかる作業ですが、手を抜かずキッチリと設定する必要があります。
当社が1000社以上の初期設定を実施する中で蓄積された、効果につながりやすい設定のコツや、やってしまいがちな設定ミスなどを紹介していきますので、ポイントを押さえて効率的に進めていきましょう。

STEP3:初動を見ながら設定変更

最後のステップは「初動を見ながら設定変更」です。
戦略を考えて、しっかり設定しても、想定と違う結果になることは多々あります。むしろ想定通り行くことの方が少ないくらいです。リスティング広告の「やりながら改善する」という特徴を活かして、最初の1~2週間は毎日チェックしながら調整していきます。
初動で見るべきポイントと設定変更のルールは決まっています。チェックリストに沿って進めていけば誰でもできます。

漫然とリスティング広告を実施するのではなく、やるからには絶対に成功させるという覚悟を持ってしっかり準備する。

いかがでしょうか?
初期設計の3ステップの続きについては、無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」にまとめてありますので気になる方はダウンロードして読んでみてください。
競争環境が激化しているリスティング広告で成果を出すためには、十分過ぎるほどの準備をして、初動から一定の成功実績を積むことが重要です。

「リスティング広告スタートアップガイド」では、リスティング広告の小手先のテクニックだけではなく、リスティング広告以前の上流の考え方も数多く紹介しています。
もし、ご興味をお持ち頂けたら、以下のページより無料でダウンロードできますので、ぜひ入手してお読みください。

ウェブマーケティングを成功に近づけるターゲット戦略4ステップ

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ウェブマーケティングを成功に近づけるターゲット戦略4ステップ

「ウェブマーケティングを成功させるには、ターゲット戦略が重要」だと言われています。

ウェブはクリックして自ら情報を取りに行く能動的で目的意識の強いメディアであるため、ユーザは「見たいものしか見えない」という傾向があります。

だからこそ、誰がどういう状況・目的でウェブを使っているか、というターゲット戦略がキモになるのです。

本記事では、検討ステップと簡易ペルソナを整理してターゲット戦略を固めるまでの手順をお伝えします。

ウェブマーケティングの基本である「リスティング広告(検索キーワード広告)」を題材にしながら、出来る限り具体的にわかりやすく、ご説明いたします。

※本記事は無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」より、一部抜粋し再構成した記事です。

検討ステップと簡易ペルソナでユーザ像を明確にする

ユーザ像を明確にする手法は様々ありますが、本記事では検討ステップを整理・考察することを通じて、「簡易ペルソナ」を作ることをゴールとします。
※簡易ペルソナの具体的なアウトプットイメージは次の段落で紹介します。

まずは、簡易ペルソナを作るステップを紹介しますので、全体像を把握してください。

ペルソナ作成のステップ

アウトプットイメージ:簡易ペルソナ

実際に、簡易ペルソナを作成する前に、アウトプットイメージを見ておきましょう。どんなものを作るのかイメージを持つことで、この後のステップをスムーズに進められるようになります。

以下は「ダイエット雑炊」を例に作成した簡易ペルソナの例です。

簡易ペルソナ

では、こちらのような「簡易ペルソナ」を作ることをゴールにステップに沿って進めていきましょう。

【ステップ1】まずは現状整理。想定しているユーザ像を書き出す。

まずは、想定しているユーザ像を書き出します。フレームワークに沿って、出来る限り具体的に書き出してください。これは「初期仮説」に過ぎず、この後のステップでブラッシュアップしていきますので、ラフでよいので手早く書き出すことが重要です。

マーケティング上設定しているペルソナなどがあれば、それをベースにしてください。

できれば、複数名でブレストしながら「自社商品のターゲットになるユーザは、こんな人だよね」という典型的な人物像について理解を合わせて行ってください。

以下が現状整理のためのフレームワークです。ビジネスに応じて柔軟に変更しながら、活用してください。とにかく関係者間でユーザのイメージについて合意することが重要です。

現状整理のためのフレームワーク

【ステップ2】検討ステップの整理

次に検討ステップを整理します。検討ステップとは、商品やサービスの申し込みに至る経緯をモデル化したものです。

ここでは、見込顧客が、どういうステップで商品やサービスを検討するのかを整理した上で、どの段階にいるユーザに対して接点をつくりコミュニケーションしていくのかを考えます。

商品・サービスの検討ステップ

日常生活

特に商品・サービスに関心・興味を持っていない状態です。対象となる母数は圧倒的に大きいものの、意欲は非常に低い状態のため、関心を持ってもらうには、気持ちを動かす大きなきっかけが必要な段階です。

関心あり

商品・サービスに関心・興味をそれなりに持っている状態です。アンテナが立っているので、関連情報には積極的に反応する傾向にありますが、能動的な情報収集に至っていない状態です。

情報収集

行動を起こすためのなんらかの「きっかけ」があり、能動的な行動を開始した段階です。具体的には検索をしたり、家族や友人、詳しい知人に話を聞くなどの行動が見られます。

比較検討・意欲醸成

比較検討は、申し込むことを前提に、どの商品・サービスが良いか比較検討している段階です。特に比較対象がなく、申し込むかどうか迷っている状態は意欲醸成です。申し込みまであとひと押しですが、対象となる母数はごく少数です。

商品・サービスの検討ステップと相性のよい手法

商品・サービスの検討ステップと相性の良い手法

リスティング広告の中でも、特に検索連動型広告と相性が良いのは「きっかけ」の後のステップです

ユーザに何らかのきっかけがあり、能動的な検索行動に移ったタイミングが検索連動型広告が最も効果を発揮できる場です。

きっかけ発生前に接点をとる事が圧倒的に重要な商材については、検索連動型広告よりも、コンテンツ向け広告を中心にプランを考える必要があります。

きっかけ前、きっかけ後、両方狙える場合は、一旦意欲の高いきっかけの後にいるユーザにターゲットを絞って、この後のプロセスを進めます

【ステップ3】典型的なキーワードの設定

検討ステップのどの段階にいるユーザをターゲットにするかを決めたら、そのユーザが検索するであろう典型的なキーワードを考えます。

数多くのキーワードが想定されますが、その中でも最も典型的なキーワードを設定することで、個別具体的な場面を想起しやすくします。

また、そのキーワードがよく検索されているのか、本当に典型的なキーワードなのか、について、Google Adwordsのキーワードプランナーを使ってチェックしていきます、具体的なチェック方法について例を交えながら説明していきます。

参考:【徹底図解】2014年版キーワードプランナー使い倒し術
→キーワードプランナーについて、基本的な使い方まで図解を交えて具体的に解説してあります。

具体例:検討ステップと典型的なキーワードの設定

ダイエット雑炊を具体例に、検討ステップを設定し、キーワードプランナーを使う様子を示します。

検討ステップ

まず、検討ステップを想像します。きっかけの前が重要か、きっかけの後が重要か?を判断します。ダイエット雑炊の場合、きっかけの前にアプローチしていくことも、きっかけの後にアプローチしていくことも出来そうです。

次に、キーワードプランナーで検索ボリュームを確認していきます。業種にもよりますが、300以上あれば、最低限のニーズはありそう、1000以上あれば、十分にニーズがある、10,000を超えてくると、様々なニーズも入り混じってくる、かなりのBigワードというのが概ねの感覚です。

キーワードプランナーでの検索ボリュームの確認

「雑炊ダイエット」は検索数が1,600と一定水準にあるものの、それ以外の掛けあわせキーワードは300未満のものが多いため、今回は検討ステップでは「情報収集」の段階にある「雑炊ダイエット」を典型的なキーワードとして想定します。

きっかけの前にいる「ダイエットに関心あり」の状況にいるユーザにアプローチすることも有効です

しかし、競合ひしめくダイエット手法の中で、雑炊ダイエットの有効性を示すというコミュニケーションを設計するのは難易度が高いため、まずは情報収集段階のユーザを攻略することを優先します。

また、情報収集をひと通り終えた「比較検討段階」「意欲醸成段階」にいるユーザも、もちろん優先すべき状況ではありますが、キーワードプランナーにおける検索数を考えると、パイがかなり小さいため、手前の情報収集段階を優先する、このような思考プロセスで、検討ステップ上のターゲット状況と典型的なキーワードを決めていきます。

典型的なキーワードが定まったら、その検索に至る経緯や心理状態を詳細に書き出していきます。

【ステップ4】簡易ペルソナの定義

ここまでのプロセスを1枚のシートにまとめたものが簡易ペルソナです。

簡易ペルソナ

最後に全体を通じて違和感がある箇所を調整し、完成させます。大事なことは、しっかりとシートに落とし込み、関係者間で共有することです。

可視化できていないことで、場面に応じて自分にとって都合の良いユーザが想定され、ユーザ像が変化してしまい効果につながらない時に原因も特定できない、という悪循環に陥っていきます。

まとめ:「誰に売るか?」を明確にしよう!

