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中小企業にSEOは必要か?プロが語る集客方法とリスクヘッジ

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中小企業_SEO

中小企業や地方企業がWebを活用して集客力・売上を上げたいのであれば、検索エンジン上で上位表示を狙うSEO対策は、欠かせません。この記事をご覧になっている中小企業経営者やWeb担当者の皆様がお求めの情報は「サイトの訪問数を増やすor売り上げを向上させる方法」だと思います。

しかし、2012年以降、日本のGoogleの検索エンジンスパム対策が本格化し、小手先のSEOは通用しないどころかペナルティの対象になりました。その中で、「悪徳なSEO業者に騙された」という話や、ペナルティを受けて表示すらされなくなってしまった、という話もよく耳にします。また、ペナルティを恐れるあまり「全く何も対策をしていない」という中小企業も増えています。

では、Webについての経験の少ない企業が、悪徳業者に騙されずに効果を出すにはどうしたら良いのでしょうか。

SEOとは手間と時間、そして場合によってはリスクも伴います。しかし、SEOがWeb上の集客を最大化するうえで、重要かつ必要な施策であることは間違いないため、今回はその危険性なども含めて説明いたします。

SEOとは=「サーチエンジン最適化」の施策

SEOとは、Search Engine Optimization(サーチエンジン最適化)の略称です。

サーチエンジン上の特定のウェブサイトの検索結果を上位表示するために、サイト内の情報や構造をユーザーにとって利用しやすい形に最適化する施策です。

図1-SEOとは

主なSEO対策方法

主な対策方法としては下記の4つが代表的です。
図2

コンテンツの作成

当たり前のことですが、サイトには目的があり、そのサイトを訪れるユーザが求めるコンテンツを作ることが非常に大事です。サイトの目的と整合性の高い情報の発信を心がけましょう。

たとえば、本サイトLISKULでは「リスティング広告をはじめとした、Webマーケティングについてのノウハウを提供」することが目的のサイトなので、ユーザは「リスティング」や「Webマーケティング」の情報を求めています。そのため、本記事「SEO」のようにサイトの目的・ユーザニーズに即したコンテンツを作成・提供しています。コンテンツの作成は、中小企業でも手間と時間をかけることで効果を出すことができるSEOの手法です。現に本サイトでも手間と時間をかけることで、月45万PVほどを獲得しています。

【2014年9月のデータ】
図3-LISKUL2014年9月のデータ

ただし、本サイトも立ち上げから現在の読者数に至るまでに、かなりの時間と労力を費やしました。立ち上げ時期は、社内の有志9名を中心に、それぞれが担当業務を持ちながら、空き時間を見つけて執筆していました。

毎営業日更新していたので、一人あたりの執筆量は概ね2週間に1記事のペースです。私も記事を書いていたのですが、記事を書いても検索上位に上がってくるわけでもなく、自分の書いた記事が良かったのかどうかもわからず、本当につらい時期でした。

しかし上記の執筆をめげずに続けたことで現在のPV数に達しているわけです。

図4-現在のLISKULのPV

この経験も踏まえ、コンテンツの作成は「手間と時間をかけることで効果を出すことができる手法」であるとご認識ください。

参考:コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開LISKUL|

サイト構造(htmlコード)のチューニング

本には必ず、タイトルや目次、見出しが付与されています。
Webページでは、クローラーというロボットが、巡回して順位づけしています。そのクローラーにとって、Webページが本のように分かりやすく伝わりやすい「見出し」がきちんとついた構成であることは、ありがたいことなのです。

図5-html構造
例えば、6行目に「LISKUL」という本サイトのタイトルが記載されています。

UIの最適化

ナビゲーションや検索ボックスの設置など、ユーザにとっての使いやすさを向上させることでサイトの評価も向上します。最近ではスマホ最適化を行っているサイトは、スマホ上での検索結果順位が優遇されるなどのアップデートが行われることも。ユーザにとって利用しやすいサイト作りを心がけましょう。

リンクを集める

基本的には良いコンテンツを作ることで外部リンクは自然に集まり、評価も高まります。ただがむしゃらに数を集めれば良いというものでもなく、「数×質」を意識しながら対象サイトにリンクを集めることが重要です。

もし、あなたが部活で野球をしているとして、「野球を始めたばかりの友人」と「イチロー」であったら、イチローから評価された方が、信頼性は高くなります。検索エンジンでも一緒です。

「質の高いリンク」とは
・ドメイン(サイトの住所)の格(例えば政府のサイトとか)
・関連性の高いコンテンツ
などが上げられます。

またSEO業者から人工的なリンク購入することでリンクを集めるという方法もあります。これは、サーチエンジンが推奨していないグレーな方法であり、最悪「順位が下がる」「検索結果にサイトが出てこなくなる」などのペナルティを受ける危険性もあります。

しかし、実際に効果はある施策ですので、「コンテンツを作る」等の王道的な施策に時間やコストを割く余裕がないようであれば、利用自体はありだと考えています。

※利用の際には注意が必要です。こちらに関しては、後述いたします。

SEOとリスティング広告の違い

SEOはリスティング広告と比較して下記の表のような特長を持っています。
図6-SEOとリスティングの違い

表示位置によるクリック率や信頼度の違いは以下の通りです。

図7-SEOとリスティング広告のクリック率の違い

SEOとリスティング広告の違いを端的にまとめると、以下のようになります。

SEO
成果が出るまでに時間がかかり、順位のコントロールも難しいが、
クリック率や信頼度が高い集客施策

リスティング広告
検索結果上位に比べると集客力に劣るが、予算や期間などを自由に設定でき、
成果が出るまでに必要な時間も短い集客施策

またよくある誤解として、「SEOとは費用を掛けずにサイトを上位表示するための施策」であると思われがちですが、SEOは魔法のように課題を解決してくれるものではありません。

SEOは無料ではありますが、人的リソースの投下や時間を必要とするため費用対効果が必ずしもリスティングより優れているというわけではありませんのでご注意ください。

地方企業・中小企業が勝つためのSEOの2つのポイント

前述の4つの主なSEO対策は全て行うべきなのですが、人件費などのコストが必要だったり、成果が出るまでに時間がかかるなど、中小企業にとっては着手しづらいというのが現実です。短期的に成果を求めるなら、予算や期間をコントロールしやすいリスティング広告をお勧めいたします。

しかし、SEOのインパクトは大きく、長期的なビジネス視点でのSEOの存在は必要不可欠であるため、比較的に中小企業が着手しやすく短期的に成果が出やすい方法を下記にまとめました。

1. まずはビジネスに直結したテールワードを選ぶ

「地方の小さなサービスではSEOを上位表示させるのは難しいのではないか??」

違います。例えば、飲食店や小売店のサービス業などメインターゲットがその地域に属する場合、上位表示させる最大のポイントが「サービス名+地域」の組み合わせ検索です。

このような組み合わせ検索をテールワードとよびます。ワードを組み合わせないビッグワードと比べて月間検索数は落ちてしまいますが、より顕在的なユーザに対してアタックすることが出来るうえ、上位表示させる競合も少なくなります。

ここで注意をしなければいけないポイントは、「闇雲に」ワードを組み合わせてはならないということです。例えば、「リスクル SEO お茶の水」というテールワードを選択しても誰が読んでくれるのか曖昧ですよね。

重要なのは「提供するサービスに直結する関連性の高いワードを選定し、そのワードで見る人(検索する人)がいること」です。

参考:SEO上位表示!地方で勝つ為に必要な検索キーワードの選び方|LPOランディングページ最適化ブログ|福井のSEO・PPC・ホームページ制作支援専門家

2.選定したキーワードでサイト内部を対策

できることならば「主な対策方法」で紹介した4つの対策すべてを行うことがベストですが、コンテンツの作成には時間がかかりますし、サイト構造を大きく見直すとなると莫大な費用がかかることもあります。

まずは、簡単なチューニングを行います。

Titleやh1などの情報を選定したキーワードと整合性の高い状態に変更しましょう。

例えば、お茶の水で和食を提供しているリスクル食堂のサイトに「和食 お茶の水」でSEO対策を行いたい場合、Titleを「リスクル食堂」から「お茶の水の本格和食 | リスクル食堂」と変更することで、対策したいキーワードへの関連性が向上します。

(しつこいですが、提供しているサービスや情報(コンテンツ)と関連性の低いワードで対策しても検索結果順位は向上しません。)

あるべき情報が無ければ情報をサイトに追加する

とあるキーワードで対策を行いたいと考えた時に、本来は提供しているサービス・情報なのにもかかわらずサイト上にコンテンツがないという場合には、まずはコンテンツを作りましょう。

多少の時間や労力が必要となろうとも、コンテンツなくしてはサーチエンジンから評価されることも、他のSEO対策が効果を発揮することもないので、不足している情報は速やかに作成・追加しましょう。

例えば、お茶の水で和食を提供しているリスクル食堂のサイトに「魚料理 お茶の水」というキーワードでSEO対策しようと考えた際に、「サイト上には店の名前と住所と営業時間だけ」という状況では、何をやっても効果が薄い状態です。まずは魚料理の専門店であることや、メニュー、旬のおすすめなどの関連コンテンツを作ってから他の対策を行いましょう。

SEO業者から人工リンクを購入する

SEOの基本はユーザのニーズに則ったコンテンツを作成し、クローラーに読み取られやすい形で提供することで評価を高めることです。

これは、Google等のサーチエンジンが「ユーザが特定の情報やサービスを求めて、特定のワードで検索した際に、関連性や需要の高いサイトを上位に表示すること」を目的にアルゴリズムを組み立てているためであり、企業にとってもサーチエンジンにとっても両社WIN-WINの関係と言えます。しかしグレーな抜け穴として昔からSEO業者や人工リンクは存在し、他のSEO対策と比べて比較的手軽に速やかに成果を出せることも事実です。

これはコンテンツ作成のようなサーチエンジンが推奨する評価の高め方ではなく、本来のサイト評価以上の評価を集めるための施策であり、ペナルティの対象となる可能性があるため利用には注意が必要です。

そこで、人工リンクを利用する際のポイントをまとめてみました。

悪徳業者が口をつぐむ、契約前に確認すべき3つの項目

危険性を含んだ「人工リンク」ですが、未だに有効な施策であり、自社でも導入したいと思われている方は多いかと思います。

そこで、導入の際に心にとどめておいて欲しいことが「もし被害にあった場合のリスクヘッジ」「SEOの知識の質問ではなく実務の質問をすること」の2つです。

では具体的にどのような実務の質問をすればよいのか??
悪徳なSEO業者かどうか見極める質問3つをまとめましたので参考にしてください。

1.お願いしたらリンクはサイトから外してくれるか。
 また、そのことが契約書に盛り込まれているか。

2.ただただ顧客のサイトがグーグルからペナルティを受けたことが無いと言っていないか。
 また、もしペナルティがあった場合、元の状態まで保証してくれるか。

3.いつ頃順位が上がるのか教えてくれるか。
 上がらなかった場合、あきらめて契約終了すべき期間が長くないか。

以上の点を確認することで、悪徳なSEO業者を回避できる可能性があがります。

また、下記の記事に悪徳業者に騙されたケースの記事が紹介されていますので、事前に目を通しておくとよいかもしれません。

参考:SEO業者に35万円払ったが、最悪な結果となったのでブログをはじめました | オリジナルTシャツを1枚から格安制作|神戸Tシャツ製作所
参考:悪徳SEO業者はこうしてつぶれた | SEOとその周辺
参考:効果ゼロ、違約金を無心…悪徳SEO業者を告発する | ビジネスジャーナル

SEO対策でおすすめのツール

色々な対策方法やキーワード選定のコツを紹介いたしましたが、その際に便利なツールもまとめてご紹介いたします。

GRC:メジャーな検索順位チェックツールです。
BROADENTRY:ブラウザ上で簡単に検索順位をチェックできます。
Ahrefs:被リンク数などを確認できます。
Screaming Frog:サイト内のページごとのTitleなどの情報を一覧で確認できます。

まとめ

本文にも記載しましたがSEOは集客強化においてインパクトのある施策ですが、人的コストや中長期的な期間を必要とするため、短期的に成果を出したいとお考えの方には、コストや期間がよりコントローラブルなリスティング広告の方が、向いているケースが多いというのが実感です。

また、リスティング広告に関して詳しく知りたい方は、本サイトで過去に紹介した記事をご覧いただければと思います。

参考:
リスティング広告とは|今更聞けないリスティング広告の基礎
リスティング広告成功の法則とは?なぜ8割の企業が失敗するのか?

上記コストや期間を踏まえ、「中長期的な戦略を見据えてSEO対策を始めたい!」「でもコンテンツを作成する時間がない!」「人工リンクを試したいが、ペナルティや悪徳業者に騙されることが怖い」とお考えの方は、ぜひともこれを機に、まずは手を付けやすい箇所や優先度の高い箇所から対策してみましょう。


インフィード広告|5分でわかる意味と6つの攻略法

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インフィード広告

Webマーケティングに取り組まれている企業では「インフィード広告」という言葉を聞かない日はありません。そのくらい、急速に広まっている広告手法がインフィード広告です。

そもそもどういうモノなのか、全体像を掴んで効果的な使い方を知りたいと思っていませんか?

本記事では、できる限りわかりやすく「インフィード広告」の意味や特徴、具体的な事例と攻略法まで解説します。

[topbluelink]

【目次】
1.インフィード広告とは?
2.スマホ版Yahoo!JAPANトップページのタイムライン化で一気に広まった「インフィード広告」
3.【メリット】記事と記事の間に挟まれているので見てもらいやすい。
4.【デメリット】出し方によっては「騙された気分になる」
5.【事例】通常のYDNと比較してクリック率2.2倍!獲得率1.2倍!
6.【トレンド・展望】すでにスマホ広告の中では主流。スマホ時代のWeb広告において攻略は必須の手法
7.インフィード広告を使いこなすための基本4ポイント
8.インフィード広告をするならば、押さえておくべき6つの攻略手法
9.まとめ

インフィード広告とは?

 インフィード広告とは、「ソーシャルメディアやモバイルサイトのフィード(feed)の中(in)に表示される広告」という意味で、コンテンツとコンテンツの間に表示される広告のことを指します。

1-インフィード広告とは

引用元:SmartNewsTwitter

FacebookやTwitterなどのSNSでタイムライン上に表示される広告をイメージされるとわかりやすいかもしれません。テキストと画像を組み合わせたものが一般的で、クリック課金形式となっているケースがほとんどです。

スマホ版Yahoo!JAPANトップページのタイムライン化で一気に広まった「インフィード広告」

SNSの誕生とほぼ同時期に存在していた「インフィード広告」ですが、最近あることをきっかけに急速に認知が広まりつつあります。

それは、Yahoo!スマホトップページのタイムライン化です。

2-Yahoo!スマホトップページのタイムライン化の様子

引用元:「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル

日本の全ネット人口のうち半数以上が使用しているYahoo!のスマホトップページに、インフィード広告の枠が追加されたため、インフィード広告への関心が広がりました。

【メリット】記事と記事の間に挟まれているので見てもらいやすい。

インフィード広告はコンテンツとコンテンツの間に表示されるため、ユーザーの目に入りやすいというメリットがあります。

クリック率も通常のバナー広告に比べて10倍以上出るケースも多く報告されています。

インフィード広告は、今話題の「ネイティブ広告」の掲載方式の1つです。

インフィード広告とネイティブアドの違いについてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
参考:ネイティブ広告の成功事例から見るその活用方法と4つの注意点|LISKUL
参考:ネイティブアドと記事広告の違い(ネイティブ広告の解説)|デジタルマーケティングラボ

【デメリット】出し方によっては「騙された気分になる」

ユーザーの目に入りやすいというメリットの反面、「騙された気分になる」というデメリットもあります。(このデメリットはインフィード広告というよりもネイティブアドに当てはまるものです。)

ユーザーがコンテンツと勘違いして広告をクリックしてしまった場合、「記事だと思ったのにただの広告かい!」となりかねません。

実際、ジャストシステムによる印象調査結果では、ネイティブアドをクリックしたことがある448人のうち、77.3%が「騙された気分になる」と回答し、ネイティブアドに対してネガティブな印象を持っていることが明らかになりました。

よってインフィード広告を実施する際も、このようなユーザー心理を理解しておく必要があります。

参考:ネイティブ広告で騙された気分に? ジャストシステムがスマホ広告印象調査 -INTERNET Watch

【事例】通常のYDNと比較してクリック率2.2倍!獲得率1.2倍!

Yahoo!によると、実際は旧トップページのYDN広告(スマホトップパネルと呼ばれていたものです)と比較して、クリック率も獲得率も改善している結果が見られています。

インフィードとYDNの効果の差について
引用:「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル

当社でも事例を蓄積しているのですが、少なくともクリック率は他のディスプレイ広告と比較して格段に高い結果が出ております。

【トレンド・展望】すでにスマホ広告の中では主流。スマホ時代のWeb広告において攻略は必須の手法

ここまで読んでいただいた方には、「今はインフィード広告というものが流行りなのか。頭の片隅にでもとどめておこう」と考えている方もいるかもしれません。しかし、そんな悠長に構えてはいられないのが実状です。

2015年6月にYahoo!より発表された資料によると、2014年4-6月で、スマホのユニークブラウザ数は4,000万ブラウザ近くで、PC・タブレット・フィーチャーフォンの合計ブラウザ数を追い抜いています。

つまり、PCからスマホへのシフトを考えると、インフィード広告の登場は本質的な流れであり、決して短期トレンドではないのです。今後、スマホ中心へ進むにつれて、インフィード広告の枠はどんどん増加していくことが予想されます。

インフィード広告を使いこなすための基本4ポイント

このようにメリットとデメリットを併せ持つインフィード広告を使いこなすには、いくつかポイントがあります。まずはここを押さえてください!というポイントを列記致します。

①ニュースや情報を見るモードのユーザー心理に合わせる

これまでのバナー広告は「いかにユーザーに認識させるか」が重要でした。普通のWebページを見ているユーザーにまずは広告を認識してもらえるよう、派手な画像や文言を用いて「見て見て!!」とアピールする必要があったのです。

一方で、インフィード広告では「いかにユーザーに興味を持ってもらえるか」が重要です。すでにコンテンツの中に溶け込んでいるため、派手な色使いや文言は必要ありません。それよりも「このコンテンツ(広告)面白そう」とユーザーに思わせることが重要なのです。

②フリークエンシー(表示頻度)が高いため、バナーなどが重要

インフィード広告はユーザーがよく目にする媒体に掲載されるため、1ユーザーが同じ広告を何度も目にする可能性が高くなります。そのため、ユーザーがランディングページに流入して対策としてフリークエンシーキャップを設定(1ユーザーへ、同じ広告を表示する回数を制限できる機能)するのももちろん大切ですが、同時に「何度目にしても不快に思わない」クリエイティブが重要と言えます。

③従来のスマホ向けYDN広告の2倍以上のクリック数が集まる

Yahoo!の情報によると、今のスマホ向けのYahooディスプレイ広告に比べて、2倍以上のクリックがあるとのこと。高いクリック率を記録しているからこそ、通常のバナー広告以上に、クリック後のランディングページをどう組み合わせるかが重要となります。

参考:「インフィード広告」でスマホ版Yahoo! JAPANトップページに広告掲載 | Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル

④比較検討期間の長い業種・商品特性が複雑な業種は特にオススメ

あくまで一例ですが、「ユーグレナ」などよく耳にするものの詳細は知られていないサービスや、「ツアー旅行」など比較検討期間が長い業種において、インフィード広告は特に適していると言えます。

AISASモデルに即して説明すると、通常の検索連動型広告はユーザーが興味(Interest)を持っている前提で、検索(Search)したタイミングで出稿する広告ですが、インフィード広告はユーザーがコンテンツを見ている最中に、少し気になって(Attention)、興味(Interest)を持ったタイミングで見られる広告になります。

だからこそ、ユーグレナやツアー旅行のように、そもそもユーザーに商品説明をする必要があるサービスでは、インフィード広告の枠が活用しやすいのです。

⑤ディスプレイ広告のようなターゲティングが可能

最後に、Yahoo!におけるインフィード広告はリターゲティングやサーチターゲティングとの掛け合わせが可能です。例えば、広告効果の様子を見ながら、少しずつ配信したいという場合は、まずはインフィード広告をリターゲティングで行い、獲得見込みの高いユーザーにだけ広告配信をすることをオススメします。

インフィード広告をするならば、押さえておくべき6つの攻略手法

インフィード広告の大枠を掴んでいただけましたでしょうか?
最後に、具体的に効果を出すためのインフィード広告攻略手法を6つ紹介致します。

【手法①】広告テキスト→クロージング用ランディングページ

1-広告→クロージング

攻略ポイント

一見して広告とわかるテキストを用いて直接クロージング用ランディングページに飛ばすという、通常のリスティング広告と同じような使い方です。
既存のリスティングテキストをそのまま使用して、インフィード広告という新しい配信枠でユーザーにアプローチができます。かなり広告色の強いアプローチのため、完全に新規のユーザーに配信する場合は注意が必要ですが、リターゲティングと掛け合わせることで既に商品認知のあるユーザーに絞って配信をすれば、全体CV数の底上げが見込めます。

こんな方にオススメ

・インフィード広告専用のクリエイティブ(バナーやランディングページ)を作る手間をかけられない方
・通常のYDNの新しい枠として獲得数を増やしたい方

【手法②】記事風テキスト→クロージングランディングページ

2-テキスト広告→クロージングLP

攻略ポイント

最初に記事風のテキストを用いて、そのままクロージングランディングページに飛ばすという手法です。記事風テキストを用いることで通常の広告よりは高いクリック率が見込めますが、その分サイト内ランディングページでユーザーの期待を大きく裏切る可能性も少なくありません。「うちは商品力・サービス力に絶対的な自信があるから、とにかく集客数を増やしたい!」という方にはオススメできる手法です。

こんな方にオススメ

・商品力やサービス力に自信がある方
・とにかくクリック率を伸ばしたい方

【手法③】記事風テキスト→記事風ランディングページでクロージング

3-記事LP→クロージングLP

攻略ポイント

記事風のテキストから記事風ランディングページに遷移させ、そのままエントリーフォームまで持っていく手法です。イメージとしてはアフィリエイターがブログで商品をおすすめするのに近いですね。テキストもランディングページもあくまで記事風ですが、最後にはしっかり商品・サービス紹介に持っていくので、とにかくインフィード広告でCVを増やすことにフォーカスしたい方には是非この方法をおすすめ致します。

こんな方にオススメ

・インフィード広告を「記事広告」として活用したい方
・新規ユーザーの獲得を狙いたい方

【手法④】記事風テキスト→記事風ランディングページで興味喚起・ブランドリフト

4-記事風テキスト→記事風ランディングページで興味喚起・ブランドリフト

攻略ポイント

記事風テキストから記事風ランディングページに遷移させ、ユーザーにコンテンツを読ませることでブランディング効果が期待できる手法です。CV数アップよりも、まずはブランド力向上を目指している方にオススメです。

こんな方にオススメ

・インフィード広告でブランディングを行いたい方
・とりあえず商品やサービスの認知を広げたい方

【手法⑤】リターゲティング専用テキスト→専用ランディングページ

5-【手法⑤】リターゲティング専用テキスト→専用ランディングページ

攻略ポイント

リターゲティングユーザーに対し、専用のテキストとランディングページを用いてCVへと誘導する手法です。「専用の」とは、例えば「初回購入○%オフ!」「今なら○大特典付き!」など、CV検討段階に入っているユーザーが最後にCVするための後押しになるようなコンテンツを指します。既存の広告枠でアプローチできていなかったリターゲティングユーザーにもアプローチが可能です。

こんな方にオススメ

・一度サイトに来訪しているユーザーに対して、最後の後押しとして広告を出したい方

【手法⑥】アプリダウンロード

6-アプリダウンロード

攻略ポイント

インフィード広告の中でも特に目にする機会が多い手法ではないでしょうか?Yahoo!のインフィード広告はスマホ専用のため、スマホアプリダウンロードを促すには最適の広告手法といえるでしょう。

こんな方にオススメ

・アプリダウンロード数を増やしたい方

まとめ:今後も事例やノウハウが集まり次第記事化していきます

いかがでしたか?

これまでご説明してきたとおり、インフィード広告の盛り上がりは決して一時的なトレンドではなく、むしろ今後の主流となる広告手法であると言い切れます。

今回はあくまで攻略方法の一例をご紹介致しましたが、これでインフィード広告を完全に攻略できるというわけではありません。今後も攻略を永遠のテーマとして、弊社でも事例が上がり次第ご共有したいと思います。

注意:攻略法についてはYahoo!JAPANに出稿されている広告事例を当社にて独自解釈した内容記載しています。出稿企業の意図とは別の当社独自の解釈となりますことをご了承ください。

[bottombluelink]

自社メディア「LISKUL」の運営事例を公開!2年間で450万人に見ていただきました。

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自社メディアを運営している企業は、どんどん増えています。しかし、日々メディア運営の大変さを感じているご担当者様も多いのではないでしょうか。 リスティング広告を中心にWebマーケティングのノウハウを紹介する「LISKUL(リスクル)」。本日2016年1月27日で、メディア開設から2周年を迎え、合計で450万ユニークユーザを超えました。 そこで、今回は、LISKULを自社メディアとして2年間運営した結果として、PV数や資料ダウンロード数、そしてよく読まれていた記事をランキング形式でご紹介いたします。自社で、ブログメディアなどを運営されている方の参考になれば幸いです。 [topbluelink]

① ページビューは、昨年対比2倍に

1-LISKULのPVとUU ・2015年のPV:5,127,059PV(2014年:2,681,455PV、前年対比191%) ・2015年のUU:3,018,022UU(2014年:1,492,969UU、前年対比202%) 参考:自社サイトのメディア化実績データ公開!【LISKUL】の1年を振り返る

リスティング広告スタートアップガイドは、7,000ダウンロードを突破!

キラーPDF本単体 過去2,500社以上もの中小・ベンチャー企業のリスティング広告の運用支援経験から、リスティング広告を開始するときに成果を上げるポイントを抽出し、一冊の無料EBookにまとめまた「リスティング広告スタートアップガイド」も、現在までに7,000回以上のダウンロードを頂きました。 少額のご予算ならではの攻略法など、実際にリスティング広告を開始する上で、必要なことをこの一冊で全ての疑問が解決するよう全60ページに渡ってしっかり解説しています。無料でお配りしている資料になりますので、まだお持ちではない方は、ぜひご覧ください。 ・リスティング広告スタートアップガイド

SNSは、更新通知としてご活用頂いています。

SNS ・Facebookページいいね数:7036(2016年1月21日時点) ・Twitterフォロワー数:1268(2016年1月21日時点) ・Facebookページ(https://www.facebook.com/liskulcom)Twitter(@liskulcom) また、2015年はLISKULのアプリを公開しました。記事の更新でプッシュ通知が届くので、FacebookやTwitterと合わせ、更新通知としてご活用ください。 3-アプリiOS版アプリダウンロードAndroid版アプリダウンロード

② LISKULの読者層

性別は、どちらかというと男性多め

4-性別 ・男性:56.1% ・女性:43.9% と、少し男性が多くなっています。

年齢層は、10代後半~40代の方で85%

5-年齢層 年代別で多いのは、 1位:25~34歳(48.15%) 2位:35~44歳(24.94%) 3位:18~24歳(13.77%)となりました。

デバイス別では、PCが7割、スマートフォン・タブレットが3割

6-デバイス別 ・デスクトップ:69.6% ・モバイル:27.9% ・タブレット:2.49% 今は、スマートフォンで情報収集をする方も多いですが、LISKULはパソコンで記事を見られる方が7割です。

約9割は、検索エンジンからLISKULを閲覧

6.5-デバイス別 見ていただくと分かるように、9割近くが検索(Organic Search)によって流入をされています。更新した記事が、いわゆる「バズる」ともう少しSNS(Social)が伸びることも有りますが、年間単位で見ると、9割は検索によって見ていただいています。 また、LISKULの平日のPV数は、休日の約2倍あります。そのため、LISKULは、平日にビジネスマンの方がパソコンから、困ったことがある場合など検索をされる時に、見ていただけるメディアとなっています。 ここまでのLISKULの具体的な運用方法や立ち上げの手順については、以下の記事にまとめています。 参考:コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開

③2015年人気記事ランキングトップ10!

