ステップ配信とは
ステップ配信とは、事前に設定しておいたシナリオにそって、決められたタイミングでメッセージを自動配信できる機能です。 ステップ配信を活用すれば、友だち登録後にあいさつメッセージを送り、数日後に自動で商品のお知らせやクーポン、フォローメッセージを配信するなど、顧客一人一人のタイミングに合わせてメッセージの自動配信が可能になります。引用:【公式】Lステップとは?特徴や料金・機能をわかりやすく解説|Lステップ公式ブログ一斉配信では、同じタイミングで同じメッセージを送ることしかできませんでしたが、ステップ配信の活用で、手間をかけずに、顧客一人一人に合わせたタイミングで最適な情報提供が可能です。これにより、効率良く成約率を高められるでしょう。 参考:シナリオ配信とは|Lステップマニュアル
LINE公式アカウントでステップ配信をする3つのメリットとその事例
LINE公式アカウントでステップ配信を活用するメリットとして、以下の3つが挙げられます。 メリット1. メールよりも到達率と開封率が高い メリット2. 定期的なメッセージ配信を自動化できる メリット3. LTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)を最大化できる ここでは、事例を含めながらステップ配信のメリットを解説します。メリット1. メールよりも到達率と開封率が高い
LINEのメッセージは、メールマガジンよりも到達率と開封率が高いので、クリック率やWebサイトへの誘導率が高められます。 メールマガジンでは、迷惑メールに分類されてしまったり、開封されずに削除されてしまう可能性がありますが、LINEの到達率はほぼ100%です。さらに、月間利用者数8,600万人(2020年9月末時点)のLINEは人々の生活に密着しており、利用される頻度が高いツールです。そのため、メッセージに早い段階で気づいてもらえ、開封されやすいのが特長です。 また、LINE公式アカウントでのメッセージ配信は、テキストだけでなく画像やスタンプを用いたリッチメッセージが配信できます。リッチメッセージを活用しながら、ステップ配信で商品やサービスに関する情報やクーポンを組み込めば、クリック率やWebサイトへの誘導率アップが期待できるでしょう。 参考:LINEステップメッセージ配信を活用する方法|LINEマーケティング活用ブログ LINE公式アカウントを使うべき5つのメリット|CSジャーナル事例:ステップ配信したLINEメッセージの開封率はメールと比較して60%以上アップ/h4>
健康食品や化粧品などのD2C事業を展開する株式会社Libeiroでは、LINE公式アカウントでステップ配信を実施した結果、メールと比べて開封率が60%以上アップしました。
同社では、新規購入者を対象に、再購入や定期購入を促すステップメールやメールマガジンを配信していましたが、開封率は20~30%程度で効果を実感できていませんでした。
そこで、同社の商品購入者の8割がスマホ経由であることから、定期購入をしている顧客に、LINE公式アカウントで毎月ステップ配信を実施しました。
すると、ステップ配信したLINEのメッセージ開封率は92%を記録し、メール配信と比較してはるかに開封率が高まりました。
参考:購入完了通知をEC利用後に即時配信!D2C事業を手がけるLibeiroのLINE通知メッセージ活用法|LINE for Business
メリット2. 定期的なメッセージ配信を自動化できる
ステップ配信は、事前に設定したシナリオにそってメッセージを自動配信できるため、運用の負担を軽減しながら、定期的なメッセージ配信で顧客離れを防げます。
例えば、一斉配信をする場合は、一通ずつメッセージの配信設定を行う必要があります。しかし、ステップ配信を活用すれば、友だち登録や来店、商品購入などの顧客のアクションを起点として事前に設定したメッセージを決められたタイミングで自動配信できます。
さらに、ユーザーの属性ごとにセグメントを作成してステップ配信すれば、手間をかけずに適切なタイミングで効果的なメッセージを配信することも可能となります。
参考:LINE公式アカウントで実現するステップ配信とは?~アクションをトリガーにメッセージ配信を自動化しよう|Feedmatic Blog
事例:定期的なメッセージ配信の自動化で、手間をかけずにリピート率4倍を実現
ある美容院では、ステップ配信を導入して定期的にメッセージを配信したところ、リピート率が4倍以上になりました。
同店ではLINE公式アカウントを導入していたものの、「いちいちメッセージを送るのが面倒だな」と感じており、初回の挨拶でクーポンを配信することでしてか活用できていませんでした。
しかしステップ配信の導入により、メッセージを一通ずつ配信設定することなく、事前に設定したメッセージを決めた日時に自動配信できるようになりました。そして、定期的なメッセージ配信がリピート率アップにもつながりました。
参考:利用者の声|L Message