ここまでのプロセスを通じて、リスティング広告を題材にして誰に売るかのターゲットを明確にするという作業をしてきました。

「なんとなく」売るのではなく、「この人が、このような状況で検索してきた時に」売るというターゲット像が明確になっていることで、コミュニケーションの方向性が明確になり、成果につながる作戦が立てやすくなります。

ぜひ、具体的な「簡易ペルソナ」を作成してから、次のステップに進んでください。

なお、無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」では、この前後のステップも含め、リスティング広告やウェブマーケティングを成功させるためのノウハウをまとめてありますので、ぜひダウンロードしてご覧ください。

カメラ初心者必見!『プロっぽくなる』写真の撮り方3つのポイント

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WebサイトやFacebookに載せる写真が必要。でも、カメラマンに依頼するお金も時間もない!そんな時、自分でなんとなく撮影した写真をアップしてしまっていませんか?

「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、画像が人の脳に与えるインパクトは、文章に比べて圧倒的に大きいです。印象のよくない写真を掲載すれば、当然ユーザのイメージダウンにつながりますし、反対に美しい写真を掲載すれば、Webサイトやブランド自体の信頼度を上げることさえも可能です。

そこで本日は、初心者でも簡単に実践できる、「まるでプロのような写真が撮れる方法」を伝授します。デジタルハリウッド株式会社が運営する、会員数12,000名以上の無料学習サイト「カメラの学校」の授業内容をお伝えしますので、実際にプロのフォトグラファーが実践している撮影ノウハウを学べます。

※本記事はデジタルハリウッド株式会社 カメラの学校提供によるスポンサード・コンテンツです

【1】逆光はタブーじゃない。効果的な光の向きは「ななめ後ろ」!

20150414_01写真を撮るとき、一般的に「逆光」は避けられがちですが、シチュエーションによってはこれが効果的に活きる場合があります。とはいえ少し難易度が高いので、本日は初心者におすすめの光の向きである「半逆光」の効果について紹介します。

「半逆光」とは、光が被写体のななめ後ろからさしている状態のこと。被写体をしっかりと写しながらも、平坦にならないドラマチックな雰囲気を演出できるので、初心者でも活用しやすい光の向きです。

初心者がよく陥りがちな失敗として、逆光を避けて、被写体の正面からの光である「順光」で撮影してしまうことがあります。「順光」では被写体がはっきり写りますが、平坦で印象に残りにくい写真になります。表現豊かな描写にするには「半逆光」が活用しやすいので、ぜひ効果を試してみてください。

20150416_01 20150414_03
【左】Before 【右】After

【2】脱・ワンパターン構図!「三分割法」で主役を引き立たせよう

20150414_04撮影時に、つい主役をど真ん中に配置してしまうことがあります。もちろんそうすべき場合もありますが、「プロ感」を演出するには、「三分割法」などの構図を活用するのがおすすめです。

三分割法とは、画像をタテヨコに三分割して、線の交差した4点に被写体のポイントを配置するという撮影テクニックです。こうすることによって、バランスが取れて安定した構図が得られます。特に人物写真では、周りの空間を活かすことで味のある一枚に仕上がるのでおすすめです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 20150414_06
【左】Before 【右】After

【3】プロっぽさ≒ボケ!?上手に背景をぼかすテクニック

20150414_07プロっぽい写真の条件とは、なんといっても「背景がきれいにボケている」こと。それだけで主役が引き立ち、雰囲気のある写真に仕上げることができます。

一眼レフをお持ちの方は、「絞り」を調整することで、上手に背景をぼかすことができます。

まずはカメラの「A」などのマークで表される「絞り優先モード」に設定します。次に「F値」と言われる、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化した値を、なるべく小さく設定します(F2.8など)。そしてレンズを「望遠側」に設定し、なるべく主役に近づけて撮影することで、きれいな背景ボケを得られます。

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【左】Before 【右】After

【補足】一眼レフの選択について

一眼レフがないときは、どうすればいい?

一眼レフをお持ちでない場合は、コンパクトデジタルカメラで撮影した写真をPhotoshopなどのソフトで画像加工するとよいでしょう。背景をぼかしたいときは、範囲を指定したあと、「フィルタ」から「ぼかし」を選択すると、特定の箇所のみぼかすことができます。またトリミング、明るさ補正、色調補正なども簡単に行える便利なソフトなので、Photoshopをお持ちの方はぜひ活用してみてください。

またスマートフォンのアプリでも、同様の効果が得られます。たとえば「Instagram」(無料)では、フィルタを選択して色味を調整したり、チルトシフト機能を使って指定の場所をぼかしたりすることができます。お洒落なフィルタが多数ある「VSCO Cam」(無料)や、露出やフォーカスなどの機能が多数搭載されている「Camera+」(有料)も、おすすめのアプリです。

コンパクトデジタルカメラやスマートフォンでも、構図や光などの基礎知識や、画像加工を活用することで、一眼レフで撮影した写真に近いクオリティで撮影することができます。「一眼レフが高くて今は買えない」という方は、まずここから始めてみてはいかがでしょうか。

一眼レフを買うなら、どんなカメラがいいの?

これから一眼レフを購入したいとお考えの方は、ぜひご自身に合ったカメラを探してみてください。たとえば日常的に写真を撮影する方なら、ミラーレス一眼など軽量でコンパクトなものがおすすめです。メーカーや機種によって強みとしている機能が異なる場合がありますので、自分の撮りたいシーンや被写体とマッチするカメラを選ぶとよいでしょう。

交換レンズの種類がどのくらいあるかも考慮に入れておくと、後々のカメラライフに広がりが出ます。また自分の相棒になるカメラですので、持っていて嬉しくなるデザインのものを探してみましょう。

まとめ

プロや高性能なカメラに頼らなくても、「プロが撮ったみたい!」と言われる写真を撮ることは可能です。まずは本日上げたようなポイントを意識するだけでも、写真のクオリティは十分に変わります。

この他にも、「シャッタースピード」「ホワイトバランス」「ISO感度」などのポイントを学んでいくことで、さらに表現の幅が広がります。ぜひ皆さんも、カメラの基礎を学び始めてみてはいかがでしょうか。きっと、写真がさらに楽しくなります!