次に、2015年にLISKULでよく見られていた記事の上位10位をご紹介いたします。(※こちらのランキングは、2015年に公開された記事のみを対象としています。)

【1位】カメラ初心者必見!『プロっぽくなる』写真の撮り方3つのポイント

7-カメラ初心者 http://liskul.com/cr_camerapro3-6875 最近は、Instagramなど写真が重要なSNSが増えています。そんな時にも使える、初心者でも簡単に「まるでプロのような写真が撮れる方法」をご紹介します。

【2位】マーケティングをまるごとフレームワーク化!押さえるべき8つの枠組み

8-マーケティングフレームワーク http://liskul.com/wm_framework8-6329 3C、SWOT、4Pなど…使用頻度の高い上位8つのフレームワークを、使うべきタイミングと使い方が分かる具体的な事例とともにまとめました。

【3位】ショッピングカート|無料で利用できる12種の機能比較表と解説【2015年版】

9-ショッピングカート http://liskul.com/wm_shoppingcart_12_free_2015-6422 ネットショップを始めるためのツールは、いくつもあって迷う方が多いはず。この記事では、固定費無料で使えるショッピングカート12種類の特徴をまとめました。

【4位】キャッチコピーの作り方|もう失敗しないための7大テクニック!

10-キャッチコピー http://liskul.com/catch_copy-8281 サイトや広告などで使われるキャッチコピー。ユーザーの心に刺さりやすいキャッチコピーをつくる7つのテクニックと事例をご紹介します。ぜひ、キャッチコピー作りのヒントとしてご活用ください。

【5位】ネットショップ|運営が上手な事例5選から学ぶ成功ポイント9個

11-ネットショップ http://liskul.com/wm_netshop_po9-6572 ネットショップを運営する時に、絶対に抑えておきたい9つのポイントをターゲティングから、商品の紹介方法、そしてアフターフォローまで、様々な観点をまとめました。

【6位】Web配色で変わる!誰もが興味をもつ見本となる4つのパターンとテクニック!

12-Web配色 http://liskul.com/st_webcolor-8314 Webサイトを作る時、配色で悩んだことはありませんか?初心者でも使えるWebサイト制作に活かせる色のイメージ、心理的効果など、すぐに実践で使えるテクニックをまとめました。

【7位】LINEビジネス活用|10の事例で見えた成功パターンの秘訣

13-LINE http://liskul.com/wm_linebs10-6797 今や、コミュニケーション手段として当たり前になりつつあるLINE。200近くの企業アカウントに登録して見えた集客・販売促進パターンを、ご覧ください。

【8位】WEBマーケティングに消費者心理を~購買意欲をそそる15の秘訣~

14-消費者心理 http://liskul.com/wm_consumer-8475 マーケティングを成功させる秘訣の一つは、心理学を基にした施策で消費者を惹きつけることです。消費者の商品に対する興味の度合いによって踏まえるべき消費者心理が違うため、購買プロセスに合わせてご紹介いたします。

【9位】厳選!統計サイト14選-「ビジネスマンが欲しいデータ」が必ず手に入るー

15-統計サイト http://liskul.com/wm-statistics-8577 企画書や提案書を作るとき、市場の規模や動向のデータは必須と言っても過言ではありません。そこで、ビジネスで使える統計情報がまとまったサイトで、更新頻度が高く利用しやすいものを厳選しました。

【10位】広告効果測定3つの基本 ~データで成果を上げるコツ

16-広告効果測定 http://liskul.com/wm_date3_po-6591 クリック数や獲得単価などのデータはあっても、どの広告がどのぐらい成果に貢献しているのか、実はきちんと把握・分析できていない、ということはありませんか?3つの基本を知ることで、きちんと広告効果測定ができるようになります。 参考:LISKUL2014 人気記事ベスト10

⑤人気記事ランキングトップ10!

最後に、過去の全ての記事の中から、PV数の多い記事トップ10をご紹介いたします。

【1位】これが欲しかった!フリーフォント22選【日本語対応/商用可/無料】

total1 http://liskul.com/freefont-2626 たくさんあるフリーフォントの中から、今回は使うだけでサイトや印刷物がかっこよく仕上がるだけではなく「誰でも自由に無料ダウンロード」「商用利用も可」!そんな日本語フリーフォントをご紹介いたします。

【2位】高クオリティ!商用利用OKのアイコン、イラスト無料(フリー)素材まとめ

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⑥まとめ

いかがでしたか。ぜひ、自社メディアの運営のご参考として、ご活用ください。 また、LISKULの具体的な運用方法や立ち上げの手順については、以下の記事をご覧ください。 参考:コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開 「LISKULに記事を書きたい」というお問い合わせも、お待ちしております。 [bottombluelink]

【完全版】ECサイト構築の全方式の特徴とシステム選定手順

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自社の商品をインターネット上で販売したいと思うとき、簡単にできるのは、「楽天」や「Amazon」等のショッピングモールへの出店です。 しかし、ショッピングモールには強力な集客力がある反面、各社毎に独自のマーケティング施策やブランディングが難しいことも多いです。 そのため、ショッピングモールに頼らず独自に施策を行う場合は、自社でECサイトを構築することになります。 ECサイト構築は、特別な知識やスキルがなくてもできる「すでに出来上がっているECシステムを使う事で簡単にECサイトを構築する方式」から、「ゼロからECサイトを全て構築する本格的な方式」まで様々ですが、主要なECサイトの構築は以下の4つの方式があります。 ①ASP ②オープンソース ③パッケージ ④フルスクラッチ また最近では、上記以外の選択肢としてフルカスタマイズ可能なクラウドECシステムを利用する方式が、中・大規模のECサイトにはデメリットが最も少ない方式として世に出てきております。 ではこれらのECサイト構築方式からどのような方式を選べばいいのでしょうか?またECサイト構築の際に考慮しなくてはいけない課題とはどのようなものでしょうか? 本日は各ECサイト構築方式の特徴とメリット・デメリットを解説し、ECサイト構築の手順を、300社以上にECシステムを導入した実績のある株式会社インターファクトリーでWEBマーケティング担当の筆者が詳しく解説いたします。

※本記事は株式会社インターファクトリー提供によるスポンサード・コンテンツです。

【目次】 (1)「ASP」「オープンソース」「パッケージ」「フルスクラッチ」の各方式の特徴 (2)新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順 (3)既存ECサイトやショッピングモールからECを乗り換える(ステップアップ)場合のECシステム選定までの手順 (4)ほとんどのEC担当者が意識しないECサイト構築の重要な課題 (5)デメリットが少ないフルカスタマイズ可能なクラウドECシステムとは?

「ASP」「オープンソース」「パッケージ」「フルスクラッチ」の各方式の特徴

まずは、各方式がどのくらいの規模のECサイトに導入されているのか感覚的に把握するために、下記の図をご覧ください。

■年商別によるECサイト構築方式のすみ分け図

1-年商別によるECサイト構築方式のすみ分け図 図を説明すると下記のようになります。 ・フルスクラッチ方式を使うECサイト事業者の年商は50億円以上 ・パッケージは50億円未満、1億円以上 ・ASPは1億円未満 ・オープンソースは年商1億円あたり 例外もあります。例えば年商50億円以上でもパッケージを使っている企業もありますが、パッケージをフルカスタマイズしているので、フルカスタマイズに全く劣らない機能が備わっています。 そして年商1億円未満でもパッケージを使っている会社もありますが、オープンソースを使って費用を抑えるケースやパッケージをカスタマイズ無しで使い、コストがかからない構成にしているのです。 それでは次に各方式にかかる費用感を表にまとめました。

各ECサイト構築方式の費用感

ECサイトシステム費用比較 費用だけ考えると、ECサイト構築にはASPが最も気軽にはじめられることができますが、機能に制限があるのがデメリットです。オープンソースはフリーで公開されており、ライセンス費用がかかりませんが、ECサイトの規模により、サーバー費用が多くかかる場合もがあります。 パッケージは低価格のものから、フルスクラッチに匹敵するハイクラスの製品があるので、価格帯がとても広いです。 フルスクラッチは最もコストのかかる方式である反面、ゼロからECサイトを構築するためシステムに制限がないのが特徴です。 では、あなたの会社に導入すべきECシステムを下記チャートに従って、調べてみましょう チャート それではECサイト構築の各方式の全体感を把握した上で、詳しく解説してまいります。

①ASP:安くて手軽にEC構築が可能

ASP(Application Service Provider)とはアプリケーション・サービスプロバイダーの略です。アプリケーションソフトの機能を、ネットワーク経由で顧客にサービスとして提供することであり、それを行っている事業者の事を指します。ここではECサイト構築のASPサービスを紹介いたします。

メリット

✔価格が安い。 ✔サーバーやPCへのインストールが不要で、ブラウザーの管理画面でECの運営ができる ✔常にバージョンアップが行われ、いつも最新のEC環境 ✔ECサイトのスピード構築が可能

デメリット

✔機能のカスタマイズができない ✔ECサイトのデザインに縛りがある ✔システム連携はできない ✔アクセスの多い大規模ECサイトの運営は困難 ASPとはECシステムに限った事では名称ではありません。例えば「給与計算システム」「販売管理システム」など、あらゆるシステムがWEB上のアプリケーション(ASP)として各社から提供されております。 ASPはPCにインストールする事なく使えるブラウザーで利用するプラットフォームの名称であり、ECシステムとしても多くの会社からASPが販売されております。 ASPのECシステムを導入すればソフトウェアやサーバーの管理が不要で、ブラウザー上で簡単にECの管理・運営ができます。 また、バージョンアップやセキュリティーも常に更新されていくので、利用者はいつでも最新の環境でECサイトを運営できます。そして完成しているECシステムのASPは「価格が安く」、「導入までのスピードが早い」のは大きなメリットになります。 しかし、ASPでのEC構築にはデメリットもあります。それは完成している共用のプラットフォームですから、利用している会社毎に機能のカスタマイズができない点であり、提供されている範囲内の機能しか使えません。 デザイン面でもテンプレートの制約がありますので、こういったデメリットからも大手ECサイトや自社固有の要件の多い会社には向いていないシステムです。 とはいえ、ASPは手軽にEC導入ができるので、これからEC事業をスタートする会社や小規模EC事業者には最適なEC構築方法です。 また、近年ASPのサービスレベルも上がってきており、自社運用をASPに合わせることができれば、非常に安価で有効なサービスになっております。基幹システム等の連携はできませんが、WEBサイトのフロント機能だけならECサイトとして十分な機能が実装されています。

②オープンソース方式:ライセンス費用がかからない無料のパッケージ

オープンソースとは公開されているソフトウェアの事です。誰でも無償で使用、複製、改変、再配布を行うことができます。ここではECサイト構築のオープンソースソフトウェアについて解説いたします。

メリット

✔ライセンス費用がかからないため安価で構築が可能 ✔カスタマイズが自由 ✔デザインが自由 ✔多くのサービスのプラグインが用意されており、機能拡張が簡単 ✔自社のシステム担当で保守・運用が可能

デメリット

✔オープンソースはバグによる障害も全て自己責任 ✔セキュリティー上の問題が発覚する事が多い ✔システムが古くなる ✔現行バージョンの寿命が短い(バージョンの保守切れが早い傾向がある) オープンソースはライセンス費用がかからないため、導入費用が抑えられるメリットがあります。また、技術力に自信があるのなら、カスタマイズも自由にできるのは最大の魅力です。 一方で、仮にオープンソース本体側で大きなバグが発見され、それによる障害が発生したとしても、責任の所在は、オープンソース提供元ではなく、ECサイト事業者がリスクを負います。なぜならオープンソース提供元は無償でソフトを公開しており、それを使用するEC事業者と商契約は発生していないからです。 オープンソースを使って、それをカスタマイズし自社製品としてライセンス販売している会社の場合もリスクが存在します。例えばオープンソース自体に問題が発生した場合、カスタマイズしてライセンス販売している会社は「オープンソース自体のバグの場合は、カスタマイズした弊社のバグではない」という契約になっているケースがほとんどですので、オープンソースをベースにカスタマイズしたECシステムの場合、契約書には細心の注意を払う必要があります。 また、オープンソースの特徴としては更新プログラムファイルの提供や保守切れが早く、次のバージョンがリリースされてしまうことです。オープンソースは無料で提供されているために、ユーザーから保守費用を徴収できため、保守切れも早い傾向にあるためです。 オープンソースが向いている会社は、 ・「オープンソースのリスクを認識した上でコストを抑えたい会社」 ・「自社のシステムを保守開発して内製でECサイトも自らを保守・運営したい会社」 です。

③パッケージ:中・大規模ECサイト構築に最適なカスタマイズできる。

パッケージとは、ある程度フレームワークとして開発しているものをベースにしてECサイトを構築する手法です。ECサイト構築においてはカスタマイズが必要な中・大規模のECサイトによく使われる方式です。

メリット

✔柔軟なカスタマイズによる機能拡張が可能 ✔システム連携が可能 ✔デザインが自由 ✔アクセスの多い中・大規模のECサイトに対応

デメリット

✔インフラやサーバー環境の設計や用意が必要 ✔価格が高い ✔システムが古くなる ✔ECサイト構築まで、ある程度時間がかかる パッケージ方式は、すでにECに必要な機能が実装されて完成しているパッケージソフトウェアをベースにカスタマイズ開発する方式です。フルスクラッチのように、ゼロからサイトを構築するには莫大な費用と労力がかかりますが、パッケージ方式ならフルスクラッチよりコストと労力がかかりません。 サーバー等のインフラ設計も行いますから、大規模ECサイトにも耐えうるキャパシティーを持たすことが可能です。大規模なECサイトに必要な、基幹システムや物流システムとの連携も、カスタマイズにより実現できます。 何でもできるパッケージ方式によるECサイトの構築ですが、インフラやサーバーを用意する必要があり、またカスタマイズが必要なためASPのように簡単には導入できません。価格も100万円~数千万円と高価で予算の少ない会社には向いていないECシステムです。 とはいえ、パッケージの最大の魅力はECの基本機能が備わっているので、フルスクラッチに比べて安価で短期間にフルスクラッチに匹敵するECサイトを構築できることです。 パッケージ導入の場合は、陳腐化によるシステムの乗り換えコスト(3年程度に一度)、それに加えてインフラが発生するため、月額費用も高くなりがちな点も念頭に入れる必要があります。

フルスクラッチ方式:要望通りのECサイトをゼロから構築

フルスクラッチとは、システムやソフトウェアの開発において、既存の仕組みやソフトウェアを一切流用せずに完全に新規で開発することです。ECサイト構築におけるフルスクラッチ方式を解説いたします。

メリット

✔どんな要件のシステムも可能 ✔システム連携が可能 ✔デザインが自由 ✔アクセスの多い大規模ECサイトに最適

デメリット

✔インフラやサーバー環境の設計や用意が必要 ✔価格が高い ✔システムが古くなる ✔EC構築まで、長い時間がかかる フルスクラッチ方式によるEC構築は、名前のとおりゼロからECシステムを作る方式です。どんな要望でも実現する事ができるので、貴社の固有の要件・固有のシステムとの連携を実現する事ができます。もちろんECサイトのデザインも自由自在です。 しかし、あらゆるEC構築方式の中で最もコストと導入までの時間がかかる方式なので、大規模ECサイトの構築および、技術力のある会社が独自にECサイトの開発を行う場合に使われる方式です。インフラやサーバーも設計・用意する必要があります。 そして、フルスクラッチ方式にも価格・導入期間以外にデメリットがあります。 それは、システムが古くなった後にリプレイスをする事が相当困難になることです。その理由は2つあります。 ①価格が高くなるので減価償却が長くなる。 ②フルスクラッチを請け負ったベンダー会社にECシステムを完全に依存してしまうため、一度導入するとベンダー会社を変えるのが困難。 これらの理由から、一度フルスクラッチでシステムを構築すると、システムが陳腐化してからの乗り換えが非常に困難なものになるのです。 また、昨今パッケージ方式は”拡張性の向上”や“多くの機能が実装”されるなど日々向上しており、価格の高いフルスクラッチ方式を選択するメリットが少なくなってきており、実際にECシステムのマーケットの傾向もフルスクラッチからパッケージへの移行が進んでいます。 自社で完全にシステムを把握したいという場合に最適ですが、パッケージ会社にもソースコードを開示している会社もあります。フルスクラッチは値段が高額な割には価格に見合った優位性がなくなりつつあります。 また、餅は餅屋のようにECサイトのノウハウは通常のシステムとは異なりますので、フルスクラッチを依頼する場合は、ECサイト構築経験の豊富な会社に依頼する事が重要です。 以上、ECサイト構築の各方式の特徴について説明してまいりましたが、貴社のECサイトにはどの方式をどのように選択すれば良いのでしょうか? ・「新規のECサイトを構築する場合」 ・「既存のECサイトやショッピングモールからの乗り換え(ステップアップ)の場合」 の両方からのアプローチでECサイト構築の手順を説明します。

新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順

ECサイトを企業や個人で初めて構築する場合にどのECサイト構築方式を選べばいいのか、手順をまとめました。 手順1:ECの事業計画を作る。 手順2:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。 手順3:ECサイトに使う費用を算出する。

手順1:ECの事業計画を作る。

まずはECサイトの事業計画を作ります。事業計画は一般的には3年~5年で作成する事が多いのですが、ECシステムの減価償却は会計上5年と定義されており、できれば5年単位の事業計画を作ることをおすすめします。 では、なぜ数年先の事業計画がECシステム導入時に必要になるのでしょうか? 例えば、ECサイト構築直後はアクセス数も少なくASPのサーバーで十分であったものが、ECサイトリリースの数年後にテレビCMなどの大規模プロモーション予定がある場合は、ASPのサーバーではキャパシティーオーバーになる場合があります。 そういった場合はインフラを計画できるパッケージを導入した方がよいでしょう。 このように、導入時期だけでなく、数年先のプロモーションや会社の方針を踏まえてECの事業計画を作成することで、本当に必要なECの方式が選択でき、本来必要のない無駄なシステム乗り換えコストの発生を防げます。

手順2:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。

ECサイト導入検討の時期から、数年先に実現したい取り組みを視野にいれておかなくてはなりません。例えば下記のような例です。 例1:会員が増えた1年後には基幹システムのデータベースと連携したい。 例2:会員が増える頃にはサーバー容量を増やしたい。 例3:1年後には予算を獲得し、新しいプロモーションサービスを利用して集客を伸ばしたい。 といった事です。 こういった数年先に実現したい事も、念頭に入れてECシステムの導入を検討しないと「今、導入を検討しているASPはデータベースと連携できるのだろうか?」というECシステムの要件が出てくるので導入を検討しているECシステムが対応しているかどうかを、確認する必要があります。 一見当たり前のことに感じたかもしれませんが、多くのEC担当者は目の前のEC導入時期の要件しか想定にないケースが非常に多いのです。5年先をみてECシステムを検討しないと、長期的にシステム改修費用が高くつくのです。 ですから導入時こそ、数年先の事までイメージしてECシステムを検討しなくてはなりません。

手順3:ECサイトに使う費用を算出する。

手順1の事業計画の作成、手順2の将来の取り組みの計画まで立てる事ができれば、ECサイトに使う費用が、数年先まで算出する事ができるので、これでやっと ・ECサイトの機能面 ・ECサイトのインフラ面 ・ECサイトのコスト面 この3点の観点から、貴社に導入すべきEC方式を決定することができます。 手順1から3まで整理できたのなら、次の図のチャートに従って、あなたの会社に導入すべきECシステムを選んでみてください。

■導入すべきECシステムがわかるYes,Noチャート

チャート

既存のECサイトやショッピングモールからECを乗り換える(ステップアップ)場合のECシステム選定までの手順

ECサイトをすでに運用した事がある場合は、新規にECサイト構築する場合と手順が若干異なります。ECサイトの乗り換えの場合は「現状課題の洗い出し」から手順をスタートさせる必要があります。手順は以下のようになります。 下記の色つきの手順がEC乗り換えの場合の固有の手順になります。 手順1:現状課題の洗い出し 手順2:事業計画の策定 手順3:売上や会員数の推移に合わせて、将来の仕組みや取り組みを計画する。 手順4:ECサイトに使う費用を算出する。 ここでは「現状課題の洗い出し」と「事業計画の策定」について説明いたします。 (手順3と手順4は、前章で説明した「新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順」の手順2と手順3と同じですので、そちらをご覧ください。)

手順1:現状課題の洗い出し

すでにECサイト運営をしている方がECシステムの乗り換えやステップアップをする理由は下記の理由がほとんどです。 ・障害が多い ・PVが増えて、現在のシステムでのEC運用が困難 ・ECのコストが高すぎる。あるいはカスタマイズ費用が高すぎる。 ・やりたい施策があるが、カスタマイズできないため施策が実行できない。 ・基幹や物流システムと連携して業務の効率化したい。 ・現在のECシステムのデザインが良くない。あるいは掲載写真数に制限がある。 ・楽天などのショッピングモール出店から自社ECに乗り換えたい、あるいはモールとは別に自社ECサイトを構築したい。 まずは、現在のECシステムやモールの課題の洗い出しが必要になります。ただし、全ての課題と要望を実現するECシステムは、それだけコストもかかりますから、課題と要望に「Must(必須要件)」と「Want(あれば良い要件)」を定義し、導入費用と月額費用の兼ね合いから、どこまで要望を満たせるシステムかを選ぶのが良いでしょう。 具体的には下記のように定義してみてください。 新システムの要望

手順2:事業計画の作成

一度ECサイトを運営して問題が明確になっているので、その問題が「会社固有の問題」なのか、「ECシステム会社の問題」なのかを整理した上で事業計画を策定します。 例えば「カスタマイズができない」といった問題に対しては、あらゆる可能性があり、問題の本質がどこにあるのかを整理します。 ・カスタマイズ費用が捻出できない場合は「会社固有の問題」 ・面倒で手間がかかりカスタマイズをやりたくない場合「会社固有の問題」 ・ASPだからカスタマイズできないのは「ECシステム会社の問題」 ・技術力がないからカスタマイズできないのは「ECシステム会社の問題」 この点を整理せず、全ての問題を「ECシステムの会社の問題」にしてしまうと、現在かかえている問題が新しいECシステムで解決されないケースが出てくるのは、実はよくある話です。問題点の本質がどこにあるのかを必ず追及し、同じ問題を新ECシステムでは発生しないように努めなくてはなりません。 手順3と手順4は、前章で説明した「新規にECサイトを構築する場合のECシステム選定までの手順」の手順2と手順3と同じですので、そちらをご覧ください。 さて、手順1から手順4まで整理できましたら、ECシステムの乗り換え(ステップアップ)においても、どのECシステムを選ぶべきか決定できますので、下記のチャートでECシステムの方式を検討してみてください

■導入すべきECシステムがわかるYes,Noチャート

チャート 以上が、ECシステムを検討するまでの手順を紹介しました。次にEC担当者が意識していないECサイト構築の重要な課題を紹介しますので、必ず念頭に入れておきましょう。

ほとんどのEC担当者が意識しないECサイト構築の重要な課題

EC導入時期に「こういった機能を実装したい」あるいは「基幹システムと連携していないから、新システムでは連携を考えたい」といった課題をEC担当者が意識しているのは当たり前ですが、そういった要件と同じくらい重要なのに見過ごされがちなのが、下記の3つの課題です。

①ASP以外のECシステムの耐用年数は実質3年程度しかない。

今まで300サイトのEC導入をお手伝いさせてもらった弊社の感覚だと、お客様のほとんどはECシステムを3~5年で乗り換える事が多いです。 導入したシステムは、導入した瞬間から古くなっていきますから、カスタマイズを行い、継ぎ接ぎでシステム改修を行っても3年も経てば完全に時代遅れのECシステムになります。 例えばパッケージを導入したEC事業者によくある悩みが、必要なシステム改修費用が発生した時にカスタマイズをパッケージの会社に依頼したところ 「そのシステム改修は100万円かかります。」 と言われ予算を捻出できないために、システムが時流からどんどん遅れていくという悩みを持つEC事業者は多いのです。

②将来発生するカスタマイズやシステムバ―ジョンアップにかかる費用や時期を導入時期に計算しない。

いい例があります。例えばスマートフォン対応は今では、どのECサイトでも必須の機能となっていますが、少し前はスマートフォン対応しているECサイトはごく一部でした。 しかし、時代とともにスマートフォンユーザーが増えて、ECサイトにスマートフォン対応が必須の時代となりました。こういったカスタマイズ予算は当初から計上されていないために高額なカスタマイズ費用がかかりました。 また、セキュリティーの更新も常に怠ることはできませんので、都度バージョンアップが必要になってくるのです。 常に最新の環境で使えるASPにはこのような問題が発生しませんが、カスタマイズを要するパッケージやフルスクラッチには必ず発生する大きな課題なのですが、ECシステムの導入時期には、その時に必要な要件しか整理されず、3年以内に必ず発生するこれらの課題はほとんどのEC担当者に認識されていないのです。 パッケージもフルスクラッチも必ずシステムが陳腐化しますから、導入する場合はあらかじめカスタマイズ費用や、システムの乗り換え時期をざっくりでもよいので検討し、カスタマイズ費用を計画に入れて予算を確保する必要があるのです。 そうしなければ、数年後にカスタマイズ費用が捻出できす、システムがどんどん陳腐化していきます。

③ECシステムの会計上の減価償却期間は5年間

ECシステムはソフトウェアです。30万円以上するソフトウェアの減価償却期間は会計上5年と定められております。ですからECシステムを新規に導入にする場合は、最低でも5年以上は使えるものでなければ減価償却できないうちに次のシステムを検討する事になるのです。これは会計上大変な無駄になります。 以上3つの課題をあげましたが、そういったECの重要な課題がシステムの入れ替えも不要で、バージョンアップにも自動対応で行われるフルカスタマイズ可能なシステムがあれば解決できます。それがフルカスタマイズ可能なクラウドECシステムです。

デメリットが少ないフルカスタマイズ可能なクラウドECシステムとは?