メリット3. LTVを最大化できる
LTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)とは、顧客が取引を開始してから終了するまでの期間に、企業にもたらす収益の総額を算出するための指標です。定期的にメッセージを配信することでリピートを促進し、リピート客の獲得につながります。
例えば、商品購入などの顧客のアクションに対して、フォローメッセージを送れば、顧客の満足度を高めながら、顧客との関係構築が可能です。ステップ配信したメッセージが再来店や再購入のきっかけにもなり、リピーター獲得やLTV向上につながります。
参考:LINEステップメッセージ配信を活用する方法|LINEマーケティング活用ブログ
事例:会員情報と顧客のLINEアカウントを紐付けるID連携で訪問率・購入率アップ
ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZOでは、社内で保有している会員情報(ZOZO ID)とLINEアカウントのID連携をしている顧客の方がLTVは高くなる傾向がありました。そこで、自社ポイントを付与するID連携促進施策を行ったところ、ID連携数が2.6倍となりました。
同社では、顧客一人一人にパーソナライズされたメッセージ配信で、Webサイトへの訪問や商品購入を促し、LTVの向上を図っています。
会員情報と顧客のLINEアカウントを紐づけるID連携によって、「顧客の行動データ」と「商品情報の更新」を掛け合わせています。
例えば、カートに商品を追加したという「顧客の行動データ」とその商品の在庫が少なくなったという「商品情報の更新」を活用して、カートに入れた商品が残り1点になったという「パーソナライズされたメッセージの配信」を最適なタイミングで行っています。
引用:自社ポイント付与でID連携数2.6倍!ZOZOTOWNの『CFM戦略』を推進するLINE活用|LINE for Business
このように、緻密に設計された配信シナリオでメッセージ配信し、顧客一人一人に最適な内容を最適なタイミングで届けながら、LTVの最大化につなげています。
参考:自社ポイント付与でID連携数2.6倍!ZOZOTOWNの『CFM戦略』を推進するLINE活用|LINE for Business
LINE公式アカウントでステップ配信をする3つの方法
LINE公式アカウントでステップ配信をする方法は、以下の3つの方法があります。
方法1. LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能を利用する方法
方法2. 外部ツールを連携する方法
方法3. Messaging APIで自社のニーズにあったシステムを開発する方法
新しく友だち追加してくれたユーザーのみにステップ配信を利用する想定であれば、LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能を使いましょう。
商品購入や来店など、「友だち追加」以外の顧客のアクションを起点としてステップ配信を利用したい場合は、現時点でLINE公式アカウントの標準機能では「友だち」追加以外の開始条件が設定できないため、外部ツールの導入が必要です。
Messaging APIを活用すれば自社のニーズにあったシステムを開発できますが、プログラミングの知識が必要となり、コストもかかるため、自社に開発リソースがないのであれば、避けた方が良いでしょう。
ここでは、これらのステップ配信をする3つの方法を紹介します。
方法1. 追加費用なしで使えるLINE公式アカウントの「ステップ配信」機能を利用する
LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能を使えば、新しく友だち追加してくれたユーザーに追加費用なしでステップ配信ができます。
LINE公式アカウントの管理画面でステップ配信の設定をしておけば、「友だち」追加を開始条件として、「友だち」になってからの経過日数や「友だち」追加を行った経路別に、事前に設定したメッセージが自動配信されます。さらに、性別、年代、地域、OSなどの属性を指定したメッセージ配信の分岐設定も可能です。
「ステップ配信」機能は追加費用なしで利用できますが、配信されたメッセージは課金対象のメッセージとしてカウントされるため、注意しましょう。
現在、LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能で設定できる開始条件は「友だち」追加のみですが、新しく友だち追加してくれたユーザーにステップ配信をしたい場合は、LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能の活用がおすすめです。
引用:LINE公式アカウントから「友だち」追加を開始条件に自動でメッセージを配信できる「ステップ配信」機能の提供を開始|LINE for Business