※本記事はデジタルハリウッド株式会社 カメラの学校提供によるスポンサード・コンテンツです


これでバッチリ!動画広告の効果とメリット事例5選

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動画広告の活用は、あらゆるインターネット広告の中で、現在もっとも効率の良い広告です。

あなたはこんなデータをご存知でしょうか?
・広告の認知|バナー広告(8.9%):動画広告(14.7%)
・内容の記憶|バナー広告(60.6%):動画広告(71.4%)
・CTAの割合|バナー広告(17%):検索広告(19%):動画広告(22%)
・商品購入率|バナー広告(4%):検索広告(4%):動画広告(9%)

特にスマートフォンの普及に伴い、インターネットの利用時間がテレビの視聴時間を超えた事で、昨年の2014年は動画広告の幕開けとも言われた年でもあります。

参照:
調査結果から読み解く:動画広告が態度変容にもたらす効果と、TVCMとの相乗効果|WireColumn
平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
動画を見ると通販サイトでの購入率が1.81倍に!【海外調査】

そんな動画広告を上手く活用する事で、広告の効果を引き上げた5個の事例を紹介します。
5個の成功事例から見る動画広告には、ある共通点が存在しました。
最低限これを守っておけば、始めての動画広告を扱う方でもある程度の効果を期待できます。

※本記事は株式会社プレイウィズ提供によるスポンサード・コンテンツです

まずは抑えておきたい動画広告の活用事例

まずは動画広告を使って成果を出している事例をご紹介します。
動画広告は現在多くの事例が存在していますが、成果をあげている動画広告にはいくつかの王道パターンがあります。

1:冒頭の5秒は最もインパクトのある映像を見せる

20150420_10 https://www.youtube.com/watch?v=kaRCXPACVR0
5秒間でスキップできる機能を付けるのが今の動画広告では一般的な手法なので、この最初の5秒間でどれだけユーザーの興味を惹けるかが鍵になります。
参考:ジレット TVCM 「ヒゲ剃り顔」編 30秒

2:アクションボタンは常に表示させておく

20150420_11 https://www.youtube.com/watch?v=kaRCXPACVR0
画面をクリックしても遷移先のページに移動させる事はできますが、それだけでは分かりずらいので常にアクションボタンを表示させておく事で、どの視聴段階でもユーザーが行動できるようになります。

3:最後には必ず誘導導線を設ける

20150420_12 動画を視聴し終わったユーザーが次に動きやすいような導線を引いておくと、目的のページなどへの遷移率は比較的上昇します。
この動画ではボタンが押せないスマートフォンで視聴しているユーザーに対しても優しい設計になっていますね。
参考:「3秒クッキング 爆速餃子」篇

4:テロップがあれば音声がなくても意味が分かる

20150420_13 音声も大きな訴求項目ではありますが、外出中も家にいてもマナーモードが基本です。音声がなくても意味が分かるように字幕、テロップを入れておくと、無音の状態でも動画の内容が把握できます。
参考:【マイナビ転職】 スカウト篇

5:必ずスキップはできるようにしておく

20150420_14 これまで度々話に出しましたが、段階でユーザーを切り捨てて行くために、広告は必ずスキップできるように指定おきましょう。無駄な広告費を抑えられるのが動画広告の一番の利点です。
参考:Here, my Life | ライフカード

動画広告で得られる効果

結論からいうと、動画広告は集客や購買に繋がる効果があります。
ただ、単純に『効果がある』と言っても、どの程度効果があるのか不明瞭な部分が多くあると思いますので、まずは動画広告を取り巻く環境から見て行きましょう。

動画を視聴したユーザーのアクションは最大で1.9倍に

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電通とGoogleがYouTubeのデータを元に共同調査した結果、再生数と認知率の関係は、YouTube上で動画を見たユーザーがその動画で紹介された商品に対して、2倍近い購入意欲を示す事が分かっています。

動画を見て実際に購入したユーザーは「YouTubeがきっかけ」と答えた人が平均で15.1%。特に映画やゲームなどのエンターテインメントでこの割合が高かったそうです。

また、TVCMと連動したキャンペーンがYouTube広告として展開されている場合や、動画内に商品の機能や効果を伝えるメッセージが含まれている場合、
YouTube広告の動画が購買行動につながる率が高くなるとのことです。

参照:YouTube投稿動画の広告効果はいかに--電通とグーグルが共同調査

B2Bマーケティングにおいて動画コンテンツの占める割合は約76%

動画を広告として、マーケティングとして考えた際の効果は、実際に動画を活用しているマーケッターに聞いたところ、動画を活用している76%のマーケッターのうち、60%が動画広告によるユーザーへのアプローチを有効だと確信しています。

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また、動画をどこのプラットフォームに配信するのが一番効果的だったかという質問に対して、59.2%がFacebook、53.0%がTwitter、25.3%がYouTubeと回答。いまやYouTubeに対する動画広告の配信は、見込み客獲得とブランド認知を目的としたコンテンツの配信先として無視できないものになっています。

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余談ですが、動画広告は日本の3年先を行くと言われているアメリカでは、図のような結果になっています。

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参照:「海外B2Bマーケターの76%が確信」動画マーケティングの効果とそのポテンシャル

動画広告とTVCMの広告効果の差は?

大きな注目を集めている動画広告ですが、従来のテレビCMとの効果の差はいかほどなのでしょうか。
米国で動画広告について豊富な実績を積んでいる株式会社TubeMogul代表取締役、狩野昌央氏が言うには、

テレビCMはメッセージ伝達に優れ、一方で動画広告はブランド好感度と購買欲の向上に寄与している。「実際に現在、広告主においてテレビCMから動画広告への予算のシフトが起こっており、特にテレビではなかなかリーチしにくくなったM1、F1層への訴求が期待されている。併用による重複効果も見込まれている」

参照:「テレビCMから動画広告へ予算のシフトが起こっている」ブルーオーシャンの動画広告市場に乗り出すベストタイミングは今だ! (1/3):MarkeZine(マーケジン)

とのこと。

それぞれに長所はありますが、インターネット上の利用時間が20代を中心にテレビの割合と逆転している現状があるので、このグラフがそのまま右にシフトしてく事は容易に考えられます。

20150420_05 参照:平成25年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

その中でテレビCMの優位性は、「音」「大型サイズ」「時間専有」という3つのポイントになってきます。最近のテレビは50型を越えるような大型サイズのものもありますし、音も大きく出せる。1対Nといった複数人で見ているといったこともあります。

そういった面では動画広告を一歩リードしていると言えるかもしれません。
ただ、動画広告は自ら選んだコンテンツを見る際に出てきている広告という事もあり、1対1の訴求ができるという点があり、訴求力という面では動画広告に分があります。

動画広告はいわゆるweb広告ですが、基本的にweb上での獲得を目的に行うものではなく、TVCMと同様の指標、広告認知、購買意向のUPを狙うものだと考えて良いでしょう。

動画広告の種類は大きく分けると2つある

動画広告を大きく分けると、インストリーム型動画広告とインディスプレイ型動画広告の2種類があります。

まずはこの二つの違いを押さえておきましょう。

インストリーム広告

Youtubeなどの動画サイトで配信される、一番オーソドックスなタイプの広告です。ユーザーが視聴する動画コンテンツの前に再生される動画広告で。今の動画広告はこちらのタイプが主流になっています。

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映像、音声、テロップの3つを使い、商品やサービスの魅力を効果的にユーザーに伝えることができます。このタイプの動画広告はCPV課金(視聴課金方式)がとられる場合が多く、YoutubのTrueView動画広告には“完全視聴単価”方式が採用されています。

30秒以内に広告がスキップされたり途中でブラウザを閉じたりして、広告の視聴が中断された場合は課金されず、動画が最後まで再生された場合のみ課金される方式なので、初期の広告投資リスクが極端に抑えられます。
※動画が30秒以内の場合、再生終了時に課金

これまでのリスティング広告などでは、CPC(クリックあたりコスト)などの課金体系が使用されていましたが、動画広告の場合は、“見てもらう事”が重要なので、この課金形態がとられることが一般的です。

インストリーム広告のメリットとコストパフォーマンス

スキップ機能が付いているため、興味の無いユーザーは広告を視聴せずスキップしてくれます。その場合の課金はかからないので無駄な広告費の出費を押さえられるのが1点。

特定のターゲットだけに配信する(年齢/性別/興味関心/地域)といった細かいセグメントを区切って配信する事が可能であること。リターゲティングを行う事で、同種の動画を見ているユーザーに際アプローチが可能など、興味関心のあるユーザーのリストを作れるなど、メリットは多い。