フルカスタマイズ可能なクラウドECシステムとは、ECシステムが自動更新により、常に最新の状態が保たれ、各社ごとに個別にフルカスタマイズ可能なクラウド環境のシステムです。

メリット

✔常に最新のECシステム。古くならない ✔フルカスタマイズ可能 ✔あらゆるシステム連携が可能 ✔サーバーの用意が不要 ✔トラフィックの多い大規模ECサイトに対応

デメリット

✔クラウドシステムのためソースコードは開示できない ✔導入事例が少ない フルカスタマイズ可能なクラウドのECシステムとは、どういったものなのでしょうか?なぜカスタマイズを行うのに、システムの自動更新などの最新性が保てる仕組みなのでしょうか? 下記図をご覧ください。クラウドECの本体共通プログラムは自動更新されますが、各社のカスタマイズ部分は、本体共通部分の上に乗っているイメージです。 ですからパッケージのように本体部分を含めてのカスタマイズがされてないので、カスタマイズをした会社でもクラウドの最新性・自動アップデートの恩恵が受けられますから、システムが古くならないのです。

■フルカスタマイズ可能なECシステムのイメージ図

フルカスタマイズ可能なECシステムのイメージ図 わかりやすく説明すると、 「パッケージ」は音楽配信で言えばパソコンに音楽ファイルを“ダウンロードする”のに対して「フルカスタマイズ可能なクラウドEC」は“ストリーミング配信”であると例えることができます。 フルカスタマイズ可能なECシステムは陳腐化しませんから、例えば今後スマートフォン対応のような世の中に新しいスタンダードが生まれた場合もカスタマイズしなくても機能として実装されるので、自動的に新しいスタンダードが利用することができます。

早いセキュリティー更新・急激なトラフィック増加にも対応

セキュリティーの更新はパッケージの場合は各社毎に対応しなくてはならないのですが、クラウドは一度更新すればクラウド上の全てのサイトのセキュリティーが担保されるため、対応が早いのが特徴です。 また、テレビの露出や会社をあげてのキャンペーン等により急激なトラフィックが発生した場合、パッケージの場合は、常にピーク時のサーバー容量を用意しておかなくてはいけませんが、フルカスタマイズできるクラウドECは、ピーク時にあわせて適切なタイミングでサーバーを増減できるので、無駄なコストが発生しないのもフルカスタマイズできるクラウドECのメリットです。 フルカスタマイズできるクラウドECは、ピーク時にあわせて適切なタイミングでサーバーを増減できる いい事ばかりのフルカスタマイズできるクラウドEC方式も向いていない会社があります。 ・システムを把握するためプログラムの開示が必要な会社 ・パッケージやフルスクラッチと比べると導入事例が少ない。 という点を重視する会社には、導入しづらい要素ではあります。また導入費用や月額費用はパッケージと同程度かかります。 しかし、フルカスタマイズ可能なクラウドECの最大のメリットは、以下のように ・標準機能の自動アップデートによるカスタマイズ費用の削減。 ・常に最新のシステムを使えるため、システム乗り換え費用が発生しない。 ・サーバーのキャパシティーは必要な時期に必要な分だけの容量だから、無駄なコストが発生しない。 長期的観点からみるとシステム改修コストやシステム乗り換えコストがかからない点が最大のメリットとなります。

※本記事は株式会社インターファクトリー提供によるスポンサード・コンテンツです。

(広告)フルカスタマイズできるクラウドECシステムを使うなら

本日はECサイト構築の各方式を取り上げた上で、フルカスタマイズできるクラウドECシステムを紹介いたしました。フルカスタマイズできるクラウドECは弊社の“えびすマート”のホームページでご確認ください。 えびすマート

厳選!初心者向け無料アクセス解析ツール7選

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アクセス解析
アクセス解析ツールとは、あなたのサイトを訪れたユーザーの行動を記録・分析し、サイト運用に役立てるためのツールのことです。サイト運用や改修には今や不可欠と言われている程で、様々なアクセス解析ツールが世に出回っています。すでに利用されている方や、これから利用を検討している方も多いのではないでしょうか。 この記事では、そんなアクセス解析ツールにどのようなものがあるか紹介していきたいと思います。 現在最も使われているGoogleアナリティクスを始め、初心者向けのかんたんツールや、Googleアナリティクスと併用すべきツールなどを中心に紹介していきます。 ・「アクセス解析したいけど、どのツールがいいかわからない」 ・「Googleアナリティクスは使っているけど、もっと別のデータも見たい!」 などの不満をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。 目次 アクセス解析ツールの王道。Googleアナリティクス Googleアナリティクスと併用すべきツール3選 初心者向けアクセス解析ツール3選 まとめ:重要なのはツールではなく目的

※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。

アクセス解析ツールの王道。Googleアナリティクス

現在日本の上場企業の半数以上が導入しているアクセス解析ツールが、「Googleアナリティクス」です。Googleが提供している無料で高機能なアクセス解析ツールで、正直アクセス解析に関する大抵のことはGoogleアナリティクスでできます。 Googleアナリティクス なので、とりあえず何かしらアクセス解析ツールを導入してみたい、という方は、Googleアナリティクスを入れておけばまず間違いないと思います。むしろ、Googleアナリティクスを導入せずに「アクセス解析」を語るのもなかなか難しいものです。 しかし、Googleアナリティクスのどこを見ればいいの? Googleアナリティクスでは見られないデータも欲しい! という方向けに、Googleアナリティクスと併用すると良いツールもご紹介します。

Googleアナリティクスと併用すべきツール3選

アクセス解析ツールは、併用すると相乗効果を発揮するツールもあるため、ぜひ参考にしてください。 (五十音順)

Webサイト分析の人口知能「AIアナリスト」(無料)

3-4 https://wacul-ai.com/

<特徴>

・Googleアナリティクスのデータと連携すると自動でデータ集計するツール ・集計だけでなく、データから導いたサイトの課題や改善提案を言葉で説明 ・ウェブ担当者に代わって、毎日のデータの変化もチェック

「Google Search Console」(無料)

Googleサーチコンソール https://www.google.com/webmasters/tools/home?hl=ja

<特徴>

・ユーザーがサイトに流入する前に、何と検索したかを見るツール ・キーワード毎に自サイトが検索結果で何位に表示されているかや、何回検索画面に表示されたかなどを把握することができる ・SEO対策やリスティング広告出稿の際に参考になる

ヒートマップツール「USER HEAT」(無料)

ヒートマップツール「USER HEAT」 http://userheat.com/

<特徴>

・ページ内のどの部分をユーザーがよく見ているかを把握するためのツール ・ページ内でユーザーにとって魅力的なコンテンツを把握できる ・ヒートマップという視覚的に認識できるUIなので、初心者でも簡単

Googleアナリティクス以外のアクセス解析ツール3選

次に、Googleアナリティクス以外のアクセス解析ツールを紹介します。こちらは、Googleアナリティクスに比べて、初心者向けで使いやすい、という特徴があるため、Googleアナリティクスは色々とわかりにくくてハードルが高い、という方にオススメです。

「QLOOK」(無料)

QLOOK http://analytics.qlook.net/

<特徴>

・データの保持期限は無制限(Googleアナリティクスは25ヶ月保証、それ以上も一応保持される) ・用語の解説が解析レポートの下に表示される初心者向け仕様

忍者アナライズ(無料)

忍者アナライズ http://www.ninja.co.jp/analysis/

<特徴>

・シンプルで見やすい ・各所から用語の意味が確認できて親切 ・訪問数や直帰率、流入元などを知ることができる

Yahoo!アクセス解析

Yahoo!アクセス解析 http://analytics.yahoo.co.jp/

<特徴>

・Yahoo!プロモーション広告に出稿していれば原則無料 ・リアルタイムデータに強い ・直感的な操作ができるUI

重要なのはツールではなく目的

現在、アクセス解析ツールには今回紹介したツール以外にも様々なものがあります。 どのツールが1番使いやすいのか、どのツールが1番便利なのか、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、重要なのはツールの機能や使い勝手ではなく、あなたがアクセス解析ツールを使う目的です。 基本はGoogleアナリティクスを導入しておけば大丈夫だと思いますが、「もっと簡単なツールを使いたい」「●●に関する情報が欲しい」などの目的が明確にある方は、今回ご紹介したようなツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。

ECパッケージ徹底比較|大手6社+無料パッケージ【2016年版】

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EC-package
ECパッケージは、新たに自社のECサイトを立ち上げたい場合や、既存のECサイトのASPからのステップアップのために、検討されることが多いECサイトを構築するシステムです。 しかし、さまざまECパッケージがあるものの、サービスページをみても、いまいち自社にとってどこがいいのかわからない、なんてことはありませんか? そこで今回は、ECパッケージ市場の売上上位企業を中心に、筆者が7年間300社の企業様と接する中で、安定したサービスを提供されていると感じた6社を解説するとともに、オープンソースのECパッケージとしてもっともメジャーな「EC-CUBE」についても解説します。

ECパッケージを選ぶための3つ基準:「担当者」「機能」「コスト」

自社の行いたい事を考えると細かな要件がでてきますが、ECパッケージを選ぶための基準を大別すると以下3つに分けられます。 ①担当者:初期構築時はもちろん、運用時の窓口担当者がだれなのか? ②機能 :自社特有の課題に応えてくれるか? ③コスト:イニシャルコスト、ランニングコスト、システム更新時費用はいくらか?

①担当者:窓口担当者は誰か?

窓口を営業が担当する場合は、技術的な質問だとすぐに回答できない場合があり、確認の時間がかかる場合があります。 システムエンジニアが担当する場合は、問題が発生した時の解決が一番スムーズです。しかしシステムエンジニアの数は限られているので、運用時にどのように保守してくれるのか確認しましょう。 カスタマーサポートがある場合は、スタッフが技術的事項に精通していなかったり、また画一的な対応をされたりする可能性があります。そのため、会社規模、人員配分を参考にする事を推奨します。

②機能:自社のやりたい事が実現できるか?

パッケージを導入する最大のメリットは一社一社にあわせてカスタマイズができるという点。 極端に言えばどのパッケージでも、費用をかければやりたい事は大抵できます。 そのため、パッケージ各社の強みを元に、一番自社のやりたい事を行うのに、追加費用が発生しづらいサービスを見つける事が重要です。

③コスト:初期費用だけでなく、長期的なランニングコストに注目するべき。

パッケージは、カスタマイズが可能ですがシステムが古くなるという大きな問題があります。 パッケージを導入する際は、将来のリプレイス予算や、システム改修費及び時期を前もって計画しておきましょう。

ECパッケージの6社を比較!

実際に今回、取り上げたのは下記6社です。 1.ecbeing 2.えびすマート 3.EC-Orange 4.コマース21 5.SI Web Shopping 6.COMPANY-EC 番外:EC-CUBE それぞれのサービスと、その特徴などをまとめました。 EC比較表

1.ecbeing

1ec-being www.ecbeing.net

〇メリット

・初期構築後のEC運営コンサルティング迄ワンストップ提供が可能。 ・開発に携わった担当SEが、そのまま保守を担当してくれる安心の体制 ・業界随一の営業体制 ・900社の実績に裏付けられた安定したシステム運営

×デメリット

・追加改修のカスタマイズ費用が高い ・標準対応の決済システムが限られている

◆こんな会社に向いている

・中規模~大規模企業 ・選定にはまず実績が重要だという企業 ・細かな営業対応が選定時に欲しいという企業

◆こんな会社には向いていない。

・独自の受注フローを持つBtoBの企業 ・独自機能を多く利用したい企業

2.えびすマート

えびすマートトップページ http://www.ebisumart.com/

〇メリット

・カスタマイズできるクラウド型パッケージ ・クラウドゆえにシステムが常に最新状態。週に1回のバージョンアップを実施 ・クラウドサーバーの為、短期間のアクセス集中でもサーバーダウンしない ・システム更新しないで済む為、数年に一度発生するシステム改修費用が掛からない

×デメリット

・他の大手ECパッケージ会社に比べると事例300社程度と多くない ・クラウドシステムの為ソースコードは開示しない

◆こんな会社にお勧め

・中規模~大規模企業 ・中期でのEC運営コストを削減していきたい企業 ・こちらから要請しないでも、機能を最新にしてほしいという要望を持つ企業 ・ベンチャーならではの機動力を生かした体制を望む企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・クラウドシステム自体が会社としてNGという企業

3.EC-Orange

3EC-Orange http://ec-cube.ec-orange.jp/

〇メリット

・ECとPOSの在庫データ連携が可能。オムニチャネル対応 ・EC-CUBEで構築されている為、ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・EC-CUBEで構築されているため、EC-CUBE特有の問題には対応できない  例)EC-CUBEでセキリティ―問題発生した時は、同時に影響あり

◆こんな会社にお勧め

・中規模~大規模企業 ・店舗とECの連動を行いたい企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・自社に技術力がなく、オープンソースであるEC-CUBEのリスクに対応できない企業

4.コマース21

4コマース21 http://www.commerce21.co.jp/

〇メリット

・大手企業支援で構築された安定したシステム。大量アクセス・大量データ対応可能 ・技術力が有り、機能の自由度が非常に高い ・ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・高機能である事の相対として費用は高め

◆こんな会社にお勧め

・規模の大きい企業 ・選定にはまず実績が重要だという企業 ・独自機能を多く持ちたい企業

◆こんな会社にはお勧めできません。

・小規模~中規模企業 ・費用面で制限の多い企業

5.SI Web Shopping

SI Web Shopping http://www.sint.co.jp/products/siwebshopping/

〇メリット

・東証一部上場の安心感 ・コールセンターなどの業務センターの実績が豊富 ・データベース、ソースコードを開示しており、サイト保守内製化が可能

×デメリット

・日本を代表する企業が導入するシステムである一方、費用は高め。

◆こんな会社にお勧め

・大規模企業様 ・選定にはまず実績が重要だという企業様。 ・取引先は会社規模を重視する企業様。

◆こんな会社にはお勧めできません。

・小規模~中規模企業様 ・費用面で制限の多い企業様

6.COMPANY-EC

COMPANY-EC http://company-ec.worksap.co.jp/

〇メリット

・豊富な標準機能。最新トレンドを基本機能として無償追加してくれる事。 ・ERPシステムCOMPANY-ECとの連携がスムーズ。 ・カスタマイズの自由度が高く機能が充実している。

×デメリット

・日本を代表する企業が導入するシステムである一方、費用は高め。

◆こんな会社にお勧め

・大規模企業様 ・既に自社がCOMPANY-ECを利用している企業様。 ・取引先は会社規模を重視する企業様。

◆こんな会社にはお勧めできません。

・COMPANY-ECとの連携を前提としない企業様。

番外:EC-CUBE

EC-CUBE http://www.ec-cube.net/

〇メリット

・20,000社の導入実績の安心感。 ・ライセンス費用無料で自社ECを構築する事ができる事。 ・豊富なプラグインで、必要な機能だけを追加する事ができる。

×デメリット

・自社内に余裕のある開発体制が無いと導入が難しい事。 ・フリーで公開している為、システムの問題が発生しても自己責任となる事。

◆こんな会社にお勧め

・社内に信頼できる技術者がいて、自社でECを運営をしたい企業様

◆こんな会社にはお勧めできません。

・自社に技術力がなく、システム開発をベンダー企業にお願いしたい企業様。

まとめ

いかがだったでしょうか?ECパッケージの選択はその後数年にわたる大きな決断です。 上述の比較をご参考にまずはお話を聞いてみることで、自社にとって良い選択ができることを願っております。

これであなたも報連相マスター!5分で分かるコツとポイント

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ほうれんそう
報連相(ほうれんそう)は単なる「報告」、「連絡」、「相談」ではありません。報連相を行うことが大切ではなく、報連相とは何で、どのように行えばいいのかを知り、それを用いて何をするかが大切です。 今回は、報連相を正しく行うためのポイントをわかりやすく解説します。 本記事を作成するにあたり、報連相について解説した30記事を精読し、それぞれの記事で共通して書かれている重要なポイントをまとめ、さらに報連相において大切だと思う箇所を抜粋し、本記事に凝縮しました。

ほうれんそう(報連相)の基本の意味は、「報告・連絡・相談」

「ほうれんそう」を正しく行うことができれば、社内の業務の流れが円滑になります。 まずはそれぞれの意味について確認しましょう。

「報告」

報告とは、基本的に上司から部下への命令に対して、部下が業務や作業の経過や結果を知らせることです。

「連絡」

連絡とは、関係者に、簡単な業務・作業情報を知らせることです。自分の意見や憶測は入れず、あくまでも事実を伝えることが求められます。また、報告と違い、上司や部下に関わらず、誰もが発信側にも受信側にもなります。

「相談」

相談とは、仕事において判断に迷った時や自分の意見を聴いてほしい時に、上司や先輩、同僚に参考意見を聞くことです。 「報・連・相」において基本的な説明は以上です。続いて、「報・連・相」すべてに共通するポイントを見てみましょう。

報連相を円滑にするためには「目的」、「伝える対象」、「伝える事柄」を明確にすること!

1-報連相の3つのポイント
伝えたいことを分かりやすく伝えるためには、「目的」、「伝える対象」、「伝える事柄」を明確にする必要があります。

①「目的」を明らかにする

そもそも何のために伝えるのか、行動を起こす前に考えることが大切です。 ・事実を伝えるだけでいいのか ・事実を伝えた上で自分の意見を伝えたいのか ・事実を伝えた上で自分の意見を伝え、それに対するアドバイスが欲しいのか 伝えるにあたり目的を明確化することで、相手に分かりやすく伝えることができます。 また、「報・連・相」における共通の目的は情報を共有化することです。それぞれの行動において、情報を共有する意識がなければ相手に伝えたいことは伝わりません。相手に正確に情報を共有してはじめて「報・連・相」は成り立つと言えるでしょう。

②「伝える対象」を考慮する

伝える対象というのは、 ・伝える相手(上司なのか、同僚なのか、クライアントなのか等) ・その相手を取り巻く環境(会議なのか、1対1なのか、メールなのか、電話口なのか等) ・相手のタイミング(時間があるのか、時間がないのか等) のことをさします。これらを考慮することで、伝える手段が変わります。 例えば、相手の人数が少人数で急を要するなら、口頭ベースの簡潔で分かりやすいものでないといけないし、相手が大人数で、時間のある会議の場なら資料を事前に用意し、事前に配布して読んでおいてもらったうえで、伝える必要があるでしょう。

③「伝える事柄」を整理する

伝えるにあたり、「伝える目的」と「伝える対象」を明確にしたら、最後に「伝える事柄」について整理する必要がります。 ポイントとしては、事実と自分の意見を混同しないことです。 事実と意見をきちんと分け、「伝える事柄」を整理したら、最後はそれを最善の手段で伝えるだけです。 例えば、「伝える事柄」が単純な事実のみだったら、口頭で端的に分かりやすく行うことが求められ、「伝える事柄」が複雑で、自分の意見も含む場合には、資料を用意して、相手の理解をうながすようなものが求められるでしょう。 伝えたいことを分かりやすく伝えるためには、「目的」、「伝える対象」、「伝える事柄」を明確にし、それに即した手段で伝えることが大切です。続いて、「報・連・相」において各行動をとる際のコツとポイントを「報・連・相」別に見ていきます。

「報・連・相」別、おさえるべきポイントとコツ

「報告」はタイミングと方法をおさえる

2-報連相のタイミングを押さえる
「報告」は、「上司に求められた時」だけではなく「適切なタイミングで行うこと」が重要です。特に、「報告」は聞かれるまで待つのではなく、自らすることが大切です。 報告をするべき主なタイミングは、以下の6つになります。
1. 指示された仕事が終わったとき 2. 長期の仕事の進行状況の中間報告 3. 仕事の進め方に変更が必要なとき 4. 新しい情報を入手したとき 5. 仕事に対する新しい改善方法を見つけたとき 6. ミスをしたとき 引用:きちんと理解しておきたい報連相の重要性とポイントまとめ│株式会社LIG
また、良いことだけではなく、ミスやトラブルなどの悪いことも報告しましょう。 次に、「報告」の方法に関してですが、口頭ベース、記述ベースの、2つの手段が考えられます。

急ぎ・簡単な内容ならば、「口頭ベース」

急ぎの場合や、簡単な「報告」の場合は口頭で行います。その際に、結論から伝えるように心がけましょう。結論のあとに、経過や状況・原因を伝えます。 事実と自分の意見をきちんと分けて伝えることも大切です。事実と個人的な意見を混同して伝えると、上司の誤った判断を招く可能性があります。 それでも意見を求められた時は「私の意見といたしましては」「私は○○のように感じました」など、それが個人の意見であり推測であることをはっきりさせます。

内容が複雑・関係者が多いならば、「記述ベース」

内容が複雑な場合や、対象が複数人いる場合、そしてある程度のまとまった時間をとって「報告」を行う場合には記述ベースの「報告」を行います。 基本的なポイントは口頭ベースと変わりませんが、記述ベースの場合は資料を用いたものやメールでの報告となるので、グラフや図式を用いて分かりやすく伝えることを心がけましょう。

「連絡」は正確な情報を、簡潔かつ迅速に

3-「連絡」は正確な情報を、簡潔かつ迅速に
「連絡」をするにあたり、大切なポイントを以下にまとめました。

①連絡内容の確実な把握をする

「連絡」をするにあたり、伝える本人は連絡内容の確実な把握をすることが求められます。決定/未定なのかを確認したうえで、できるだけ正確に伝えましょう。 「雨が降っても、花見は開かれるみたいです」「次の会議は、今月中に開かれるようです」といった曖昧な連絡は、聞いた者が混乱してしまいます。

②簡潔かつ迅速な「連絡」を心がける

「連絡」に際して、その連絡で結局何が伝えたいのかを考えることが大切です。 例えば、「次回の会議の日程について営業部で話し合った結果、月の頭でやるか、半ばでやるか、月末でやるか意見が割れ、会議の日程について色々揉めましたが、最終的に部長の一存で月末に決まりました。」という連絡では伝えたいことがいまいち伝わりません。 結局何が伝えたいのかを考えると「次回の会議の日程は月末に行われます。具体的な日付と時間は追って連絡します。」という簡潔な内容になります。 連絡する内容が決まったら、それを関係者全員に迅速に伝えましょう。 その際に、できるだけ直接伝えます。第三者に伝言を依頼した場合、内容が正しく伝わらなかったり、遅れて伝わったりしてしまう可能性が生じます。

③連絡手段は用途によって使い分ける

「連絡」の手段は、簡単なものでしたら口頭や電話、メール等で済ませます。多数の者に知らせる場合や、内容が数字やグラフ、図表を伴う複雑なものでしたら文書で行いましょう。

「相談」は1. 現状、2. 目指すべきところ、3. 現状までのプロセスに分けて情報整理

4-「相談」は1. 現状、2. 目指すべきところ、3. 現状までのプロセスに分けて情報整理
「相談」は伝える情報に最善の注意を払う必要があります。 相談する自分がどのような情報をもっているのかを整理するのと同時に、相談をする相手にそれをどうやったら分かりやすく伝えることができるかが大切です。 良いアドバイスをもらうためには分かりやすくてアドバイスのしやすい相談を心がけましょう。 まずは自分の相談したい事柄を下記のように整理しましょう。 1. 相談したい事柄の現状(現状) 2. 相談したい事柄の目指しているところ(目指すべきところ) 3. 相談する前にすでにやったこと、それをやった後に目指している状態にならなかった理由(現状までのプロセス) 相談したい事柄を整理できれば、後はそれにもとづいて相談するだけです。 現状と目指すべきところのギャップを自分で理解し、今まで行ったことを振り返ることで、相談する前に自分で見直すことができ、場合によっては相談が必要なくなるかもしれません。 大切なのは自分の相談するべき事柄が何なのかを、まずは明らかにすることです。

「報・連・相」別、つまづかないための改善ポイント

続いて、「報・連・相」を行う際にやりがちなミスを事例とともに紹介したいと思います。上司と部下の会話の中で問題点を見出し、改善点をまとめました。

事例その1 「報告」

部下「プレゼンをしてきました。結構いい感じに出来たと思います。」 上司「いい感じとは、どんな感じかね。」 部下「スムーズにやることができました。」 問題点:報告内容が事実ではなく、感想になっている。 改善点:報告の目的を意識する。 この場合ですと、上司にプレゼンが滞り無く終わったことを報告することが目的になります。 「報告」がきちんとできない人は、感想と事実を混同しないことと、自分の持っている情報の整理ができるように心がけてみてください。

事例その2「相談」

部下「最近営業の案件が取れなくなってきています。自分なりに頑張ってはいるのですが。」 上司「なるほど。頑張りが足りないんじゃないかな。」 部下「そうなのでしょうか。どうすればいいですかね。」 上司「うーん。」 問題点:相談の際に伝える情報があいまいで分かりづらい。 改善点:相談内容を事前に整理し、情報を上司に分かりやすく伝える。 前の章でも述べたように、「相談」は1. 現状、2. 目指すべきところ、3. 現状までのプロセスに分けて情報整理し上司に伝えましょう。そうすることで、上司は相談の趣旨を理解し、適切なアドバイスをすることができるはずです。

大切なのは、何を伝えたいのかを意識して、自分の目的に合わせ行動を取ること。

いかがでしたでしょうか。 「報・連・相」を行うことも大切ですが、「報・連・相」を用いて何を伝えたいのかを意識して、自分の目的に合わせ行動を取ることが大切です。 本記事でまとめたことを、ぜひとも参考にしてみてください。

プレミアムポジションとは?|リスティングの効果をあげる2つの方法

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2.プレミアムポジション(Google)
プレミアムポジションは、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチといったリスティング広告の上部にある枠です。一番上に表示される、その枠に広告を配信できれば、クリックをされる可能性は高まります。 2016年2月に、Google AdWordsのリスティング広告右側表示枠がなくなったこともあり、プレミアムポジションの重要性が高まりました。 そこで今回は、「そもそも、プレミアムポジションがどういうものか?」の解説に加え、プレミアムポジションのメリット・デメリットから、実際にプレミアムポジションを取る方法、また取ったあとに活用をする方法まで、解説いたします。 [topbluelink]

1.プレミアムポジションは「検索結果より上部に表示されるリスティング広告の枠」

プレミアムポジションは「検索結果より上部に表示されるリスティング広告の枠」です。 通常、リスティング広告は上部だけではなく、右側や検索結果の下部にも掲載されます。 しかし、検索をしたユーザーにとって、一番目に止まるリスティング広告の枠は、検索結果の上部です。そこを、プレミアムポジションと呼びます。 ▼Yahoo!JAPANの場合 1.プレミアムポジションの位置(Yahoo!) ▼Googleの場合 2.プレミアムポジション(Google) 2016年2月末現在、 ・Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチで4枠 ・Google AdWordsで4枠 がプレミアムポジションとして、表示されています。

2.ただお金かけても無駄!プレミアムポジションへ表示させる方法とは?

プレミアムポジションに載せるためには、広告の掲載順位を、 ・Googleなら4位以内 ・Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチならば4位以内 にする必要があります。(2016年2月末現在) 前提として、掲載順位は広告の総合評価である広告ランクによって決まります。 広告ランクを決定する要素は、下記の3つです。 広告ランクの決まり方 ・入札単価(広告主が、1クリックのために払ってもよいと考える金額) ・品質スコア(広告の評価) ・他(広告表示オプションやその他の広告フォーマットの見込み効果) まず目指すべきは、「入札単価」と「品質スコア」を上げることです。

①入札単価は、オークション制で調整可能

入札単価は、同じキーワードに対して広告を出したい!と考える企業同士で、オークションのように入札をしあい決定します。「いくらで入札をするか?」は、いつでも調整が可能です。入札単価の調整などは、詳しくは下記記事をご覧ください。 参考:リスティング広告の運用|最低限押さえておきたい運用7つのポイント

②品質スコア(広告の評価)をあげるための3つの基準

品質スコアとは、「広告の評価」です。10点満点で評価され、広告ランクにも影響がある要素の1つです。しかし、入札単価と違い、品質スコアはすぐに上げることはできません。 品質スコアは、下記の3つの要素によって決定され、それぞれを地道に上げることが重要です。 品質スコアの決まり方

①推定クリック率

「クリックされる確率が高い=ユーザが求めている情報が記載されている」とみなされ、品質が高い、と評価されます。 ただし、この時は広告の掲載順位が高いことによって上がったクリック率の影響は取り除かれます。 ※「品質スコア」とはGoogle AdWordsでの名称です。Yahoo!プロモーション広告では「品質インデックス」と言いますが、内容は同じ指標です。この記事では以下まとめて「品質スコア」と記述します。

②キーワードと広告の関連性

検索キーワードに対し、関連性が高い広告はユーザが求めている情報の可能性が高いと評価されます。

③リンク先ページの利便性

ページの関連性、情報の透明性、操作性など。 (例:「No.1」と記載の記述根拠/申し込み・資料請求等、アクションまでの導線の分かりやすさ・・・等) 参考:品質スコアの改善ガイド|メリットと具体的施策

3.プレミアムポジションの2つのメリット|クリック率とサイトリンク

プレミアムポジションに載ると、ユーザーが「広告を出稿しているキーワード」を検索した時に、真っ先に目につくところに、広告が表示されます。

メリット1:プレミアムポジションに載ると、クリック率が6倍違うという調査も!

実際に、広告の掲載順位と、クリック率の変化について調べた調査があります。 下の図は、Google AdWordsで、実際に出稿した1キャンペーンの掲載順位とクリック率の関係を表したものです。
3.掲載順位とクリック率
※表では、1位掲載の場合のクリック率を1とした比率にしています 引用:Rで調べるAdWordsでの掲載順位とクリック率の関係-LIVESENSE DIGITAL MARKETING 例えばこの調査では、単純に「プレミアムポジションである1~4位」と「それ以下の枠の5~10位」の平均クリック率は、約6倍違います。

メリット2:サイトリンクが出せるようになり、クリック率、画面占有率、品質スコアが上がる。

サイトリンクとは、プレミアムポジションに掲載された際、広告文の下部に「追加の情報」を載せることができる機能(広告表示オプション)の1つです。
サイトリンク例
引用:広告文の下に追加のリンク(サイトリンク)を表示する - AdWords ヘルプ

a)他の情報を出すことで広く関心を集め、クリック率が向上!