方法2. きめ細かいサービスが受けられる外部ツールを連携する
「友だち追加」以外の開始条件でステップ配信を利用したい場合は、外部ツールを導入しましょう。
現時点でLINE公式アカウントの標準機能で設定できる開始条件は「友だち」追加のみです。しかし、外部ツールを連携すれば、商品購入や来店など、「友だち追加」以外の顧客のアクションを起点としたステップ配信が可能となります。
ステップ配信ができる外部ツールには、さまざまなものがあります。ステップ配信だけでなく、高度な分析機能やセグメント配信、顧客管理ができるツールもあるので、効率的かつ効果的にステップ配信をしたい場合は、自社で必要な機能を備えているツールを導入すると良いでしょう。
外部ツールを使用すれば、ステップ配信をするシステムを自社開発しなくても比較的低コストで簡単に効率的なステップ配信がきるのも魅力です。
参考:LINE公式アカウントにステップ配信が追加!Lステップとの違いは?|Lステップ公式ブログ
方法3. Messaging APIで自社のニーズにあったシステムを開発する
LINE公式アカウントの基本機能や外部ツールでは自社の求める運用方法が実現できないという場合は「Messaging API」を活用して、自社でシステムを開発することも可能です。
しかし、自社でシステム開発を行うには専門的な知識が必要となります。さらに、開発にはコストもかかるため、自社に開発リソースがない場合は、LINE公式アカウントのステップ配信機能を利用するか、外部ツールを導入するのがおすすめです。
自社でシステムを開発する場合は、LINE社のTechnology Partnerを活用して、パートナー企業と共に開発すると良いでしょう。
参考:Technology Partner|LINE for Business
公式LINEの「Messaging API」とは?何ができる?簡単にサクッとわかりやすく解説【ツール作成初心者も必見】|プロが集まる公式LINE集客研究所
LINE公式アカウントでステップ配信を設定する方法
LINE公式アカウントの「ステップ配信」機能は、LINE公式アカウントの管理画面から設定できます。ここでは、ステップ配信の設定方法を説明します。
手順1. ステップ配信の設定画面を開く
LINE公式アカウントの管理画面のメニューから「ステップ配信」をクリックすると、ステップ配信の設定画面が開きます。そして、ステップ配信の設定画面の右上にある「作成」をクリックしてステップ配信の新規作成をはじめましょう。
手順2. メッセージの基本設定を入力する
メッセージのタイトルや有効期間など、基本的な設定をします。
- タイトル
タイトルは最大50文字までで設定します。後から見ても分かりやすいタイトルを設定すると良いでしょう。
- タイムゾーン
有効期間やメッセージの送信タイミングのタイムゾーンを設定します。
- 有効期限設定
ステップ配信を開始する期間を設定します。有効期間を過ぎた場合、ユーザーの追加は停止されますが、すでに追加済みのユーザーには引き続きメッセージが送信されます。
- 保存・アーカイブ
「下書きに保存」「アーカイブにする」「停止する」のいずれかの操作ができます。 ステップ配信のステータスによって表示が変わります。
- 利用開始
「利用開始」をクリックすると、ステップ配信の利用が開始されます。すでにステップ配信を利用している場合は分析に遷移します。
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ステップ配信マニュアル|LINE for Business
手順3. 開始条件を設定する
ステップ配信が開始されるきっかけ(トリガー)を設定します。
- トリガー
開始条件を設定します。
- トリガーの種類
現在は「友だち追加」で固定されており、選択はできません。
- 追加日
指定した日付以降に追加された友だちに設定内容が配信されます。
- 追加経路
対象とする追加経路を選択します。
- 保存
設定内容を保存します。
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ステップ配信マニュアル|LINE for Business
手順4. 待ち時間を設定する
次のステップが実行されるまでの日数を設定します。設定した日数が経過すると、次のステップが開始されます。
- 待ち時間
待ち時間が必要な箇所に自動的に追加されます。
- 待ち時間の編集
1~30日の間で待ち時間を設定します。
- 待ち時間の変種内容を保存
設定内容を保存します。
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ステップ配信マニュアル|LINE for Business
手順5. 分岐の条件を設定する
分岐の条件を設定します。分岐は1つまで作成できます。
- 条件分岐を追加する