最低5秒間は必ず広告を見せる事ができるので、冒頭のキャッチ訴求率はある意味100%です。5秒以降は関心のあるユーザーにのみが視聴しますので、コスト的には1視聴約2.5円です。

例)
1:5秒間で興味喚起
2:30秒間でターゲット以外には離脱してもらい
3:30秒から先は課金されているので丁寧な説明をする

このように段階的に興味の無いユーザーを切り捨てる事が可能なので、
動画広告をこれから始めようと考えている方には、非常に手の出しやすい手法といえます。

【インストリーム広告の特徴まとめ】

・動画が30秒以上再生された場合のみ課金
・スキップされた場合は課金されない
・広告再生中のクリックによる課金もない
・ユーザーの質を段階で切り捨てる事ができる
・地域/性別などのセグメントで分けられる
・再アプローチも可能
・導入障壁、コストが低い

インディスプレイ広告

この動画広告を簡単に一言で表すなら、従来のバナー広告が動画になったものと考えて良いでしょう。ユーザーが視聴している動画サイト上で、コンテンツとの関連性によってページ横の関連動画欄に表示され、ユーザーがその動画をクリックすることで再生されます。

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この動画広告タイプはTVCMに似ていることもあり「ディスプレイCM」とも呼ばれています。インディスプレイ広告は動画サイト以外の広告枠にも配信できるため、動画サイトの利用が少ないユーザーに対しても、従来のディスプレイ広告と同様にリターゲティングやオーディエンスターゲティングと言ったように、ターゲットを限定した配信もできます。

図の様にマウスオーバーで拡大するなど、インタラクティブな設定を行えるDSPもあります。ただし、動画のサイズによって配信費が変動する場合も多く、CPMは静止画の数倍~数十倍となります。

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【インディスプレイ広告の特徴まとめ】

・ユーザーが広告をクリックして再生した場合のみ広告料金が発生
・関連動画をサーフィンする可能性が高いため、潜在的ニーズにアプローチ可能
・リンク先として、動画またはチャンネルページを選択できる

参考:動画広告の種類と特徴

ここまで聞いて、「動画広告を上手く活用するにはどちらが良いのか?」こういった疑問が出てくると思いますが、活用方法の違いなのでどちらが優れていて、
どちらが劣っていると言ったことはありません。

興味関心がハッキリしているユーザーに訴求したいならインストリーム動画広告、潜在層にアプローチしたいならインディスプレイ動画広告といった具合に使い分けると良いでしょう。

まとめ

結論を言うと、動画広告は数あるWeb広告の中でも、
・コストを極端に抑えられる
・ターゲットを細かく設定できる
・購入へのコンバージョン率が高い

この3点からマーケティングには非常に有効です。

今後動画広告を活用して行こうと考えていらっしゃる方は、いかにも「宣伝してます!」といった広告はユーザーに受け入れられないことを覚えておきましょう。

事例でも紹介させて頂きましたが、どれも「広告」とは少し違った動画です。
コンテンツと親和性の高い広告をどれだけ違和感なく表示できるか…。
広告主やメディアはここを考えていかないといけませんね。

※本記事は株式会社プレイウィズ提供によるスポンサード・コンテンツです

Webマーケティング業界|新入社員が今すぐ読むべき記事18選

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Webマーケティング業界に入られた新入社員の皆さん!今は、期待・楽しみ・不安など、様々な感情が錯綜していることと思います。

この業界に飛び込んでみたものの、「リスティング広告ってなに?」「そもそも何を勉強すればいいの?」と焦っていないでしょうか。

本記事では、そんな方々のために、過去のリスクルの記事のなかから「これは新入社員の方々が読むといい!」という記事を厳選してまとめてみました。

筆者自身も新入社員の身で、皆さんと同じく、Webマーケティング業界の右も左も分からない状況に置かれています。同じ立場にある私が、LISKULを読み込んで同じ目線の高さから推薦する記事ばかりですので、安心してご覧いただけると思います。

この記事をフル活用して、華麗なるスタートダッシュを決めましょう!

▼目次
マーケティングの基礎
ネット広告
リスティング広告
ランディングページ
自己啓発
さらにその先へ行きたい方のために
まとめ

マーケティングの基礎

新卒イメージ

新入社員必見!Webマーケティング業界で最初に使う略語20選【2014年版】
Webマーケティング業界で働くには、当然のごとく知らないとマズい略語です。
この記事は、その略語を「重要な順番」に「分かりやすい解説・具体例」付きで、やさしく解説。昨年4月に公開され、直後に「いいね!」数も1000超をマークした、必読記事です。
Webマーケティングに関して素人だった私も、この記事のおかげで手っ取り早く重要な略語を最短・最速で身につけられました。軽く目を通しておくだけでもスタートダッシュが変わります!

【永久保存版】サイトの売上を上げる行動心理学28選!
マーケティングでは顧客心理を読み解くことが重要となります。
この記事は、Webマーケティングに活用できる行動心理学の手法を28にわたって紹介。ハロー効果やザイオンス効果など、どこかで聞いたことのあるような心理学用語を、具体例つきで説明しており、非常に分かりやすいです。
内容も「へぇ~そうなんだ~」という気楽な気持ちで閲覧できるもので、構えることなく一気に読んでしまいました!Webページでよく見かける文言や仕組みも、こういう理論に基づいているのかと勉強になります。

マーケティングをまるごとフレームワーク化!押さえるべき8つの枠組み
4C、PEST、SWOT、PDCAなどはビジネスには絶対に欠かせない使用頻度の高いフレームワークです。
この記事では、皆さんが一度は聞いたことや勉強したことのあるフレームワーク8つを、使うべき有効な「タイミング」と使い方が分かる「具体事例」とともに整理してまとめてあります。そのため容易に理解できます。
「フレームワークは勉強したけどいまいち使い方が…」という私は「こんなまとめ記事が欲しかった!分かりやすい!」と目から鱗が落ちました。

ネット広告

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ネット広告の種類全37種 課題別効果の出る手法一覧
ネット広告業界に進むのであれば、どのようなネット広告があるのか知っておきたいもの。この記事は、リスティング広告・アフィリエイト広告からFacebook広告に至るまでのネット広告全37種が掲載されているため、より小さい労力で知識を増やすことができます。
この業界の新参者である私も、「なるほど!」や「へぇ〜」と思いながら閲覧しました。様々な角度からネットユーザへと訴求しているなと感心できます。この記事を読めば、ネット広告を網羅的に理解できます。

リスティング広告

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リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎
リスティング広告はWebマーケティング業界で働くには当然知っておくべき知識です。
この記事では「リスティング広告とは」という、料金システムや効果などの特徴についても教えてくれています。リスティング広告についての基本の「キ」をやさしく説明。
この記事さえ読めば、明日から「リスティング広告って何?」と聞かれたらきちんと答えることができるようになるでしょう。これでドヤ顔ができますよ。

リスティング広告で効果を出すための7つの基本
リスティング広告はただ闇雲に打てばいいわけではありません。
この記事では、リスティング広告で成果を出すために理解しておくべき7つのポイントを挙げてくれています。
リスティング広告に無知だった私も、どこに注目すればいいのか一目瞭然で体系的に理解することができました。

キーワード選定で失敗しないための8つのポイント|リスティング広告
リスティング広告を運用するうえで、キーワード選定が鍵を握っています。というのもキーワード選定=ターゲット設定だからです。誰をターゲットにするかを絞り込むのはマーケティングの基本です。
この記事は、そのキーワード選定のポイント8つを、段階を踏むようにして紹介。
これを読んで、「リスティングはキーワード選定が大事って聞くけど、どのようにすればいいのだろう?」という疑問が一気に解消されました!