サイトリンクを設定すると、従来の広告文以外の情報を表示できるため、ユーザーの興味をよりつよく惹きつけることができます。その結果、通常のリスティング広告よりも、クリック率は向上する傾向があります。

b)たった数行でも効果あり!画面占有率アップでユーザーの目にとまるように。

リスティング広告が表示できる場所は限られています。そのため、たった数行のサイトリンクを表示するだけで、画面の占有率があがり、よりユーザーの目にとまりやすくなります。サイトリンクのさらなる情報や、設定方法は下記の記事をご覧ください。 参考:公開! 狙ったとおりにサイトリンクを出す方法

4.要注意!プレミアムポジションの2つのデメリット

そんな魅力的なプレミアムポジション。しかし、メリットだけではなく、デメリットももちろんあります。

デメリット1:競合が多い中、プレミアムポジション表示させるためには費用がかかる。

広告ランクの決まり方 つまり、品質スコアなどの他の要素が全く同じ2つの広告では、入札単価が高いほど、広告ランクも高くなり、上位に掲載されます。 そのため、競合が多い業界では4~5枠という限られたプレミアムポジションを取るために、入札単価を非常に高くする必要がある場合があります。 そうなると、プレミアムポジションがどれだけ良いものであったとしても、費用対効果が合わなくなってしまうことも。実際に、自社の属する業界のクリック単価の想定を調べたり、入札単価をどう捉え、改善をしていくかは、下記の記事をご覧ください。 参考:有料広告を始める前に知っておきたい クリック単価の事実と相場とは!?

デメリット2:上位に表示されても、コンバージョンに繋がるとは限らない。

プレミアムポジションに表示され、クリックが増えても、コンバージョンにならない無駄なクリックが増えてしまっては意味がありません。 もちろん、 ・予算が十分にある場合 ・LTV(生涯顧客価値)が高い場合 ・費用が多少掛かっても、コンバージョンを取りにいきたい場合 は、クリックが問題ありません。 しかし、 ・予算が限られている場合 ・CPA(1件のコンバージョンの獲得単価)を抑えたい場合 そんなときは、プレミアムポジションではなく、あえて「それ以下の順位」で顧客の獲得を図って行く必要があります。 ただ表示されればいいのではなく、ビジネスの状況などに合わせ、プレミアムポジションへの表示を狙うかどうか?そのものを考える必要があります。

5.無駄クリックを削減!絶対やるべきプレミアムポジション活用法2選

メリット、デメリットを考えたうえで、プレミアムポジションに表示をされたのならば、できるだけ無駄なクリックを減らし、コンバージョンにつなげたい!その時に、絶対にやるべきプレミアムポジション活用法を2つご紹介します。

活用法1.「ターゲットのお客様にだけ響く」ターゲティングが明確な広告文をつくる。

クリック課金のリスティング広告では、クリックされたら費用が発生します。そして、ユーザーがその広告をクリックするかどうか?は、「その広告がユーザーに響くかどうか?」で決まります。つまり、広告文には「見込み客を選別する」という役割もあるのです。 そのため、プレミアムポジションに表示される可能性が高い場合は特に、「誰に対して、何を売りたいのか」を明確にし、広告文を作成することが必要となります。効果的なターゲットの考え方や、広告文の作り方は、下記記事をご覧ください。 参考:ウェブマーケティングを成功に近づけるターゲット戦略4ステップ 参考:リスティングの広告文で効果を上げるために役立つ5+1個の記事

活用法2.サイトリンクは、必ず設定する。

サイトリンクとは、プレミアムポジションに掲載された際、広告文の下部に「追加の情報」を載せることができる機能(広告表示オプション)の1つです。前述しましたが、サイトリンクを設定することで、画面の占有率やクリック率があがる、という効果があります。
サイトリンク例
引用:広告文の下に追加のリンク(サイトリンク)を表示する - AdWords ヘルプ これはプレミアムポジションに表示されているからこそできる重要な活用法です。プレミアムポジションを狙う場合は、必ず設定をすることをおすすめしています。媒体によって、設定方法などは少し異なるため、詳細は下記の記事をご覧ください。 参考:公開! 狙ったとおりにサイトリンクを出す方法

6.おわりに:Googleが右側広告をなくした影響はあるのか?変わるルールには、柔軟な対応を…

2016年2月のGoogleの右側広告枠の廃止で、プレミアムポジションの重要性が再確認されました。 しかし、広告の表示が変わったとしても、リスティング広告の本質や仕組みをとらえていれば、見た目の変化ほど、成果への大きな影響ないと考えています。実際、弊社のお客様でも、大きな影響がでることはありませんでした。 リスティング広告は、日々変化がつきものです。ルールの変更にとらわれず、目の前の運用をしっかりと行っていってください。 [bottombluelink]

プレゼンでもう失敗しない!初心者が注意すべきポイントまとめ

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プレゼンは、社会人にとって何かと機会が回ってくるもの。しかし、いざやるとなると「ほかの仕事もあるのに、準備の時間がほとんどない」「何から始めたらよいか分からない」など、困ってしまうのではないでしょうか? 今回、プレゼンが苦手なのに準備にかける時間がない人が、「ここだけ押さえれば、大きな失敗をしない」という要点をまとめました。 また、プレゼンが苦手な人が抱える悩みを調べた結果分かった、 1.準備段階 2.資料作成 3.発表 の3つの段階で陥りがちな失敗ポイントと、その解決策をご紹介します。 [topbluelink]

良いプレゼンとは何か?

そもそも良いプレゼンとは、「伝えることが、明確で分かりやすい」ものです。 メッセージが明確であればあるほど、資料がシンプルであるほど聞き手は「良いプレゼンだった!」と感じます。 重要なのは聞き手の目線に立ち、相手に刺さる情報だけを伝えること。自分の言いたいことをすべて詰め込むと、それは単なる自己満足のプレゼンになりかねません。 聞き手の立場に立って、伝えるべきメッセージを絞り込むために必要なスキルをご紹介していきます。

資料を作る前に!プレゼンの構成を作る2つのコツ

いきなりパワーポイント資料を作りこんではいけません!資料を作り始める前にまず、プレゼンの構成を作りましょう。 良いプレゼンの構成は、伝える情報がきれいに整理されています。伝えるべき情報を洗い出し、簡潔にまとめることで聞き手の理解が容易になります。 伝える情報をきちんと整理するために、必要なポイントをご紹介します。

内容を「型」にあてはめる

プレゼン構成の流れというのは、実は思考の流れ。伝えるべき内容を以下の「型」にあてはめるだけで、それっぽいプレゼンに仕上げることができます。 型とは、 1.現状分析 2.課題発見 3.原因解明 4.解決案 1 この4つの流れに沿って説明するだけで、ぐっと分かりやすいプレゼンになります。逆に分かりにくいな、と思われるプレゼンは一部が抜けていたり、順番が逆になっていたりします。 必ずこの順番で、要素を抜かずに、骨子を作りましょう。

1)まず、プレゼンで盛り込む内容を、どんどんアウトプット

付箋でもブレインストーミングでも自分の好きなやり方でどんどんアウトプットしていきましょう。 2

2)アウトプットの内容を型にあてこむ。

1)で出した内容を、「現状分析」「課題発見」「原因解明」「解決案」の型へ当て込んでいくと、発表すべき内容が綺麗に整理されます。 3 参考:それっぽいプレゼンを作るために、最低限抑えておきたい4つのこと〈構成の作り方〉| なんじゃこりゃー塾

資料作り:「分かりやすく、シンプル」にするための3つのポイント

プレゼンの構成が決まったら、さっそくスライドに落とし込みます。 プレゼンは資料で9割決まるという人もいるほど、資料は大事な要素です。 人の脳は視覚からの情報を理解するのに長い時間がかかると「分かりにくい」と感じるため、良い資料は「スライドは短く、シンプルを徹底」しています。 したがってスライドに文字が沢山書かれていたり、余計な飾りが設定されていたりすると聞き手に伝わりません。 「分かりやすい」資料をつくるための3つのポイントを以下でご紹介します。

「1スライドには、1メッセージ」だけを書く

メッセージはシンプルであればあるほど、ぐっと惹きこまれるプレゼンになります。 伝えたい事が一つのスライドの中に複数入っている場合、それはもう「伝わらない」プレゼンになっています。メッセージをとことん絞り込みましょう。 ワンスライドワンメッセージ 例から分かるように、スライドの要素が多いと何が言いたいのかわからなくなってしまいます。 何を伝えたいのか?を常に自身に問いかけ、余計な情報を削ぎとしていきましょう。 強調したい数字には、メインカラー(後で紹介↓)で強調し、フォントを大きくしてみるとよりインパクトが出ます。 参考:Web配色で変わる!誰もが興味をもつ見本となる4つのパターンとテクニック!

表は主張したい数字を強調させる

表は強調したい数字だけを抽出します。 グラフを使って「何を伝えたいのか」を考え、余計なものは消していきましょう。 5 参考:少しの工夫でもっと伝わる!グラフデザイン3つのポイント

フォントはメイリオで、18pt以上

センスがない人でも最初にスライドに以下の設定をすれば、それっぽいデザインになります。 毎回フォントや色の設定をするのは大変ですが、取り掛かる前に設定をしておけば、後は自動で綺麗なスライドになります。

1.もともと「メイリオ」は、読みやすく作られたフォント

メイリオが良い理由は複数あります。 -そもそも可読性重視で作られたフォント -Windowsで標準装備 -太字(Bold)に対応 -バランスがとりやすい装備 -諸説あるが18pt以下で見やすい説なし 6

スライドマスタで、フォントを指定する方法

①PowerPointの表示タブをクリック 7 ②スライドマスターを選択 8 ③フォントを選択 9 ④新しいテーマのフォントパターンの作成を選択 10 ⑤英字には「Segoe UI」、日本語には「メイリオ」 11 ⑥マスター表示を閉じるボタンをクリック 12 引用:見やすいプレゼン資料の作り方│面倒社

2.カラーは3色を基本に!

使う色:3色を基本に。 割合:70%、25%、5%を目安に。 13

ベースカラー

文字に使う基本色です。(背景は白にしましょう。)

メインカラー

会社のイメージカラー、もしくはサービスのイメージカラーを選ぶと良いです。

アクセントカラー

メインカラーと同じ系統の色、もしくは反対色を選びましょう。 同系色の場合 14   反対色の場合 15 カラー選択できるアプリもあるので、こちらを参考に選んでみても良いと思います。  参考: 調和配色アプリHUE/360 その他もっとカラーについて知りたい!という方には、以下の参考サイトをおすすめします。 参考:配色にセンスは不要! おさえるべき3つの原則と無料ツール 参考:ノンデザイナーこそ押さえておきたい! 配色・レイアウトの基礎が学べる7個の厳選スライド | Find Job! Startup

注意!使ってはいけない!資料を安っぽくしがちなデザイン

スライド資料の最後に以下の3つに注意しましょう。 ①立体・グラデーション 立体感やグラデーションのあるオブジェクトは見づらく、野暮ったくなります。シンプルな設定にしましょう。 16 ②文字の飾り 文字を強調しようと、飾りをつけると読みにくくなります。強調させたいときは、太字もしくは色を変えましょう。 17 ③塗りと囲い線 パワーポイントの初期設定で、オブジェクトには囲い線がついてきます。 囲いと塗りを同時に入れてしまうと安っぽくなります。塗り、もしくは囲い線どちらかをなしにしましょう。 18 参考:伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン

話がシンプルで、不快にならない「発表」をする方法

人前で話すことが苦手な人にとって、プレゼン発表は公開処刑のようなもの。 良い発表とは、「話が明確で、シンプル」、そして「聞き手に不快な思いをさせない」この要素が大事です。 今回は、発表の練習をする時間があまりない人でもできる簡単に真似できるフレーズ、聞き手を不快にさせるNGフレーズをご紹介します。

話すのが苦手な人がプレゼンの場ですぐ使える3つのフレーズ

フレーズ1: 「〇〇さんはどう思われますか?」

一方的に話し手が喋っていると、聞き手は途中で集中力を切らしてしまします。途中で何度かドキッとする質問を差し込むことで、相手の注意をこちらに向けましょう。 類似フレーズ 「こういう状況だったら〇〇さんはどう対応されますか?」 「どんな例があると思いますか?」 「この原因はなんだと思いますか?」

フレーズ2: 「ここでのポイントは3つです。」

これから話す内容を予告することは非常に大事です。長い話の前に、内容の引き出しを作っておいてあげると、相手の脳の負担を減らすことができます。 類似フレーズ 「ここまでのお話を、ある事例と照らし合わせて解説します」 「これから3つの事例をご紹介します」 参考:わかりやすく話す10の方法 1 [プレゼンテーション] All About

フレーズ3: 「いろいろなお考えもありますが・・・」

日本において発表する場合、意見を述べるときには、「いろいろなお考えもありますが・・・」と、述べる前にはさむとよいでしょう。 意見を述べる際には様々な反論が予想されます。もちろんそういった反論は表には出てきませんが、アンケートや商談の結果には大きな影響を与えます。 類似フレーズ 「反対意見もありますが、・・・」 「賛否両論ですが・・・」 「もちろん一つの意見ですが・・・」 参考: プレゼンが苦手な人でも人前で話すのが上手になる6つのコツ | 株式会社LIG

プレゼンを台無しにする!!NGフレーズ3つ

自分には悪気がなくても、何気ない一言で相手を不快にさせてしまったら、せっかく頑張って準備した努力も水の泡です。 プレゼンが苦手な人がつい使いがちな3つのNGフレーズをご紹介します。

NGフレーズその1:「いますごく緊張しているのですが・・・」

発表前の出だしから「私はプレゼン苦手です、だから許してください」アピールをすると出だしから嫌われます。 聞き手よっては、「こいつ言い訳しているな」「だから何なの?」と思う人もいます。ついつい言いたくなりますが、我慢しましょう。

NGフレーズその2:「一応・・・・」

「一応、統計をとってみまして、」「一応、大丈夫でした。」 不要なのに思わず言ってしまうフレーズです。これだと適当に仕事したかのように聞こえ、信頼を失います。本人は無意識に使ってしまっているだけで、決して適当に仕事をしているわけではないのでしょうから、言わないように気をつけましょう。

NGフレーズその3: 「駆け足になりましたが、」

後半は端折って説明しました。駆け足になったのは時間がなかったせいです、という言い訳を言っているかのように聞こえます。 話し手の大事な説明が不十分で「とりあえず聞かされた」かのような気分になるので、言わないようにしましょう。 参考:あなたのプレゼンを台無しにする2つのNGワード|中小企業診断士ペパチェの議

【番外編】発表直前にたった2分で自信をつけるワザ

どんなに頑張って準備をしても、やはりプレゼンに緊張はつきもの。 そんな時におすすめなのが、プレゼン発表直前に「トイレでV字ポーズを2分間する」。 エイミー・カディ(Amy Cuddy)氏という社会科学者がたった2分のポーズで人の脳に自信を与えることをTEDで発表しました。 https://youtu.be/Ks-_Mh1QhMc 参考: エイミー・カディ 「ボディランゲージが人を作る」│TED このV字ポーズを取ると、 ・テストステロンという支配性ホルモンが上昇する ・コルチゾールというストレスホルモンが減少する これだけで主張的になり、自信を持ち、ストレスを感じなくなるそうです。 本当に発表が苦手な方は、発表前にに人目のつかないトイレなどで是非試してみてください。

まとめ:まずは、「はずさない」プレゼンを。

スティーブジョブズの有名なプレゼンテーションのような完璧を求めるのはとても難しいです。 まずは、ご紹介したような要点を押さえ、「それっぽいプレゼン」になり、少なくとも大失敗はなくなります。 [bottombluelink]

Webサイト分析のためのツールとコンバージョン改善の3ステップ

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Webサイトを運用・改善するためにサイトの分析をしようと、Googleアナリティクスと毎日にらめっこをしている方も多いのではないでしょうか。 しかし、アクセス解析ツールを導入してただ漫然と眺めているだけでは、Webサイトの成果を上げるための分析はできません。しっかりと成果につながるサイト分析を行うためには、分析するための「視点」が必要です。 本記事では、Webコンサルティングを行っていた私のサイト分析方法をご紹介しようと思います。私の会社では、徹底的に成果にこだわるコンサルティングを行い、100社程のお手伝いをしてきました。その100社全てで確実に成果を出してきた分析手法を説明します。
筆者の分析方法による実績(一例) •中古本販売ECサイト CVR120% •コンタクトレンズECサイト 売り上げ130% •看護師専用転職サイト CVR4.4倍 •大手プロバイダサイト CVR2倍
本記事では、CVを上げるための分析方法と、その分析結果をもとにどのようにサイトを改善していくかを説明していきたいと思います。

※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。

目次 ■ ツールはGoogleアナリティクスで十分! ■ Googleアナリティクスを使ったコンバージョン改善 ■ 大切なのはPDCAをまわすこと ■ 分析結果をもとに、改善策を考えよう

ツールはGoogleアナリティクスで十分!

1 サイト分析やアクセス解析用に様々なツールが世に出ていますが、最も基本となるツールはやはりGoogleアナリティクスです。とりあえずGoogleアナリティクスを導入していれば、サイトの分析は問題なく行うことができます。 本記事では、そんなGoogleアナリティクスを使って、どのようにサイトを分析すればサイト改善が行えるのかを丁寧に説明していきます。

Googleアナリティクスを使ったコンバージョン改善

前提:CVにつながりやすいページを見つけよう

サイト改善を行うにあたってのサイト分析・アクセス解析の基本は、「何がCVに影響するか」を特定することです。 よく、企業のWeb担当者様とこのサイト分析のお話しをすると、目的が曖昧なままとりあえずアクセス解析ツールでデータを集計して、レポートにまとめて社内共有をしている、という方が多いように感じます。 しかしただ数字を並べて満足していても何も結果は得られません。重要なのはサイト分析を何のために行うのかを考えることです。そのためにまずは「CVを増やすこと」を目的として、そのために分析を行いましょう。

【STEP1】GAでデータを集計

実際の分析は、全てGoogleアナリティクスを使って行います。まず、左のメニューから「行動」の中の「サイトコンテンツ」をクリックし、その下の「すべてのページ」を開きます。すると、あなたのサイトの中で見られているページのURLと訪問数が表でまとめられています。 しかし、このままではよく見られているページを並べているにすぎず、CVに貢献しているページはわかりません。 そこで、この表のデータに「CVした」という条件を加えるために、アドバンスセグメントという機能を使います。 2 まず、ページ上部の「+セグメント」というところを押します。すると、セグメントの設定エリアが出てくるので、「+新しいセグメント」と書いてある赤いボタンを押しましょう。 そして、以下のように、「条件」のエリアに、「目標の完了数」(指定したいサイトの目標)が「セッションごと」で「≠」「0」と入力しましょう。これで、CVした条件を入力できます。 3 ちなみに、「目標の完了数」は、Googleアナリティクスに目標を登録していないと選ぶことはできません。まだ登録していない、という方はぜひ登録することをオススメするのですが、とりあえずはサイトの目標のURL(購入完了ページのURLなど)を以下のようにう入力することでも、CVしたというセグメントをつくることができます。 4 セグメントの名前は「CVした」などとわかるような名前にしておいて、保存しましょう。 すると、先ほどのすべてのページの表が、各URLにつき、2行数字が表示されるように変わりました。 5

【STEP2】Excelにエクスポートして、バブルマップを作成

次に、このままの状態ではどのページが良いページなのかわかりにくいので、データをExcelにエクスポートしましょう。 GAの画面上にある「エクスポート」を押し、「Excel(XLSX)」を選択します。すると、この表のデータがExcelで出すことができます。 6 この状態から、まずはC列の「セグメント」順にデータを並べ替えます。C列全体が選択されている状態で、並べ替えの「昇順」を押しましょう。 7 次に、A列「ページ」とE列「ページ別訪問数」以外のデータは不要なので、削除します。そして、CVしたセグメントの訪問数の値を、全体の同じURLの訪問数の値の右側にうつし、さらにその右側にCV数/全体の訪問数の割合を出します。 8 すると、左から各ページの訪問数・CV数・CVRが並ぶ表ができました。 1番したには、サイト全体の訪問数・CV数・CVRも出ています。

【STEP3】バブルマップにして、ページを分類

では、Excelを使ってバブルマップにしましょう。 先ほどダウンロードしたデータを、縦軸にCVR、横軸に訪問数、バブルの大きさがCV数を表わすようにバブルマップにします。 そうすると、以下のようなバブルマップが完成するのです。 9 このバブルマップを見ると、どのページがCVに影響を与えているのかを視覚的に判断することができます。 例えばこのマップの右下にあるページは、訪問数が多くCVRが低いページです。つまり、現在良く見られているのにCVしないページですので、見せないようにすべきページ、または改善しなければいけないページ、ということになります。 逆に左上にあるページは、訪問数が少なく、CVRが高いページなので、もっと見せるべきページということです。 右上にあるページは、訪問数が多く、CVRも高いので、現状改善の必要のない良いページとして考えられます。左下にあるページは訪問数も少なくCVRも低いので、特に運用の必要のないページでしょう。 10-2 この分析を行うことで、あなたのサイトのページを4種類に分割することができるのです。 それでは、ここまで分析したら、どのようにサイトを改善すればよいのでしょうか。実際に弊社で改善を行った事例を紹介しながらご説明します。

分析の際の注意点

バブルマップを作成した時に、注意すべきことを3点、補足しておきます。

平均CVRを把握する

固定した3つの変数(例ではデバイス:PC、流入元:検索、入口ページ:トップページ)における、全体の平均CVRを把握しておくことで、そのCVRが経由ページのCVRを評価する基準となります。平均を把握し、どのページを見たら平均よりもCVRが上がるのか、という目でバブルマップを見ると良いでしょう。

極端に訪問数の少ないページは除外する

極端に訪問数の少ないページ(訪問数100程度)は、誤差でCVRが跳ね上がっている可能性があります。訪問数が100の場合、CV数が1増えるだけでCVRも1%上がるのですから、本当に良いページなのかは判断がつかないのです。 その場合は分析対象期間を増やして、全体の訪問数を増やしてみたり、極端に訪問数の少ないページは除外して考えるなどの対処が必要です。

さらに正確な分析をしたい時は、流入の条件を指定する

今回は簡単に各ページのCVRを比較する方法を書きましたが、より正確な分析をする際には、流入状況を1つに固定して各ページを比較した方が良いでしょう。 流入状況を決める要因は大きく3つあります。「デバイス」「流入元」「入口ページ」です。この3つを「PC・自然検索・トップページ」のように指定して、その条件下で先ほどのようなバブルマップを作成すると、PCで自然検索経由でトップページから入った人にはどのページを見せるべきなのか、といったより詳細な改善方針を出すことができます。

分析結果をもとに、改善策を考えよう

CVRの高いページをもっと露出しよう(大手比較サイトの例)

とある比較サイトでは、以下のようなバブルマップが得られました。 11 経由ページとして商品詳細ページの訪問数が多いのですが、そのCVRはあまり高くありません。一方で、選び方ガイドのCVRは平均の2倍以上高いのですが、訪問数があまりない。 商品の購入をCVとしている以上、商品詳細ページのCVRを上げなければいけません。そのため、CVRの高い選び方ガイドのコンテンツをもっと露出しよう、という改善方針を立てました。 12 具体的には、商品詳細のページに、QAとして選び方ガイドの情報を露出する、という改善を行いました。 13 本来はリンクを押さないと得られない情報だったため少ないユーザーにしか見られていなかった選び方ガイドが、訪問数の多い商品詳細ページに露出されることになり、結果として、全体のCVRが2倍になりました。

CVRが低いページへの誘導を弱めよう(中古本買取サイトの例)

中古の本やゲームなどの買取をしているサイトでは、以下のようなバブルマップが得られました。 14 「買取価格検索」ページの訪問数が多いものの、CVRは極端に低いことがわかります。本やゲームを売ろうと検討している人は、自分が売ろうとしているものがいくらで売れるものがやはり気になるようで、買取価格を検索するのですが、思ったより安くしか売れないことに気づき、CVの妨げとなってしまうと考えられます。 そこで、このページのリンクを削除する、という改善を行いました。 15 そうすると、今まで買取価格を見ていた数のユーザーのCVRは、今まで見ていなかったユーザーのCVRに等しくなると予測できます。結果として全体のCVRは1.4倍になりました。

たくさんあるCVRの高いページをまとめよう(大手プロバイダサイト)

プロバイダ比較サイトでは、以下のようなバブルマップが得られました。 16 詳細ページは概ねCVRが高いのですが、訪問数が少ないことがわかります。詳細ページがたくさんあるために、1つ1つの訪問は少ない、という状況です。 このような場合は、詳細ページへの誘導を強めるとともに、商品点数を減らしたり、優先度をつけて1つの商品を目立たせることによって、ユーザーがどの商品にすればよいか迷わせないことが重要になります。 17 CVRが低い商品一覧のページを削除し、トップから直接1つの商品詳細ページへ誘導する改善を行いました。 18

大切なのは、PDCAをまわすこと

以上の分析方法と、その後の改善例を参考にして、実際に分析とアクションを行ってみましょう。 Webサイトの改善で重要なのは、PDCAをまわすことです。1回の改善で必ずしも結果が出るとは限りません。仮説を立てて、それを実行し、結果を検証するの繰り返しを行うことが、結果的に成果への最短距離なのです。

上記の分析を無料で人工知能が行います(広告)

以上のサイト分析方法を読んで、ちょっと面倒だな…と思った方もいらっしゃるかもしれません。確かに、上記のサイト分析は、一朝一夕ですぐできるようになるものではありません。それにGoogleアナリティクスも使いこなすのはなかなか難しいものです。 そこで、弊社が提供している「AIアナリスト」(無料)をご利用いただくと、人工知能があなたに代わって面倒なサイト分析を自動で行ってくれます。さらに、データの集計だけではなく、そのデータを見て得られる改善策の提案も言葉で説明します。さらには様々な改善実績を持つコンサルタントのアドバイスまで無料で受けられます。興味のある方は、下記リンクからぜひご登録してみてください。 AIアナリスト~「人工知能」がWebサイトの分析をお手伝い~

※本記事は株式会社WACUL提供によるスポンサード・コンテンツです。

越境ECのはじめ方|中国市場が注目される理由と参入方法

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インターネットをつかって海外とEC事業を行う「越境EC」。しかし、一口に越境ECと言っても様々な手段や注意点があります。 現在、日本からの越境EC市場は大きくはアメリカ向けと中国向けの2つです。しかし、2014年に中国向けの越境ECの市場がアメリカを追い抜くほどの成長をしているという調査があり、特に「中国越境EC」と呼ばれる中国向けの市場に注目が集まっています。 参考:平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に 係る基盤整備 そこで今回は、「越境ECとは、そもそもどんなものなのか」「具体的にはなぜ中国が注目されているのか」「越境EC事業に参入する場合の有効な手段や注意点」などを、最近のトレンドや事例と合わせてご紹介します。 [topbluelink] [toc]

越境ECとは、「国境を越えた電子商取引(EC)」のこと

インターネットが発達する以前は、海外の商品を手に入れるためには、直接海外まで買い付けにいくか、日本の代理店や買い付けの代行業者を利用するなど間接的な購入が主流でした。 しかしインターネットの普及・成長によって、個人でも自国にいながら海外の商品を直接買うことができるようになりました。 越境ECは、これらの国境を越えた取引全てのことを指しますが、さらに現在は特に「海外の企業が消費者に商品を販売するオンラインショップのこと」を越境ECと呼ぶことが多いです。

今、「中国」越境ECが盛り上がっている2つの理由

冒頭でもお伝えしたとおり、現在は中国向けの越境ECが非常に注目されています。注目される2つの理由を解説します。

理由1:もともとの市場として大きい上に、これからさらに伸びていく余地がある

まずはマクロな視点から中国の市場を見てみましょう。 中国は、日本と比較すると人口は約10倍、GDPはおよそ1.5倍です。 またネット利用ユーザーは6.7億人とすごい数ですが、それでもインターネットの普及率はまだ50%程度です。日本でのインターネット普及率は82.8%なので、中国にはまだまだ成長する見込みがあります。

理由2: 購買に対する意識の変化により、中国ではBtoCのECが主流となってきた

次にECの市場についてみてみましょう。 中国のECの取引総額は50兆円に及び(※BtoB取引は除く)日本の約4倍。これだけでも非常に大きなマーケットであることがわかります。 これまで中国ではECといえば、日本でいうところの楽天オークションやメルカリなどの個人間取引によるCtoC取引が主流でした。 しかしニュースでも度々騒がれている通り、中国では偽物が非常に多いという消費者にとっては悩ましい問題があります。例えば、中国のCtoCネット通販で最大のシェアを持つサービス「タオバオ(淘宝)」に流通している商品の6割以上がニセモノであるという調査結果を政府が発表したほどです。 しかし現在、中国でも「食品や化粧品のように粗悪品だと人体に害を及ぼしてしまう可能性がある商品は、お金をだしてでも本物・より良いものを手に入れたい」というニーズが高まっています。 そこで個人間取引ではなく、企業からモノを買うのBtoC取引の市場が拡大しており、2015年には中国のBtoC市場はCtoC市場を追い抜くとの予想もされています。 参考:タオバオ商品の6割以上がニセモノ 中国当局調査 - (大紀元)

成功事例から考える中国越境ECに向いている商品とは?