ステップを追加する際に条件を選択すると、ひし形とラベルが追加されます。
- 設定された条件名
設定された条件名が表示されます。クリックすると設定画面が表示されます。
- 条件名を編集する
最大50文字条件名を設定します。
- 条件を編集する
性別、年齢、OS、エリア で分岐の条件を設定します。
- 編集した条件を保存する
設定内容を保存します。
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ステップ配信マニュアル|LINE for Business
手順6. メッセージ配信の設定をする
配信するメッセージの設定をします。
- メッセージ配信
クリックするとメッセージの設定画面が表示されます。
- プレビュー
メッセージのプレビューが表示されます。
- テスト送信
テスト配信を行います。
- メッセージラベル(任意)
メッセージの内容を識別するために、最大20文字でメッセージのタイトルを設定します。
- 配信時間帯
配信する時間を設定します。配信数が多い場合など、指定された時間にすべてのメッセージを配信できないことがあるため、3時間以上の範囲で設定すると良いでしょう。
- メッセージ内容
メッセージ内容を設定します。
- 編集したメッセージを保存する
設定内容を保存します。
引用:LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) ステップ配信マニュアル|LINE for Business
ステップ配信ができる外部ツールを選ぶ3つのポイント
第三章では、LINE公式アカウントでステップ配信をする方法を3つ紹介しました。LINE公式アカウントのステップ配信機能では物足りないけれど、Messaging APIを利用して自社でシステム開発をするのは難しいという場合には、ステップ配信ができる外部ツールを導入すると良いでしょう。
プログラミングの知識がなくても簡単に高度なステップ配信を導入できる外部ツールを選ぶ際には、以下の3つのポイントがあります。
ポイント1. ステップ配信以外に利用できる機能を確認する
ポイント2. サポート体制を確認する
ポイント3. 配信通数と月額を確認する
ここでは、それぞれのポイントを解説します。
ポイント1. ステップ配信以外に利用できる機能を確認する
ステップ配信を提供している外部ツールは複数の機能を兼ね備えているものが多いので、他にどのような機能が利用できるのかを確認しましょう。
例えば、効果測定機能を活用すれば、流入経路や顧客ニーズの把握が可能となります。データを分析することで、運用の弱点を洗い出して運用の改善にもつなげられます。
また、セグメント配信を活用すれば、顧客の興味に合わせてメッセージを配信でき、効果的な訴求ができます。タグ機能は、細かくセグメント分けができるので、顧客管理に便利でしょう。さらに、LP作成機能があれば、集客に活用できますし、アンケート機能があれば、顧客ニーズの把握に役立ちます。
外部ツールを導入する場合は、ステップ配信以外の機能もぜひ活用しましょう。
ポイント2. サポート体制を確認する
トラブルが起こった時に備えて、サポート体制を確認しておくと安心です。
外部ツールを提供している企業は、メールやLINEでの問い合わせに対応しているところが多いです。電話での問い合わせ対応を希望する場合は、契約する前に問い合わせ方法を確認しておきましょう。
ツールによってはコンサルティングが受けられるものもあります。ツールを導入したものの、なかなか成果を実感できない場合は、コンサルティングサービスを活用して、プロからアドバイスをもらうのがおすすめです。
サポート体制を確認して、安心して利用できるツールを選びましょう。
参考:【売上増】LINE@でもステップメールは利用可能!7つのできることや反応を高めるコツを紹介|ワンダフルワイフブログ
ポイント3. 配信通数と月額を確認する
自社の配信通数にあったコスパの良いツールを選びましょう。
ステップ配信ができる外部ツールには、無料で利用できるプランや、無料でお試しできるツールもあります。配信通数や利用できる機能によって料金は大きく変わるため、ツールを選ぶ際は、自社のLINE公式アカウントの運用状況に合わせてツールを選ぶと良いでしょう。
参考:LINE公式アカウントのステップ配信システムを比較!オススメは?|LINEマーケティング攻略ガイド
LINE公式アカウントでステップ配信を効果的に行う3つのコツ
LINE公式アカウントでステップ配信を行うには、以下3つのコツがあります。
コツ1. 顧客の気持ちに寄り添ってシナリオを決める
コツ2. 伝えたいことは繰り返し配信する
コツ3. 開封されやすいタイミングを狙って配信する
それでは、それぞれのコツについて紹介していきます。
コツ1. 顧客の気持ちに寄り添ってシナリオを決める
ステップ配信は、顧客の気持ちに寄り添ってシナリオを決めましょう。決められた期間までに顧客にアクションを起こしてもらうには、顧客の気持ちに寄り添ったコミュニケーションを取ることが大切です。