ランディングページ

ランディングページで成果が上がるイメージ

【ランディングページとは│10分で理解できるLPの基本】
ランディングページは、ネットで売上を上げるための最重要要素です。ネットでの顧客獲得数が6倍になったという事例もあるほどです。
この記事は、ランディングページの最低限の知識を説明しています。「ランディングページって何?」となっている方は一読すべきです。
10分もかからずして、本文を読むことができます!皆さんもぜひ最短ルートでLPを理解してしまいましょう!

売上を大きく左右するランディングページ作成前の戦略設計3ステップ
ランディングページで成果を上げるためには、それなりの準備と工夫が必要です。
この記事では、ランディングページを作成する前に踏むべきステップを、課題発見→課題克服のための仮説・方針設定→検証という3つにわたって紹介しています。
初心者の私にとってもランディングページがどのようにして設計されていくのか非常にわかりやすかったです。さらに、やはりここでもターゲット設定は不可欠だと学びました。

自己啓発

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【定番から隠れ良サイトまで】マーケティング情報サイト厳選11本
ビジネスパーソンにとって情報収集は必須です。ただし、Web業界は急激なスピードで変化しており、それを取り囲む情報は氾濫しています。
この記事は、その中から特に有益な情報を得られるサイトを厳選してリストアップしてくれています。
新米である私も、この中のいくつかブックマークして日々の情報収集に励んでいます。なかなか興味深いものばかりです!

今すぐとりたい! Webマーケティング関連資格のまとめ
業務の質を上げるためにも目標を立てることは重要です。
この記事は、若手のビジネスパーソン向けに、Web解析士やネットマーケティング検定などのWebマーケティングに関する資格をリストアップしています。
私もこの記事を参考にして目標を設定しました。目標を立てることで仕事や生活の質を上げたいものです!

さらにその先へ行きたい方のために

ペルソナマーケティングが5分で理解できる!【日本企業の厳選事例6選】
ペルソナマーケティングとは、実際に自社の商品やサービスを使ってくれるであろうモデルユーザー(ペルソナ)を作り出し、そのユーザーのニーズを満たすような形で商品やサービスを設計するというマーケティング手法です。
この記事では、このマーケティング手法で成功を収めた事例を交えて、その重要性を訴えかけています。
従来のターゲティングの一歩進んだ新たな発想に触れ、目を丸くしました。「本当にこれで成果を出せるのか?」と疑っている方は騙されたと思って一読してください。

顧客視点とお客様の声は違う!?マーケティングの成功9事例
顧客視点を理解できることがマーケティングの成功へのカギを握っています。
この記事では、マーケティングを成功させるために重要な顧客視点について、成功事例とともにそのアプローチ手法も紹介してくれています。「顧客視点とは何か?」を具体的に理解できます。
マーケティングの核心に触れられる記事なので一読すべきです。

セグメンテーション|3つの有名事例から5分で活用法を身に付ける
セグメンテーションとは、市場の細分化のことです。これを起点としてターゲッティングやポジショニングを設計するため、重要な考え方です。
この記事は、執筆にあたり10冊以上のマーケティング書籍を読んだ筆者が、厳選した事例を交えて簡潔にまとめてありますので、手早くかつアウトプットできる程度にまでセグメンテーションについてすんなりと理解できるはずです。
今まで読んできたどの書籍よりも「なるほど!」と納得がいきました。特に、時代を逆行してセグメンテーションに成功したユニクロの事例には感服しました。

成果アップの第一歩!コンバージョンの意味を正しく理解し定義する
Webマーケティングに携わる誰もが使う「コンバージョン」。実は「最終成果」を指す言葉ですが、一般的に認識されている「商品の購入」だけの意味ではありません。
この記事は、上級者向けで、費用対効果と出すために定義することの意義を訴えています。コンバージョンに関連する用語も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
社内にいると頻繁に耳にする「コンバージョン」。この「最終成果」という抽象的な概念を定義することの重要性を学びました。

リスティング担当者必見|超使える!【エクセル技21選】
リスティング広告を運用するにあたってはエクセルを使いこなすことが必要となります。
この記事では、エクセル技を21も紹介。8年間リスティングに携わった筆者が執筆しているので、必要かつ便利なテクニックを得られること間違いなしです!
今までエクセルを使う機会がなかった私は、今後使う機会が増えるであろうことに不安を抱いています。そんな私はこの記事を閲覧してすぐさまブックマークしました!

広告関係者なら知っておきたい!広告にまつわる 法律・ルールまとめ10選
もちろん広告業界にも法律・規則は存在します。
この記事では、景表法や薬事法など、業務をするうえでの必要な法律・ルールをまとめてくれています。
事細かくは覚える必要ないですが、「こういう法律があるんだな」という程度で頭の片隅に置いておきたいものです。特に、薬事法に関する記事は読み物として興味深く読みました。

【2014年版】Webマーケティングに役立つ無料分析ツール厳選5つ
Webマーケティングで結果を出すには、市場や競合の状況を俯瞰的に捉えて、自社のWeb戦略を見つめ直す必要性もあります。
この記事では、Web業界でキャリアを積んだ筆者が使って便利だと実感した、市場や競合の調査に役立つ無料ツールを紹介してくれています。
リスクルの記事執筆に際して、市場の私が実際に利用したものもあります。「今すぐ!」必要にかられるものではありませんが、ブックマークをしておいて損はしないでしょう。

まとめ

以上、新入社員の方々が読むべき記事をいくつかリストアップしました。
いかがだったでしょうか。

一読だけでは理解しにくいものもありますが、新入社員の皆さんの一助となれば幸いです。
業務を進めていく中で行き詰った際には再度の来訪をお待ちしております。
共に頑張っていきましょう!

顧客理解でWebマーケティングの成果を上げる!たった1つの「コツ」とは?

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顧客理解

Webマーケティングの成果を上げるには「顧客理解」が重要と、よく耳にします。
しかし「顧客を理解しよう」と言われても、実際に何をすれば良いのか困っていませんか?
最初に結論を申し上げると、顧客理解のコツは「顧客になりきってみる」ことにあります。

本記事ではWebマーケティングの中でも広く活用されている「リスティング広告」を例に実際に顧客になりきって、顧客理解をWebマーケティングの成果を上げるために活用するプロセスを説明します。

※本記事は無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」より、一部抜粋し再構成した記事です。

顧客視点になりきって、検索結果をみたことがありますか?

最初に1つ質問です。

あなたは、ユーザが触れる検索結果画面を「ユーザの気持ちになりきって」見たことがありますか?

当社のお取引しているお客様の中でも、検索結果を見たことある方が約半数、「ユーザの気持ちになりきって」見たことある方は、ごくまれにしかお会いできません。

Webマーケティングやリスティング広告で効果を上げるための重要なポイントは「顧客視点」で、検索結果画面を見て、「顧客視点」で自社や競合を捉えることにあります。

なぜ、顧客視点で検索結果・競合・自社を見ていく必要があるの?

Webマーケティングやリスティング広告で効果を上げるために、なぜ顧客視点が必要なのか?その理由はWeb上での行動、特に検索のように能動的で目的が明確な行動には以下のような特徴があるからです。

(1)自分の見たい情報しか目に入らない

「価格が知りたい」と強く思ってサイトに流入すると、価格がわかるまで他の内容はほとんど目に入ってきません。これを「選択的認知」といいます。
実際に、自分がWebで何かを買ったり探したりする時のことを思い浮かべていただければ想像がつくはずです。したがって、ユーザが何に関心事があるか捉えなければ、コミュニケーションをはじめることさえできません。

(2)先入観や直前に得た情報に強い影響を受ける

実際の顧客はそれまでしてきた経験から、サービス提供側が思いもよらない先入観を持っています。また、直前に見た検索結果や競合他社のサイトから強い影響も受けています。したがって、自社と顧客の関係だけでなく、顧客の背景や検索結果や他社も含めた全体の流れを掴まなければ、よいコミュニケーションは作れません。

(3)安易に「誤解」や「決め付け」をして間違った理解のまま進む

実際の顧客は、想像以上に身勝手で頑固です。先入観による思い込みで決め付けたまま進んだり、安易に誤解してしまいます。顧客視点になることで、どこで誤解し、何を決めつけてしまうのか、というヒントを得ることができます。

顧客視点になることで、コミュニケーションのヒントがわかる!