【事例】関西を中心とするドラッグストアチェーンの「キリン堂」

関西を中心とするドラッグストアチェーンのキリン堂が、中国の越境ECへ出店したのは2014年3月。 まだ他社の成功事例などもほとんどない中で、リスクをとって進出し、結果として大きな売上を上げています。 もちろんただ進出したことだけではなく、会社として重要なプロジェクトとして位置づけ、異文化とも言われる中国の商習慣に合わせて即断即決できる体制を構築したことなども、売上に大きな貢献をしました。 参考:「独身の日」4億5,000万円突破!キリン堂&アリババ・ジャパンに聞く、商品と組織|ECzine(イーシージン) それでは、中国での越境ECが向いているのは、一体どういった商品や企業なのでしょうか。

1.口に入れるもの、肌に塗るもの、またそれらの関連商品を取り扱う企業

具体的には化粧品、家電、日用品、ベビー用品、菓子、健康食品などが挙げられます。 前述の通り、これらは粗悪品であると人体に害を与えてしまうため、日本の高品質なものが好まれる傾向にあります。

2.相応の費用・人的リソースを割くことができる企業

昔に比べればかなりリスクやコストを少なく進出ができるようになった中国市場ですが、やはり費用面・人的リソース面でのリスクは残っています。 とても魅力な市場ではあり各種支援サービスも整ってきてはいますが、自社の体制が中途半端な状態で始めてしまうことはおすすめしません。 具体的にするべき準備などは、後述いたします。

中国越境EC進出の2つの方法とは? 「モール出店」と「自社EC」のメリット・デメリット

中国向けの越境ECが非常に魅力的な市場だとわかったところで、実際にどのような手段があるのかをみていきましょう。 ECを行うとき、大きく分けてふたつの手法があります。 ①ECモールへ出店する ※ECモール:日本では楽天やYahooショッピングに代表されるような、ECサイトの集合体・プラットフォーム。 ②自社で、ECサイトをゼロから構築する これは中国においても同じです。それぞれの方法の概要とメリット・デメリットを説明します。

①中国でECモールへ出店するなら「天猫」か「京東」!抑えておくべきメリット・デメリット

中国には、日本で言うAmazonや楽天のようなECモールがいくつも存在します。その中でも、「天猫(T-mall)」と「京東(ジンドン)」が中国の二大ECモールです。これらのモールの中の海外向けの商品を取り扱う場所を通じて、自社の商品を販売することが可能です。 この2つのモールだけで、中国のBtoC向けECの流通総額の80%を占めています。そのため、モール出店を検討する際はこのふたつをまずは検討するのが現実的です。また、それぞれが独自の決済サービスをもっているのも特徴です。 実は少し前までは、天猫・京東ともに出店できるのは中国企業だけでした。つまり日本企業のような海外の企業がモールへ出店をする場合には、まず現地法人の設立が必要でした。しかし、外資の企業が出店できる場所がそれぞれのECモールの中に設立され、中国現地法人をもたずとも出店が可能になりました。その海外企業が出店できる場所の名前はそれぞれ「天猫国際」「京東全球構」といい、越境ECにおいてはこちらを使います。

天猫(T-mall):流通総額8兆3325億円

モールのモデル:店舗に場所を貸すモデル(日本でいうところの楽天型のモデル)
▼天猫国際(天猫(T-mall)で海外企業が出店できる場所)
tmall_international 引用:天猫国际Tmall.HK -100%正品保障 100%海外直供 100%售后服务-上天猫,就够了 ※現在、天猫国際は現地側のニーズなどに照らしあわせて出店規制を設けているため、必ずしも出店を希望するすべての企業が出店できるとは限りません。

京東(ジンドン):流通総額5兆166億円

モールのモデル:店舗に場所を貸すだけではなく自社で仕入れも行うモデル(日本でいうところのアマゾン型のモデル)
▼京東全球構(京東(ジンドン)で海外企業が出店できる場所)
JDworldwide 引用:京东全球购jd.hk -正品保证 全球直供 优质品牌 售后保障-购物无境

中国のECモールを使う2つのメリット

・中国で電子商取引を行うための特殊なライセンス(ICPライセンス)を取得する必要がないため、進出コスト/リードタイムが比較的小さく済む(初期費用+保証金で数百万円程度) ・モールのブランドを使えるので集客や信頼構築などが相対的に楽に行える

中国のECモールを使う2つのデメリット

モールを使う場合、売上に対して一定の決済手数料が必要です。そのため、相対的に利益率が悪くなる ・モールのルールが変更されることも多いため、商品が取り扱えなくなるなどの不利益が突然発生する可能性がある

②中国での「自社EC」を立ち上げるとは?抑えておくべきメリット・デメリット

自社ECとは、中国向けに自社でECサイトを構築することです。 自社ECで成功している事例では、無印良品で有名な良品計画があります。良品計画は全世界の在庫管理システムを連携し、在庫がない場合でも他国からの取り寄せの仕組みによって圧倒的な速さで消費者に届けることを可能にし、成功を収めています。 MUJI_china 引用:无印良品官方网络商城

自社ECを使うメリット

・自社ECであれば、顧客データベースの構築が可能なためマーケティングの施策を行いやすくなる(モール出店だと顧客データの管理が難しい) ・モールに出店だと必要な決済手数料などが不要なので、相対的に利益率が高くなる

自社ECを使うデメリット

・中国で電子商取引を行うための特殊なライセンス(ICPライセンス)の取得に、多額の初期投資と取得までに短くないリードタイムが必要 ・認知拡大・信頼構築までに広告費が必要で、集客ハードルが高い

初めて中国越境ECに進出するならば、自社ECによりも「モール出店」がおすすめ。

ECモールと自社ECのメリット・デメリットをまとめると、まず収益性は自社ECの方が高いです。しかし、自社ECは進出コスト・集客コストは高く、より多くの時間が必要です。 そのため、中国では企業独自のECサイトよりモールで買う文化が根付いていることもあり、現時点で、これから中国越境ECをはじめる場合はまず「モールに出店する」ことがおすすめです。 もし、どうしても自社ECから始めたいという場合は、メリット・デメリットを踏まえ、さらにモールに出店している他の企業にも圧倒的に勝てる勝算がある場合は参入しても良いと思います。

「モール出店」よりも、さらに低コスト・低リスクで進出するには「出品」という方法も。 中国越境ECを始めるならば、自社ECサイトをもつよりも、モールに出店することがおすすめというのは前述してきました。しかし、やはりコストやタスクが存在し、それなりのハードルが残っています。 そこでモールの中に店を出す「出店」ではなく、まずは一部の商品だけ販売する「出品」をするサービスを各社が展開しています。 「出品」のメリットは「出店」よりもさらにコストやタスクを軽減できることにあります(自社出店の場合の十分の一ほど)。またやりとりはほぼ国内で完結することが多いため、日本でおこなっているECに近い形で運営をすることができます。 反面で、デメリットとしては「出店」よりもさらに利益率が低くなることが挙げられます。そのため出品サービスのみを利用して売上を一気にあげる、というよりはテストマーケティングの色合いが強まります。 そういう場合は、まず出品サービスを利用して自社の商品がどれくらい中国でニーズがあるのか把握し、売れ行きによってモールへの出店をする。そして、さらにその後ブランド構築ができてきたら自社ECの立ち上げを検討していく、といった流れになります。 どれくらいの投資をして参入し、どれくらいのリターンを見込むのかは、各社様々です。そのため、自社の戦略に合う進出方法を選ぶことが重要です。

中国越境EC参入における出店までの流れと、その際に発生するタスクとコスト

それでは、実際に中国のECモールの中に店を持つ「出店」の際のどういったことが必要か?をまとめました。 実際にモールに出店すると仮定した時の契約の流れは大きく6つに分かれます。(下図参照) 1 また、その際に発生する主なタスクとコストは下記のとおりです。

中国へのモール出店のために必要な9つのタスク

1.モールへの契約書の提出

・モールに出店するためのモール側との契約。 ・英語と中国語で記載されているため法務のみならず語学の知識も必要。

2.モールとやりとりする決済用の口座開設

・モールに付随する決済サービスを使用するための電子銀行口座が必要

3.カスタマーサポートの構築、またその人材の教育

・中国ではカスタマーサポート業務は電話ではなくチャットで行われる。 ・やりとりで値引き交渉など営業的側面ももつため、相応の人材の教育も必要。

4.モール内店舗や商品ページの制作

・商品写真撮影やそれに紐づくクリエイティブ制作など。

5.集客・購買促進のための広告運用

・必要に応じて用意する必要あり。 ・モール内での広告が中心になる。

6.商品の配送網整備

・商品をどこに保管し、どう消費者へ届けるのか、また返品先はどこになるのかなど。 ・モールによって指定の配送業者をもっている場合もあり。

7.実店舗や日本のECサイトとの在庫連携

・データベースの設計やWMS連携は企業様のご状況に合わせた連携をすることが必要。

8.モールへの販売許可証

・モールに販売権を委託する契約書の準備

9.販売する商品情報やその他モール内店舗情報などの翻訳

・商品ページなどで使用する商品情報などの翻訳全般。(単に日本のECで使っている文面を中国語訳すれば終わりではなく、中国人に響く翻訳が必要なため、相応のノウハウと知識が必要。)

中国のECモールに出店するために必要な9つのコスト

1.初期費用

・出店時にモールに払う費用。

2.決済手数料

・売上に対して一定の決済手数料を収める。利率は商品によって異なる。

3.カスタマーサポートの構築とその運営に必要な人件費

・前述のチャットセンターの構築とその人件費・教育費

4.集客・購買促進のための広告宣伝費

・前述の広告宣伝費。必要であれば都度発生。

5.商品の配送費

・商品の配送費。配送方法によって異なる。

6.販売商品の倉庫代

・商品保管のための倉庫代。

7.関税

・商品によって税率は変化。

8.商品ページやモール内店舗ページなどの制作費

・写真撮影やページの制作に関わる費用。

9.販売する商品情報やその他モール内店舗情報などの翻訳費

・前述の翻訳に関わる費用。

中国進出における注意点とは?よくある3つの失敗パターンと回避法

魅力的な市場である中国越境EC。しかし、もちろん失敗する場合もあります。ここでは、よくある3つの失敗パターンと回避方法をまとめました。

「どんなものが売れるのか?」などのデータ不足

いくら魅力的な市場だとはいえ、なんでも売れるというわけではありません。どんなものがだれにいくらくらいで売れるのか等、まず少額投資でテストマーケティングなどを行ってからの進出が望ましいです。 それを避けるため、日本の場合は訪日中国人の方が多いため、インバウンド消費のデータが豊富です。インバウンドで売れているものはアウトバウンドでも売れる可能性が高いので、そちらのデータを調査することは非常に有効です。

進出のための初期のリスク/コストが大きすぎる

具体的には現地法人を設立したり、自社でECなどを立ち上げる等、 はじめから大きな投資で参入することはおすすめしません。 本記事でもご紹介しているように、まずいきなり高いコストをかけるのではなく、テストマーケティングなどからはじめ、可能な限りリスクとコストを軽減し、試行錯誤を繰り返すことが重要です。

現地パートナーや専任担当者などの人的リソース不足

中国は、商習慣の違いや流動的な法律事情など、まさに異文化です。 そのため信頼できる現地のパートナーや日本側の専任担当や国内パートナーがいない状況では投資事業としてうまくいかないことが多いです。 自社の状況から割ける人的リソースを考えて、全てを自社で行うのか、サポートしてくれる業者を使うのか、などを決定しましょう。

最後に

今、中国の越境ECは非常に盛り上がっています。 しかし、実際に進出するとなると、文化の違い、ビジネス戦略などさまざまに考慮すべきことがあります。 本記事でまとめてあることは、これから中国のオンラインショッピング市場に参入したい場合、最低限押さえておかないといけない基本知識です。こういった情報が、貴社の中国の進出にとってお役に立てば幸いです。 [bottombluelink]

AMPって導入すべき?表示速度は4倍でも、今AMPを導入しない理由

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最近「AMP」というキーワードがWeb界隈を賑わせています。「うちも対応しておいて!」と上司から言われた担当者の方も多いのではないでしょうか? WordPressでつくられている本メディア「LISKUL(リスクル)」でもAMP導入を試してみましたが、今は導入せず、1ヶ月後に状況を見て再度検討という判断をしました。 この記事では、「そもそもAMPってなんだ?」という基本的なところから、実際のAMP導入の手順、そしてLISKULがAMPを導入しなかった理由も合わせてご紹介します。 [topbluelink] [toc]

そもそもAMPとは、「モバイルのWebページの表示を高速化するGoogleのプロジェクト」

AMPは、Accelerated Mobile Pagesの略です。 ざっくり何が起こるかを説明すると「モバイルのページが、驚くほど速く表示される!」というものです。 AMPで策定された仕様に沿ってモバイルサイトを構成すれば、ウェブページが通常の記事の約4倍の速さで表示されます。 現在日本でも、朝日新聞、産経新聞、毎日新聞、はじめとする多くのメディアが AMP への対応をしています。 参考:Google Japan Blog: モバイルウェブをもっと速く

AMPを導入すると表示速度があがる2つの理由

AMP導入で表示速度があがる理由は2つです。

①ウェブページをいちいち読み込まないから。

AMPの仕様に従って構成されたウェブページは、Google/Twitter側に保存(キャッシュ)されます。保存されたページを表示させるため、今まで時間がかかっていたウェブページへのアクセスが不要になるのです。

②通常のウェブページよりも、データ量が少ないから。

AMPの規定に則って厳しく制限されたシンプルなhtmlとCSSが要求され、通常の記事に比べデータ量が約1/10まで抑えられています。そのため、ウェブページが表示されるまでに時間がかかりません。

今のところAMPが対応できるのは、記事コンテンツのみ

1-AMP 今のところAMPを導入できるのは、ニュースなどの記事コンテンツです。サイトのトップページやお問い合わせフォームなどは対応していません。

実際にAMP対応しているサイトはどれ?どれぐらい速いのか試してみよう

百聞は一見にしかず!AMPの効果を体感しましょう。 ※スマートフォンなどで試してください。

①モバイルのGoogle検索で以下のワードを検索

現在AMPに対応しているサイトです。 「朝日新聞」、「映画.com」、「zakzak」、「産経ニュース」、「SankeiBiz」、「日刊スポーツ」、「BLOGOS」、「毎日新聞」、「マイナビニュース」、「レスポンス

②上部に記事が表示された記事がAMP対応している

2 AMPに対応するとサービスサイトやニュースサイトがカルーセル表示されます。左右にスワイプできる、見やすい記事が検索結果の上部に出てくるようになります。 ページがとても目立ち注目を引くので、ユーザーのクリック率は今までの記事と比べて上がりそうです。ただ、残念ながらAMP設定をした全てのページがこの表示になるとは限りません。

③実際に、ページを開いてみよう!

・一瞬でページが表示される ・スクロールが速い! →これが実感できると思います。モバイルのページをストレスなくサクサク閲覧することができるようになります。

AMP対応の3つのメリット・5つのデメリット

AMP対応にあたり、メリットとデメリットが両方あります。

AMP対応の3つのメリット

AMPに対応するメリットは大きく分けて3つあります。

1.ストレスなくサイトを見ることができ、結果として滞在時間や回遊率(エンゲージメント)が上る可能性。

従来のサイトに比べて、かなり速くサイトが立ち上がるためユーザーの負担が減ります。

2.カルーセル表示がされると、ユーザーの目に止まりやすく記事が読まれる確率が上がる。

さらに、記事がクリックされなかったとしても、カルーセル表示の写真+記事を見てもらえるチャンスは増えます。 ただしAMP対応しても、必ずしもカルーセル表示されるわけではないことにご注意ください。

3.SEOで上位に上る可能性

Googleは、AMPを検索順位に反映させることは「今のところは」考えていないと記者会見で発表しています。しかし最近のGoogleのモバイルへの力の入れ方から、おそらく今後は反映されるのではないかと言われています。 参考:Google、近くモバイル検索をアップデート―サイトのモバイル対応がますます重要に | TechCrunch Japan

導入前に要確認!実は大きい2つのデメリット

とはいえ、今のところデメリットも多いAMPの導入。実は複雑なサイトほど導入が非常に難しく、手間がかかります。 AMP導入におけるデメリットは大きく分けて2つあります。

1.AMP対応前と対応後でデザインが大きく崩れる可能性がある

LISKULの例でも解説しますが、特にいろいろデザインを加えている場合はイメージどおりのデザインにできなくなる可能性があります。

2.サイトによってAMP対応方法が違うため、何かをそのままやれば導入できるわけではなく、工数がかかる。

残念ながらAMPを導入する方法はサイトの構造によって違います。まず、ご自身のサイトではどうすればいいのか?からしっかりと調べる必要があります。場合によっては、細かい設定や対応が難解でコーディング初心者では対応できません。 そしてWordPressにプラグインを使ってAMP対応をする場合、たくさんのエラーが出るため修正も必須です。(エラーが読めるかつhtml、CSS、PHPを使える必要あり)

AMP対応が大変な理由: データ量を減らすためのルールが沢山あるから

AMPは通常の記事に比べデータ量を約1/10まで抑えることで、高速の表示を可能にしています。そのルールがいろいろあるため、エラーが出たりデザインが崩れたりするのです。特に、動きを入れていたりおしゃれなデザインを入れていたりすると、イメージどおりに表示されなくなる可能性が大です。 ▼禁止されているタグ一覧 3 引用:AMPの対応方法まとめ (作成途中)│SYNCER | 知識と感動を同期するブログ 

具体的な導入の手順 ―本メディア「LISKUL」でやってみましたー

AMPの設定方法はサイトによって異なります。今回はLISKULのテストサイトに導入した時のご紹介です。

LISKULの前提:

・WordPressを使用 ・全体的にデザインのアレンジを加えている

AMP導入の手順

1.①~③のプラグインをインストールして有効化する。

AMP https://wordpress.org/plugins/amp/ 4 Facebook Instant Articles & Google AMP Pages by PageFrog https://wordpress.org/plugins/pagefrog/screenshots/ 5 Glue for Yoast SEO & AMP(SEOにYoast SEOを使用している場合のみ必要です) https://wordpress.org/plugins/glue-for-yoast-seo-amp/ 6

2.クローラー設定をする。

AMP ページ設置予定の URL に Google のクローラーがアクセスできるようにします。 クローラーとはGoogleがこのページはちゃんとしたページかどうか定期的に調べにくるもののことです。クローラーがページを訪れた際に「このページにはAMP用のページが用意されているよ」ということを伝えるための設定をしましょう。 ①robots.txt を確認する 参考:robots.txt テスターで robots.txt をテストする - Search Console ヘルプ ②正規版のページのメタタグに nofollowがないようにする 参考:nofollow属性とは | A~Z [SEO HACKS]  ③クローラーにAMPの存在を知らせる。head要素内の、link要素で、AMPページへのパスを指定しましょう。 link rel="amphtml" href="./amp.html

3.URLの末尾にampを入れます。AMPページが出てきます。

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4.正しく設定できたか確認

①URLの末尾に「#development=1」を入れます。 ※Google Chromeで確認してください。 8 ②「F12」ボタンを押します。(デベロッパーツールの立ち上げ) 9 ③「Console」を選択し、ファンクションキーの「F5」で再度読み込みをします。 10 ③AMP対応に成功の場合 この画面が出ていれば、AMPに対応できています。 11 ④AMP対応に失敗の場合 この画面が出たら、残念ですが何かが失敗しています。自力で原因が突きとめて解決するか、もっと改良されたWordPressプラグインのバージョンアップを待ちましょう。 12

AMP導入の結果・・・LISKULの表示速度は、約4倍になりました!

※beforeとafterを比べるために、PCのデベロッパーツールで測定しているため全体的に秒数は遅めです。性能の良いモバイルを使えばbefore、after共にもっと早くなります。

AMP導入前:応答速度 約5.8秒(5,800ms)

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AMP導入後:応答速度 約1.3秒(1,300ms)

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しかし、プラグインいれただけでは、デザインが変わってしまうという問題も。

15 ヘッダー・ソーシャルボタンが消え、アイキャッチ画像が大きく表示されました。 16 見出しのデザインが大きく変わり、目次の段落も崩れています。フォントも変わりました。 17 今まで記事下に「セットでお読みいただきたい記事」「同じカテゴリの記事」「お問い合わせフォーム」「ソーシャルボタン」「フッターメニュー」などを入れていましたが、それが全部表示されなくなりました。

結論:WordPressの場合、今すぐ導入する必要はそこまでなさそう。

今すぐ導入する必要がない3つの理由

1.プラグインの精度がまだ低くエラー多発。しかしあと何ヶ月かしたら、もっと良いプラグインが出てくる可能性が高い。

プラグインのバージョンが完成版ではないため、まだ機能が不完全です。

2.デザイン崩れの修正の対応のためにPHPを直す必要があり、コーディングスキルが必要(中級~上級者向け)

元のサイトのデザインにこだわっていた場合、崩れを修正するためにPHPでコードをいじる必要が出てきます。

3.手を入れているサイトほど導入に工数がかかる。

アナリティクス対応、SEO対応、クローラー対応、その他諸々。サイトにもよりますが、さまざまな部分に変化が生じ細かな対応が求められます。

「それでも今AMP導入やってみたい!」という方向けの記事まとめ

「大変とはわかっていても、AMPを今すぐ試したい!」という方は、まずテストサイトで試したり、ご自身のブログ等を対応させるのがおすすめです。 最後に、LISKULでの対応の際も参考にさせていただいたサイトなど、AMP対応方法を分かりやすく紹介している記事をご紹介いたします。

AMPの対応方法まとめ (作成途中)│SYNCER | 知識と感動を同期するブログ 

https://syncer.jp/amp#section-2 →かなり網羅されています。章立ても分かりやすいです。新しい情報が入り次第更新しているようですので何度かチェックしてみてください。https://syncer.jp/amp#section-2

モバイルページを高速化するAMPと導入方法 | 海外SEOニュース

http://www.dmarketing.jp/news/what-is-accelerated-mobile-pages/#ampplugin →初心者向け。WordPressのプラグインからAMPのためのアナリティクス設定まで丁寧に詳しく書かれているサイトですのでこちらも参考にしてみてください。

まだ間に合う!Wordpressサイトを”サクッ”とAMP(Accelerated Mobile Pages)対応させるためにやったことまとめ | Ultimate-ez.com

http://ultimate-ez.com/2016/02/23/4325/ →画像が沢山入っていて、わかりやすいです。

AMPとは~対応HTMLを作ってみてわかったこと~ - Webマーケティングのブレインネット

http://www.brain-solution.net/blog/seo/amp-html/ →基本的な設定からAMPの広告の追加、そしてGoogleアナリティクスの設定がまとめられています。 ※AMPは最新の話題ですので、今後もどんどん最新の良い参考サイトが出てくると思います。また良い記事が見つかり次第、更新していきます。

まとめ

WordPressの場合、プラグインのみで元のデザインを保持したままAMP対応させるのは今のところ厳しい、とLISKULで対応をしてみて思いました。 しかし「今すぐ必ず対応させなければSEO的にまずい!」ということはありません。そのためしばらくはAMP情報にアンテナを貼って、良いプラグインが出てくるまで待つのが無難な方法だと考えています。 こちらの記事が、AMP対応を考えている方の参考になれば幸いです。 [bottombluelink]

爆買いはいつまで続くのか?今更聞けない「爆買い」の今と背景まとめ

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爆買い
流行語大賞にも選ばれ、社会現象にもなった「爆買い」。   中国人観光客が日本国内でのドラックストアや百貨店、家電量販店などの店舗で、両脇では抱えきれないほど大量の買い物をしていることが、2015年は注目されていました。 今回は、爆買いがなぜ起こるのか?どうやって人気商品が決まるのか?について、最新の情報をまとめました。 [topbluelink] [toc]

爆買いはなぜ起こる?1年で中国人観光客数は約2倍!

2015年の訪日外国人客数は、合計で1973万人。この数字は3年連続で増加しており、2014年の1341万人を大幅に上回りました。この増加にもっとも大きく貢献したのが、訪日観光客数の4分の1を占める約500万人が中国人観光客です。 訪日外客数のシェアの比較(2014年→2015年)
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引用:日本政府観光局(JNTO)訪日外客数のシェアの比較 2014年/2015年 年計 そして、中国人観光客の旅行でつかう金額の40%は買い物代として使用されています。
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出典:訪日外国人消費動向調査 平成27年(2015年)年間値(速報)│観光庁 飲食代が6420億円、宿泊費が8974億円に対して、買い物代は1兆4539億円。割合で見ても、前年の35.2%から6ポイント以上上昇し、中国人観光客の買い物への関心の高さが伺えます。

一体何が「爆買い」されている?爆買いで抑えておきたい3つのポイント

中国人観光客が爆買いする商品は、変化しつつあります。 以前は、バッグや時計などの高級商品や炊飯器などの家電が目立っていましたが、ここ数ヶ月では日用雑貨などに変化し、さらに特定の商品だけではなくさまざまな種類の商品が爆買いされるようになりました。 また商品だけではなく旅行先も、東京・大阪・京都・北海道などの定番の観光都市から地方へと分散しています。つまり、中国人観光客の行動様式が変わりつつあるのです。

ポイント1:今、中国人に人気なのはどんな商品?SNSから分かる口コミ人気商品ランキング

では実際、中国人観光客からどのような商品が爆買いされているのでしょうか?
2015年7月~9月の3か月間に日本を訪れた中国人のクチコミ※から、「買った」とつぶやかれた商品TOP10をご紹介します。 ※「日本で○○を買った」と言及している投稿からランキングを集計(写真が不明瞭、商品名がわからない書き込みはカウント外)。 対象SNS:新浪微博、Wechatパブリックアカウント部分、BBS、BLOG では早速ランキングを発表するとともに、人気の理由を探っていきしょう。
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引用:ホットリンク、訪日中国人がこの夏「買った」商品をクチコミから集計 ~これが爆買いの定番?!7~9月の人気TOP10を発表~ | 株式会社ホットリンク~ソーシャル・ビッグデータ活用のクラウドサービス
ランキングを見ていただくと分かるように、日焼け止めなどの化粧品や目薬、食品などが目立ちます。 1位になった「雪肌精」は、中国市場で長年展開してきた老舗ブランド、としての認知と日本製の品質の高さの信頼を獲得しているため人気があります。さらに、姉妹ブランドが一部のコンビニでも購入できるなど販売のチャネルを広げたことも人気に拍車をかけているようです。 また、爆買いでは目薬も人気です。中国の医療事情に加えて、日本の商品はドライアイ用、花粉症用、薬用、コンタクト用など種類がわかれていることなどが人気の理由のようです。 参考:ホットリンク、訪日中国人がこの夏「買った」商品をクチコミから集計 ~これが爆買いの定番?!7~9月の人気TOP10を発表~ | 株式会社ホットリンク~ソーシャル・ビッグデータ活用のクラウドサービス

ポイント2:人気商品は口コミで生まれる!その中でもSNSが重要。

それでは、ランキングに挙げられている商品はどのようにして生まれているのでしょうか。実はその多くが、口コミの情報によるものなのです。 例えば、2014年秋には「日本に行ったら必ず買わなければならない神薬12種」という記事が、中国のネット上にアップされて、そこから大ヒットした、という物があります。日本で例えると、NAVERまとめにアップされて大ヒットしたというイメージです。 FireShot Capture 6 - 一般人我不告诉他 去日本必BUY的12种神药_旅游频道_中华网_ - http___travel.china.com_vane_shoppi 引用:一般人我不告诉他 去日本必BUY的12种神药_旅游频道_中华网 このように口コミが重視される背景には、中国の流通事情があります。現在中国では、模倣品や粗悪品が市場に大多数流通している状態です。しかし近年は、中国経済の急成長によって中流階層の人々も贅沢ができるようになり、中国人消費者も本物・良質志向になっています。特に家族や友人・知人などが良いと言っているものは信用でき、「口コミの数が多ければ多いほど安心できる商品」と考えられています。 特に、日本でいうところのLINEの中国版である「WeChat(ウィーチャット)」やTwitterの中国版である「微博(ウェイボー)」など、中国ではSNSでの口コミが一般的です。
wechat
引用:WeChatは無料のメッセージと通話のアプリで
微博
引用:微博-随时随地发现新鲜事 これらはSNSのため拡散力も高く、口コミの情報源となっています。

ポイント3:爆買いは自分のためだけのものではない!中国特有の「メンツ文化」とは?