シナリオを決める際は、まず、ステップ配信する対象は誰か、起こして欲しい行動は何か、いつまでに行動を起こして欲しいかなど、ステップ配信をする「対象」「ゴール」「期限」を決めます。そして、顧客に何を伝えたいか、顧客は何を知りたいかを整理しながら、顧客が知りたい情報を最適なタイミングで配信できるシナリオを作成しましょう。
顧客に伝えたいことだけを配信しないように注意しながら、シナリオを設定すると良いです。
参考:これだけは外せない!ステップメールでお客様の心を動かすコツとは?|ECzine
コツ2. 伝えたいことは繰り返し配信する
伝えたいことは繰り返し配信しましょう。
伝えたいこと1つに対してメッセージ1通では、伝えたいことが伝えきれないかもしれません。期間限定のキャンペーンや特典、競合他社との違いなどの訴求ポイントは複数回配信すると良いです。このとき、企業側だけでなく顧客の声も織り交ぜると、同じ内容でも異なった角度から情報を伝えられるので、効果的に情報を伝えられます。
参考:これだけは外せない!ステップメールでお客様の心を動かすコツとは?|ECzine
コツ3. 開封されやすいタイミングを狙って配信する
開封されやすいタイミングを狙って、配信時間を設定しましょう。
顧客がスマートフォンを利用している時間帯に配信すると、開封率が高まります。例えば、9時の通勤時間帯、12時のお昼休み、18時の帰宅時間帯、21時の家でゆっくりとしている時間帯は一般的に開封率が高くおすすめです。
しかし、競合他社と同じ時間帯に配信すると、メッセージが埋もれてしまう可能性があります。そのため、配信時間を少しずらしたり、開封率を確認しながら自社の顧客に読んでもらえる時間帯を見つけると良いでしょう。
参考:開封率が20%上がる!LINE公式アカウントの配信時間帯の考え方と配信のコツを解説!|Infidex
【売上増】LINE@でもステップメールは利用可能!7つのできることや反応を高めるコツを紹介|ワンダフルワイフブログ
まとめ
LINE公式アカウントのメッセージは、メールに比べて到達率と開封率が高いので、より多くの顧客に情報を届けられます。そのため、クリック率やWebサイトへの誘導率のアップが期待できるでしょう。
また、ステップ配信で定期的なメッセージを自動配信すれば、手間をかけずにメッセージを通して顧客との関係構築ができ、LTV(Life Time Value: 顧客生涯価値)の向上も図れます。
LINE公式アカウントでステップ配信をする方法は「LINE公式アカウントのステップ配信機能を利用する方法」「外部ツールと連携する方法」「Messaging APIでシステムを開発する方法」の3つがありますが、あまり費用をかけずに簡単に始めたい場合は、LINE公式アカウントのステップ配信機能を利用するか、外部ツールを導入するのが良いでしょう。
本記事で紹介したLINE公式アカウントでステップ配信を設定する方法や外部ツールを選ぶポイント、ステップ配信を効果的に行うコツを参考にしながら、ぜひステップ配信を導入してみてください。
タイトルは最大50文字までで設定します。後から見ても分かりやすいタイトルを設定すると良いでしょう。
有効期間やメッセージの送信タイミングのタイムゾーンを設定します。
ステップ配信を開始する期間を設定します。有効期間を過ぎた場合、ユーザーの追加は停止されますが、すでに追加済みのユーザーには引き続きメッセージが送信されます。
「下書きに保存」「アーカイブにする」「停止する」のいずれかの操作ができます。 ステップ配信のステータスによって表示が変わります。
「利用開始」をクリックすると、ステップ配信の利用が開始されます。すでにステップ配信を利用している場合は分析に遷移します。
開始条件を設定します。
現在は「友だち追加」で固定されており、選択はできません。
指定した日付以降に追加された友だちに設定内容が配信されます。
対象とする追加経路を選択します。
設定内容を保存します。
待ち時間が必要な箇所に自動的に追加されます。
1~30日の間で待ち時間を設定します。
設定内容を保存します。
ステップを追加する際に条件を選択すると、ひし形とラベルが追加されます。
設定された条件名が表示されます。クリックすると設定画面が表示されます。
最大50文字条件名を設定します。
性別、年齢、OS、エリア で分岐の条件を設定します。
設定内容を保存します。
クリックするとメッセージの設定画面が表示されます。
メッセージのプレビューが表示されます。
テスト配信を行います。
メッセージの内容を識別するために、最大20文字でメッセージのタイトルを設定します。
配信する時間を設定します。配信数が多い場合など、指定された時間にすべてのメッセージを配信できないことがあるため、3時間以上の範囲で設定すると良いでしょう。
メッセージ内容を設定します。
設定内容を保存します。