このように、実際の顧客は、作り手視点では全く予想もつかないような行動や、身勝手な判断をしていきます。この「身勝手な顧客の心理」を理解しなければ、リスティング広告で成果を出すことは難しいのです。

そこで、このステップでは「顧客視点」になりきることを通じて、ユーザとのコミュニケーションのヒントになる「関心事」「訴求点」「障害物」について整理・可視化していきます。

実際に「ダイエット 雑炊」の事例を元に、顧客視点になることでどのようなインプットを得ていくのか?について説明していきます。

ぜひ、自社の商材・サービスに当てはめて、一緒に考えていってください。

実践!顧客視点になりきって検索結果を見てみよう

では、早速、顧客視点になりきってみましょう。ここで、以前作成した「簡易ペルソナ」を活用します。

※簡易ペルソナの作成については以下の記事を参考にしてください。
ウェブマーケティングを成功に近づけるターゲット戦略4ステップ
http://liskul.com/wm_step4-7953

「簡易ペルソナ」になりきって、ページ流入に至る経緯と心理を元にして、実際に検索してみましょう。

ダイエット雑炊のペルソナ

ここでは、「IT系企業の事務職の26歳の女性が、美容院で見た雑誌で『雑炊ダイエット』を知り、これで夕食を置き換えたら、少しやせるのではないか、と思い検索をした」という状況になりきって、実際に検索をしてみます。

実際に、検索してみると以下のような検索結果が出てきました。

「ダイエット雑炊」の検索結果

左側のメインカラムに「ダイエット」「雑炊」が両方書かれているものが無いので、どれをクリックしたら良いか迷います。

また「レシピ」が自然検索の上位に来ており、購入せず自分で作れるものもあるのか、という気付きがあります。「簡易ペルソナ」の視点で見ると、面倒なので自炊はしないだろうなという気持ちになります。

最初の画面では、どれもクリックしたい、というものが無いので、検索結果を少しスクロールして見ていきました、実際の画面と合わせて説明したものが以下です。

ダイエット雑炊の検索結果とユーザーの行動

顧客視点で検索結果を見ていくとわかること

このように、顧客視点になりきって、検索結果を見ていくことで、どんな単語や画像に反応し、何をクリックしそうか、という傾向がある程度把握できます。

また、金額の相場観が形成されるプロセスや、そのジャンルで有名な商品はどんなものかという認知が形成されるプロセスも見えてきます。

特にリスティング広告を運用していると、広告枠に出ている競合他社の訴求ばかり気にして、自然検索結果に目が向かない方がいます。しかし、ユーザがむしろ広告枠よりも自然検索結果から情報収集をしていることが多いため、その情報を無視すると、顧客の状況や心理に近づくことが難しくなります。

また、自然検索の結果は検索エンジンが、そのキーワードで検索してきた人の要望に最大限応えよう(≒クリック率の最大化・検索結果画面の滞在時間を最小化)としてコントロールしているものです。上位表示されている内容にはユーザの関心が反映されていると捉えてよいでしょう。

顧客視点になりきって、競合他社・自社を見ていく

検索結果を顧客視点になりきって見た後は、そのまま同じ要領で、顧客視点で競合や自社のサイトを見ていきます。見ながら感じたことをメモを取り、その内容をまとめていきます。

まとめる際には、以下のフレームワークを使うと整理しやすいです。実際に整理した例をこの後の段落に掲載していますので、見比べながらフレームワークを理解してください。

関心事

・ユーザの知りたいこと
・簡易ペルソナで整理したページ流入に至る心理の中でも特に気になっている事。
・顕在化していて、頭のなかでつぶやいている内容そのもの。

商品スペック

・価格や数量、特徴など客観的に把握できる商品の特徴。

Web上のゴール

・設定されているWeb上のゴール・コンバージョン地点。

訴求点(モチベーションが上がったもの)

・ユーザの意欲を高めるもの
・目にするまでは特に意識していなかったが、目にしたことでゴールに向かうモチベーションが向上した要素。

響かない訴求点(モチベーションが変わらないもの)

・アピールしているものの、目にしてもユーザ視点ではゴールに向かうモチベーションの上がらない要素。

障害物(モチベーションが下がったもの)

・目にしたことで、ゴールに向かうモチベーションが下がる要素。

感じた不安や疑問

・購入や申し込みをする上で、不安や疑問に感じた内容で、特にページ上で解消されなかったこと。

実例!競合・自社分析のアウトプット

上記のフレームワークに沿って、競合・自社の情報を整理した例を紹介します。

「ダイエット雑炊」の例で簡易ペルソナになりきって、競合他社や自社のサイトを見て、感じたことを整理しました。

実際にご自身でも簡易ペルソナになりきって「ダイエット雑炊」と検索して、実際に何社かのサイトを見ていただけるとイメージが湧きやすいです。

ダイエット雑炊を検索するペルソナの行動予測

競合にはない自社の強み「USP」を再確認し、明確化しておく

ここで作ったアウトプットを元に、次のステップに進み、具体的なコミュニケーション設計につなげていきます。ただ、その前に1つ実施しておきたいことがあります。

それは「USP」の再確認と、明確化です。USPとは、「ユニーク・セリング・プロポジション」の略で、自社が持つ独自の強みのことです。

有名な例としてよく引用されるのは、ドミノ・ピザの「ホットでフレッシュなピザを30分以内にお届けします」というものです。

ポイントは「オンリーワンで無くても良い。他社が言っていないことを言う。」ということ。ドミノ・ピザの例でも「30分以内にお届け」というのは当時も他のピザ屋でも言えることでしたが、誰もそこに着目せず味や価格の訴求をしていたからこそ、この訴求はUSPになり得たということです。

先程の顧客視点での競合・自社の整理からUSPとなりうる訴求点を洗い出して明確にしておきましょう。

まとめ:顧客視点で「どのように売るか?」の材料を集めよう

この本記事では「顧客視点になりきる」ことを通じて、「どのように売るか?」の材料集めをしました。具体的には、より具体的な顧客の「関心事」や有効な「訴求点」、モチベーションを下げてしまう「障害物」などです。

また、競合にはない自社の強みである「USP」を洗い出すことで、どのように差別化を図っていけばよいか?について明確にしました。

大事なことは、いきなりどのように売るかを考えるのではなく、まず顧客視点で、検索結果、競合他社、自社を捉えて整理することです。遠回りのようですが、視野を広げることで、自社が訴求すべき内容が浮かび上がってくるようになります。

なお、無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」では、この前後のステップも含め、リスティング広告やウェブマーケティングを成功させるためのノウハウをまとめてありますので、ぜひダウンロードしてご覧ください。

(参考)顧客視点を得るためには「ユーザビリティテスト」が有効

ここまで「顧客視点」を得るために「顧客になりきって、検索結果や競合、自社のサイトを見てみる」ということをしてきました。これだけでも十分な情報が得られますが、「ユーザビリティテスト」を実施することで、成果につなげるための情報をさらに多く得ることができます。

ユーザビリティテストとは、実際のユーザに近しい属性のモニターの方を収集し、検索結果や競合他社、自社のサイトを使ってもらい、その行動を観察する、というものです。今まで皆さんにやって頂いた「自分が顧客になりきる」というプロセスを実際の顧客にやっていただく、というものです。「自分が顧客になりきる」というのはどうしても無理がありますが、そこを事情を知らないモニターにやっていただくことでカバーできます。当社で戦略策定フェーズを支援する場合には、必ずユーザビリティテストを実施しています。その効果はてきめんです。