爆買いの背景には、中国特有の文化の影響があります。 中国人は、他人との人間関係、さらには親族との関係も、より良く構築しようとする意識が非常に強い文化です。 そのため、あの両脇にさえ抱えきれないほどの買い物の光景は、親族や知人、同僚などへのお土産が大半であることが多いです。例えば、同一商品を10点買ったとしても、そのうち2点が自分のために、その他8点は他人へのお土産です。 私たち日本人にもお土産文化はもちろんありますが、中国人の爆買いはそれが強くなったものとイメージしてください。

まとめ:爆買いはまだ終わらない!爆買い商品を生み出すには?

最近のニュースでは、「中国経済が低迷しているから訪日客は減少するのではないだろうか」「爆買いブームは終わりを迎えるのではないだろうか」などの意見が出はじめています。 しかし、データでは中国人観光客数、実際の消費額は増加しつづけています。また、購買力の裏付けとなる処分所得も増加しています。 そのため、この爆買いが急激に終わりを迎えることは考えづらいです。しかし、購買行動自体は少しずつに変化しています。 例えば、中国人観光客に人気の商品の幅が増えているという点です。 今後もこの傾向は続き、爆買いの対象となる商品が増えていく可能性が大いにあります。 つまり、今まで誰もが知っているような商品が主な爆買い対象となっていましたが、日本人でも知らないような商品が急に爆買い対象となることも可能性としては高い、ということになります。 ここに大きなポテンシャルがあると考えられますので今後はそういった商品をどのように生み出すのか、あわせてそういった商品をどのように販売するのか、といった部分が中国人観光客へのアプローチをしたい企業にとっては重要です。 [bottombluelink]

Webマーケター推薦!初心者向け無料Webツール14選

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webtools
テクノロジーの進歩が激しいWeb業界。Webマーケティングツールの開発でも同様、様々な人が知恵を振り絞り、Web上での売上アップを目指したツールやサービスが今日も開発されています。 ただその一部は料金が高かったり、使い方が難しかったりと、一般の人にはなかなか手を出しづらかったりするもの。 そこで今回は、Webにほとんど触ったことがないような人でも試せる「無料」のWebツールを厳選してみました。「サイトを作る」⇒「ユーザーを集める」⇒「サイトを分析する」⇒「獲得率を高める」の時系列順にまとめてみましたので、ご自身のサイトのフェーズに合わせて参考にしてみてください。(※サービスにより無料でできることが限られているツールもあるためご注意下さい。) [topbluelink] [toc]

紹介ツール一覧

紹介ツール一覧

Webサイトを作る

1:本腰を入れてページを作る(Unbounce)

2 ・テンプレートが100種類以上あって、全部カッコイイ! ・自由度が高くやりたいと思うことは大体できる(HTML,CSS,Javascript編集可能) ・スマホページも自動生成 ・無料範囲:下記URLからの登録で無料に利用が可能 (https://app.unbounce.com/registrations/6b25fffcc36cc9f4/edit

実際に作ってみた(作成時間5分、ファーストビューのみ)

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作成手順

①たくさんあるテンプレートから一つを選択 4 ②ドラッグアンドドロップを使った直感的な操作から、HTML・CSS・Javascriptを直接記述する詳細な編集方法まで機能は充実。 5 機能がリッチな一方で、UIはとても素晴らしく、コーディングをしたことのない初心者からデザインにこだわりたい上級者まで、全ての人が使えるとても優れたツールです。 通常は無料期間が30日なのですが、こっそり無料で使い続けることの出来るリンクがページにあるので、是非下記リンクから登録してみてください(https://app.unbounce.com/registrations/6b25fffcc36cc9f4/edit)。

2:とにかく簡単にページを作る(ペライチ)

6 ・直感操作でとにかく簡単 ・テンプレも豊富でかぶりにくい ・メンタリストDaiGoも使ってる ・無料範囲:公開ページ数①ページ、PV上限1万PV/月、メールサポート

実際に作ってみた(作成時間5分、ファーストビューのみ)

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作成手順

①管理画面でテンプレートを選択 8 ②あとはテンプレートの文字を変更したり、画像を変更するだけ。とにかく簡単! 9 まさに「文字を流しこむだけ」のカンタン作業でページが作成出来てしまいます。HTMLやCSSを変更するためには有料プランへの以降が必要ですが、「とにかく早くページを用意したい」という時には最適のツールです。

3:ネットショップを作る(Base)

10 ・言わずと知れたECなら鉄板のサービス ・HTMLの知識がなくても最初から最後まで作成が可能。 ・決済まで対応しているので、これだけで開業できる。 ・無料範囲:基本的に全て無料

実際に作ってみた(作成時間15分、3商品を登録)

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作成手順

①管理画面でテンプレートを選択 12 ②ショップに並べたい商品を登録、価格や紹介文を考える 13 噂に違わぬ、ECサイトを始めるならまずはこれ!とまさに自分も感じたサービスです。サイトのデザインから、お金管理、商品管理まで、ECサイトで必要な全てがここに詰まっていて、どうやって利益を得ているんだろう?と純粋に疑問に思ってしまいました(検索しても明白な答えは見つかりませんでした)。

4:商用利用可能な画像を探す (タダピク)

14 ・全部商用利用OK! ・写真からイラストまで30の画像サイトを横断的に探せる。 ・画像によってはAIデータでのダウンロードも可能! ・無料範囲:全て無料

使えそうな画像例

15 (ほか、ビルダー、画像検索サイト、フォント検索サイト、カラー決めるサイト) 「無料画像って探したいけど、サイトでバラバラにまとまってるんだよな・・」という私の悩みに対してど真ん中で答えてくれたのがこのサービスでした。商用利用可能な無料画像を複数のサイトをわたって検索できるため、複数のサイトを何回も検索する必要がありません。 質の高い画像も多数あるため、画像選びで悩んでる人は必見です!

ユーザーを集める

5:メールマーケティングを実施する(Benchmark)

16 ・コードがかけなくてもドラッグアンドドロップでHTMLメールが作成可能 ・直接ソースを変更することも可能 ・ステップアップメール、開封・リンククリック者の特定なども可能。 ・無料範囲:250通/月 連絡先登録可能件数/1万件

実際に作ってみた(作成時間3分)

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作成手順

①メールのテンプレートを選択 18 ②メールの本文・画像をドラッグアンドドロップで作成 19 テキストに画像を貼り付けただけでない、デザイン性の高いメールが簡単に作れました。画像だけでなく、動画や、シェアボタンの設置もドラッグアンドドロップだけで簡単にできるため、他のメールとビジュアル面で大きく差をつけることが出来ます。 またステップアップメールを行う機能など、運用面でのサポート機能も充実しているため、本格的にメールマーケティングを行いたいと思う人にはピッタリのツールになっています。

6:SEOを最適化する(SEOチェキ)

20 ・キーワードとURLを入れるだけで現状のSEO順位を簡単にチェック可能 ・被リンクがどんなサイトかも確認可能 ・他のSEOツールとくらべても検索スピードが早い! ・無料範囲:全て無料

使い方手順

①トップページでURLを検索すると、title、description、h1タグの中身を一覧化 21 ②キーワードを記入すれば、GoogleとYahoo!での現状の順位がまるわかり! 22 他にも沢山SEOの順位チェックツールはありますが、このツールが優れているところはその検索の早さです。他にも色々使ってみましたが、このツールが一番検索時間が短く、かつそのデータも大枠正確であると感じています。

7:デザイン度の高いバナーを簡単に作る(Canva)

23 ・完成されたバナーの文字を変えるだけのカンタン作業! ・用意されてるテンプレのクオリティーが非常に高い ・バナーだけでなく、チラシ・ドキュメント・サイト内素材を作ることも可能 ・無料範囲:基本的に無料(有料画像もあり)

実際に作ってみた(作成時間3分)

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作り方手順

①「人気のデザイン」「文章」「広告」など目的にあったテンプレートを選択 25 ②無料のテンプレを選んで、あとは文言を変えるだけ 26 このサービスの良い所は、デザイン性の高いテンプレートがバナーだけでもかなり多く用意されているため、自分で構成を考える必要がないこと、さらに自由に使える画像がツール沢山用意されているため、自分で画像を探す手間も省くことが出来ることになります。

8:フォトショップ代わりにバナーを簡単に作る(pixlr)

27 ・無料の画像編集ツールといえばこれ ・Photshopに近い操作方法でこだわり編集も ・ウェブ上完結で、ダウンロードいらず ・無料範囲:全て無料

完成品

28 引用:Photoshopいらず!無料ブラウザツールで誰でもバナー広告を作れる6つの手順 - なつみ憂のブログ ①新しいキャンパスを作成 29 引用:Photoshopいらず!無料ブラウザツールで誰でもバナー広告を作れる6つの手順 - なつみ憂のブログ ②レイヤーや塗りつぶしの機能を活かしてバナーを編集 30 引用:Photoshopいらず!無料ブラウザツールで誰でもバナー広告を作れる6つの手順 - なつみ憂のブログ 「自分でバナーをデザインしてみたい!でもフォトショップを買うほどでは・・」という人にぴったりな、無料だけれども機能は充実の画像編集ツールです。もちろんフォトショップほどではないですが、上記を例にした、十分なクオリティーのバナーを作ることができます。

サイトを分析する

9:ヒートマップとユーザーの動線の動きを分析する(Hotjar)

31 ・無料でヒートマップが利用可能! ・ユーザーのマウスの動きを録画機能付き。サイト内のユーザーの動きがまるわかり ・ユーザーがどのページで離脱しているかの「Funnels」の機能で課題ページを特定 ・無料範囲:PV数1000/月 録画ユーザー数100人 ①注目されている箇所をヒートマップでチェック 32 ②ユーザーのマウスの動きを自動録画。後からチェックが可能 33 このサービスで何より面白いのは、ヒートマップの機能と、ユーザーの実際の動きを録画した動画を両方チェック出来ることです。これによりヒートマップで大枠の傾向を知り、動画によりひとりひとりの細かな動きをチェックすることが出来るところです。 ユーザーが想定していた以外の動きをすることも多く、見ているだけで多くの学びを得ることが出来ます。

10:サイトの表示速度を確認する(Pingdom Tools)

34 ・URLを入れるだけで、ファイルごとのロード時間を自動チェック ・表示の遅いページは具体的な改善策も提示(キャッシュをする、内部JSを外部にする、など) ・無料範囲:基本的に全て無料 35 どのファイルが重い原因になっているのか、視覚的にチェックすることが出来ます。本箇所を修正すればサイト全体の表示速度改善にも寄与する事ができます。

11:サイトの状況をチェック(SimilarWeb)

36 ・訪問数、平均滞在時間、平均ページビュー、離脱率、流入元など確認可能 ・弊社でもWeb施策の提案時に多用する王道サービス ・競合サイトの流入・他サイトへの流出などを確認することも可能 ・無料範囲:基本的に全て無料(Pro仕様もあり) ①サイトへの流入を視覚的にチェック 37 ②どんなページから来ているのかも簡単にチェック! 38 王道サービスなだけあり、そのデータはかなり参考にすることができます。流入母数が少なすぎると計測が出来ないことがありますが、そこそこ規模のあるサイトであれば、かなり詳細にデータおを見ることが出来ます。自分のサイトだけでなく、是非競合のサイトも見てみましょう。

獲得率を高める

12:チャット形式のフォームを導入する(Tayori)

39 ・簡単にフォームを作成出来る ・チャットのようなデザインの入力フォームも選択可能 ・無料でも通信はSSL暗号化されているため安心 ・無料範囲:1フォーム、SSLで暗号化対応 ①フォームのデザインやデバイスを選択して作成 40 ②実際に各デバイスでプレビュー 41 スマホに最適化されていないフォームは良くありますが、そのままだと獲得率の低下の大きな原因になってしまいます。このツールであれば、PCにかぎらずSPのフォームも簡単に作れる、かつ問い合わせの内容も一元管理できるようになるため、迅速な問い合わせへの対応など、顧客の満足度自体にも寄与することができます。

13:無料でABテストを実施する(Optimizely)

42 ・無料で一番自由に使えるABテストツール ・50,000PVまで使い放題! ・HTMLやCSSの知識なしで編集することも可能 ・無料範囲:基本的に全て無料 ①直感的な操作でABテストの案を作成できます。 43 ②直接HTMLをいじって、細かな設定も! 44 無料のABテストツールで悩むならこれ、と間違えなく押せるツールです。世界一使われているABテストツールなだけあり、UIは洗練され、誰でも使いやすくなっています。簡単にテストが作れるので、まずはこのツールで初めてみることをオススメします。

14:ABテストとヒートマップを一緒に実施(SiTest)

45 ・ABテストだけでなく、ヒートマップ付き! ・「どんなところが見られてるのか?」がヒートマップによりわかるため、ABテストの案が出しやすくなります。 ・高速PDCAを回したい人にオススメです。 ・無料範囲:3000~7000PV 1ドメイン ①獲得数、PV数、離脱率などを一覧で確認 46 ②合わせてヒートマップでどの箇所が離脱が多くなっているのか確認 47 ABテストの悩みの種は、案が尽きてしまって検証がなかなか続かないことです。このツールであればヒートマップが新しい案を出すヒントとなってくれ、無理なくABテストを続けることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。サービスを紹介してきましたが、幾つかのサービスでは有料プランも用意されています。まずは無料版を使ってみて、効果が期待できそうであれば本格的に利用を検討するとよいのではないでしょうか。 また、ツールを使うのに重要なのはそのタイミング。やみくもに導入しても工数ばかりかかってしまいます。現状どんな課題があるのかをまず明白にして、その解決の目的としてツールの導入を検討しましょう。 [bottombluelink]

SEO対策|検索上位表示の方法は「寄稿」への発想転換

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SEO
「SEO対策として、自社サイトのコンテンツを充実させ、専門家の力を借りて内部対策をしている。しかし、なかなか結果につながらない…。」と、困っていませんか。 実は最近、自社サイトでのSEO対策へのこだわりを捨て、外部メディアへの「寄稿」により、検索上位表示を実現するという「発想の転換」を行っている企業が増えてきています。 そこで本記事では、「寄稿」という方法が有効である背景や理由や、メリット・デメリットに加え、実際に寄稿するための具体的な手順や注意点について、事例を交えて詳しく説明していきます。 実際に当社でも、外部メディアへの寄稿を通じて、狙ったキーワードでの上位表示を実現しており、その有効性を実感しています。 [topbluelink]

【事例①】外部メディアに寄稿し、狙ったキーワードで4位表示(当社事例)

まずは、当社(ソウルドアウト株式会社)での成功事例を紹介します。 「リスティング広告」という当社においてビジネス上重要なテーマでの外部寄稿により、「リスティング広告」での検索結果で4位表示を実現しています。(※2016年4月時点) スライド1 ↑自然検索結果で寄稿記事が4位に。(1位は自社記事) 検索結果の1位は自社(当サイト)なので、上位5位までのうち2枠を当社執筆記事が押さえている形になります。 もしユーザが「検索結果の上位で気になった記事を読みながら情報収集をする」という行動を取っている場合、上位に複数記事が掲載していると、その分野において知見のある企業であるという認知形成につながります。

【事例②】ビッグワード「写真撮り方」で1位表示(カメラの学校)

デジタルハリウッドの運営する「カメラの学校」では、検索数の多いビッグワード「写真撮り方」で1位表示を実現しています。 スライド2 こちらの記事は、当サイト「LISKUL」にスポンサード・コンテンツという形で執筆いただき掲載した記事です。外部サイトに記事を掲載し、ビジネス上価値のあるキーワードで上位表示した好例と言えます。 参考:カメラ初心者必見!『プロっぽくなる』写真の撮り方3つのポイント

【理由/メリット】寄稿をすれば、外部メディアの品質の高いドメインに「タダ乗り」できる

なぜ、外部メディアへの記事掲載によるSEO対策が有効と言えるのでしょうか? それは、外部メディアの「ドメインの品質」にあります。 そもそもSEOにおいて重要な要素として、「記事の品質(ページ単位の品質)」と「ドメインの品質」があります。 そのうち、「記事の品質」については、頑張って良い記事さえ書くことができれば、担保できます。しかし、「ドメイン」については、検索エンジンから評価を得るために、一定の時間や工数に加え、専門的なノウハウが必要になってきます。 そこで、品質の高いドメインを持った外部メディアに記事掲載することで、ある種「ダダ乗り」してしまう、という手法が広まってきているのです。

【背景】オウンドメディア全盛により、競争激化でSEOの難易度が増している

この背景には、オウンドメディアを立ち上げ、コンテンツマーケティングを通じて集客したいというニーズが、2014年頃から急速に高まっていることがあります。 オウンドメディア ↑オウンドメディアへの取り組みはここ2~3年で急増。競合も激化している。 当サイト「LISKUL」を立ち上げた時に比べ、ドメインの品質を高める為には、労力もコストも必要なノウハウも多く必要になってきています。 また、先行しているオウンドメディアのドメイン品質も高まっていることから、近しいテーマのオウンドメディアに寄稿やスポンサード・コンテンツを通じて記事掲載する方が、圧倒的に労力・コスト対効果が良い、という状況になってきています。

【デメリット】コントロールが難しいため、一発勝負になりがち。

外部メディアへの記事掲載でSEO対策をすることは有効な手法ではありますが、デメリットもあります。 一般的に、外部メディアに記事掲載をしたら、掲載後に頻繁に修正をすることは難しくなります。したがって、検索順位を見ながら、記事内容を調整するなどのコントロールが効かず、一発勝負になりがちです。 また、自社の商品やサービスの訴求に誘導するまでに、掲載記事を挟むため、トラフィックのボリュームが得にくいことや、リターゲティング広告のクッキーも一般的には付与できないというデメリットがあります。 したがって、ドメイン品質のそれほど高くないサイトに記事掲載するくらいであれば、自社サイトにコンテンツを掲載した方が有効、ということも十分ありえます。

【付随メリット】掲載先メディアのユーザ接点や被リンクも得られる

外部メディアへの記事掲載には、掲載先の品質の高いドメインに「タダ乗り」する以外にも、付随して得られるメリットがいくつかあります。 1点目は、「掲載メディアのユーザとの接点を持てる」ことです。 むしろ、一般的な「寄稿」におけるメリットはこちらにあります。多くの固定ファンを持つメディアであれば、そのメディアが抱える固定ファンに対して接点を持つことができます。また、そのメディアのファンがソーシャルメディアなどで拡散してくれれば、ひろがっていくこともあります。 2点目のメリットは、「被リンク」です。掲載先メディアの高品質なドメインに掲載した、高品質な記事から、自社メディアや自社サイトに張られたリンクはSEO上高い評価につながります。ただし、外部掲載の執筆記事は「nofllow属性」を設定するというポリシーのメディアも多いため、その場合には検索エンジンに対する評価上の好影響はありませんので注意が必要です。 3点目のメリットは、「単体ドメインでは難しい、検索結果における上位独占の可能性」です。多くのページがヒットするキーワードでは、一般的に検索結果には1ドメインあたり1記事であることが大半です。自社サイト・自社メディアだけでは上位独占はほぼ不可能です。そこで、外部メディアの記事掲載をすれば、検索上位に自社の執筆記事を複数掲載し占有率を高め、いつかは独占、ということも可能になります。

【参考】Googleの見解は、品質の高い記事の寄稿は推奨している。

寄稿について、Googleの見解はどうなっているのでしょうか。 一時期、寄稿のみを集めた「ゲストブログ」の中に、明らかに検索エンジン対策のみの悪質なものが増えており、それに対してはやめるべきであると警告しています。 その一方、高品質な寄稿記事は推奨している、と明言しており、読む人にとって価値がある寄稿であれば、問題ないと言えます。
カッツ氏は、「読む人にとって価値のある高品質なゲストブログは推奨され、『Boing Boing』のような素晴らしい共著者ブログは区別するべきです」と強調していますが、「悪質なゲストブログのためにGoogleはSEOに対する許容範囲を狭めざるを得ず、ウェブスパムチームは、今後ゲストブログに対してかなり厳しく調査していくでしょう」と、現状を述べています。 引用:「SEO目的のゲストブログはやめるべき」とGoogleのマット・カッツ氏が警告 - GIGAZINE

【方針】SEO含めた集客は外部に頼り、自社サイト/オウンドメディアは商品・サービスの理解やファン化に徹するという布陣

ここまでご説明してきた通り、2016年の現時点で、これからオウンドメディアを立ち上げるのであれば、SEOによる集客は、外部メディアの記事掲載に頼ることをおすすめします。 その上で、自社サイトを中心としたオウンドメディアでは、外部メディアから誘導したユーザに対し、商品やサービスの理解やファン化を促せるコンテンツを掲載する、という役割分担が有効であると考えます。 また、Yahoo!コンテンツディスカバリーのように、低コストで新規ユーザを誘導できる広告施策も増えてきており、外部からトラフィックを獲得するための手段は多様化してきています。 オウンドメディアが担わなければならないのは、「集客」よりも「接客」であり、接客の質をいかに高めるか、にフォーカスするのが成功の秘訣であり、集客については、外部サイトや広告に頼ると割り切る方が上手くいくかもしれません。

【手順】検索上位表示のための寄稿を実現するための5ステップ

では、実際に、外部メディアへの記事掲載を実現するための手法について説明します。特にここでは、検索結果で上位表示することを目的としたケースに絞って説明します。

①上位表示したいキーワードを明確にする

まず、外部メディアへの記事掲載を通じて、検索結果に上位表示したいキーワードを明確にします。検索ボリュームが多く、かつ、自社の見込み顧客の含有率が高いキーワードを選定します。

②そのジャンルでドメイン品質の高い外部メディアをピックアップ

次に、上位表示したいキーワードが含まれるジャンルや関連性の高い外部メディアをピックアップします。ただし、上位表示したいキーワードそのもので、現段階で上位表示しているメディアは対象候補となり得ないことも多いので注意が必要です。 例えば、「学資保険」というキーワードで上位表示したい場合に、「学資保険」で検索してすでに上位表示しているサイトは、学資保険というキーワードでのトラフィックをビジネス上重要視しているケースが大半です。したがって、そのメディアが、学資保険というテーマで外部寄稿を受け入れるということは考えにくいと言えます。 そこで、少しずらして、「学資保険」と関連性が強い「生命保険」や、「子育て」というキーワードで上位表示していて、「学資保険」というキーワードをビジネス上、それほど重要視しておらず、「学資保険」というキーワードでは上位表示していないサイトである必要があります。かつ、できれば2ページ目以降に、近しいテーマで表示している、という条件が揃うとベストです。

③そのメディアの寄稿ポリシーや記事広告の有無を確認

対象となる外部メディアが見つかったら、そのメディアの寄稿ポリシーや記事広告の有無を確認します。 大手メディアの一部では、以下のように記事広告を商品化している場合も多くあります。この場合には、記事広告を推奨され、寄稿の受付は難しい場合があります。その際、費用を支払い記事広告として掲載するのか、あくまで寄稿という形を目指すのか、事前に決めておく必要があります。 (参考:大手メディアLIGブログでの記事広告商品) 記事広告とは?SEO設計×LIGのドメインを生かした「SMART」で継続的な流入を狙う【事例あり】 | 株式会社LIG

④編集部にアプローチ・了解を得る

外部執筆者からの寄稿や広告商品の有無、記事掲載のポリシーを確認したら、そのメディアの編集部にアプローチしてみましょう。有力メディアであれば、すでにそのような問い合わせを多く受けており対応も手馴れていることも多いです。 寄稿を受け付ける上での判断基準はメディア次第ではありますが、一般的に、掲載側がお金を支払う記事広告でない、「寄稿」であれば「相手次第」というのが正直な所だといえます。その業界の権威や有名人であれば、お金を払ってでも寄稿して欲しい、というケースもあるでしょうし、無名で実績がなく、身元も不明であれば、お断り、というケースも多いはずです。 正解はありませんが、編集部と人的なつながりがある方を経由してアプローチする、過去の外部メディアでの掲載実績や自社メディアでの執筆記事を通じて、執筆記事の品質が高いことを担保する、など、工夫を凝らすことで突破できる確率はあがるのではないでしょうか。 それ以外にも、メディアを運営する立場からすると、カバーしていると寄稿を受け入れやすくなるかもしれない、というアイディアを上げておきますので参考にしてください。

寄稿を受け入れてもらう可能性を少しでも上げるための泥臭いアイディア

・外部メディアや自社メディアでの掲載実績を示す ・複数記事まとめての執筆をコミットする ・商品の売り込みをしないことをコミットする ・先に質の高い記事を執筆した上で、この記事を掲載してくれと交渉する ・先方のサービスやサイト内のバナー広告などの購入をしてみる

⑤検索上位表示を実現できる記事を執筆

掲載の了承を得られたら、実際に記事を執筆します。 掲載メディアのレギュレーションを遵守するのはもちろん、検索上位表示に必要なチェックポイントを満たしている必要があります。 重要なことは、そのキーワードの検索時のニーズを満たす記事になっているかどうかです。以下に参考になる記事をピックアップしておきますので、参照にして執筆してください。メディア側が記事を執筆する記事広告の場合には、レビュー時にこの観点でチェックして戻すことで、上位表示する確率が高まります。

参考記事

コンテンツマーケティング開始10ヶ月で100万UUを実現した手順を公開だれでもできる!Webライティング「見直しのための12のポイント」SEOコンテンツの作り方 │バズ部

⑥掲載

掲載メディアのOKが出れば掲載となります。 記事公開時には、自社のソーシャルメディアアカウントがあれば、掲載告知は必ず行いましょう。また、掲載メディアへのお礼の連絡をしておくことも忘れないようにしましょう。

【注意点】寄稿の際に、全文転載やそれに近しい内容は厳禁

寄稿などの外部掲載の際に、絶対にやってはいけない注意点として、自社サイトや他のメディアの掲載記事の全文転載や一部改変で大半はまったく同じ、という記事は厳禁ということをお伝えしておきます。 重複コンテンツとして、検索エンジン上、別の記事であると認められないだけでなく、悪質と判断されSEO上ペナルティを受けるリスクもゼロではありません。 全文転載のSEO上の観点については、以下の記事がとても参考になります。 参考:寄稿記事(全文転載)を行う時のベストプラクティス(SEO観点) ::SEM R (#SEMR)

【まとめ】目的は上位表示ではなく「ビジネス成果」そのために最適な手段を選ぶ

いかがでしたでしょうか。 本記事では、SEO対策として、寄稿を中心とした、外部メディアへの記事掲載という手法が有効であるという理由とその手順について説明しました。もちろん、SEO対策による検索結果の上位表示が目的ではなく、その先にあるビジネス成果を達成することが目的です。 ぜひ、外部メディアへの記事掲載もうまく活用しながら、ビジネス成果を上げていってください。