安価に実施できる「オンラインユーザビリティテスト」

ユーザビリティテストの効果はよく知られていますが、実際に取り組もうとすると数百万円単位の費用がかかってしまいます。

そこで、安価に実施できる「オンラインユーザビリティテスト」を当社では推奨しています。これは、モニターの方に自宅でユーザビリティテストを実施してもらい、その様子を録画して分析することで実際のユーザビリティテストと同様の効果を狙うものです。その場で質問ができなかったり、臨機応変なタスク変更ができないなど、生の現場で実施するユーザビリティテストに比べると不自由な部分もありますが、10万円程度の価格で実施できる点がメリットです。

なお、無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」では、この前後のステップも含め、リスティング広告やウェブマーケティングを成功させるためのノウハウをまとめてありますので、ぜひダウンロードしてご覧ください。

(参考)あわせて読みたいLISKULの記事

顧客視点とお客様の声は違う!?マーケティングの成功9事例
http://liskul.com/customer-perspective-1513
→顧客視点という考え方を深く理解するために参考になる記事です。具体的な成功事例を通じて、顧客視点の有効性を説明しています。

危険!Webユーザビリティ3つの間違い・落とし穴
http://liskul.com/web-usability-1629
→ユーザビリティという言葉も実は顧客視点と密接な関わりがあります。よくある間違いを通じて、顧客視点について理解を深めることのできる記事です。

ユーザビリティテスト|サイト改善に最適なメリットと成功事例3選
http://liskul.com/wm_uts3-4289
→ユーザビリティテストについて簡単な説明と成功事例が紹介されています。

行動観察で分かる! ユーザー行動の「なぜ」
http://liskul.com/wm_bouserw-4472
→ユーザビリティテストに近しい手法である「行動観察」を通じて、顧客視点を理解することの重要性が説明されています。

リスティング広告の予算・目標CPA・獲得件数の設定方法

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予算

いざリスティング広告を始めようとすると、どれくらいの目標を立ててよいかわからない。とりあえず始めてから目標を考えよう、となってしまうケースは想像以上に多いです。

実は、これが失敗の始まりなのです。

わからないながらも目標を数字で明確にしておくことが成果を上げる第一歩です。

本記事では、リスティング広告の開始にあたり、最初の予算と目標となる獲得単価(CPA)や獲得件数の設定方法について解説します。

※本記事は無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」より、一部抜粋し再構成した記事です。

まず決めるべきは、許容できる獲得単価「CPA」

「最初の予算はいくらにすればよいでしょうか?」という質問を数多く受けてきましたが、まず決めるべきは許容できるコンバージョン1件あたりの獲得単価「CPA」と答えています。

CPAが決まれば、期待する獲得件数をかけ算することで必要な予算が決まってきます。

逆に予算を先に月間10万円と決めた後、フタを開けてみたら獲得単価が4万円でした、となってしまうと2~3件しか獲得できないことになります。毎月2~3件の獲得のために手間を掛けてリスティング広告を運用するのかどうかの判断が必要になってきます。

1件獲得あたりに許容できる広告費用をまず算出

CPAの決め方で最もシンプルなものは、以下の図のように、売上単価から、原価や人件費・確保したい利益を差し引いた金額をCPAとするものです。

この方式は、CPAを守れば確実に利益が出る一方、目標のCPAの許容額が小さくなりがちです。

目標CPAの算出

許容CPAをどれだけ高く設定できるかが規模を取るための競争優位性

リスティング広告は競争が激化しているため、先ほどの「売上単価から、原価や人件費・確保したい利益を差引いて算出」という方法で算出したCPAでは競争優位性が無く、規模を取ることが難しくなります。

どういうことかと言うと、貴社の許容CPAが2,000円で、仮に想定CVRが2%だとすると、以下の公式に当てはめると、許容できるクリック単価は40円となります。

許容CPCの公式

 

もし、競合他社の許容CPAが20,000円で、想定のCVRが1%だとすると、許容CPCは200円となります。したがって、自社が上限CPC40円までしか入札できないところ、他社は200円まで入札できることになります。

リスティング広告は、基本的には入札額で順位が決まってきますので、競合が上位を取り、自社は下位や2ページ目以降の表示となり、ほとんど広告が露出されなくなります。

リスティング広告では、許容CPAをどれだけ高くできるか?によって獲得規模の優位性が出てくるのです。

リピートが見込める場合はLTVベースで計算する

では、許容CPAを高くするために、競合他社はどうしているのでしょうか?

「フロントエンド商品」を設定し、その後の「バックエンド商品」の利益も含めた顧客単位での利益(=LTV)をベースに算出しています。

LTVの算出法

 

※「フロントエンド商品」「バックエンド商品」については、以下の記事をご参考ください。
フロントエンド商品とバックエンド商品|具体例と活用法 http://liskul.com/wm_fp_bp-6099

損益分岐点を超えるためには、規模を取る必要も

「LTVを加味してCPAの上限を上げて規模を増やそうとするのは広告代理店が広告費を多く使わせて自分の利益を増やしたいからである」という論調があります。

しかし、広告主の視点でも、ある程度の規模を狙いに行く必要があります。

よくある声として「当社は細々とでも利益が確保できれば良いので目標CPAは単体で採算があう水準にしたい」ついては数が取れなくても良いのでCPA2,000円をキープするという目標設定をしたとします。仮にその結果、月間20件しか売れなかったとします。

変動費だけで考えれば、採算がとれているように見えますが、共通コストである固定費、特に担当者の人件費を考えると赤字になってしまいます。

固定費をカバーするには一定以上の規模を求める必要が有ることを忘れないようにしましょう。

固定費をカバーするには規模を取る必要がある

 

 

許容CPA×目標獲得件数=必要予算

算出した許容CPAに目標となる獲得件数を掛け算すれば必要予算になります。

このように規模を取っていくためにも許容CPAを高めに保てる体制を作ることが重要です。そのためにはLTVを高める必要があります。LTVを高めるには、フロントエンド商品で数を確保した上で、バックエンド商品を複数回買ってもらえるような仕組みづくりが必要です。

本当に市場があるか?をキーワードプランナーで確認する

これまでのプロセスで仮決めした許容CPAと獲得件数で本当に市場があるかどうかをキーワードプランナーで確認します。

キーワードプランナーの例

 

例えば、CPA10,000円で、月に100件獲得するので、予算を100万円と設定した場合、

わかりやすくするために仮に「雑炊ダイエット」1ワードのみに出稿するとします。

月間の検索ボリュームは1600しかないため、CTRが5%、CVRが5%でも、月間4件しか獲得できません。他のキーワードも含めて、相当多くのキーワードに出稿しないと、100件の獲得は難しくなります。

キーワードを広げれば広げるほど、関連性は薄くなり、CTRやCVRが低くなるため難易度も上がっていきます。この場合、本当に100件が必要であればリスティング広告だけでなく、他の手法も含めて検討する必要があるでしょう。

まとめ:ここではしっかり「決める」ことが大切

リスティング広告の予算を決めるのは非常に難しい問題です。ここでは許容するCPAの金額を決めて、固定費を賄うために必要な売上から、目安となる獲得件数を決め、必要な予算を算出する方法を説明しました。

実際に運用する中で修正をかけていくものではありますが、最初にまず明確に目標となる数字を決めて、記録しておくことが重要です。

なお、本記事の内容は、無料Ebook「リスティング広告スタートアップガイド」より抜粋したものです。「リスティング広告スタートアップガイド」では、リスティング広告の小手先のテクニックだけではなく、リスティング広告以前の上流の考え方も数多く紹介しています。

もし、ご興味をお持ち頂けたら、以下のページより無料でダウンロードできますので、ぜひ入手してお読みください。
【無料Ebook】リスティング広告スタートアップガイド

Chromeエクステンション|作業効率UP!おすすめ拡張機能10選

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chrome拡張機能

「もっと楽に作業をしたい!」
Google chromeは動作が軽く、自分で拡張機能(エクステンション)を追加できることから愛用しているユーザーも多いと思います。
しかしエクステンションは数が多く、どれをいれればいいのか迷っている方もいるのではないでしょうか?
本日はエクステンションの中でも、操作性が良くなることで評判の機能をピックアップして紹介いたします。

【目次】
①タブの一覧がサムネイル付きで表示される【Chrome用TooManyTabs】
②1ページ目、2ページ目…全部まとめて表示してくれる【Auto Pagerize】
③検索結果を1年以内の最新情報に絞り込み【ato-ichinen】
④画面のキャプチャ&編集ができる【FireShot】
⑤長いURLを省略してくれる【goo.gl URL Shortener】
⑥アイコンの整理や削除が簡単にできる【SimpleExtManager】
⑧表示デバイスを切り替えられる【User-Agent Switcher】
⑨検索結果のプレビュー画面表示で無駄足削減【SearchPreview】
⑩マウスジェスチャーで操作性が上がる【Gestures for Google Chrome】

タブの一覧がサムネイル付きで表示される【Chrome用TooManyTabs】

Chrome用TooManyTabs
「調べものをしていて気づいたらタブが何十個も…。どれが何のタブだっけ?」

TooManyTabs】は増えすぎたタブも一覧で表示してくれるエクステンションです。

開かれたタブをサムネイル付きで表示してくれることで、どのタブでどんなページを開いているのかが一目でわかるようになっています。

また、「いらないかもしれないけど後で見るかもしれない…」というようなタブは、右上にある黄色の矢印をクリックすると、右側の「サスペンドされたタブ」 に保存され、タブ自体はブラウザから消すこともできます。

ついつい増えてしまうタブも、これで整理することができます。
調べものが多い方におすすめの機能です。

1ページ目、2ページ目…全部まとめて表示してくれる【Auto Pagerize】

Auto Pagerize

画像引用:AutoPagerize公式ページ

「検索結果で2ページ目へ移動するのが面倒…」

Auto Pagerize】は、意外と手間のかかるページ移動を無くしてくれるエクステンションです。

2ページ目以降の検索結果を自動的に継ぎ合せて表示してくれ、しかも検索結果だけに限らずニュースサイトなどで複数ページあるものも1枚にしてくれる優れものです。

一回で全部見ることができれば、ページ移動の手間が省けて作業効率もUPします。
ニュースサイトを見たり情報収集をする機会の多い方には、ぜひおススメの機能です。

検索結果を1年以内に絞り込み【ato-ichinen】

ato-ichinen
「いい情報だと思ったら5年前の記事だった…」

検索で見つけたらすごく昔の記事だった経験はありませんか?
これを防いでくれるエクステンションが【ato-ichinen】です。

ボタン一つで、検索結果を1年以内に絞り込んでくれます。
Webの日々増え続ける情報から新しいものだけを選び、常に最新の動向がわかるようにしておきたいですね。

画面のキャプチャ&編集ができる【FireShot】

FireShot
「この部分だけスクリーンショットが取れたらなあ…」

FireShot】は、画面全体・ブラウザのページの見えている範囲・自由選択でキャプチャ画像を保存することができるエクステンションです。

保存はPNGかPDFで選ぶことができ、ショートカットの設定もできるのも嬉しいポイントです。
(オプションからPNGをJPEGに変更することもできます)

PrintScreenを押し→ペイントに貼り付け→必要な範囲を切り取る
と今まで手間のかかっていた作業も、楽になるのは嬉しいですね。

長いURLを省略してくれる【goo.gl URL Shortener】

goo.gl URL Shortener
「リンクが長すぎて資料の見栄えが悪い…」

引用先をホームページなどで載せるとき、長くて見栄えが悪いなあという経験はありませんか?
goo.gl URL Shortener】は、長いURLも20文字程度に短縮することができるエクステンションです。

短縮URL以外にQRコードも生成することができるほか、短縮したURLからのアクセス数なども見ることができます。

SNSに記事を投稿するときにも短いURLの方がシンプルで、そのぶん文字も書くことができます。
URLを引用する機会の多い方にはおススメの機能です。

エクステンションの整理や削除が簡単にできる【SimpleExtManager】

SimpleExtManager
「アイコンの無効化や削除を一発でしたい…」

オプションか設定を変えて…そんな手間を省いてくれるのが【SimpleExtManager】です。

ドロップダウン式でエクステンションが表示され、無効化や削除も一発でできるようになります。
さらにグループ化機能もあり、グループ内のエクステンションは一括で有効無効を切り替えることができるのも嬉しいポイントです。
また、別途オプションのある機能にはネジマークがついており、そこから設定を行うこともできるので、もう設定からひとつひとつ変える必要がなくなります。

仕事とプライベートでchromeの使い方を分けたいという人にはおススメの機能です。

Gmailの新着情報が即分かり【Google Mail Checker】

「メールの新着状況を知りたい…」

Google Mail Checker】は新着メール情報をアイコンで知らせてくれるエクステンションです。

タブに表示されることでGmailの新着情報が一目でわかるようになっています。
表示してくれればメールにすぐ返信することもできますし、急ぎの連絡に気付かなかったといったことも防ぐことができます。

メールの状況を常にチェックしていたい方には是非入れておいてほしい機能です。

表示デバイスを切り替えられる【User-Agent Switcher】

User-Agent Switcher
「このページは他のブラウザや端末だとどう表示されるかチェックしたい…」

スマホ対応はもちろん、様々なブラウザへの対応は今や必須とも言えますが、毎回スマホからチェックしたり、ブラウザを立ち上げるのはなかなか面倒ですよね。
この悩みを解決してくれるのが【User-Agent Switcher】です。

このエクステンションでは、AndroidやiPhoneといったスマホ・タブレット端末から、Internet Explorer/Firefox/Opera/Safariなどのブラウザまで幅広く対応しており、一目で表示のされ方をチェックすることが可能です。

Web制作をされている方にはぜひ入れて頂きたい機能です。

検索結果のプレビュー表示で無駄足削減【SearchPreview】

SearchPreview
「検索結果から飛んでみたら全然関係ないサイトだった…」

今や検索すると多くの情報を得られますが、その分タイトルとは全然関係ないサイトも混じっていることが多々ありますよね。

SearchPreview】は、検索結果のプレビュー画面を表示してくれるエクステンションで、そのリンク先がどんなサイトか事前にチェックすることができます。

文章だけでなく視覚的にもサイトを判断することができるので、無駄なクリックをしてしまう数も減らすことが可能です。

マウスジェスチャーで操作性が上がる【Gestures for Google Chrome】

Gestures for Google Chrome
「←で戻る、×タブを消すとかの移動もめんどくさい…」

Gestures for Google Chrome】は、マウスのドラッグ操作でChromeの一連の操作を行えるようになるエクステンションです。

主に右クリックを押しながらカーソルを上下左右に移動させることで、タブを開いたり閉じたりといった操作から、URLのコピーまでを行うことができます。

例えば「必要なのに間違ってタブを消しちゃった…」なんて時も、マウスジェスチャーに登録しておけば一発で再度開くことができますのでもう焦る必要もありません。

もちろん、どのジェスチャーにどの操作を割り当てるのかはオプション→Actionで設定ができますので、お好みのマウスジェスチャーを登録してみてください。

まとめ

いかがでしたか?
今回はChromeの操作性が上がるものを中心に、エクステンションを紹介いたしました。
Chromeエクステンションは様々なものがありますので、このような機能を取り入れて快適に作業ができるようになれば幸いです。

また、Web担当者向けにおすすめ拡張機能を紹介している記事もありますので、合わせてご覧になってみてください。
▽どれが一番便利なの? Web担当者向け厳選Chrome拡張機能

※お使いの環境によってはエクステンションがうまく動作しないこともございますので、その点はご了承の上でご利用ください。

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