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【2016年版】YDNサーチターゲティング活用法|効果的なキーワードの選び方

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サーチターゲティングは、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)で「過去に特定のキーワードを検索した人」に対して、広告を出す手法です。そのため、サーチターゲティングを使う上で最も重要なのはキーワードの選び方です。 そこで今回は、「サーチターゲティングという方法を聞いた事はあるけど、実際はどうなの?」とお考えのWeb担当者様向けに、の活用ポイントをプロとしての運用の経験を基にまとめました。 ※本記事は2014年5月21日に公開された記事を再編集したものです。

1. サーチターゲティングとは、「過去に検索したキーワードを使って、ターゲティングができるYahoo!ディスプレイアドネットワークの配信方法」

「サーチターゲティング」とは、ユーザーが検索したキーワードを利用し、ターゲティングを行い、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)の枠に広告出稿する手法です。 実際に、過去に該当のキーワードで検索をした人に広告を出すことができるので、検索連動型広告でのターゲットと同じ“ニーズが顕在化した層”へアプローチができます。 ▼サーチターゲティングの仕組み サーチターゲティングの仕組み 例えば、Aさんが、Yahoo! JAPANで「インターネット広告」と検索を行いました。広告主Bさんは、サーチターゲティングでキーワード「インターネット広告」と登録をしておきます。 「インターネット広告」と検索をしてから30日間、Aさんには、広告主Bさんの広告が表示されます。

サーチターゲティングの配信ルール:部分的に一致したキーワードでも広告を出せる

2016年3月にサーチターゲティングのルール変更がありました。 この変更によって、サーチターゲティングでは「広告主が設定したキーワードと全く同じキーワードで検索した人以外にも広告が表示される」ようになりました。 ▼サーチターゲティングの広告配信ルール サーチターゲティングの表示

◎広告が表示される場合

①広告主が設定したキーワードと全く同じキーワードで、ユーザーが検索をした場合 例)広告主の設定「インターネット広告 種類」  →ユーザーの検索「インターネット広告 種類」 ②広告主が設定したキーワードの順番違いで、ユーザーが検索をした場合 例)広告主の設定「インターネット広告 種類」  →ユーザーの検索「種類 インターネット広告」 ③広告主が設定したキーワード+違うキーワードで、ユーザーが検索をした場合 例)広告主の設定「インターネット広告 種類」  →ユーザーの検索「インターネット広告 種類 市場」 ※この場合どういうキーワードをユーザーが使用した時まで広告が配信されるのかは、キーワードによって異なります。

×広告が表示されない場合

・広告主が設定したキーワードの一部だけで、ユーザーが検索した場合 例)広告主の設定「インターネット広告 種類」  →ユーザーの検索「インターネット広告」

2. サーチターゲティングで使うキーワードの3つの選び方(競合名、BIGキーワード、関連キーワード)

サーチターゲティングは、以前に検索されたキーワードをもとに広告を出す手法です。そのため、キーワード選びが何よりも大切です。 ここでは、サーチターゲティングを設定する時にプロが行うキーワードの選び方を3パターンご紹介いたします。

選び方①:競合名キーワード(同業他社に興味がある人へ広告を配信する)

競合のサービスを検索する人は、自社と競合のサービスを比較していることがあり、購買意欲が高い可能性があります。そのため競合名は、まず最初にサーチターゲティングではおすすめしているキーワードです。 もちろん競合も、同様に自社のサービス名をサーチターゲティングに登録している可能性があります。そのためサーチターゲティングで競合名を設定をする場合は、自社のキーワードも必ず登録しておいてください。 ただし競合名によっては、効率が悪い可能性もあります。そのため ①最初にできるだけ多くのキーワードを選んで広告を入稿する ②広告の成果を見て、後から効果の悪いキーワードを削っていく というのがおすすめの流れです。 ちなみに教育業界の事例サーチターゲティングで一般キーワードを使った場合と競合他社名を使った場合では、獲得率に約3倍もの違いが出ました。 競合名KW効果比較 キーワード例) 人材業界=リクルート 婚活関連=オーネット など

選び方②:BIGキーワード(検索ボリュームが大きい単体のキーワード)

BIGキーワードとは、「検索ボリュームが大きい、業界やビジネスの中での重要なキーワード」です。1語であることも多く、よく検索されるキーワードであるため、関心が高い層を広くターゲティングできます。 また年々、検索連動型広告でクリック単価は上昇しています。そのため、比較的クリック単価が安いサーチターゲティングでBIGキーワードの設定することは、近い層にアプローチをしつつ、費用を押さえることにつながります。 効果的に設定するためには、 ①BIGキーワードで想定されるキーワードすべての入稿を行う ②その中から効果の悪いキーワードを止めていく というプロセスが王道です。 ただし、多額の予算を投下することが難しい場合は、以下の③で紹介している「関連キーワード(検索連動型広告の獲得効率の良いキーワード)」から優先的に実施を行いましょう。 キーワード例) 人材業界=転職活動 ブライダル関連=結婚指輪 司法書士業界=過払い、自己破産

選び方③:関連キーワード(検索連動型広告で効果が良かったキーワードを検索した人にアプローチ)

ここでの関連キーワードとは検索連動型広告で獲得単価の効率が良かった2語の組み合わせのキーワードを定義しています。2語目には地域名などを使うこともあります。 しかし、①競合名・②BIGキーワードよりも検索ボリュームが少ないため、2語でかけあわせをした関連キーワードを実施する優先順位は下がります。ただし、関連キーワードで効率よく獲得が見込めることもあるため、優先順位は低くてもサーチターゲティングをやるならば、やるべき施策と言えます。 キーワード例) 婚活関連=お見合い 茨城 など

3. サーチターゲティングを設定する4つのステップ

下記がおおまかなサーチターゲティングの登録の流れです。 ①サーチキーワードリストを作成 ②サーチキーワードを入力  ※ターゲットとしているユーザーが調べる可能性が高いキーワードを入力 ③使用するサーチキーワードを選択 ④キャンペーンと広告文(orバナー)を選んで、広告配信を開始 それでは、次に具体的な登録方法を紹介いたします。

(1)サーチキーワードリストを作成

管理画面から、YDN>アカウント管理>サーチキーワードリスト管理を選択します。 3 その後、「+サーチキーワードリスト作成」をクリックすると、リスト作成画面に移ります。

(2)サーチキーワードの入力

サーチキーワードリストに関しては検証を行っていくため、分かりやすいリスト名で作成することがポイントです。 5 サーチキーワードは、前章で説明した通り、ターゲットとしているユーザーが検索する可能性が高いキーワードを入力します。 登録したキーワードについて、登録できるキーワード一覧が出てくるので、この中から追加したいものにチェックを入れて、「サーチキーワードリスト作成」というボタンをクリックすれば完了です。 ※広告管理ツール上にでてくる「リーチ数」というのは、そのキーワードで過去一年検索したユニークユーザー数です。リーチ数が少ない場合など、登録できるキーワード一覧に表示されませんので、広告掲載ができません。 その後、キャンペーンと広告文(orバナー)を選んで、広告を配信します。

4. サーチターゲティングを使う時忘れてはいけない2つの注意点

注意点1:ボリュームが小さいキーワードは使えない。

サーチターゲティングは、全てのキーワードが使用できるわけではありません。使えるキーワードは、YDNの中で決まっており、その中から広告配信を希望するキーワードを選択します。 こちらを調べるには、前章で説明したサーチキーワードの入力の画面を使用します。 もし掛けあわせキーワードで広告の配信ボリュームが少なく配信できない場合は、BIGワードでの広告配信をするなど、キーワードで調整をしてみてください。

注意点2:除外キーワード設定はできないので、拡張される範囲には注意!

サーチターゲティングで設定したキーワードは全く同じではなくても、広告が配信されます。しかし、どのような掛けあわせキーワードまで広告が表示されるかはわかりません。 さらにサーチターゲティングでは「このキーワードには広告を出さないという設定(=除外キーワード設定)」は、使用できません。 そのため、まずはBIGワードで広告を配信してみて、思ったよりも拡張し過ぎたら、掛け合わせキーワードを選んでいく、などのチューニングが必要です。

5.まとめ

今回、サーチターゲティングについて簡単に紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。 もし、YDNをやっていて、まだサーチターゲティングを実施していないご担当者様がいらっしゃいましたら、ぜひ実施をしてみてください。 <注意事項> ※機能や仕様は予告なく変更される可能性があります。 ※例示している画面はイメージです。

Googleアナリティクス目標設定方法と正しい計測のためにやっておきたい3つのこと

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目標設定
あなたが運営するサイトの目的は何ですか?Webサイトには必ず目的があります。 例えば求人サイトであれば目的は求人への応募。ECサイトであれば商品を購入してもらうこと、何かのキュレーションサイトであればPV数の最大化等。そして、その目的を達成するために絶対にしてほしいのがGoogleアナリティクスでの「目標設定」です。 そこで今回は苦戦しやすい「Googleアナリティクス目標設定」について、今回は実際の画面を交えて設定方法と正しくデータを計測するためにやっておくべき他の設定をご紹介いたします。 [topbluelink] [toc]

1.Webサイトの目的を達成するために、Googleアナリティクスの目標設定が必要な理由

Webサイトの目標設定をしていないと例えば、こんなことが起こりえます。 ・せっかく費用をかけてWebプロモーション施策を実施しても、効果があったのかどうか?がわからない。 ・具体的にWebサイトのどこの部分に、問題があるのか?がわからない。 ・そもそも本当にWebサイトがビジネスの目標に貢献しているかどうか?がわからない。 つまり、目標設定していないと施策の効果検証ができず、サイト内の課題も分かりません。 しかし目標設定をしておけば、目標を達成するために「サイトのどこに課題があるか?」やコンバージョンしたユーザーとそうでないユーザーの行動の違いを見つけることができます。 このように施策の効果検証やサイト内の課題発見し、改善する施策実施を繰り返すことでサイトの目的に近づくことができます。そのために、よく使われるのが「Googleアナリティクス」です。 まだ、アカウントをお持ちでない方は、まず下記の記事よりGoogleアナリティクスのアカウントを作成してから、本記事をお読みください。 参考:Googleアナリティクス設定|導入~分析までの完全攻略ガイド

2.目標設定は9割以上が「到達ページ」である

目標設定の9割以上が到達ページ 目標設定には 「到達ページ」 「滞在時間」 「ページビュー数/スクリーンビュー数」 「イベント」 の4種類がありますが、9割以上が「到達ページ」として設定されます。 なぜならば「到達ページ」以外の3つ指標は、わざわざ目標として設定しなくとも別指標として数値が分析できるからです。 しかしサイトによっては「滞在時間」や「イベント」を目標設定するケースもあるので、運用されるサイトに合わせて目標を設定ください。

3. これで完璧!到達ページの目標設定方法

早速Googleアナリティクスで具体的な目標設定方法と、正しい計測をするために最低限しておくべき設定の手順をご説明致します。

①「アナリティクス設定」画面でビュー>目標をクリック。すると下記のような画面が表示されます。

目標設定1

②目標設定で「カスタム」を選択し「続行」を押してください。

目標設定2

③目標の説明で適当な名前とタイプを選択してください。

今回タイプとしては資料請求完了ページへのアクセス数を計測したため「到達ページ」を選択致します。 ※「到達ページ」以外にもサイトの目的に合わせて「滞在時間」「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」「イベント」の設定が可能です。これらは別途下記に解説致しますので、設定を希望される方はぜひお読みください。 目標設定3

④目標の詳細で到達ページに完了ページURL(資料請求であれば資料請求完了ページ)を入力してください。

それに加え目標到達プロセスも一緒に設定しましょう。 目標到達プロセスとは、完了ページの1歩手前である入力確認ページや入力ページURLを登録しておくことで入力ページに来訪したユーザーの内、何人のユーザーが完了ページまで到達したのかを計測するものです。入力ページでの離脱を測る際の参考データになるので、このタイミングで設定されることを推奨します。 目標設定4 最後に「保存」を押すことで「資料請求完了ページ」にアクセスしたユーザーを目標として設定することができました。 その他滞在時間やセッションあたりのページビュー数の目標設定方法は下記のURLをご参考ください。 参考:Googleアナリティクスの目標設定していますか? | Googleアナリティクス | ひびの備忘録 初心者に起こりがちな事象として「目標設定したけどコンバージョンが反映されていない」ということがあります。もしそのような事象が起きてしまった人ためにスムーズに解決できるようにまとめられた記事も既にネットにあがっています。併せてこちらもご参考ください。 参考:コンバージョンが正しく反映されないときに確認すべき4つの項目 | WEBマーケティングエナジーブログ

4. 完了ページ到達以外の目標設定の種類と設定方法

「滞在時間」の目標設定に関して

サイトにおける滞在時間を目標に設定したい場合に設定する種類です。特にECサイトのように多くの商品を取り扱っていると自然と滞在時間は長くなります。サイト内の回遊率を少しでも長くすることを目的にされている場合は「滞在時間」を選択してください。 まず任意の名前をつけて、タイプで「滞在時間」を選択してください。 目標設定5 「続行」を押すと以下の様な画面が表示されます。 目標設定6 「訪問の滞在時間」の項目に目標としたい滞在時間を「時間」「分」「秒」で設定すれば完了です。

「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」の目標設定に関して

この目標設定は「1ユーザーが平均的に何ページ(pv)見ているか」を目標として計測する場合に設定するものです。「滞在時間」と同様、ECサイトや不動産系のサイトにて設定される目標の種類です。 目標設定7 まず任意の名前をつけて、タイプで「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」を選択してください。「続行」を押すと以下の画面が表示されます。 目標設定8 最後に「ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)」の項目に任意の数値を入れれば完了です。

「イベント」の目標(イベントトラッキング)の設定方法

この目標設定は「PDFダウロードボタン」や「動画再生ボタン」が何回押されたかのかを計測する目標設定です。別名「イベントトラッキング」と一般的に呼ばれたりもしますが、そのイベントトラッキングを目標として設定する場合に行うものです。 イベントトラッキング設定ができれば、それを目標として設定するのは簡単ですので、先んじてイベントトラッキング設定の解説を行います。(ユニバーサル・アナリティクス前提) 今回は「あるリンクボタンが押された回数をイベントトラッキングとして設定する」ことを例にご説明致します。 ①まず初めにイベントトラッキング専用の以下のコードをリンクとして計測したい<a>タグ内に実装します。 【イベントトラッキング専用タグ】 ga(‘send’, ‘event’, ‘カテゴリ’, ‘アクション’, ‘ラベル’, 値); 【リンクとして計測したい<a>タグ】 <a href=”http://liskul.com”>リスクルへのリンクはこちら</a> 【実装後イメージ】 <a href=http://liskul.com Onclick=”ga(‘send’, ‘event’, ‘カテゴリ’, ‘アクション’, ‘ラベル’, 値”);>リスクルへのリンクはこちら</a> 記述内に含まれる「カテゴリ」「アクション」「ラベル」の説明に関してですが、以下の記事に分かりやすい解説が記載されていますので、詳細はこちらをご確認ください。 参考:少し玄人ぶって、Googleアナリティクスのイベントトラッキングをサイト改善に使ってみよう!│ウェブさえ ②任意の「カテゴリ」「アクション」「ラベル」を設定したらこれでイベントトラッキングは設定完了です。 最後にイベントトラッキング設定したものを目標として設定する方法を説明します。 まず任意の名前をつけて、タイプで「イベント」を選択してください。 目標設定9 「続行」を押すと以下の画面が表示されます。 目標設定10

ここが重要!

イベントトラッキングで設定した「カテゴリ」「アクション」「ラベル」をそのままこの項目で設定してください。最後に任意の値を設定すればイベントトラッキングで設定したものを目標として設定することができました。

5.目標設定ができたら次に設定したい3つのこと

設定1:デフォルトページの設定

デフォルトページとは「http://sampletest.com/index.html」や「http://sampletest.com/」のこと。同じページが表示される「/」・「/index.html」でもURLが異なるため、Googleアナリティクスでは別々のページと認識されて計測されてしまいます。 すると分析する際にデータの見間違えのミスに繋がりかねません。そのため事前の設定が必要なのです。では以下より「/」・「/index.html」を統一して測るための設定方法を記載致します。 アナリティクス設定画面よりビュー>ビュー設定を選択してください。 17 以下の画面の「デフォルトページ」の項目に「index.html」と入力し、「保存」ボタンを押せばこれで設定完了です。 18

設定2:IP除外フィルタ設定

フィルタ設定を行う目的は「正しいデータを計測するため」です。 例えば、本メディア「LISKUL」のような自社メディアの場合、一般ユーザーに加え自社の社員も当然サイトに来訪するため、来訪数がトラフィックとして計測されます。するとデータとしては正値ではないため、正しい分析ができません。そのためIP除外フィルタ設定を行います。 アナリティクス設定画面よりビュー>フィルタを選択してください。 19 すると以下のような画面が表示されると思いますので、「フィルタを追加」ボタンを押してください。 20 以下の画面の「フィルタ名」「フィルタの種類」「IPアドレス」を入力すれば設定完了です。 フィルタ名は分かりやすいものを入力ください。「フィルタの種類」では「定義済み」を選択。「フィルタの種類を選択」のプルダウンより「除外」を選択、「参照元やリンク先を選択します」のプルダウンより「IPアドレスからのトラフィック」を選択、最後に「式を選択します」のプルダウンより「等しい」を選択します。「IPアドレス」は除外したいIPアドレスを入力すれば大丈夫です。 フィルタ設定はアカウントに紐づくためメリット・デメリットがそれぞれ存在します。 そちらに関しては別途参考記事をご紹介致しますので、宜しければご参考ください。 参考:フィルタはアカウントに紐付くことを覚えておきましょう|コラム アユダンテ株式会社 21

設定3:サーチコンソールの設定

サーチコンソールは、自社サイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化するためのツールです。 例えばサーチコンソールを設定することで ・自分のサイトがどのようなクエリで検索結果に表示されているか? ・モバイルサイトがモバイルで検索するユーザーに対して適切に表示されているか? などを確認することができます。 このサーチコンソールとGoogleアナリティクスは連携することが可能ですが、それにより以下のようなメリットがあります。 ・Googleでの検索サイト掲載順位の向上に役立つ(SEO分析に有効) ・検索上のクリック率(CTR)が高いものが分かる ・検索上のクリック率(CTR)が低いものが分かる ・クリック率が低いウェブサイトのキーワードが分かる 主にGoogleアナリティクスはサイトに来訪した後のデータを主に計測・分析しますが、サーチコンソールはユーザーがサイトに来訪する前の行動を計測するのです。そのためサーチコンソールとGoogleアナリティクスを連携させることでより質の高い分析が可能になります。 早速設定方法に移りましょう。 アナリティクス設定画面より「プロパティ」の「プロパティ設定」を選択。 プロパティ設定の一番最後の項目に「Search Console」があるので「Search Consoleを調整」ボタンを押します。すると、連携可能なGoogleサーチコンソールが表示されますので、それを選び保存すればOKです。 22 サーチコンソールを設定したことで閲覧できる表示回数やクリック数・平均掲載順位は管理画面の以下より確認ができます。 集客>検索エンジンの最適化>検索クエリ 23 参考:GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを連携して検索キーワードを取得する|ferret [フェレット] GoogleアナリティクスにSearch Consoleを連動させる方法│株式会社peko(ペコ)

6.まとめ

いかがでしたでしょうか? 最低限これらの設定を行っていればGoogleアナリティクスでの分析は困らないでしょう。サイトの目的を達成するためにも今回ご紹介した設定は必ず事前に設定しておきましょう。 またGoogleアナリティクスで最低限見るべきページや有効な使い方ガイドの記事も公開しておりますので、こちらも併せてご覧ください。 参考:Googleアナリティクスの使い方!初心者が絶対見るべきページ5選 参考:Googleアナリティクスの売上につながる使い方5選 参考:Googleアナリティクス設定|導入~分析までの完全攻略ガイド [bottombluelink]

脱・がっかり企業!CS(顧客満足度)向上2つのポイントと最新Webサポート4選

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CS向上_顧客満足度
みなさんは、商品やサービスの不具合などで企業に問い合わせをした際、こんな経験をしたことはありませんか? ・サポートセンターに何度も電話をかけたのに、つながらなかった ・電話先のオペレータに状況を把握してもらえず、たらい回しにされた ・問い合わせメールの返信が遅く、さらには質問のやり取りが続いた これらは、企業サポートで時々遭遇する“がっかり事例”です。今すぐ問題を解決したいのに、そのような対応をされると本当にがっかりしますよね。 CS(顧客満足度)が低いのは、上記のような“がっかり事例”が原因の可能性があります。口コミの時代、顧客が体験した“がっかり”は、さまざまなソーシャルネットワークを通じて広まり、企業ブランドを下げる大きな要因となります。噂(特にネガティブなもの)は、すぐに広まってしまい、防ぎようがありません。 本記事では、CS向上を通して顧客のロイヤリティを醸成させるためにはどうしたらよいのか、企業が押さえておくべきポイントと、サポートチャネルの特徴、最新のトレンドであるWebサポートについて説明します。

※本記事は株式会社オウケイウェイヴ提供によるスポンサード・コンテンツです。

【事例】PV数7倍がCS向上の証!みずほ銀行のオムニチャネル戦略

CS向上において、先進的な取り組みが多いのは銀行業界と言われています。 その中でも、3大メガバンクのひとつである、みずほ銀行の事例を紹介します。
1-CS向上
引用:みずほ銀行 お問い合わせページ みずほ銀行では、個人顧客2,400万人へのサポート手段として、電話、メール、FAQ(よくある質問)、チャットなど複数のチャネルを用意しています。ポイントは、ただチャネルを用意するだけでなく、今までサポートの支柱であったコールセンター(有人チャネル)の質を高めながら、インターネット(非対面チャネル)を介したサポートも用意している点です。 これにより、オムニチャネルでのワンストップサポートを実現しています。

成功のポイントは、顧客視点のサポート改善と最新技術の導入

さらに、同行ではよりサポートを充実させるために、2013~2014年にかけてFAQとWebサイトの改善を実施しました。FAQの内容作成時にはコールセンターのオペレータがアイデアを出すなど、顧客と銀行との考えのズレを埋めるため、組織を越えてサポートチャネルの強化に取り組んだそうです。 取り組みの結果、みずほ銀行のFAQのPV数は7倍に増え、コールセンターへの受電数は30%以上削減したとのこと。FAQのアクセスが増えてコールセンターの受電数が減ると言うことは、Web上で“探したい質問&回答がすぐに見つかる”ことを意味しています。顧客にとって、問題の自己解決や早期解決につながり、CS向上にとても有益な方法だと言えます。 みずほ銀行は、サポート強化の取り組みを積極的に実施することで、カスタマーサポートのサービスレベルを格付けするHDI(ヘルプデスク協会)より、最高評価である三つ星の評価を獲得しています。 さらに、まだ導入企業が少ないチャットでのサポートを積極的に取り入れるなど、利便性と先進性を追及しながら、顧客離れを防ぐ”守り”と、他行との差別化を図る”攻め”を実現しています。まさに、理想的な取り組みと言えるでしょう。

押さえておくべき!CS向上に必要な2つのポイント

近年、成熟市場における経営判断の指標として、既存顧客のロイヤリティ醸成が非常に大切になってきています。下記の2つの法則は、みなさんもどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。 ・1:5の法則:新規顧客の開拓は既存顧客のフォローの5倍労力がかかる ・5:25の法則:5%の顧客離れを食い止めることで、25%の利益確保になる 顧客をがっかりさせることは、ビジネスに与える影響が非常に大きいことが分かります。 CS向上における企業の取り組みはさまざまですが、先述したみずほ銀行のように複数のチャネルを用意したり、組織全体で改善していく、ということが難しい企業も多いと思います。ここでは、どの企業でも最低限取り組みたい、サポート部分における2つのポイントを紹介します。

1-自己解決手段の整備

「受電数が想定よりも多い」「電話がつながらないとクレームが入った」となった場合、単純に”サポートセンターの規模を拡大すれば良い”という解決方法では、CS向上にはつながりません。 ある調査によると、製品やサービスで分からないことや困ったことがあった時、90%以上の人はインターネットで検索したり、メーカーのサポートページのFAQをチェックするなど、まずは自分で調べるそうです。 しかし、それでも解決できないと言う理由から、結局サポートセンターへ電話やフォーム等で問い合わせをする人が、その過半数以上もいるという事実もあるのです。 この時点で、企業に対する“がっかり”は既にはじまっています。
3-CS向上
顧客の自己解決率の低下は、サポートサイトのユーザビリティーが原因です。

こんなサポートサイトになっていませんか?

・情報分類が悪い ・検索で見つからない ・ナビゲーションが悪い ・説明が分からない サポートサイトやFAQを構築する際には、顧客がどのような問題解決手段や情報をこのサイトに求めてくるのかを想定し、それに合わせたサイト設計と情報設計だけでなく、それを実現するためのナビゲーションや検索機能についても、十分考慮しましょう。

2-オペレータの教育・支援

もう1つのポイントとして、サポートセンターで重要な役割を担うオペレータの教育・支援が挙げられます。コミュニケーション能力を上げる研修などのほかに、オペレータの作業効率化を支援するためのツールを導入する方法があります。 その一例として、ある企業のサポートセンターではオペレータへの回答用テンプレートを用意するだけでなく、ナレッジの蓄積を目的とした社内用のFAQサイトを用意し、対応時のポイントやノウハウを、コール応対・メール応対業務以外の時間に学んでもらっているそうです。 さらに近年、サポートセンターではオペレータの採用が厳しいと言われています。人手が足りないと各人の負担は増え、モチベーションの低下につながります。モチベーションの低下は顧客対応にも顕著に現れ、CSを下げる要因となります。ツール、仕組みの導入のみならず、オペレータの安定した定着率を保つために、モチベーション管理にも気を配ることが大切です。 これら「自己解決手段の整備」「オペレータの教育・支援」を意識しながら、チャネル間での情報を一元化し、連携する。こうしてはじめて、顧客のリアルタイムな課題解決を支援でき、不満が解消され、CSが向上していきます。 分断化された情報展開、ぶつ切れサポートに心当たりがある場合は、すぐに見直してください。

自社に最適なサポートチャネルを見極めよう

CS向上に必要な2つのポイントについてご紹介しましたが、新製品・サービスなどにおいては新たにサポートチャネルを準備する必要があります。チャネルの選択も、CS向上を目指す上では非常に重要です。 下記の図は、代表的なサポートチャネルである電話、メール、Webサポート(チャット、FAQ、サポートコミュニティ、SNS)を“課題解決のリアルタイム性”と“問い合わせをする場合の心理的ハードル”の2軸でそれぞれ表しています。 例えば、緊急性の高いものは電話でのサポートが向いています。一方で、緊急性の低いものや頻繁に起こるような問題は、わざわざ電話でサポートをするのではなく、メールやWeb上でサポートができれば理想的です。
CS向上のための施策
製品・サービスの特性と、顧客のペルソナや行動パターン(課題発生時の初期行動など)を意識しながら、最適かつ複数のチャネルを設けておくことが望ましいでしょう。 しかし、複数のチャネルを用意したにも関わらず自社のリソースが足りず、対応が追いつかない…と言ったケースも、稀に見受けられます。対応工数や緊急時のシミュレーションもしながらチャネルを選定し、“運用で破綻する”と言った最悪のケースは防止しましょう。

Webサポートのポイントと、最新Webサポート4選

さて、近年ではサポートの手法も大きく変化してきました。電話中心とされてきたサポートも、インターネット利用率の高さやSNSの普及から、「Webサポート」に注力する企業が増えています。 みずほ銀行の事例で簡単に紹介しましたが、企業のサポートサービスを格付けするHDI(ヘルプデスク協会)に「Webサポートにおける5つのポイント」と言うものがあります。HDIは、1989年に米国で設立された世界最大のサポートサービス業界団体で、2001年には日本にも設立されました。HDI国際サポート標準に基づいて顧客視点で三つ星~星なしの4段階評価を実施し、サポート業界における一種のステータスとして、多くの企業がベンチマークしています。WebサポートにおけるCS向上の効果指標として、このような情報も参考にすると良いでしょう。
5-CS向上
引用:HDI格付け実施方法 評価項目の詳細 一言にWebサポートと言っても、さまざまな特徴やメリット、用いる上で気をつけなければいけない点があります。ここでは、最新のWebサポートチャネルとして代表的な4種(チャット、FAQ、サポートコミュニティ、SNS)について、ご紹介します。

リアルタイムで課題解決「チャット」

チャットは、ネットワークを通じて、オペレータと文字のやり取りを行うチャネルです。メールでの問い合わせのように文面をしっかりと考えなくて良いため、気軽に質問でき、リアルタイムで課題を解決できるところが特徴です。 導入している企業はまだ少ないですが、近年ではサポートでの利用のほか、購入前の相談など、申し込みや手続きを促進する用途でも利用されています。製品を見せたい小売業や、対面コミュニケーションが重要視される証券・保険業などはビデオチャットを利用することで利用者に安心感を与え、CS向上が期待できるでしょう。オペレータの対応ではなく、AI(人工知能)を利用した自動応答で対応する企業も出てきました。今後増えてくるであろう、注目のチャネルです。
6-CS向上
引用:ソニー株式会社 チャットでのお問い合わせ

ユーザーに自己解決してもらう仕組み「FAQ」

「よくある質問」と「答え」を用意し、ユーザーに自己解決してもらう仕組みです。取り扱い製品が多い企業はだいたいFAQページを設けており、対人サポートの前の1次対応として活用しています。 CS向上に必要な2つのポイントの1つである“自己解決手段の整備”という意味でも、FAQは大きな効果が見込めるでしょう。さらに、ユーザー側も企業に問い合わせることなく課題を解決できるため、心理的なハードルは一番低いです。 反面、企業側はカテゴリー構成(情報分類)やサイトの導線、検索性などを充実させ、ユーザーのストレスにならないようなサイトにする必要があります。副次的な効果として、FAQコンテンツを多数作成することにより、SEO対策にも役立てることができます。
7-CS向上
引用:東日本旅客鉄道株式会社 ViewカードFAQ(よくあるご質問)ページ

ユーザー同士で課題を解決する「サポートコミュニティ」

質問・問い合わせに対して企業が回答するのではなく、ユーザー同士で課題を解決します。問題解決に特化した掲示板です。企業に問い合わせず、周りの人に聞けるような敷居の低さと、自分の知識で人を助けたい思いがマッチし、活用されているチャネルです。 ユーザーが多ければ多いほどコミュニティは活性化します。BtoC の企業の中には、一般的なコミュニティサイト(Q&Aサイト)とユーザーを共有した企業独自のサポートコミュニティを立ち上げるケースが出てきています。また、ユーザーの本音が聞きやすいため、マーケティング調査や商品開発などの参考にと、導入をする企業も増えてきています。
FAQシステム:事例
引用:富士通株式会社 FMVサポートコミュニティサイト

使い慣れているため利便性が高い「SNS(Facebook,Twitterなど)」

FacebookやTwitterなどのSNSを使って情報を発信したり、操作ガイドなどに誘導する企業も増えてきています。 SNSとスマートフォンを利用する年代層は近いため、スマートフォン関連のビジネスを行っている企業に向いているチャネルです。ユーザー側も、使い慣れているSNSからサポートが受けられるため利便性に優れています。 注意事項としては、これらのアカウントを保有していない、または、SNSを利用しないユーザーへのサポートも、別途用意する必要があることです。ブランディングしやすいチャネルである分、ユーザーからの書き込みも自由なため、万が一の炎上リスクも視野に入れておくべきでしょう。
9-CS向上
引用:株式会社NTTドコモ ドコモ公式サポートTwitter

【まとめ】CS向上をしっかりやれば、売上は自然とついてくる!

以上、主なWebサポートチャネル4種の特徴を簡単にご紹介しました。Webサイトやソーシャルメディアはマーケティング部門が扱うチャネルだと思われがちですが、近年重要視される“カスタマーエクスペリエンス”の観点からしても、サポート部門とマーケティング部門が連携し“良質な顧客体験”としてサポートを提供することは必要事項になってきています。 どのチャネルが向いているかがわからない方は、Webサポートのプロに相談するのもひとつの方法です。 サポートと言えば既存顧客へのフォローと言うイメージがありますが、実はプレセールスのニーズも高く、企業によってはマーケティング予算をかけずに案件を獲得できると言うメリットもあります。 例えばサポートコミュニティなどで「この商品とこの商品は相性がいい?」といった質問を起点に最終的にはクロスセルにつながったり、「サポートが良いと言う評判を聞いたので、この製品に決めた」と言った嬉しいケースも実現できるでしょう。 以上、CSを向上するために、サポートへの取り組みがいかに重要かをご紹介しました。 弊社では数多くの企業事例、カスタマーサポートのトレンドに関してケーススタディを保有しています。 ご質問・ご不明点等、何かございましたらお気軽にご相談ください。

Webサポートでお困りの企業様へ(広告)

サポート力をアップするための鍵は、Webを使ったお客様と窓口の自己解決力アップ支援にあります。 自社のWebはサポート力がどのくらいなのか?無料診断もしておりますので、お気軽にお問い合わせください 国内シェアNo.1 FAQ / お問い合わせ管理システム~「OKBIZ.」~

※本記事は株式会社オウケイウェイヴ提供によるスポンサード・コンテンツです。

地方・中小企業が続々トライするYahoo!コンテンツディスカバリーとは?(ヤフー株式会社 宇都宮氏インタビュー)

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yahooコンテンツディスカバリーとは

Yahoo!コンテンツディスカバリーというサービスをご存知ですか?Yahoo!コンテンツディスカバリーとは、Yahoo!ニュースなどの記事の下にレコメンドコンテンツを表示するサービスです。さらにリンク先のページは、直接購入を促すようなページではなく、コンテンツ型の記事広告でないといけません。 これまでのインターネット広告は、いかに目立つ位置に表示させるか?ファーストビューに表示させるか?直接購入を促すか?などを重視するのが常識でした。Yahoo!コンテンツディスカバリーは、このような従来の常識とは全く逆の発想ですが、最近利用する会社が急増しています。 今回はヤフー株式会社コンテンツディスカバリー室長の宇都宮正騎氏に、急成長するYahoo!コンテンツディスカバリーの裏側と攻略法について伺ってきました。

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先行利用者の成功率の高さに、地方・中小企業が続々とYahoo!コンテンツディスカバリーに挑戦している

本格的にYahoo!コンテンツディスカバリーの導入が始まったのは2015年10月。サービス提供開始してからまだ8ヶ月ですが、10〜12月期と1〜3月期の売り上げを比較するとその伸びは400%。 利用社数は、10月と3月で比べると10倍になっています。この数字はマーケティングソリューションの中でも“類を見ない大幅な成長”だそうです。

Yahoo!コンテンツディスカバリーの売り上げ推移

YCD売上推移 宇都宮氏は、Yahoo!コンテンツディスカバリーの大幅な伸びの背景には、 “コンテンツ配信量の大幅な拡大と先行利用者の成功率の高さ”があるといいます。 ヤフー株式会社 コンテンツディスカバリー室長 宇都宮正騎氏

ヤフー株式会社 コンテンツディスカバリー室長 宇都宮正騎氏
宇都宮氏 Yahoo!コンテンツディスカバリーの最低クリック単価は約9円です。 また日本最大級のWebメディアの一つであるYahoo!ニュースに出稿でき、大きな配信量があるにもかかわらず現時点では出稿している企業が少数であるため、リーズナブルな平均クリック単価となっています。 そのため、大手企業様だけでなく、地方の企業様や中小企業様にも積極的なご利用をいただいております。

しかしYahoo!コンテンツディスカバリーが表示されるYahoo!ニュース記事の下の位置などに、本当にモチベーションの高いユーザーはいるのでしょうか。

宇都宮氏 記事下のレコメンドをクリックする人は少なくとも一つの記事を読みこんでいるユーザーです。 そして、Yahoo!コンテンツディスカバリーをクリックするということは、2ページ目まで読みたいという非常にモチベーションの高いユーザーであることを意味しています。 実際、記事下のレコメンド表示の効果については、海外の調査でも実証されています。

さらにYahoo!コンテンツディスカバリーでは、従来のインターネット広告を見ていない層にアプローチできるという実績もあります。ある商品のプロモーションで実際に調査したところ、Yahoo!コンテンツディスカバリーで表示されるレコメンドをクリックするユーザーは、Yahoo!ディスプレイアドネットワークの広告をクリックしたユーザーとは98%異なっていたそうです。 今までの広告とは全く違うユーザー層に、低価格でアプローチすることができるYahoo!コンテンツディスカバリー。その根底の考え方についてさらに詳しく伺います。

Yahoo!コンテンツディスカバリーの考え方は、企業側のターゲティングへの思い込みを壊す

Yahoo!コンテンツディスカバリーに導入されているレコメンドエンジンを提供するのは、Taboola社というイスラエルの会社です。技術を根幹におくTaboola社には「コンテンツが人を探す」という世界観があります。 YCD3

宇都宮氏 今までは、人が検索エンジンを活用してコンテンツや情報を探していました。コンテンツが人を探すとは、その全く逆の発想ですね。 「コンテンツが人を探す」とは、ユーザーが「コンテンツを読んだこと」が合図になり、ユーザーと商品の情報が出会える仕組みです。 つまり、コンテンツディスカバリーにおいて、自分のプロモーションのコンテンツから反応がたくさんあるということは、そのコンテンツがターゲットにすごく合っている、ということです。しかし効果がなければ、そのコンテンツ自体が合っていなかったということになります。

例えば結納のコンテンツの場合だと、結納の記事を最後まで読んだユーザーは「これから結婚する人、またはその親族」である可能性が高くなります。 結納の情報を探しているユーザーは多くいますが、人生で何回も経験する出来事ではないので興味を持つタイミングは人生の中で本当に一瞬だけです。 従来のWebマーケティングでは、この一瞬のタイミングにあわせてターゲティングをすることは難しいですが、Yahoo!コンテンツディスカバリーなら、「コンテンツを読んだ人」というシグナルによって、その一瞬を見逃さずに、ターゲティングすることができます。

宇都宮氏 私たちは、ターゲティングはレコメンドの可能性を低下させると考えています。 従来のWebマーケティングでは、「性別」「年齢」「趣味嗜好」などのターゲティングを広告主が設定して広告を配信することが有効だと考えられていました。 一方、Yahoo!コンテンツディスカバリーは、広告主がユーザー層をターゲティングするのではなく、ターゲット層がどのようなコンテンツなら読むか、ということを考えて価値あるコンテンツ作るかことが重要です。

また逆にYahoo!コンテンツディスカバリーの配信結果から、どのようなユーザー層に他のネット広告のターゲティングをするべきかを知ることもできそうです。 とはいえ、医薬品や酒類など対象年齢が決まっているなど「年齢」などのターゲティングの設定が全くできないと困る場合もあります。そこで今後は、どうしてもターゲティングが必要な製品を販促したいというーズにも対応できるようYahoo! JAPANの持つビッグデータを分析・活用できるようにしていく、という構想もあるそうです。 では、このようなレコメンドソリューションを活用している企業はどのような企業でしょうか。特に、これまでに効果があったものを事例に基づいてお伺いいたしました。

宇都宮氏 例えば、人生で何度も経験しない冠婚葬祭やリフォームなどを提供するサービスや、“ストーリーがある”ギフトなどの商品はコンテンツが作りやすいです。また、Yahoo!コンテンツディスカバリーの配信されるユーザーの半分以上が首都圏ユーザーという特徴を活かして、観光など地方へ人を誘致するコンテンツも適しています。 コンテンツをイメージしづらいBtoBのサービスの場合は、ニッチな業界であるほどクリック率が低下し、表示数が少なくなる傾向にあるそうです。しかし逆に言えば、あまり広告が表示されないということは、コンテンツによってしっかりターゲティングされている証拠です。そのため良質なユーザーを他の広告よりも安価に効果的に呼びこめるメディアと捉えることもできます。

ユーザーにとって役に立つコンテンツに価値がある。コンテンツを作成できる企業へと、Yahoo! JAPANが支援をしていく

最後に、Yahoo!コンテンツディスカバリーに取り組んでみたい企業が、最もつまずきやすい「コンテンツの作りかた」と「広告効果の測り方」について伺いました。

宇都宮氏 Yahoo!コンテンツディスカバリーのもっとも特殊な点は、レコメンドのリンク先のページはあくまでも「コンテンツ」ということです。コンテンツの内容は配信される前に審査されます。特に公共性と信頼性を重視するYahoo!ニュースへの表示は、すこし厳しくジャッジしています。 効果的なコンテンツを作るポイントは、「1GIVE 1PR」という考え方です。いきなりコンテンツの中でPRをすると、ユーザーも警戒をしてしまう。だから、まずユーザーにとって真に楽しめる・役に立つコンテンツを作ることができることが価値になっていきます。

また広告の効果の測り方としてはこのようにコンテンツを作るということを前提にしているため、「動画の再生数」「メールマガジンの登録」「無料セミナーなどのイベントの集客」など記事コンテンツの内容をさらに詳しく知るようなKPIを設定する場合も多いそうです。 特に購入などに至ったユーザーの一番最初の接点として、Yahoo!コンテンツディスカバリーは高く評価されているといいます。

今、業種や企業の規模を問わずYahoo!コンテンツディスカバリーに挑戦できる環境がある

YCD4

宇都宮氏 コンテンツ作成を支援する広告代理店も登場していますし、ヤフー側でも今後コンテンツを作る仕組みはさらに強化していこうと思っています。 低予算から活用できるため、地域や企業の規模を問わずYahoo!コンテンツディスカバリーは今後も多くの企業様に活用していただきたいです。

宇都宮氏のお話を伺う中で、「まずユーザーにとって役に立つコンテンツを作る」考え方は、本メディア「LISKUL」にも近いものがあると感じました。 私たちも、読者にとって役立つコンテンツを提供するからこそ、企業を信頼してもらえ、商品を信頼してもらうことができる、と信じています。 そのようなYahoo!コンテンツディスカバリー。今こそ、挑戦をするときなのではないでしょうか。

【PR】ソウルドアウトのYahoo!コンテンツディスカバリー代行サービス

当サイトLISKULを運営するソウルドアウト株式会社では、Yahoo!コンテンツディスカバリーを注力サービスとして扱っています。 ・ユーザーとのコミュニケーションファネルに応じたコンテンツ ・コミュニケーション設計 ・Yahoo!コンテンツディスカバリーのレギュレーションに対応したコンテンツ制作チーム ・リターゲティング広告も交えた広告配信戦略 など、Yahoo!コンテンツディスカバリーの効果を最大限に活かすためのノウハウを蓄積しています。 Yahoo!コンテンツディスカバリーの詳細についてはこちら

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Yahoo! JAPANのリスティング広告で審査落ちする7つの理由と解決方法【2016年版】

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Yahoo!プロモーション広告でなかなか審査に通らない、再審査の際に同じ内容でも落ちたということはありませんか。 あらかじめ広告掲載基準・入稿規定を知っておけば、審査落ちで時間を無駄にすることも少なくなります。また、大事なプロモーション中に広告掲載が止まるといったことも減らせます。 ここでは、審査落ちの理由と解決方法を一覧にして確認できます。広告掲載基準・入稿規定はかなり多いですが、要点をしっかりと押さえ、審査を待つ時間を節約しましょう。 2016年5月現在のYahoo! JAPANのガイドライン(広告掲載基準入稿規定)に準拠したガイドブックをご用意しておりますので、ぜひガイドブックを合わせてご覧ください。 ※本記事は2014年3月12日に公開された記事を再編集したものです。 [topbluelink] [toc]

広告文で審査落ちする7つの理由

広告文では、主に下記のような審査否認理由があります。 理由1.タイトルまたは説明文における最上級表示、No.1表示 理由2.タイトルまたは説明文におけるYahoo!プロモーション広告 入稿規定違反 理由3.タイトルおよび説明文とサイトの適合性 理由4.健康食品/栄養機能食品/健康雑貨などにおける医薬的な効能効果を示唆する表現 理由5.キーワードに関連するコンテンツがリンク先サイト上に不足している 理由6.他社商品またはサービスに関連したキーワードを入札している 理由7.Webサイトの主体者情報不備 しかしながら、「具体的にどこが違反しているのかわからない」といったことはないでしょうか。そこでここからは、考えられる可能性と解決策をご紹介いたします。

理由1:タイトルまたは説明文における最上級表示、No.1表示

Yahoo!プロモーション広告管理ツール画面上で下記のようなメッセージが表示されます。

審査否認理由

タイトルまたは説明文における最上級表示、No.1表示

理由

タイトルまたは説明文に最上級表示、No.1表示が見受けられます。

推奨する対応方法

「日本一」「世界一」「ナンバー1」など、最高を意味する表現は使用できません。使用できない表現を削除または修正のうえ、再度審査をご依頼ください。

×使用できない表現の例

– トップを表す表現「日本一」「世界一」「ナンバー1」「トップ」 – 初めてであることを表す表現「日本初」「世界初」 – 一つしかないことを表す表現「唯一」「当社だけ」

一言アドバイス

結論としては、最上級表現を使うことはおすすめしません。 スポンサードサーチでは、タイトルや説明文での最上級表現は掲載不可です。 Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)のディスプレイ広告であれば下記の要件を満たせば掲載可能ですが、出典や調査年まで広告内に記載するとスペースをとってしまいます。そのため、YDNでもあまりおすすめはしません。

YDNのディスプレイ広告での掲載条件

(1) クリエイティブ内に第三者によるデータ出典・調査機関名および調査年が明記されていること。ALT テキストのみは認められません。 (2) 調査データが最新の1 年以内のデータであること ※クリエイティブとは、広告とランディングページのことですバナー・タイトル・説明文をさします。 ※altテキストとは、HTMLタグの1つで、画像の説明をする際に使います。 参考:YDNバナーで審査落ち急増中!8つの典型事例と対処方法【2015年版】

理由2:タイトルまたは説明文におけるYahoo!プロモーション広告入稿規定違反

Yahoo!プロモーション広告管理ツール画面上で下記のようなメッセージが表示されます。

審査否認理由

タイトルまたは説明文におけるYahoo!プロモーション広告 入稿規定違反(PC・スマートフォン・タブレット)

理由

タイトルまたは説明文内にYahoo!プロモーション広告 入稿規定違反が見受けられます。

Yahoo!プロモーション広告 入稿規定違反の例

- タイトルまたは説明文に「~」など使用できない記号を使用している – タイトルとまたは説明文が規定の文字数を超過している – タイトルと説明文内で「!」「?」など同じ種の記号を3回以上または連続で使用している - 記号や文字を装飾的に使用している – その他、意味不明な単語や文字の羅列など ※ キーワード挿入機能を使用した場合も含まれます。

推奨する対応方法

Yahoo!プロモーション広告 入稿規定をご確認いただき、違反箇所を修正のうえ、再度審査をご依頼ください。 ▼該当する入稿規定はこちら↓ ・1. 入稿規定(PC・スマートフォン・タブレット) - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ4. 使用可能な記号種別(PC・スマートフォン・タブレット) - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ文字、記号の使用例 - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

一言アドバイス

文字数超過や使用不可記号の利用などは明らかなミスですので、すぐにお気づきになるかと思いますが、毎回どの記号が使えるかなどを調べるのも大変ですよね。 そこで使えない記号などをチェックするための資料をYahoo! JAPANとGoogleの違いも含めて作成しましたので、下記ページよりダウンロードしてご活用ください。 参考:【社内資料公開!】 リスティング運用担当者は必見!最新のYahoo!JAPAN、アドワーズ入稿規定まとめ 都度変化する広告掲載基準、入稿規定ですが、上記資料は随時アップデートしていく予定です。ぜひブックマークをお願いいたします。

理由3:タイトルおよび説明文とサイトの適合性

Yahoo!プロモーション広告管理ツール画面上で下記のようなメッセージが表示されます。

審査否認理由

タイトルおよび説明文とサイトの適合性

理由

タイトル・説明文とサイトの内容が関連していません。

推奨する対応方法

リンク先URLが誘導する先には、タイトル・説明文の意味する内容が明確、かつわかりやすく反映したコンテンツを含む必要があります。 タイトル・説明文もしくはサイトを修正のうえ、再度審査をご依頼ください。

一言アドバイス

タイトル・説明文とサイトの内容が関連しているように思えても、以下の理由で審査否認になっている可能性があります。ご確認をお願いいたします。 (1) タイトル・説明文に含まれるキーワードがリンク先サイトに含まれているものの、画像として表示されているだけで十分な内容がない (2) リンク先ページとは別ページ(トップページなど)にタイトル・説明文の意味する内容が入っているが、リンク先ページには入っていない

理由4:健康食品/栄養機能食品/健康雑貨などにおける医薬的な効能効果を示唆する表現

Yahoo!プロモーション広告管理ツール画面上で下記のようなメッセージが表示されます。

審査否認理由

健康食品/栄養機能食品/健康雑貨などにおける医薬的な効能効果を示唆する表現

理由

健康食品・健康雑貨などについて、Yahoo! JAPAN 広告掲載基準に基づき審査いたしましたが、サイトまたはタイトル・説明文にて医薬的な効能効果を示唆する表現が見受けられました。

推奨する対応方法

使用できない表現を修正のうえ、再度審査をご依頼ください。

使用できない表現の例

– 疾病の治療または予防を目的とする表現 – 身体の組織機能の増強、増進を目的とする表現 – 由来などで医薬的な効能効果を暗示する表現 – 健康食品において薬理作用を期待させるような医薬的な用法用量の指定表現 – 保健機能食品・特別用途食品において認められた機能の範囲を超えた表現 なお、薬機法に関する詳細につきましては、以下のサイトをご参照ください。 ・東京都福祉保険局健康安全室薬機監視課Webサイト: ▼審査抵触事例集はこちら ・公式ラーニングポータル 薬機抵触事例集【健康食品】 ▼広告掲載基準はこちら ・Yahoo! JAPAN 広告掲載基準>健康食品Yahoo! JAPAN 広告掲載基準>健康器具(雑貨) ▼広告掲載基準はこちらにまとまっております。 ・ガイドライン・規約 - Yahoo!マーケティングソリューション 薬事機法(旧薬事法)により、医薬品や化粧品、健康食品に関する表現は厳しく審査されています。 例えば、化粧品広告で「夏の疲れた肌に」といった広告文を作成することはできません。(化粧品で「疲れを癒やす」というような表現はできません。)

一言アドバイス

薬事機法に抵触する表現は使えませんので、別な表現を考える必要があります。例えば「夏の疲れた肌に」であれば、「夏のダメージケア」といったように言い換えができます。 言い換えについては試行錯誤して作成することになります。ですが、どのような表現がNGなのかを予め知って作成すると、作成した広告文が審査落ちすることを防げます。 ▼NG表現事例については下記からダウンロードできます。 ・薬事抵触事例集【健康食品】薬事抵触事例集【化粧品】審査抵触事例集【医業類似行為】

キーワードで審査落ちする理由

キーワードで審査落ちする理由としては主に以下のケースがあります。 (1) キーワードに関連するコンテンツがリンク先サイト上に不足している (2) 他社商品またはサービスに関連したキーワードを入札している 「キーワードはリンク先サイトにあるのに審査に落ちる」、「他社商品ではないのに他社商品と判断される」といったことはないでしょうか。ここでは、考えられる可能性と解決策を提示します。

理由5:キーワードに関連するコンテンツがリンク先サイト上に不足している

審査否認理由

キーワードに関連するコンテンツの不足

理由

お客様の登録されたURLから、キーワードに関連する十分なコンテンツ(内容)が確認できませんでした。 キーワードに関連するコンテンツをインターネットユーザーが容易に見つけにくいと判断された場合も掲載をお断りさせていただくことがあります。

推奨する対応方法

キーワードに関連するコンテンツがより多く含まれるページを選択してください。 キーワードもしくはそれと同等の表現がページ上にあっても、関連する情報がわずかしか記述されていない場合は十分なコンテンツとはいえません。 商品やサービスについての情報が十分に表示されていない場合、リンクのみのページなどもコンテンツとはみなされません。

一言アドバイス

上記推奨する対応方法でもうまくいかない場合、リンク先以外の同じドメインページにはキーワードに関連する内容が載っているが、リンク先ページには載っていないことがあります。 また、あまり関係のないキーワードを入札しても、結局はクリック率や品質スコアの低下により効果が薄くなる、もしくは入札が難しくなっていきます。そのため、あまり関係のないキーワードに関しては、入札そのものを再検討してみることをおすすめします。 参考:広告の関連性について(キーワードとサイトの適合性) - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ

理由6:他社商品またはサービスに関連したキーワードを入札している

審査否認理由

他社商品またはサービスに関連したキーワード

理由

キーワードがお客様の提供している商品やサービスの説明ではありません。

推奨する対応方法

お客様の提供している商品やサービスに直接的に関連したキーワードを選択してください。比較の目的などのためサイト上に表示されている他社の商品やサービスに関連したキーワードに入札することはできません。

一言アドバイス

比較サイトの場合などは審査に通ることもありますが、確実とは言えません。 一方、Googleであれば入札が可能ですので他社キーワードを入札したい場合はGoogleのみですることになります。 ただし、こちらもクリック率が悪ければ品質インデックスが低下し、結果的に高い入札価格を設定するか、表示されなくなるかのどちらかですので他社商品のキーワードを入札することはあまりおすすめしません。

理由7:Webサイトの主体者情報不備

審査否認理由

サイトの所有情報不備

理由

2016年4月25日より広告掲載基準に一部変更があり、広告の主体者に関する情報を明確に表示する必要があります。 以下のいずれかの場合に「サイトの所有情報不備」となります。 (1)「アカウント名」と広告のリンク先になっているウェブサイトの所有者名(会社名、屋号など)が一致していない (2) 広告のリンク先になっているウェブサイトに、以下の情報がない       ・サイトを所有している会社名または氏名       ・所有者の住所および電話番号 (3) 広告の主体者情報を不正確に表示しているサイトおよび画像形式によって表示している

推奨する対応方法

「サイトの所有情報不備」の場合はまず、アカウント名とサイトの所有者が一致しているのか?を確認してください。もし違っている場合は、アカウント名かサイトの所有者名をご変更ください。 また、主体者の名称や連絡先の一部を伏せたり、暗号化している場合もNGです。 例えば、サイトのメールアドレスを「info★liskul.com(※★をアットマークにしてください)」のように書いている場合もNGに当たるので、正しく記載を行ってください。

特に注意!Yahoo!プロモーション広告の審査が通りにくい11の業種

審査が通りにくい業種としては主に下記の業種があります。 Yahoo! JAPANのヘルプページにリンクしていますので、その業界に当てはまる方は一度内容をご確認ください。 ▼貸金業 (2016年4月25日より、下記のような表現が使用不可となっております。) (1) 「無審査」「即日融資」「ラクラクキャッシング」など安易な借り入   れを助長もしくは過度に強調するもの (2) 「他店利用者大歓迎」「借入れが困難な方」など他の貸金業者利用者   または返済能力のない者を対象とするもの) ▼金融商品取引業、商品先物取引業旅行、旅行業オンラインゲーム人材派遣業留学サービス業パチンコ、マージャン占い結婚紹介業、お見合いパーティー業(出会い系サイトを除く)
出会い系サイト、結婚紹介(インターネット異性紹介事業)アフィリエイトサイト

それでも審査落ちの理由がわからない場合の対処方法

上記のどれにも当てはまらない場合、下記のガイドラインを調べてみてください。 Yahoo! JAPAN 広告掲載基準について - ガイドライン - Yahoo! JAPAN マーケティングソリューション ヘルプ それでもわからない場合は、お客様サポートセンターに電話で聞いてみることも可能です。 お客様サポートセンター: 0120-123-076

まとめ

最後に、審査に通るために一番大事なことはユーザーが勘違いを起こさないような「正々堂々とした広告」を作っていくことです。 ユーザーに誠意をもって広告を作っていくことを、私自身も心がけています。 なお、リスティング広告初心者向けの無料ガイドブックでは、中小・ベンチャー企業のみなさまでもリスティング広告で効果を出す方法について60ページに渡り丁寧に解説しています。 無料でダウンロードできますので、興味のある方は参考にしてみてください。 [bottombluelink]
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